やる気の低下は「気」のバランスが崩れていることによって起きると考えられています。「気」とは生命活動のエネルギーを表し、全身を巡り各臓器の機能の維持に大きな役割を果たしています。
この「気」を十分に取り込めない状態や、流れに乱れがある状態が続くことで、「気虚」の状態となりこれが慢性的な疲労状態が続く要因と考えられています。
「気」が不足している状態が続くことで「血」が不足する「血虚」も引き起こし、時にはより状態の悪い「気血両虚」の状態となります。
このような状態が続くことで体内の気の巡りが悪くなり、血液の養分が不足の状態に陥ってしまうことで回復力が低下してしまうと考えられます。
また、怒り(ストレス)の感情は肝によって処理されるため、精神的ストレスが続くと気が肝に鬱積し気が滞ることや脾虚(脾臓という消化器系の機能低下)により、栄養が不足したり、余分な水分が体にこもってしまい経絡の流れを阻害してしまうこと、腎虚(腎の機能低下)によってエネルギーが不足することなども原因として考えられています。
まず、最初に自律神経測定器で血管の状態や自律神経のバランスを測定しお身体の状態を診させて頂きます。
自律神経測定器で自律神経の状態を把握することでよりその方に合った施術法を選択してオーダーメイドの施術を行うことが可能なのです。やる気の低下でご来院される方の多くは、自律神経の乱れが見られます。
自律神経のバランスは日中などの活動的な時間帯は交感神経が優位な状態で逆に夕方から夜にかけてはリラックス神経である副交感神経の活動が優位になっていくのが正常な反応です。
しかし、やる気の低下でご来院される方の多くは自律神経のバランスが日中夜逆転してしまっている方が多くいらっしゃいます。鍼灸治療は自律神経のバランスを整える効果があり、自律神経のバランスを整えることでやる気の低下を改善していきます。

その他、東洋医学の観点より気血の状態も整えていきます。やる気の低下は特に気血の状態が重要で、気血が不足している気血両虚という状態が多く見られます。
気血に関する経穴を刺激することで気血を補う施術を行っていきます。

30代 女性
特に朝倦怠感が強く出て、仕事に集中できずやる気が起こらない状態が2か月ほど続いていた。
仕事がない休日も一日中眠気があり、外出もせずにずっと横になっているような状態。次第にパソコン作業中手汗がすごく出てキーボードが濡れるほどで睡眠も途中で起きてしまうような自律神経のバランスの乱れが見られるようになってきた。
友人の勧めで鍼灸治療を勧められて当院にご来院されました。
自律神経測定

まず初めに自律神経を測定してから施術を行っていきました。
副交感神経の活動が強く自律神経の乱れが見られましたので自律神経の状態を整える治療を中心に施術していきました。
治療
仰向けでお腹や手足のツボを使って自律神経の状態を整える治療を行って次にうつ伏せとなり、背中にある背部兪穴という五臓六腑に重要なツボを使って五臓六腑の状態を整えていきました。
治療後、まず睡眠の質が改善されたと実感。中途覚醒の症状が出る頻度が減りました。1週間に1~2回ほどの治療を2か月ほど続けて朝の倦怠感は段々と良くなり、仕事での集中力も上がってきました。
症例2
20代 男性
10年前から疲労感が感じやすくなり、ここ一か月ぐらいでやる気の低下が著明に感じる。
一日の睡眠時間は十分寝ているはずだが、日中の眠気が強い。
首や肩のコリ感もあり、頭痛も気になる。
当院の施術
問診で詳しくお話をお聞きしたところ、お仕事の関係で海外出張が多く、生活が不規則という事がわかりました。生活習慣や症状の特徴から自律神経の乱れが強い可能性があるため、まず自律神経測定器でお身体の状態を測定したのですが、夜の時間でも副交感神経の働きが弱く自律神経の乱れが大きく出ていました。
また、触診において全身の張りとくに首肩の緊張の強さが目立っていました。
この患者様は睡眠の質が悪く寝ても疲れが取れない体質のため、まず副交感神経を高める治療から始めました。睡眠の質が低下すると疲労が蓄積され、心にも余裕がなくなるため活力が低下してしまいます。そのため、まずは副交感神経を高めて疲労を回復させるようにリラックス作用が期待できる治療方法を行いました。
その後に、全身の筋緊張の解消を目的としたアプローチを行っていきます。
特に首が硬くなることにより、脳から放出される幸福ホルモンのセロトニンが分泌できなくなり、やる気の低下を引き起こす原因になります。
1回目
あまり大きな変化はないが、体は軽くなった。
2回目
やる気の低下や精神的な調子は改善した。
疲れはまだ取れにくい。
3回目
眠りが浅いせいか疲れはまだ残りやすいが、精神的な状態は安定している。
4回目
気持ちが安定し、やる気が出てきた。疲労感も以前より軽減している。
5回目
気持ちに活力が出てきて、仕事中の集中力も増してきた。
症例3
50代 男性
ここ数か月いまいち仕事に身が入らない日が増えてきた。特に身体に痛みや症状もなく、ストレスに感じる出来事も思いつかないが休みの日に外出せず2日間を過ごすことが多くなったり、仕事から帰って来て座ったまま2時間何もせずにボーっとしている事が3日前にありさすがにどうにかしなければならないと思い来院。
鍼は正直怖さがあり、なるべく痛くしないで治療してほしい。
当院の治療
自律神経測定器で測定したところ、交感神経と副交感神経のバランスが真逆になっておりました。交感神経は昼に優位になる神経、副交感神経は夜に優位になる神経ですが、夜の時間帯で測定しましたが、交感神経がかなり優位な状態になっていました。
また、ストレス値が高くでており、本人の自覚は無いようでしたがかなり身体ともに過剰な負荷がかかっていますとご説明しました。
自律神経の乱れが激しいため、自律神経の調節をメインに行いました。それと同時に筋肉の緊張も強かったので、筋肉を緩めるための血行促進の治療も行いました。
治療経過
1回目
治療中に眠れるくらいリラックスできた。
2~5回目
治療中にリラックスできるが、効果としてはあまり感じない。
6回目
気づいたら仕事終わりに家へ帰ったあとも元気が残っている気がする。
ここに通う前はほとんど家事は休日にまとめて片付けていたが、最近は平日も家事ができている事に気づいた。
7~12回目
回数を重ねるごとに体調が良くなっている。
改善してきたため、治療の間隔を空けて通うことになった。
13回目
日常生活で困らないくらい回復した。
やるべきことがあってもやる気が出ない、積極的に物事を成しとげようという気になれない、という状態になるのはなぜなのでしょうか。それには、脳の伝達物質の影響が関係しています。
脳の神経伝達物質は、心に影響して喜びや不安などを感じさせたり、身体に影響してだるさをもたらしたりします。やる気が出なくなるのは「セロトニン」や「ドーパミン」「ノルアドレナリン」という神経伝達物質のバランスが乱れているからです。
私たちの身体は平常時、神経伝達物質の分泌をコントロールして精神のバランスをとっていますが、人間がストレスを感じるとドーパミンやノルアドレナリンが過剰分泌され、セロトニンの量が減ってしまいます。セロトニンの量が減ると神経伝達物質のバランスが崩れ、脳内の神経細胞の働きに影響が出てやる気が出なくなるといわれています。
神経伝達物質のバランスが崩れる原因は、明確には解明されていませんが、慢性的な疲労や過度なストレス、睡眠不足、食生活の偏り、不規則な生活習慣などが関係していると考えられています。

・身体的疲労
身体に疲れが蓄積する身体的疲労の原因として挙げられるのが、過度な運動や重労働、長時間の筋肉の酷使、運動不足や眼精疲労、睡眠不足、栄養不足などといわれています。
疲労している時は筋肉を動かすためのエネルギーが不足し、乳酸などの疲労物質が蓄積していきます。糖質が分解されてエネルギーとなる時に出来る乳酸は酸性です。筋肉は酸性に弱く、乳酸が多く蓄積されると十分に働けなくなります。その結果、疲れやだるさや筋肉の張りにつながります。また、同じ姿勢や同じ動作を続けて一部の筋肉が緊張したり、運動不足により筋肉が萎縮し弱くなることも乳酸が蓄積する原因となります。
・ストレスが原因で起きる精神的疲労
「ストレス社会」といわれる現代においてストレスと無縁で過ごしている人はほぼいません。精神的に感じているストレスは気持ちが重くなってしまうだけではなく、自律神経やホルモン分泌にも悪影響を与えます。
・身体、精神の管理能力が低下してしまう脳疲労
人が感じる疲れの中には、身体的な疲れや精神的な疲れ以外に脳の疲れもあります。脳疲労は脳が疲れている状態を指します。脳疲労の原因は睡眠不足とストレスといわれています。
脳が疲れてしまうと身体を管理する機能が低下してしまうため能増機能が上手く働かなかったり、身体や脳を動かそうと思ったときに上手く命令を出せずに動作が緩慢になったり、集中力、思考力、注意力の低下や、記憶力の低下、自律神経の乱れによる情緒不安定、脳の血流が悪くなることでストレスに過敏になるなどの症状が現れます。
セロトニンとは
セロトニンには脳内物質のバランスを整え、精神を安定させる働きがあります。睡眠と覚醒のリズムや痛みの抑制などにも関わっている物質です。セロトニンが不足するとイライラしたり、不安を感じやすくなるほか、うつ病との関連も指摘されており、食欲や性欲、睡眠、記憶、情動、学習機能へ作用します。
ドーパミンとは
意欲や喜びなど快感を得た時に活発になる物質です。ドーパミンがたくさん出るとやる気が出ます。また、人間が行動を起こす時にはドーパミンが分泌されており正常に分泌されていると、行動の動機づけに正しく作用します。
ノルアドレナリンとは
ノルアドレナリンは動物が危険を感じた時に分泌される物質です。脳と身体を覚醒させる作用と、環境や対人、精神などから受けるストレスの対応する作用などがあります。
ノルアドレナリンの分泌を活性化させることで、ドーパミンの分泌も活発になります。
・うつ病
うつ病とは、「不眠や食欲不振などの特定の症状が、2週間以上にわたりほぼ毎日続いている状態」です。うつ病になる原因は心身のストレスなどで、やる気が出ない症状はうつ病の初期症状として見られます。うつ病になるとセロトニンが不足するのでやる気が出ない他に、喜びの喪失や悲壮感にかられるなど、様々な精神障害の症状が出てきます。
セロトニン不足以外でやる気が起きなくなる病気
・橋本病
身体を守る働きをするリンパ球が何らかのきっかけで甲状腺を攻撃し、甲状腺の機能が低下することで代謝を促す甲状腺ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、代謝機能が低下することで心身の機能が低下します。橋本病はやる気が出なくなる以外にも疲れやすくなる、汗をかきにくくなる、体重増加、脈拍や体温の低下、眠気などの症状が見られます。
・自律神経失調症
精神ストレスや過労などが原因で、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで起こる症状の総称です。自律神経は心身の状態を調節しているので、そのバランスが乱れることにより、だるさなどの全身症状だけでなく、頭痛や耳鳴りなどの器官的症状、やる気が出ない、イライラするなどの精神的症状が出ることがあります。現れる症状は人により様々です。
・無気力症候群(アパシーシンドローム)
特定の事に関して意欲や自発心が無くなる症状です。趣味は積極的に取り組む一方、仕事に関してはやる気が出なくなる、というような状態になります。感情の起伏が小さくなったり、様々な出来事に対して無関心になったりします。これは強いストレスから身を守るための逃避行動と考えられています。受験を乗り越えた大学生に多いとされていましたが、最近では社会人にも見られる症状です。
病気や心身の不調によりやる気が出なくなる以外にも、日常的な習慣が原因となっていることがあります。それは、睡眠不足や不規則な生活です。睡眠不足や不規則な生活が続くと体内時計が狂い、脳内物質のバランスを整えるセロトニンの分泌量が減ります。セロトニンの分泌量が減ると、入眠時に必要なメラトニンというホルモンが分泌されにくくなります。すると寝つきが悪くなったり、途中で目覚めることが増えたりして睡眠の質が下がりやすくなってしまいます。

やる気を出すために必要なセロトニンの分泌を正常にするには、睡眠サイクルを整える事が重要です。何となくやる気が出ないと思っている人は、起きた後や眠る前の習慣を見直す事が大切です。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
不安という感情は、自分の身を守るためにとても重要な感情です。何となく不安を感じることで身の危険から逃げることが出来たり、何らかの対処ができます。
しかし、その感情が続いてしまい自分でコントロールができなくなってしまうと、精神的あるいは身体的にも大きな影響を与えてしまいます。
下記のような状態が続いているようでしたら不安障害の疑いがあるので注意が必要です。
☑なんでもない出来事でも緊張したり不安を感じる
☑疲れやすく、常に気怠い
☑めまい・ふらつき・頭重感を感じる
☑イライラして落ち着かない
☑夜でも神経が高ぶっていて疲れていても眠れない

不安障害とは、その名の通り不安感を主症状とする疾患です。前述のとおり、不安感は人間にとって必要な感情です。不安感があること自体はなんや病気でもありませんが、不安感が長く続いていたり、不安感が自分で全くコントロールできなくなってしまったら病的な不安の可能性があり、その不安感は精神もしくは身体にも悪影響を与えてしまいます。
不安障害は、女性にかかりやすい疾患と言われており、男性の約2倍も発症していると言われています。基本的に6か月以上慢性的に不安感が続き、最初は身体的変化みられずに病院を受診することが少ないですが、頭痛や動悸などの身体的変化みられてはじめて病院を受診することが多いようです。
不安障害は、身体的にも精神的にも症状があらわれます。
精神的症状
・なんとなく慢性的に続く不安感
・イライラ感
・記憶力や集中力の低下
・小さなことでも落ち込む
・中途覚醒や寝つきが悪くなる
・外出するのも億劫になる
身体的症状
・頭痛や頭重感
・動悸やめまい
・倦怠感
・慢性的な疲労感
・慢性的な首肩こり
・便秘
・頻尿
※上記が鍼灸で対応できる症状になります。
当院ではまず治療を行う前に自律神経測定器で自律神経の状態を把握した上で施術を行っていきます。
交感神経が優位かまたは副交感神経が優位かで施術法や使用経穴が異なってきます。

その他にも東洋医学的観点からも施術していきます。不安神経症で悩まれている方の多くは上記のように『心気虚』です。当院の鍼灸治療では、『心』の機能を回復させて『気』を充実させます。

頸部の筋緊張の緩和も不安障害には有効です。不安障害は、頸部の胸鎖乳突筋という筋肉が過緊張状態の方が多いです。
その部分の筋緊張が強く出てしまっていますと、その下を通過している血管を圧迫してしまうことで頭部への血液循環が悪化してしまう危険性があります。それらを解消することで症状改善を目指していきます。
不安障害に対しては鍼灸は補助療法になります。
鍼灸により病院で行っている治療効果を高めることが目的になります。

不安障害は、東洋医学でいう『気』と五臓六腑の『心』が深く関わっていると考えられています。
東洋医学の『気』は体内を流動する精微物質の一つと考えれており、体内を巡って臓腑の機能や精神的活動または体外から邪気から体を守る役割も果たしています。『気』の作用が十分に機能しないと、不安感などの精神的症状の他にも元気が出ない・倦怠感・食欲不振・イライラ感・頭痛・不眠など様々な体の症状を呈します。
五臓六腑の『心』は『神志を主る』と言われ、思考・分析・判断・情報処理などの意識や思考活動をになっています。
『心』の機能が充実していれば、思考力や判断力、記憶力などが正常に機能します。『心』の機能が低下してしまうと、不安感・動悸・めまい・倦怠感などの症状があらわれてしまいます。
上記の二つの『気』と『心』の機能が低下している状態を『心気虚』といい、不安神経症の原因となります。
30代 女性
結婚を機に会社を退職して前の仕事よりも労働時間の短い仕事に転職した。その新しい仕事先で上司との気が合わずにストレスを感じていた。結婚生活でもケンカが絶えず、将来本当にやっていけるのか不安感を感じるようになった。
その不安感がなかなか取れず、胸の圧迫感や全身の倦怠感を感じて仕事にも出ることが出来ずに会社を休みがちになってしまうようになってしまった。
薬に頼らずに不安感を取り除きたいということでたまたま見たホームページよりご来院された。
治療
まず、自律神経測定器で自律神経の状態を測定してから治療を行っていきました。交感神経が以上に高ぶっており、自律神経の乱れがみられたので自律神経を整える治療を中心に行っていきました。
治療経過
◇1回目◇
治療後、漠然とした不安感・胸の圧迫感が少し軽減したと感じた。
◇2回目◇
仕事で上司と接するとまた不安感を感じた。
◇3~5回目◇
体の疲労感が少しずつ和らいでいったが、不安感はあまり変化なし
◇6回目◇
以前は夜に不安感を感じて寝つきが悪い時があったが、寝つきが良くなったように思うとのこと
◇7回目◇
日常生活の中でも不安感を感じても自分でコントロールできるようなってきた。
◇8回目◇
上司との会話中や家庭内のトラブルがあると多少不安感を感じるが、長続きはしない
症例 2
20代 男性
社会人1年目となり、生活や環境が一気に変わったことや、業務に対しての不安感が強く感じるようになり、気分の落ち込み、なかなか寝付けない、朝起きれない、心が落ち着かないといった症状が続いている。
会社では上司は優しく、同僚もよい人ばかりで人間関係は良好だが、もともと神経質のため必要以上にプレッシャーを感じてしまい、勝手に気疲れてしまう。
仕事は経理業務を行っており、基本的にパソコン作業が多い。業務上細かい数字を凝視するため目の疲れが強い。
デスクワークのため、首肩のコリがひどくなり、頭痛もする。
心療内科にも通い始めたが、より症状を改善したく、当院に受診した。
当院の施術
話をお聞きするとすごくまじめな方で、学生時代も成績は優秀、遅刻もほとんどした事がない、課題もきっちりこなすというすばらしい方でした。
しかし、まじめすぎて気を抜くことが出来ず、自分で自分を追い詰めてしまう傾向があります。
社会人になり気合が入りと同時に失敗ができないと思い、必要以上に責任を感じながら業務を続けていることで心に余裕がなくなってしまっている状態でした。
そのため、リラックスできる状態が少なくなり常に自律神経が不安定になってしまったと感じました。
当院では自律神経の調節、東洋医学観点からの心、腎の調節、首肩の筋緊張を緩和を目的に施術を行いました。
不安神経症とパニック障害は元々「不安神経症」と呼ばれる一つの病気として認識されていました。しかし、その症状が多岐にわたっていたため米国精神医学会が診断基準を定めてそれによって不安神経症とパニック障害が区別されるようになりました。
パニック障害と診断されるのは以下の13項目で4つ以上が突然発症して10分以内にその症状が頂点に達することで4つ未満であれば全般性不安障害として診断されることが多いです。
4つ未満当てはまる場合でもすべて全般性不安障害と診断されるわけではなく、自律神経失調症のようなその他の精神疾患と診断されることもあります。
しかし、現代ではパニック障害や不安障害の人は増加傾向にあり、一生のうちに一度はこの病気にかかる方は決して少なくありません。
不安の原因は人によって様々ですが、主に精神的な悩みや不安、精神的なショックが原因となります。主に職場や結婚・離婚・引っ越しなどの生活環境の変化、大切な人との死別や裏切り、突然の解雇など社会からの断絶などがその要因となりえます。
しかし、なかにはそういった原因が全く見られない場合もあります。その場合、遺伝的な要因・その人の性格的要因・女性の場合ホルモンバランスの変化など考えられる原因は様々です。
不安障害の方に多く見られる性格
・真面目で責任感が人一倍強い
・仕事や勉強に決して妥協しない完璧主義
・人によく気を遣って言いたいことがあまり言えない
・物事に必要以上にこだわりが強い
・ストレスの発散をせずにため込みやすい
・緊張しやすい性格
・物事に対して常に慎重で細かく分析しがち
食事とメンタルは一見するとあまり関係がないと思われるかもしれませんが、食事がメンタルに及ぼす影響は様々な研究から明らかになっています。
ここ最近の研究で、健康的な食事をしている人の方が、格段にストレスに強いということが分かってきています。
特に
・ジャンクフードを食べる
・揚げ物を多く食べる
・飲酒習慣がある
・お菓子や清涼飲料水をよく摂取する
・加工肉を食べる
これらが習慣化してしまっている方は、これら摂取を控えるだけでもメンタルが大きく改善する可能性が高いです。研究では、3か月でストレス耐性が付いてくるという結果が出ています。
それにプラスして今注目を集めているのが、オーストラリアのメルボルン大学などが開発した
『SMILES』
という食事法があります。
地中海式の食事、フルーツ・野菜・魚・オリーブオイルを大量に食べる食事法をベースにしたものです。
2017年に発表された論文では、大うつ病に苦しむ男女に対して12週間「SMILES」の食事法を続けてもらい症状の変化を見ました。
結果は食事法を取り入れたグループは取り入れていないグループに比べて症状が3割も改善されたというものです。
生きていくのがつらいと感じていた人がちゃんと暮らしていこうと思うようになるレベルにまで改善されたのです。これは、通常投薬治療で得られる効果よりも優れたものです。
「SMILES」は地中海式食事をベースに
・全粒粉のパンやパスタ
・野菜一日握りこぶし6個分
・野球ボール3つ分くらいのフルーツ
・一週間に豆類を180グラム
・1日にナッツを掌に軽く乗るくらいの量を食べる
・週に120グラム以上の魚類
・脂身の少ない肉類
・週に6個以上の卵
・1日小さじ3杯のオリーブオイル
・乳製品
細かいガイドラインがありますが、これらすべてを実行するのは至難の業かと思いますので、普段より野菜とフルーツを多く食べるようにしておかずは魚類を中心にすることを心がけてみましょう。
お米は白米よりは玄米にあまりカロリーは気にする必要はありません。ちゃんとした食事を楽しむという心構えも重要です。
https://youtube.com/shorts/wVhuCfT36sE
まず、自律神経測定器で血管の状態や自律神経のバランス、疲労度、ストレス度などを計測しお身体の状態を診ていきます。
自律神経は免疫力にも深く関係しており疲労の蓄積や過度なストレス、生活習慣の乱れなどからこのバランスが乱れると、免疫力が低下し細菌やウイルスなどに感染しやすくなります。また、自律神経は全身の血行や涙や油分の調節にも深い関わりがあります。
そのため、自律神経のバランスを調整し、首肩周囲の筋緊張は眼周囲に注ぐ血管が圧迫され眼の血液循環にも影響を与えるため首肩の治療も行います。

また、目の周囲のツボに鍼やお灸で刺激を与え、抗炎症作用を促し自然治癒を促進します。

霰粒腫で炎症や腫れが見られない場合や麦粒腫で膿が出て炎症が治まっている場合目の周囲を温め血液循環を促進し脂肪分などの排出や、患部の組織の治癒を促進する治療も行っていきます。

そのほか、特効穴というものもらいに即効性のあるツボが『二間』というがあり、そのツボも用いて施術していきます。
東洋医学の観点では、膿などが体表に現れる状態は「痰湿(たんしつ)」といいます。
これは食物から作られた水分を全身に運搬する脾(ひ)の弱りや衰えにより体内の余分な水分が溜まることで発生すると考えられています。
また、中医学では五臓六腑の肝(かん)は目に開竅するといわれており、目の疾患は肝の機能の障害や低下が深く影響していると考えられています。
20代女性
3日程前から右目のまつ毛の根元に痒みと痛みを感じ、それから徐々に痛みが増し、まぶたの腫れと目の異物感も出てきた。眼科を受診したところ麦粒腫との診断を受け、抗菌点眼薬を処方されたがまだあまり効果が見られない。仕事はパソコンを主に使う仕事の為、痛みで集中出来ないのが困るので早く治したいとのことで退院される。目の症状の他にも慢性的な肩こりや、頭痛、倦怠感がある。
当院での治療
自律神経測定器の結果、副交感神経が過亢進状態で、肉体的ストレス、疲労度が非常に高い状態でした。まず、うつ伏せで触診したところ右首肩に強い筋緊張が見られたため首肩、背部の緊張を緩め、仰向けで目の周囲に鍼をし、炎症のある部位にお灸をする事で抗炎症作用を促しました。また、自律神経のバランス調整も合わせて行いました。
一回目
目の症状は大きな変化はないが、施術後よく眠れた。肩こりは少し楽になった感覚があるが、仕事をしているうちに徐々に戻った。
二回目
痛み、腫れ共に少し軽減したが、まだ痛みがある。異物感はいまだに強い。肩こりは仕事中感じるが、いつもよりは強くない。
三回目
痛み、腫れ七割ほど改善した。異物感がややまだ気になる。肩こりは最近仕事時間が長く痛み感じるほど強い。
四回目
腫れは9割ほど引き、痛みが少しある。異物感はほぼ感じない。
肩こりもだいぶ楽になり頭痛も出ていない。倦怠感はあるが以前ほどではなくなった。
五回目
腫れは無くなったが少し痛みがある。異物感は消失した。肩こりも軽減し倦怠感も疲れた時は感じるが、日常生活で意識しない程度になっている。
六回目
麦粒腫は完治し、痛みも感じなくなった。肩こり、頭痛、倦怠感は時々あるが、症状が持続する時間が短くなり、以前よりだいぶ楽になった感覚。
症例2
30代 女性
以前からものもらいを繰り返し発症し、ここ最近もものもらいができてしまい体質から変えたいという思いで当院の受診した。
今回は右目の上瞼にできてしまい、病院で診断されたところ霰粒腫と言われた。
いつもは右目だけではなく左目にできることもあり上瞼、または下瞼にできることもある。
一番初めのきっかけは妊娠を境にできるようになり、そこから霰粒腫を繰り返すようになった。
患部は赤く腫れており痛みも少しある。
当院の施術
まずはお身体の状態を確認するために、自律神経測定器で自律神経やストレスの状態を確認しました。
日中にもかかわらず副交感神経が大きく活動しており、逆に交感神経の働きが低下していました。話をお聞きすると、お子さんはまだ0歳のため夜目覚めてお世話することが多く、寝不足になってしまっていました。霰粒腫は疲労や寝不足、自律神経の乱れによっても出来てしまう方もおり、自律神経を調節することが必須と考えております。
また、妊娠をきっかけに繰り返すようになったという事なので、女性ホルモンの変化が要因の1つと考えました。
当院で行った施術は、
①自律神経の調節
②ホルモンバランスの調節
③眼の周囲の経穴に鍼やお灸で刺激する
④手のものもらいの特効穴へのお灸
以上を中心に行いました。
経過
1回目
少し腫れが引いてきた。
2回目
少しずつ腫れが引いてきている。
3回目
順調に改善している。
4回目
だいぶ腫れが取れてきて、左右差がなくなってきている。
5回目
腫れはあまり気にならないが、少し赤みは残っている。
6回目
ほぼ完治した。
現在も体のメンテナンスのため定期的に通院中。
「ものもらい」などと呼ばれるものを大きく分けると「麦粒腫」と「霰粒腫」の2種類に分けられます。一般的に呼ばれる「ものもらい」は麦粒腫の方がほとんどです。この二つは混同されやすいのですが原因も症状も異なります。

まぶたにある小さな毛穴から化膿性疾患の代表的な病原菌である黄色ブドウ球菌が入り込み発症します。雑菌が付着した手で目をこすったり、触ったりしたことにより感染する病気です。さらに、麦粒腫は細かく分けると2種類に分けられます。
まぶたの縁にある目を保護する脂を分泌するマイボーム腺に不純物などが詰まることで発症します。別名「マイボーム腺梗塞」と呼ばれています。洗顔不足、過度なアイメイクや老化などで発症することが多いといわれています。細菌によるものではないため無菌性の炎症を起こします。
初期段階ではまつ毛の根元近の痒みを感じ始め、それが徐々に痛みを伴うようになり、時には耳たぶの付け根のリンパ節まで腫れる事があります。まぶたの一部が赤く腫れたり、瞬きをすると痛む、充血やゴロゴロとした異物感も症状として当てはまります。炎症が悪化すると腫れが強くなりまぶた全体が腫れてしまう事もあります。
まぶたの中にやや硬いしこりの様な白っぽい塊が出来ますがほとんどの場合痛みはありません。しこりの部分が腫れたり瞼が開けづらくなります。しかし、そこから細菌感染を起こす事があるため、最終的には麦粒腫と似た症状を起こす場合があります。
・まぶたの周辺を清潔に保つ
まぶたの周辺、まつ毛の根元には雑菌が溜まりやすいので、普段から丁寧に洗顔をしましょう。また、汚れた手指やタオルなどで目をこすらないようにしましょう。
・コンタクトレンズの使用に注意する
コンタクトレンズをつけたり、はずしたりする際には、手指を石鹸で丁寧に洗い、雑菌がつかないようにしましょう。
・目をこすらない
眠い時や花粉症で痒い時など目をこすると雑菌が入りやすくなり、ものもらいが出来やすくなります。目をこすらず、きれいな水で洗い流したり、目薬を差すなどの工夫をしましょう。
・体調管理をしっかりとする
季節の変わり目や風邪などで体の抵抗力が弱っている時に出来やすい傾向があります。
普段から十分な睡眠時間をとる、バランスのとれた食事を摂る、適度に運動するなど健康管理に気を配り免疫力が低下しないようにしましょう。
・化粧に気を付ける
女性の場合は化粧が避けられないケースもありますが、目の周りはデリケートな部分です。過度なアイメイクやアイメイクがしっかり落とせていないことが原因になることもあるためなるべく薄化粧を心がけ、メイクの落とし残しが無いようにしましょう。
痛みがひどい、膿が出来ている場合、速やかに病院へ行く必要があります。しかし軽度のもの、初期の場合に自然治癒をサポートする自宅で出来る対策をご紹介します。
・麦粒腫の場合
赤みやかゆみがある場合、患部を清潔な濡れタオルや保冷剤などで冷やすと血管が収縮し痛みや炎症を抑制、緩和する効果が期待できます。ただし、冷やしすぎは逆効果の為冷やすのは一日10分ほどに留め、一日2回を目安に行うようにしましょう。
・霰粒腫の場合
目元を温める
霰粒腫はマイボーム腺から分泌される脂分が冷やされ固まることが原因として挙げられます。蒸しタオルなどで目元を温める事で血行や分泌腺の流れを良くすることで溜まった脂肪などが排出されやすくなります。また、入浴時や入浴後に清潔にした手で目の周りをマッサージする事も効果的です。しかし、マイボーム腺に炎症が起こって痛みがある時は温めると逆効果になるため痛みや炎症の無い場合にのみ温めましょう。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
中医学では口腔粘膜に炎症が起こった状態のことを「口瘡(こうそう)」「口糜(こうび)」といいます。口内炎を引き起こす基本的な原因は「熱」と考えられています。熱には大きく分けて二つのタイプがあり体内に余分な熱が生じてできるタイプ(実熱)と、体内に必要な物質が足りなくて起こるタイプ(虚熱)があります。
・実熱
風熱の邪気の侵入(邪熱侵入)
特徴
発症が急で、患部が赤く腫れ、熱感を伴う。頭痛や発熱、喉の痛みなどの風邪の症状に伴い現れる。
ストレスによるタイプ(心火上炎)
特徴
患部は赤く腫れ、熱感、痛みを伴う。イライラ、不眠などの精神症状がみられる。尿が黄色いなど。
憂鬱、怒りなどの精神的ストレスが体内に熱を生み口内炎の原因となります。
食生活の乱れによるタイプ(脾胃湿熱)
甘い物や脂っこいものの過食や過度の飲酒は、胃腸に湿熱を生み口内炎の原因になります。
特徴
舌苔が黄色く厚い。患部は腫れて痛みを伴う。口臭や口の渇き、便秘などの胃腸症状を伴うことが多い。
・虚熱
加齢や慢性疾患は身体に必要な血液や体液などの陰液を消耗させます。東洋医学ではこの状態を「陰虚」と呼びます。陰虚が進み体に必要な血液や体液が不足すると、相対的に体の陽気が盛んになるため体内に熱がこもり口内炎の原因になります。
また、病位として唇は「脾」、舌は「心」、頬と歯ぐき
は「胃」が関係が深い臓腑になります。
当院では、まず最初に自律神経測定器にて計測を行い、患者様のお身体の状態を診させて頂くことで、激量や用いるツボを選択し、その方に合ったオーダーメイドの治療を行います。
内臓機能、免疫、血流などを司る自律神経系のバランスを整えるツボや内臓機能を高めるツボにに鍼やお灸で刺激を与え、自然治癒力を高めることで口内炎の治癒を促進します。
また、東洋医学的観点から口内炎の部位によって脾、心、胃の経絡の重要なツボを用いてその働きを調整する治療を行います。
また、お灸などを用いて下肢や内臓の冷えを除くことで、上に昇った熱を下へ降ろし炎症を早く除くようにしていきます。


口腔内や口唇、舌の粘膜に炎症が生じる疾患です。歯茎の歯肉炎、舌の舌炎、唇の口唇炎、口角の口角炎などをまとめて口内炎と呼んでいます。口は食事や呼吸など外部と接する機会が多いため細菌やウイルスなどが侵入しやすく様々な種類の口内炎を引き起こします。
口内炎は痛みを感じて食事をしにくいだけでなく、イライラや集中できない、不眠など精神的に苦痛を感じることも少なくありません。
・アフタ性口内炎
精神的ストレスや過労、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB12不足など)生活習慣の乱れなどによる抵抗力の低下が原因で起こります。また、女性は生理前や妊娠中などホルモンバランスが乱れるときにできやすいといわれています。
口の中に赤く縁どられた米粒ほどの円形や楕円形の白い潰瘍(アフタ)が頬の裏側、舌の内側、歯茎、舌、口の底部分、喉などに1個~数個発生します。痛みがあり食べ物や飲み物がしみることがありますが、10日~2週間程で自然になくなり跡も残りません。しかし、繰り返しできる場合もありその場合は「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれます。
・カタル性口内炎
食事中に誤って口の中を噛んでしまった時、歯みがきの際に歯ブラシで口の中を傷つけてしまった時、合わない被せ物、入れ歯や矯正装置による刺激、熱い食べ物や飲み物で火傷をした時など物理的な刺激により引き起こされる口内炎です。
疲れや免疫力の低下、ビタミン欠乏や過度な喫煙などが引き金となることがあります。特徴として粘膜が赤く腫れたり、水疱ができたりしますが、アフタ性口内炎と違い炎症の境界が分かりにくいのが特徴です。また、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱を持ったり、味覚が鈍感になることがあります。傷ついた部分だけ白い口内炎ができます。通常一週間程度で自然に治ります。
・ウイルス性口内炎
単純ヘルペスウイルス、カンジダ菌などのウイルスが原因で口内炎ができることがあります。
・ヘルペス性口内炎
乳幼児に多くみられる口内炎で「単純ヘルペス」というウイルスに感染することで発症します。しかし感染したからといって必ずしもヘルペス口内炎を発症するわけでは無く一般的にほとんどが初感染後無症状ですが、数%がヘルペス性口内炎を発症します。
一度発症するとその後もウイルスが神経節の中に潜伏して残るため大人になって免疫力が低下した時に口内炎の症状が現れることがありますが乳幼児よりも軽症です。
症状として口の中に水疱ができ激しい痛みを伴います。痛みのため食事や水分を十分に摂ることが出来ず脱水症状を引き起こす事もあり注意が必要です。口内炎の他に発熱、倦怠感などの全身症状を伴うことがあります。
・カンジダ性口内炎
カビ(真菌)の一種である「カンジダ菌」が増えることで発症します。カンジダ菌は常在菌でもともと私たちの身体に存在していますが、通常は症状を引き起こすことはありません。
しかし、免疫力が低下したり口の中が乾燥し口内環境が悪化したりすることをきっかけにカンジダ菌が増殖してしまうことがあります。また、抗生物質やステロイドなどの薬物の影響で常在菌のバランスが崩れることが原因となることもあります。
カンジダ性口内炎は健康な人が発症することは少なく乳幼児や妊娠中の女性や高齢者など抵抗力が弱まっている時や、他に何らかの疾患を抱えているときの発症が多いことも特徴として挙げられます。
症状として口の中に苔のような白い斑点が付着し痛みはあまりありません。しかし進行すると赤く炎症を起こしたり、痛みを伴ったりする場合もあります。また、舌に炎症が起こり灼熱感やヒリヒリとした痛みを伴うタイプもあり、粘膜の奥まで炎症が起こると治療後も痛みが残ってしまうこともあり、注意が必要です。
口内炎の治療は一般的に歯科、内科、口腔外科、または耳鼻科にて行われます。子供の場合はかかりつけの小児科で診てもらうのも良いでしょう。
主な口内炎治療には薬物療法、レーザー治療があります。
・薬物療法
殺菌、消毒効果、抗炎症作用のある貼り付け剤や軟膏、スプレー薬などを症状や患部に合わせて処方されます。
ウイルス性口内炎では、原因となるウイルスの抗ウイルス薬を使用します。
・レーザー治療
殺菌、消炎鎮痛、組織の活性化などの効果があるレーザーを使用します。痛みを軽減し、治癒を早める効果があるとされています。
症例
20代 男性
2週間前に口を噛んでしまい口内炎ができてしまった。
いつも口内炎ができやすい体質で、少し傷が付いたり体調を崩すとできてしまう。
食事の際は、塩辛いものを食べると傷がしみて痛むためとても苦痛に感じる。
普段も気になるためついつい舌で患部を触れてしまう癖がある。
いつもは自然と良くなっていたが、今回は痛みがなかなか落ちつかず、早く治したいと思いで当院を受診した。
当院の施術
体調を崩すと口内炎ができやすいという事なので、まずは自律神経測定器でお身体の状態を確認していきました。
自律神経の状態は交感神経が過剰に働いてしまい副交感神経の働きが抑制されていました。
副交感神経の働きは自然治癒力に大きく関係しているため、自律神経を整える施術も行っていきました。
まずは仰向けで足、背中、首肩の経穴を鍼で刺激し、次に仰向けになってお腹や手足の経穴にお灸や鍼をし、口内炎の炎症を抑えるために、口周囲の経穴にも鍼とお灸で刺激していきました。
施術間隔は週に2,3回のペースで行いました。
経過
1回目
痛みは変わらないが、施術当日はよく眠れた。
首肩のコリもすっきりした。
2回目
少し炎症が治まってきているような気がする。
3回目
以前より痛みが引いてきた。
4回目
少し痛みが残っているが、あまり気にならなくなってきた。
5回目
ほとんど気にならない。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
鍼灸の鍼の皮膚接触刺激とお灸による燃焼刺激で血液中の各種白血球が2~3倍に増加したという実験結果もあります。
施術直後に白血球が増加し2~3日持続して数週間続けるとリンパ球も増えます。
また白血球の血管の流れるスピードも速くなり貪食力も上がります。
つまり鍼灸治療をすることによって『白血球やリンパ球が増加する→免疫力が高まる→風邪や病気になりにくい身体を作る“未病治”(未だ病まざるを治す)』ということになるのです。

当院が鍼灸治療をする上で自律神経の状態を把握することはとても重要だと考えております。今、体の状態がどちらが優位な状態となっているのか把握することで治療法なども変わってくるのです。そこで当院では、急性の患者さん以外のほとんどは自律神経測定器で自律神経の状態を測定してから治療に入ります。

ここで今まで治療症例を2件ほどご紹介させていただきたいと思います。
・足三里
膝下外側にあり、免疫力を高めるほか下肢のだるさ、また胃経に属するため胃の不調がある時にも有効です。
・合谷
合谷は万能ツボとも言われ、様々な疾患の時にも用いられます。
とくに免疫力を高めるためや眼の疲れ、歯痛、抑うつ気分の時などに用いられます。
・関元
おへその下、指4本分にあるのが関元というツボで免疫力を高めるほかに頻尿や更年期障害の時にも有効とされます。
・中かん
おへそから上5本分にあるのが中かんというツボで免疫力を高めるほかに胃の不調や食欲不振などの時に用います。
アフリカ大陸の東側に位置するウガンダでは命をも奪う危険性のある疾患に対してお灸が施されることがあるそうです。
近年、NHKの番組でもその活動内容が取り上げられて注目されています。
その命をも奪う危険性のある疾患はなと結核です。結核はアフリカでは年間数十万人もの死者を出すほどの重篤な病気です。結核は、栄養不足や免疫力の低下などによって結核菌が体内で増殖して発症する病気です。
結核の患者さんに足三里という膝下外側に位置するツボにお灸をすることで免疫力が上がり症状が回復することがあり、ウガンダの病院では少しずつお灸を使用することが広がっているようです。
臨床研究では、足三里にお灸をすると血中のヘモグロビン値が大きく増加したという研究結果が出ており、それによって免疫力向上の効果が高いという結果が出ています。
この足三里にお灸をすると免疫があがることが論文に記されているのは、1929年に原志免太郎医師が発表した論文内にあります。当時、日本では結核が流行しており、お灸の研究をしていた原志免太郎医師が結核に感染しているラットにお灸を施したところラットの結核菌に対する抵抗力が高まったという結果が出ています。
しかし、一回お灸をしたからと言って免疫が上がるという事ではなく、6カ月間お灸する群としない群に分けて血液検査の免疫機能を果たす細胞の増減を調べたとのことです。日々の積み重ねが、免疫・健康を維持するポイントの様です。
今は自分でできる簡易的な台座灸が一般の薬局でも販売されており簡単に手に入ります。また、当院でも販売されています。
台座灸は、紙の台座の上にもぐさがのせてあるもので台座の裏にはシールがあり肌と固定できるため安全に使用することが出来ます。お灸の熱さも様々な種類があるため調整できます。
基本的に1日1回程度を目安に1~4か所ほど行うと良いでしょう。

50代 女性 主婦
主訴
肩こり・腰痛・不眠・目の疲れ
症状
10年ほど前から肩こりや腰痛の症状が続いていました。なんとか日常生活に支障なく生活できていましたが、最近お孫さんの世話をするようになり夜も痛みで起きるほどとなってしまいました。朝も肩こり・腰痛症状はつらく、少し動き出すと症状が和らいでくるという状態です。パソコンやスマホをすることでストレスの解消となっていましたが、長時間使用することで目の疲れやドライアイの症状も強く出てきました。
当院の治療
治療を行う前に自律神経の状態を測定すると、交感神経が優位な状態でした。よくよく話を伺ってみると寝つきも悪く、食欲不振で便秘美味とのことでした。交感神経優位の状態が長く続き、体の状態にも相当影響を与えていると判断し、自律神経のバランスを整えることが先決だと思い施術にあたりました。副交感神経が優位となり、体がリラックスな状態となったところで肩や腰の筋加えて目の周囲の筋肉をほぐすような施術をいたしました。
経過
1~3回目
最初の3回ほどは、自律神経の状態を整えることに重点を置いて施術しました。
4~7回目
自律神経の状態が少しずつ落ち着いてきたと判断した上で肩こりや腰痛症状に対してアプローチしました。
痛みが少しずつ取れてきて、夜も眠れる日が増えてきたとのこと。
8~10回目
眼科鍼灸で目周囲の筋肉にもアプローチしました。
目が楽になり、肩こりの方も自然と軽快してきた
考察
症状が強く出ていたため、7回目までは3日置きに施術しました。症状が軽快してきて目処が立ったところで治療間隔を1週間に1度ほどに延ばしていきました。自律神経の乱れが顕著だったため、自宅などでもゆっくりお風呂につかることや軽い運動をしてもらいました。まだまだお孫さんのお世話をしていかないということで今でも定期的に通院されております。
20代 男性 建築業
主訴
頭痛・首肩こり・不眠
症状
2年ほど前に建築業に就職してから日々の過酷な労働により頭痛・首肩こりを感じるようになってきました。1か月ほど前から夜勤と日勤の日が休みなく続き、一日中働いているような状態でした。頭痛の症状も悪化してきて横になっていてもつらい状況で会社も休みがちとなり、当院に来院されました。
当院の治療
まず自律神経の状態を測定したところ副交感神経がとても優位な状態でした。日中も眠たさやだるさを感じて仕事がままならないこともしばしばあったとのこと。しかし、夜は目がさえてくるような状態でしたので自律神経が乱れていたと思います。また、首肩の筋緊張が顕著に出ていたため自律神経を整える施術をしたから筋緊張をとっていきました。
経過
1~2回目
鍼やお灸の刺激も敏感だったため、鍼やお灸を使わない手技療法で対応しました。
3~5回目
3回目からは身体の状態も少しずつ落ち着いてきたため、鍼やお灸の施術も加えていきました。
6~8回目
日中も気怠さを感じることが少なくなってきた。朝は症状はつらいとのことだが、夕方は症状が軽快
9~12回目
朝もつらさが軽減してきた。痛みどめや睡眠導入剤なども服用していたが、量が減ってきた
考察
仕事が忙しいため、1~2週間のペースで来院していただきました。治療で補えない部分は、貼るタイプの置き鍼で対応していただき、ストレッチも怠らないようにしていただきました。
70代 男性
数年前にコロナにかかってから風邪を引きやすくなった。ワクチンを6回打っても2回コロナにかかり、どちらもかなりの光熱がでた。
そこから常に身体のだるさや、咳など常にある状態になり、いろんな病院で検査を受けたが異常は出なかった。
病院では、コロナの後遺症や老化だと説明も受けたが自分ではあまりにも体調が悪いし、なんとかしてほしい。今でも自分の会社を経営しており、後任もまだ頼りないため、まだまだ現役で働いていたい。
また、最近は体調が悪いため趣味の庭の手入れができないのが辛いし、このまま体調が悪くなり年齢的にも歩けなくなることを考えると不安なため来院。
当院の治療
自律神経測定器で測定したところ、日中にも関わらず副交感神経優位の状態になっておりました。副交感神経が高くなりすぎてしまうと、身体がだるくなってしまったり、集中力の低下にもつながることを説明しました。
また、自律神経が乱れると疲労が取れにくくなり、免疫力の低下にもつながりやすくなるとお伝えしました。
施術は自律神経の調節をメインで行いました。また、免疫系と関わりのある経穴に刺激を与え、より回復が速くなるように致しました。
鍼灸治療は初めてとのことでしたのでソフトな治療で行っていきました。
治療経過
◇1~3回目◇
変化は感じない。
◇4回目◇
治療後に体が軽くなった気がする。
◇5~7回目◇
朝起きる時のだるさが軽くなってきた。
◇7~15回目◇
治療を受けるたび、体が楽になってきた。
◇16回目◇
咳は完全には無くならないが、日常生活に支障が出ないくらいには治まってきた。
◇17回目◇
来院頻度を減らしてメンテナンスしつつ様子をみる。
自律神経には“交感神経”と“副交感神経”の二つがあり、両者バランスをとりながら働いていることによって健康の状態を保っています。
現代社会において「自律神経」が乱れてくることにより身体に様々な不調が現れています。
例えば自律神経の乱れによる主な症状として
このように自律神経の症状は多岐にわたります。
自律神経のうちの“交感神経”が働くと
良い意味でも悪い意味でも活動的な状態になります。
逆に副交感神経が働くと脳と体もリラックスします。副交感神経はリラックス神経とも呼ばれ睡眠とも深く関連があります。
日中の活動的な状態は交感神経が優位に働き、体を休める夜に副交感神経が優位に働きぐっすり寝られることが良い状態と言えます。
| 交感神経優位 | 副交感神経優位 |
| 瞳孔 大きくなる 器管 広がる 血圧 高くなる 胃腸 活動を抑える 心臓 脈拍が早くなる 顆粒球 増加 |
瞳孔 小さくなる 気管 狭くなる 血圧 低くなる 胃腸 活動が進む 心臓 脈拍が遅くなる リンパ球 増加 |
病気から身を守る防衛システム免疫系は主に血液中の白血球(リンパ球、顆粒球)が中心的役割を果たしています。白血球は血液循環をしながら体外から侵入してきた細菌などの異物を排除する役割があります。白血球の中にはリンパ球と顆粒球とがあり、それぞれに役割分担があります。顆粒球は細菌や細胞の死骸などを処理してリンパ球はウィルスなど比較的小さな異物に対して抗体をつくって対抗しています。
いわゆるこのリンパ球の働きが、『免疫』と言われるものです。このリンパ球は副交感神経の支配下にあり、逆に顆粒球は交感神経の支配下にあります。自律神経のバランスが良い時には、リンパ球と顆粒球のバランスも保たれており免疫力も十分な状態です。
しかし、現代では過度なストレスから交感神経優位の状態の方が多く、顆粒球の過多状態と陥りやすくなってしまうのです。顆粒球も免疫機能の約やりを担っていますが、過度に増えすぎてしまうと常在菌までも攻撃してしまい、炎症を起こしてしまう危険性があり、胃炎や虫垂炎、腎炎、肝炎などの原因となってしまう可能性があるのです。また交感神経の過緊張状態が続くと、血管は収縮して血流を阻害して心臓病や高血圧の原因となったり、新陳代謝も低下することから老廃物が溜まりやすくなり、痛みや筋肉のコリの原因となってしまうのです。
このように白血球の数や働きは 自律神経の影響を受けています。
つまりは自律神経の乱れは免疫力の低下となるわけです。
中心性漿液性脈絡網膜症に対する当院の施術方法は、眼の血流を促進させる事を中心に行います。「攅竹」、「魚腰」、「太陽」、「四白」といった眼の経穴に刺鍼し、同時に温灸器で眼を温めることで血液循環を促進させ網膜と脈絡膜に溜まっている漿液の排出を促します。
症状が強い方、慢性化している方、鍼治療が慣れている方などに対して刺激量を高めて行う場合は電気鍼療法を施すこともあります。

また、中心性漿液性脈絡網膜症はストレスが関係していると考えられ、血流や自然治癒力をコントロールしている自律神経調節治療も同時に行っていきます。
「肝は目に開窮する」
眼科疾患に対する東洋医学での考えはこれが基本になっていきます。
肝の機能は目に反映するという意味で、肝に何かしら異常があると目にも異常が起きてしまうという事を表しています。
西洋医学での肝蔵は血液の貯蔵、タンパク質の合成、有害物質の分解、解毒、胆汁の合成、分泌という働きがありますが、東洋医学での肝の役割は少し違っており、蔵血の他に身体各部の血液量の調節、気機の調節、気持ちの余裕を生むなど精神活動の安定化などがあります。
東洋医学での肝はとくに精神的ストレスによるダメージが反映しやすく、精神的ストレスが継続することによって肝の機能が低下し、その結果開窮している目にも悪い影響を及ぼしてしまいます。

逆に肝を元気にさせると肝血が上昇し目も回復するので東洋医学ではその原理を用いて治療を行っていきます。
また、中医学では「肝腎同源」と言われ、肝と腎が互いに補いながら機能しています。肝が弱まると腎も弱まり、その逆の場合もあります。
肝の機能異常や過労・睡眠不足が腎の機能に影響をもたらして腎の水を主る機能を減退させて中心性漿液性脈絡網膜症を引き起こしてしまうと考えられます。

中心性漿液性脈絡網膜症は網膜にある黄斑に漿液が流れ溜まってしまうことで水ぶくれができ、部分的にドーム状の網膜剥離が起きてしまうことで視機能が低下する病気です。
30~50代の働き盛りの男性に好発し、片方の目に発症する事が多いですが、まれに両目に発症する事もあります。
中心性漿液性脈絡網膜症の症状は、
①中心暗転
視野の中心が暗く見える
②小視症
物が小さく見える
⓷変視症
物が歪んで見える
網膜は視覚的な映像を電気信号に変換し脳へ情報を送るカメラのフィルムのような役割があります。この網膜が漏れ出した漿液によりドーム状に膨らむことで上記のような症状が現れます。
ほとんどは良好な経過をたどり網膜剥離が治る事で症状が軽快していきます。自然と治ることもありますが、何かしらの見えづらさが残ってしまう場合も多いです。
網膜剥離が長い期間続いたり、再発を繰り返したりするような場合は視力低下がみられることもあります。
中心性漿液性脈絡網膜症の原因はまだはっきりわかっておりません。
しかし、働き盛りの男性に好発することから心身のストレスが要因の一つと考えられます。
当院のにご来院される患者様のほとんどが多忙だったり、不規則な生活など常に精神的ストレスを抱えている方が多く、パソコン作業で目を酷使されている事も少なくありません。
また、副腎皮質ステロイドの副作用や、女性の場合は妊娠時に起こることもあります。
網膜より外側から眼球を覆っている膜を脈絡膜と言います。
脈絡膜は血管が豊富にあり、網膜は網膜内の血管からだけではなく、脈絡膜の血管からも酸素や栄養を供給されています。同時に不要になった老廃物を脈絡膜へ戻して機能を維持しています。
網膜は何枚かの膜で構成されていますが、一番外側が脈絡膜でその内側にある膜が網膜色素上皮といい、網膜と脈絡膜の間で網膜に酸素や栄養以外の者が入り込むのを防いだり、不要な老廃物を脈絡膜に戻す働きをしています。これをバリア機能と言います。
しかし、何らかの原因でバリア機能が低下すると、網膜にとって不要な漿液が流れ込み、網膜色素上皮と光を感じ取る視細胞層の間に溜まり水ぶくれができてしまいます。
網膜色素上皮と視細胞層が水ぶくれにより剥がれて網膜剥離になるので、脈絡膜から栄養が途絶えてしまい視細胞の機能が低下し、視力低下の症状が現れます。
病院では末梢循環改善薬やビタミン剤、ヨウ素製剤といった内服薬によるものや、水が漏れている部分にレーザー光を照射し細胞を凝固させる治療が中心になります。
中心性漿液性脈絡網膜症の原因はまだはっきりわかっていませんが、働き盛りの男性がかかりやすい事から、ストレスが大きな要因と考えられています。
そのため、日頃からストレスを溜めこまない、発散することが大切になります。
主訴
目の疲れ・ドライアイ
症状
30代男性でパソコン作業が主な仕事で一日10時間はパソコン作業を行い、長い時は15時間パソコン作業を行っていました。最初は、夕方になると目の疲れや目の渇きを感じていたが、徐々に症状が強くなってきて、一日中症状を感じるようになっていった。そして、仕事に支障をきたして一時休職せざるおえなくなってしまった。
パソコン画面を見ると体が反応してすぐ目に不快感をおぼえて、みてられない
当院の治療
まず、自律神経測定器を用いて自律神経の状態を把握しました。測定した時間が夜なのにもかかわらず交感神経の数値が高く、常に神経が緊張している状態でした。聞くと寝つきが悪い時が多いとのこと。
とりあえず仰向きで自律神経を整えるような鍼灸施術をした後でうつ伏せで首肩の筋緊張をとっていきました。
最後にまた仰向けとなってもらい目の周りと頭部を鍼やお灸で刺激することで緊張をとってあげたり、血流の改善を促しました。
経過
1回目
目の疲れは少し楽になったが、まだパソコン画面を見ることができない
2~4回目
だいぶ目の症状が楽になり少しずつパソコン画面を見られるようになってきた。体が軽くなってきたと感じる
5~9回目
少し長い間パソコンを見ると目が気になってくるが、合間に休憩をとると回復する。会社への復帰を考えるようになってきた
10回目
会社に復帰することができた。会社に事情を理解してもらい、最初は短い時間から働くこととなった。
11~15回目
徐々に働く時間を戻していき、休職前と変わらずに仕事をこなせるようになった
考察
こちらの症例の男性患者さんも首肩のこり・痛みが強く出ていたためそちらの方もしっかり症状をとるような施術をしました。
休職前と同じように仕事をしていてはまだ症状がぶり返してしまう恐れがあるため、日々日常的に自分でできる目の疲労ケアを実践していただきました。

症例2
30代 女性
転職してからデスクワークが増えて、慢性的な首肩コリが悪化してきたのと同時に今まで気にしてこなかった眼精疲労が辛く感じている。
業務は常にパソコンとタブレット端末に向かっているため夕方になると眼のかすみを感じていたが、ここ2週間前から眼の奥が痛くなってきたことと、仕事が忙しい日は瞼の痙攣が止まらない時があり、このままでは更に悪化してしまうと思ったことと、もともと同僚がこちらの院に通っており、前から興味があったので紹介を受けて来院を決めた。
当院の治療
自律神経測定器で測定したところ、お昼の時間帯で深夜並みの副交感神経優位の状態でした。このような状態ですと、日中でも常に眠気があり、いまいちやる気が出ない等の状態になりやすく、本人に確認したところ眠気ややる気が出ないとこはほぼ毎日とのことです。
慢性的な首肩コリで筋肉の緊張が強く出ていたので筋肉を緩ませるための血流を促進する治療と、自律神経を整える治療、眼の周りの局所治療を行いました。
治療頻度は週に1回ほどです。
治療経過
◇1回目◇
鍼が思ったより痛くなくて安心した。リラックスできて良かった。
◇2~6回目◇
瞼の痙攣が出なくなった。
◇7~12回目◇
回数を重ねるごとに眼の奥の痛みが楽になってきた。最近は残業しても痛くならなくて嬉しい。
◇13~15回目◇
慢性化していた首肩コリも、くる前より良くなった。今後は美容鍼を自分のご褒美として受けに通院する。
パソコン作業を主に行うオフィスワーカにとくに多いのが肩こり・頭痛・目の疲れ(ドライアイ)の3症状で悩まれている方です。
それは、目の周囲の筋肉・頭の筋肉・首肩の筋肉がお互い影響を受けていることが原因と考えられます。
目周囲・頭部の筋肉
眼輪筋
目の周囲に輪状にある筋肉で、まぶたを閉じる役割があります。
前頭筋
ちょうどおでこにある筋肉で眉毛を上にあげる役割があります。
帽状腱膜
前頭筋と後頭筋を繋げる役割があります。
後頭筋
後頭部付近にあり、帽状腱膜についています。
首肩の筋肉
僧帽筋
後頭部から始まり鎖骨や肩甲骨についています。肩甲骨を動かす役割があります。
胸鎖乳突筋
耳裏のでっぱりについて胸骨・鎖骨を挙上する役割があります。
その他、頭の動きをつかさどる筋肉の多くは後頭部について頭を動かす役割を担っています。
目・首・肩の筋肉は帽状腱膜という組織を介して繋がっているといえます。
パソコン作業を長時間行うと目周囲の筋肉が疲労して目をばっちり開けることが難しくなってきます。またどうしても細かい字などを見る時は目を細めてみようとします。
すると前頭筋や後頭筋も引っ張られて疲労しやすくなります。
また引っ張られるため頭が締め付けられるような頭痛を感じやすくなります。
そして、それが僧帽筋や頭部を動かす筋肉にも影響を与えるのです。
パソコンを行う姿勢にも問題がありますが、目の使い過ぎが原因による肩こり・首の痛みの場合も多いのです。
よって当院では、目の疲れの症状でも首肩周りの筋肉や頭の筋肉の過緊張をとるために鍼灸施術や手技療法を施します。
目の症状・首肩の症状は、一つのセットであり両方の問題をとることで症状が軽快していく場合が多いです。

これらの症状でお困りの方は、一度お気軽にご相談ください。

声帯に炎症が生じて腫れてしまうことで、声が枯れたり声が全く出なくなったりする疾患です。
声帯炎になる原因の多くはウイルスや細菌感染によるもので、風邪の一部の症状として出ます。
その他に、タバコの吸いすぎやお酒の飲み過ぎ、汚れた空気を吸ったり、歌手や学校の先生、アナウンサーなど喉を酷使する職業の方などが起こりやすいです。
声帯粘膜が炎症により腫脹すると、発生時に声帯がしっかりと閉まらなくなり隙間ができるため、声が出なくなったり、ガラガラした声や、かすれた声になります。
ウイルス感染による場合は、対症療法が基本的な治療法になります。痰も増加することが多いので、去痰薬の内服やネブライザー療法を行います。また、二時的に細菌感染を合併することもあり、その場合には抗生剤の内服も行います。
大きな声を長時間出したり、声の使い過ぎなどで炎症が起きている場合には、ステロイドの内服治療が行われます。その際には、ステロイドによる、むくみや不眠、それに伴う精神・神経症状などが副作用として現れます。
安静を保ち治療をすれば1〜2週間で元の声に戻りますが、声帯に炎症が生じている状態で無理な発声を続けると、声帯に声帯結節ができてしまい、症状が悪化し長引くことがあります。そのため、声帯炎症の治療で最も重要なことは、喉の安静、つまり声を出さないことです。
【声帯ポリープ】
声帯ポリープは声帯にできる血豆のようなもので、大きな声を出した後などにできます。
声を使う職業の方に多く、声帯の使い過ぎによってできます。
【声帯結節】
声帯結節は、声帯の摩擦によってタコのような結節ができ、声が枯れるほかに、喉の痛みも引き起こします。
3ヶ月以内であれば、薬による治療と安静にすることで改善が見込めますが、慢性化すると手術が必要になることもあります。
こちらも、声を使う職業の方に多く、声帯の使い過ぎによってできます。
【甲状腺機能低下症】
喉にある甲状腺の機能低下によりホルモンの分泌が乱れてしまい、声枯れの症状を伴うことがあります。
【逆流性食道炎】
逆流性食道炎は胃酸の逆流によって食道に炎症が起きる疾患ですが、その炎症が喉付近まで達したり、声帯自体が胃酸の刺激を受けることで声枯れが生じます。
【咽頭がん】
初期症状として喉の痛みや違和感の他、声枯れが起こる場合があります。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏厚朴湯には、神経や筋肉の緊張を調整する作用があり、喘息や気管支炎など、喉まわりの炎症や不快感に用いられます。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
補中益気湯には、喉の筋肉の運動を高める作用があり、滋養強壮作用のある生薬や喉の痛みや炎症に効果のある生薬の組み合わせでできています。
声帯炎は、主にウイルスや細菌感染などにより、声帯粘膜が炎症し腫脹してしまう為、発声時にしっかりと声帯が閉まらなくなり隙間ができ、声が出なくなったり、声がかすれたりしてしまう症状が現れます。
鍼灸治療には抗炎症作用・鎮痛作用があるため、鍼とお灸を用いて、炎症の起きている喉周りや、声がかすれて発声しづらい為に負担がかかっている患部・筋肉に刺激を与え、症状の緩和を促します。
また声のかすれに対する治療として、東洋医学の観点からもアプローチします。
声帯炎は東洋医学では五臓六腑でいう『肺』の機能不全を起こしていると考えられるため、『肺』の働きを正常に戻すことが重要になってきます。その他に、声枯れなどの不調がある方は五臓六腑で言う『腎』の働きが弱っている方も多いため、『腎』に関する経絡や経穴も用いて施術を行います。

声帯の開閉時に働く喉頭内の筋肉は、迷走神経によって支配されています。その迷走神経の大部分は副交感神経からなり、頭部・頸部・胸部・腹部にわたる全ての内臓に分布しており、感覚や運動、内分泌の役割を担っています。
副交感神経は、安静時やリラックスしている時に優位になる神経です。ストレス社会と言われている現代では、多くの人が副交感神経の活動が低下していると言われています。
実際に当院にある自律神経測定器で測定すると、多くの方が副交感神経に拮抗する交感神経の活動が優位となっており、声の不調や喉の違和感でご来院される方々も例外ではありません。
自律神経には活動的な時や緊張時に働く『交感神経系』と、リラックス時に働く『副交感神経系』の2つからなり、通常はこの2つがバランスを取りながら働いているのですが、ストレスや過労などを受けるとバランスが崩れ、身体に不調が生じます。
そして喉や声の症状は、ストレスや過労によってトラブルを起こしやすい部分な為、自律神経の乱れを悪化させてしまう可能性があります。
人はストレスを感じたり過労が続くと、自律神経のバランスが崩れます。自律神経が乱れると、倦怠感や動悸、不眠、めまい、しびれ、手足の冷え、慢性症状の悪化などの様々な症状が現れます。
そのため、当院では、治療の前にしっかりと問診を行い、自律神経の状態を機械で測定し、症状や状態を把握した上で治療を行っていきます。

当院には自律神経測定器があり、この測定器では交感神経と副交感神経のバランス、肉体的ストレスや精神的ストレスなどの数値も測る事ができます。測定結果を元に、お一人お一人に合ったオーダーメイドの治療をします。そして、東洋医学の治療法と自律神経療法を組み合わせることで、より治療効果を高めることができます。
鍼灸治療は自律神経を整えるのにとても優れた治療法です。自律神経を整える経穴や声のトラブルやストレスに対する特効穴を用いて症状改善を目指します。
また、自律神経のバランスを整える事で心身の過緊張を緩和し、血行を促進して症状を改善し、再発や悪化を防ぎます。
声帯炎の症状でお悩みの方は、東京α鍼灸院へお越しください。
症例
30代 女性
3週間前に風邪を引いてしまい、声が出ずらくなった。
声の仕事をしているため早急に治したく当院に来院した。
声は嗄声の様なかすれ声で、長く出し続けることが出来ず途中でガラガラ声になってしまう。
病院で念のため検査をしてもらったが、ポリーブや結節などの異常はなく、炎症のため完全に声帯が閉じにくい状態になっている。
喉の痛みはないが首周りの圧迫感が強く感じ、多少咳も残っている。
仕事は楽しいが知らず知らずストレスは溜まっている感覚はあり、夜の睡眠の質はあまり良くないように感じる。
当院の施術
まず、現在の自律神経の状態を確認するために自律神経測定器を使用して交感神経と副交感神経のバランスをチェックしていきました。
午前中にも関わらず副交感神経の働きが強く交感神経の働きが弱い状態で、自律神経の働きが逆転している状態でした。
首肩や肩甲骨回りや背中の筋肉が緊張していたため、首肩背中に刺鍼し筋肉の緊張を緩めていきました。
また、自律神経の乱れを整えて自然治癒力を上げるために、自律神経調節を目的と施術も行いました。
同時に、首の前面の声帯炎の効果のあるツボに鍼やお灸で刺激し、炎症を抑える施術を行っていきました。
経過
◇1回目◇
咳が軽減して、声も出しやすくなった。
まだ少し、ガラガラ声。
◇2回目◇
まだ、完全な状態ではないが、初診より声がスムーズに出せるようになってきた。
◇3回目◇
ほぼ良い時の状態にまで回復した。
◇4回目◇
仕事に復帰できるまで改善した。
当院では、呼吸や脈拍、血圧などを司る自律神経の状態を自律神経測定器で測定し、患者様のお体の状態を把握した上で治療に移ります。
自律神経のバランス調整施術で、内臓機能、血液循環、免疫機能を高め全身的なバランスを整え、東洋医学的観点から、心・肺・腎を中心とした五臓六腑の機能調整、気を補う、流れを調整するツボなども用いて治療を行います。
また、呼吸筋、呼吸補助筋の緊張による横隔膜の動きが悪くなることも息切れの原因となりますので、首や肩、肩甲骨周囲、腹部などの筋緊張や筋疲労を和らげる施術も合わせて行っていきます。

東洋医学では息切れは過労や栄養不足、ストレスなどによる「気」の失調や五臓六腑の心・肺や肺が行う呼吸を助ける腎などの機能低下が関係していると考えられています。
代表的なものとしてこのような状態が挙げられます。
・心血虚
心を栄養する血液が不足した状態を指します。血を作る脾の働きが低下すると心血が作られない為心の循環不全になります。心血虚の場合、心陽で熱を帯びるため動悸、息切れ、胸苦しさなどが生じます。また、心は精神をコントロールするためイライラ、夢をよく見る、眠りが浅い、めまいなどの症状が起こることもあります。
・肺気虚
肺に供給される気が不足した状態を指します。具体的な症状として咳、痰、息切れ、疲労感、多汗などが挙げられます。
・肺腎気虚
肺と腎の気が不足した状態です。肺は呼吸を司っている臓器ですが、その中でも特に空気を吐き出す呼気を担っています。一方で腎は空気を吸い込む吸気に関わっています。
呼吸に関わる肺、腎の失調は大気中の気の取り込みに大きな支障になってしまいます。肺腎気虚の主な症状は呼吸困難、息切れ、発声困難、手足の冷え、むくみ、多汗、腰の痛みや重だるさなどが挙げられます。
息切れとは呼吸をするのに努力を必要としたり、不快感を自覚することです。
息切れには
・息がつまる
・呼吸が浅い
・胸が圧迫される
・十分に息が吐けない
・呼吸が早い
など様々な表現があります。血液中の酸素量の低下、二酸化炭素の増加、その他いろいろな原因がありますが、多くは体が必要とする酸素量が供給出来ないと息切れは起こります。
日常生活から考えられる原因
・激しい運動や運動不足による体内の酸欠
運動をするとき体は筋肉を動かすため沢山の酸素を必要とします。激しい運動をするほど大量の酸素を必要とするため、酸素を多く取り入れようと呼吸が早くなり息切れを起こしやすくなります。
また、日頃の運動不足も心臓が血液を送り出すための筋力が弱くなるため、息切れを起こしやすくなります。
・過労やストレスによる脈拍や自律神経の乱れ
自律神経には体を活動状態にする「交感神経」と、休息、回復状態にする「副交感神経」の二種類があります。この二つはアクセルとブレーキの関係にあり状況に応じてどちらかが優位になり、呼吸、血液循環、体温調節、消化、排泄、生殖、免疫などの働きを無意識のうちにコントロールしています。
強いストレスや過労などが原因で交感神経が緊張(亢進)してしまうと息切れや動悸が起こります。
・肥満による心臓への負担
体重の増加に伴って体が大きくなると、身体はその分多くの酸素を必要とします。肥満では心臓は沢山の血液と酸素を送ろうと活発に活動します。すると心臓に負担がかかり息切れや動悸が起こりやすくなります。
息切れを伴う疾患
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長年の喫煙習慣が原因の約90%を占める疾患で、喫煙により慢性気管支炎や肺が弾力を失う肺気腫を引き起こし、咳や痰、息切れが続くようになります。
30年~40年近くかけてゆっくりと肺の機能が低下して徐々に呼吸が苦しくなり最終的には呼吸不全になることがあります。
・気管支喘息
慢性の気管支の炎症やアレルギーによって気道が過敏になって狭くなる症状が現れると息が苦しくなる発作を繰り返します。喘息の発作時には喉が詰まる感じが現れ、咳や痰、ゼイゼイ、ヒューヒューという呼吸音(喘鳴)、呼吸困難が続きます。息を吸う時より吐くときの方が苦しくなるのが特徴です。
・心不全
心筋梗塞や不整脈など様々な心疾患が原因で、心臓の機能が低下し体に十分な血液が供給できなくなった状態です。全身の血液循環が悪くなることで肺にうっ血が生じ、呼吸困難、息切れ、動悸が起こります。
また、胃腸や肝臓にうっ血が生じると食欲不振や嘔吐、腹部膨満感なども見られるようになります。
・狭心症
心臓の筋肉に血液を送り込む冠動脈が脂質異常や糖尿病などによって血管が動脈硬化で硬くなり、血流が不足しやすい状態に陥ります。
そして寒い日や階段昇降時など心臓に負担がかかった際に、数分程度一時的に酸素が不足して胸が締め付けられるような痛みや息苦しい発作が起こります。
・心筋梗塞
心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が動脈硬化を起こして内腔が狭くなると、血液が固まって出来る血栓が詰まり、血流が完全に止まってしまうのが心筋梗塞です。突然胸に激痛が起こり、痛みは30分から数時間続くことがあります。
血流が止まると心筋の壊死が始まり、その範囲が広がると血圧が低下して顔面が蒼白となるとともに吐き気や冷や汗がみられたり、意識を失って死に至る場合があります。
・不整脈
心拍動が基準値(一分間に60~100回程度)を外れて拍動が多すぎたり少なすぎたり、または心拍動のリズムが乱れたりして起こるのが不整脈で、動悸や息切れ、胸の不快感などを生じます。低血圧や失神、意識消失や心停止に至ることもあり生命の危険にさらされることもあるため、心臓や循環器の専門医への受診が必要です。
・過換気症候群
過剰な精神的ストレスなどが引き金となって、突然浅く速い呼吸を繰り返す疾患です。動悸や酸欠状態のような息苦しさを訴えます。
呼吸回数が増えることで血液中の二酸化炭素が過度に減少しめまいや手足のしびれ、筋肉のこわばりなどとともに呼吸速度が速まりときに失神してしまうこともあります。
・バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
のどぼとけの近くにある甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患で、甲状腺ホルモンの代謝亢進作用によりのぼせやほてり、多汗、手の震え、動悸、息切れなどの症状が起こります。その他疲労感や甲状腺の腫れ、眼球突出などの症状が現れることがあります。
・更年期障害
閉経前後の約10年間を指す更年期を迎えると女性ホルモン(エストロゲン)の急激な変化により自律神経のバランスが崩れ、のぼせ、ほてり、めまい、イライラ、肩こり、動悸、息切れなど心や体に様々な症状が現れます。
・貧血
鉄分の不足などが原因で、酸素と融合し酸素を全身へ送るヘモグロビンの量が減少することで血液中の酸素濃度が薄くなった状態です。体内の酸素が不足することでめまいや倦怠感、息切れなどの症状が起こります。
などがあります。
まず、問診、触診、視診、聴診などを行い
バイタルサイン(血圧、脈拍など)の確認をします。呼吸困難で特に重要なバイタルサインは呼吸数、SpO2(動脈血酸素飽和度、体の動脈中でどれだけ酸素があるか示す指標)です。
多くの場合問診と身体所見でおおよその病気候補は絞られます。最終的な確定診断を行うために、胸部レントゲン写真、心電図検査、動脈血液検査などの検査が行われます。
症例
10代 女性
仕事中に息がしにくい時が数か月前から度々あったが、気にしないようにしていたら悪化してしまった。2,3週間前から常に息がしにくい状態になり仕事中ずっとゼエゼエ息をしていた。
高校を卒業し、一年前に社会人になったばかりだが、勤務時間が長く一日で家にいる時間が平均で6時間ほどでかなり疲労が溜まっている。
業務内容も体力仕事メインで職場で一番下っ端のため、自分の仕事プラス雑用と先輩の分の仕事も自分がやることが毎日なので、肉体的にも精神的にもキツイと感じている。
学生時代は運動もしていて体力には自信があったが、最近は家にいても何をする気にもならなくなっている程疲労している自覚はある。
先日、家から10メートルほどしか離れていない駐車場に行くために歩くだけでも息が切れるようになり、このままでは仕事だけではなく、生活に支障がでるため来院。
当院の治療
自律神経測定器で計測したところ、ストレス値と疲労度がかなり高い数値でした。自律神経の乱れもあり、夜に測定したのにも関わらず活動するときに優位になる交感神経がリラックスするときに優位になる副交感神経よりもかなり高い数値になっていました。
触診時には、首から背中にかけて筋肉に緊張が強く見られました。疲労も溜まっているとのことでしたので血行促進による筋肉の緊張緩和、自律神経を整えることでの疲労回復をメインで施術を行いました。
来院頻度は月に1回。
治療経過
◇1回目◇
施術中は寝ていて何も覚えていないが、リラックスできた。
◇2回目◇
呼吸は変わらないが、仕事中に体が軽く感じた。
◇3回目◇
歩いても息が上がらない日が増えてきた。
◇4回目◇
仕事の忙しい時以外なら、ほとんど呼吸は落ち着いてきた。日常生活では息切れがなくなった。
◇5回目◇
息切れが仕事中もでなくなり、快適に働けるようになった。
令和7年4月10日(木)より
高田馬場はりきゅう院
が開院いたしました。5店舗目の分院となります。
高田馬場駅から徒歩4分ほどに場所にありましてとてもアクセスが良い場所にあります。
施術内容は、他の院と特に変わりございませんのでお近くの方はお気軽にご利用ください。
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