目の病気に効くツボ

目の疾患に効果的なツボ

目の疲れは頭後ろの後頭下筋群に現れます。この部分は頭と首の連結部で目の周りの疲労はこの部分にも影響を与えます。

ここが硬い人は目の疲労が蓄積されていることが多いです。
治療の際にはこの筋肉上にある「風池」「完骨」という経穴が目の疾患に良く効きます。

風池・完骨への鍼治療

この経穴に刺鍼すると目から脳に伝わる神経速度が上がったというデータがありますので
鍼による視力回復は期待できるということです。
疲労回復にも視力回復にも鍼灸治療は効果的であるということになります。

軽度の症状であれば数回の治療で効果が出てきますし、頑固で長期間の症状は数か月で効果が期待できます。

そのほか、腕にある『合谷』や『曲池』といったツボも目の症状に効果的とされています。

 

目の治療は専門的知識と経験によるものが治療効果にも大きく関係してきます。
目の専門治療であれば当院にお任せ下さい。

 

目の奥の痛みなどに対しても鍼治療は有効です!

 

目の奥が痛い。首の付け根が痛い。寝ても痛みが取れない。

このような症状で悩まれている方が多いです。

パソコン仕事やスマートフォンの増加が眼科疾患に大きく関係していると思います。

 

年齢も10代から高齢者までと幅広く、職種も学生からサラリーマンと不特定に多い症状になっています。

目で悩まれている方は、症状がでていても眼科や治療院に掛からずに放置される方が多いのですが、放置してしまったためにかえって症状が固定されてしまい、治りづらくなるのもあります。

そのうちの一つが眼精疲労です。

始めは目の疲れやドライアイなどの症状ですが、次第に症状が固定していき、寝ても回復しないどころか症状が悪化していくだけと悩まれる方が多いです。

 

白内障緑内障も初めは疲れ目から来ることが多く、現代のように目を酷使してしまう社会環境ならば治療院や自己ケアによって目を守っていく必要があると思います。

 

 

眼精疲労に変わる前に対処する事が大事です。

始めは疲れ目やドライアイなどからです。

この二つは目の疲労から来るものです。

 

目の疲労度は環境によって影響されます。

 

 

  • ・一日中オフィスでパソコンと向き合っている
  • ・読書が好きで、通勤電車や寝る前に長く読んでいる
  • ・強い光をよく見る職場
  • ・スマホやパソコンを長時間使っている
  • ・クーラーの風邪がよく当たって目が乾く

 

これらは目にとって悪環境になります。

まずは疲れ目から始まり、次第にドライアイに変化して眼精疲労となります。

 

眼精疲労は目の症状ばかりでなう身体の症状も伴います。

目の症状では、

  • ・目が疲れることや、
  • ・目が痛む
  • ・目が充血する、
  • ・しょぼしょぼする
  • ・目がゴロゴロする

かすんで見える、ぼやけて見える

 

身体の全身症状としては、

精神的な症状が現れることもあります

眼瞼けいれん 鍼灸治療

 

 

眼精疲労とはこれらの症状が固定してしまう状態です。

これからさらに症状が悪化さしていく可能性もありますので早めに対策や予防をされる

のがいいです。

 

 

目もすぐに病気にかかるというわけではなくサインをだしてきます。

 

目の病気だと思われるサイン

加齢性黄斑変性症

  • ・中心部がぼやける
  • ・視界がかすんで見える
  • ・視野が欠ける

などがあります。

加齢性黄斑変性は比較的男性に多い病気です。

年齢を重ねると誰でもなる可能性があるものです。

白内障

  • ・まぶしく感じたり
  • ・全体的にかすんで見える

白内障は加齢でなることが一番多いですがアトピー、遺伝、糖尿病からなるものもあり原因となるものが多いです。

飛蚊症

  • ・視野の中で虫が飛ぶように見える
  • ・ゴミが見える

飛蚊症は目の酷使、紫外線などの影響によりなることがあります。

痛みを伴わないので軽い症状と認識されないで、一度眼科を掛かられた方がいいです。

網膜剥離のような重いものにも繋がる可能性があるからです。

片頭痛

  • ・視野の中で電気を見た後みたいに光が残る

麦粒腫 霰粒腫

  • ・目やまぶたがかゆい、痛い
  •  ・まぶたが腫れている

鼻涙管 涙小管の異常

  • ・涙が止まらない

ウィルス性結膜炎、細菌性結膜炎、慢性類嚢炎

  • ・目ヤニが多く出る

 

目に負担をかけ過ぎない

上記のような症状が出た場合、一度眼科などで検診を受けてください。

またご自分でできる予防としてやはり目の負担を抑えることが大切です。

視力に関しては、ピント調整が眼精疲労に関係してきます。

目の水晶体は厚さを調節することでピントを合わせます。

この調節が上手くできなくなると近くのものや遠くのものが見えにくくなります。

 

ピント調節ができなくなるため

 

になります。

 

 

上記の四つはピント調節機能低下で起こります。

 

年齢を重ねると水晶体が弾力性を失って硬くなり、ピント調節が上手くできなくなる状態を老眼と言います。

これはほぼ全ての人がなっていきます。

30歳以降にピント調節機能が低下してくるので、40歳以上で見えにくくなってきた場合は、

老眼の可能性があります。

 

ピント調節が上手くできないで目を使い続けるのは、目の筋肉が酷使される状態になりますので、目の負担が大きいです。

そのため、目の負担からくる眼精疲労になりやすくなります。

 眼鏡やコンタクトレンズ選びにも注意!

自分の視力にあったコンタクトレンズや眼鏡を使うことで目の疲れや眼精疲労などが改善することもあります。

見えすぎることによっても過矯正でかえって視力が悪くなったり、目をつかれさせてしまいます。

自分に合ったコンタクトレンズや眼鏡を使用するのが一番いいです。

 

昔流行ったカラーコンタクトなどは昔に利用したことがあるのですが

数時間着けただけで目がぱさぱさになり後頭部の痛みが出たことを覚えています。

視力に関係ないカラーコンタクトなどはやはり控えていただいた方がいいです。

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症例

 

30代 男性

仕事ではパソコン、私生活ではスマートフォンをよく使用しているため、慢性的な眼精疲労に悩まされている。ここ最近では、ドライアイ、目の痙攣などの症状に加え、首肩コリ、頭痛も気になるようになってきた。

仕事は忙しく、休日も仕事をすることが多いため目を休める時間があまりない。睡眠時間も平均5~6時間と十分にとれている気がしない。運動は週1回ジムに行っている。

 

当院の施術

まず自律神経測定器でお身体の状態を確認しました。

血管の老化はまだ進んでおらず、血管年齢は実年齢と同じくらいで、自律神経の状態をみてみると交感神経の割合が副交感神経を大きく上回り、強い乱れを確認しました。

そのため自律神経の調節治療を加え、首肩コリや頭の筋緊張緩和、眼の周囲にある経穴に刺鍼し、低周波療法で血流改善を促しました。

 

治療間隔は1週間に1回~2回のペースで行いました。

 

経過

1回目

施術直後はとても目が楽になって、視界がクリアになった。

しかし、次の日はまた元に戻ってしまった。

 

2回目

よく眠れるようになり、目の疲れが取れてきた。

首肩コリも前より少し楽。

 

3回目

ここ数日非常に忙しく、また目の疲れがひどくなってきたが、施術後は症状が緩和し楽に感じる。

 

4回目

首肩や、頭が軽い。ドライアイも軽快している。

 

5回目

目の疲れが少ない。痙攣も気にならなくなってきた。

 

6回目

痙攣はほとんど治まった。眼精疲労もほとんど気にならない。

 

7回目

目の疲れが気にならないため、仕事に集中できる。

 

現在もメンテナンスのため通院中。

 

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸院|眼精疲労 at 17:33 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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