当院の肋間神経痛に対する鍼灸治療は、まず第一に痛みの強い部分に鍼とお灸の刺激を与えて、鎮痛効果を促します。

必要であれば、鍼に電極を繋げて電気を流すことでより効く鎮痛効果の治療を施します。

また、肋間神経痛は東洋医学的に診れば、『肝気鬱結』という病態が多いので肝経を中心としたツボを刺激し、治療していきます。

肋間神経痛は身体の疲れやストレスが溜まっている時に症状が悪化する傾向にあるので治療の前に自律神経測定器でお身体の状態を把握したうえで施術していきます。また激しい痛みは交感神経の活動を活発にして、長期にわたると自律神経も乱しかねません。

当院では自律神経測定器を用いてその日の患者様のお体の自律神経の状態を把握したうえでその方にあったオーダーメイドの治療を施しております。
全身の調整治療(自律神経調整治療)
+
『肝気鬱結』を治す治療(東洋医学的所見からの治療)
+
疼痛の強い肋骨部周辺への鍼通電療法(鎮痛作用)
これらの治療を合わせて行っていくことで高い治療効果に繋がるのです。
肋間神経痛は東洋医学では、『肝』が深くかかわっていると考えられています。
『肝』の機能として代表的なものとして
・肝は疏泄を主る
気を全身に行き渡らせて、全身の機能を安定的に保つ役割があります。精神状態や自律神経を介した内臓機能が正常に働かせます。
・肝は血を蔵する
肝が血を貯蔵して、必要に応じて各機能に供給します。また、自律神経を介して血管を伸縮させることで体内の血流量を調整します。
・肝は筋を主る
血を供給することで筋の運動を安定的に保ちます。また筋膜や腱を制御することで関節運動も調整します。
このように東洋医学では『肝』は全身の機能を調整するためにとても重要な臓器といえます。また経絡の走行を見ると、足の親指から起こり下肢の内側を通って肋骨部分にまで至ります。『肝』の不調はこの走行部分にあらわれやすくなります。
肋間神経痛の代表的なものとして『肝気鬱結』というものがあります。
『肝気鬱結』
主に精神的ストレスや病邪の感染、自律神経の異常によって気が停滞することによって起こります。肋間神経痛の主な症状であるわき腹や胸のあたりの痛みに加えて、イライラ感や頭痛、不眠などの症状もあらわれます。
生活の不摂生や精神的ストレスで症状が強く出ることが多いです。
肋間神経痛の症状は、その名の通り肋骨に沿って走行している肋間神経が何らかの原因により痛みが発生する疾患です。
肋間神経は、胸椎の間から出る神経で肋骨の間を添って胸骨に向かう左右12対ある神経です。肋間神経は、運動神経と感覚神経を併せ持っており、運動神経は脊柱起立筋をはじめとした姿勢を保持する筋肉と肋間筋など呼吸をする際に重要な筋肉を支配しています。それらの感覚神経も支配しています。
また、肋間神経は自律神経の一部も支配しているため、血管や内臓の働きもつかさどっています。よって内臓の異常が肋間神経支配領域に痛みや違和感を出させることもあります。
肋間神経痛となると、胸やわき腹の部分に瞬間的な鋭い痛みが出ます。胸が痛くなることも多いため、心臓の病気ではないかと不安に感じる人も多いです。
肋間神経痛といいましても肋間神経は肋骨の間を通るようにして走行しているため広範囲にわたって伸びています。よって肋間神経痛となっても人によって様々な部分に痛みが出るのです。具体的には、背中・あばら部分・わき腹・胸部・脇下・上腹部などです。
このように人によって痛みが出る部分や痛みの感覚は違いますが、体をひねるなどのちょっとした動きやくしゃみなどによっても痛みが出ることが多いようです。肋間神経痛となると多くは左右の片側や体の中心部分のみにおこります。
多くの部分で痛みが放散している場合その他の体の異変によって起きている可能性があるので注意が必要です。また、肋間神経痛では痛みはあるものの耐えられるほどの痛みが多く、耐え切れないほどの激痛が胸部やわき腹などに起きた場合は狭心症や心筋梗塞などの内臓系の病気が隠れている場合があるのですぐに専門機関を受診する必要があります。
肋間神経痛は、決して病名というわけでなく症状の一種です。原因がわからないことが多いですが、骨折や椎間板ヘルニア、ヘルペスウィルスなどの感染、心臓などの内臓の病気の可能性もあるので、自分で判断せずに病院で一度診てもらうことが重要です。
それでもレントゲンなど様々な検査をしても原因がわからないことが多いようです。
その場合は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足など検査ではわからないことが原因に挙げられます。
ストレスによる肋間神経痛
肋間神経は、自律神経もつかさどっているためストレスなどで自律神経が乱れると肋間神経痛となってあらわれることがあります。
疲労の蓄積
肋間神経は脊柱起立筋など姿勢を保持する筋肉を主っているため、ずっと同じ姿勢などして疲労が蓄積すると肋間神経痛の原因となることがあります。デスクワークで常に同じ姿勢で脊柱起立筋や腹横筋などが疲労するとその間を肋間神経が走行しているために神経が圧迫されて痛みが誘発されることがあります。
またスポーツ時に無理な姿勢を取ったり、オーバーユースによる筋疲労でも肋間神経痛となることがあります。
運動不足
運動をせずに筋肉を動かさないでいると次第に筋肉は硬直してきます。そして、急に体を捻ったり、くしゃみをした時でさえ呼吸筋が急に伸縮するため筋肉や神経が傷つき、肋間神経痛となってあらわれます。特に高齢になればなるほど、筋肉も硬直しやすく神経も傷つきやすくなるので注意が必要です。
帯状疱疹
帯状疱疹後の神経痛として肋間神経痛があらわれることが多いです。帯状疱疹の原因となるヘルペスウイルスは神経細胞に潜伏していて免疫力が低下した時に表面化してきて神経細胞を傷つけて強い痛みが引き起こされます。
内臓疾患
肋骨は心臓や肺、胃や肝臓などを覆っており外部の衝撃から守る役割があります。よってこれらの臓器の不調は肋骨の間を走行している肋間神経にも影響を与えて痛みを誘発することがあります。
肋間神経痛を起こしている原因によって治療法は様々です。肋間神経痛だと思っていても狭心症などの心疾患によって肋間部辺りの痛みを起こすこともあるので、痛みを感じた場合早期に診断を受ける必要があります。
狭心症などの心疾患と診断された場合早期に適切な処置を受ける必要がありますし、肋骨の骨折や椎間板ヘルニアが原因で肋間神経痛を起こしている場合も原因によって処置は変わってきます。
しかし、多くの場合は原因不明の場合が多く、そういった場合はブロック注射や湿布薬などで痛みを緩和させる処置をされます。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学では、血虚やお血と考えます。
血の道というだけあって血の巡りが関係します。お血とはこの血の巡りが滞ってしまう状態のことをいいます。
血の状態を良くして滞りをなくしていく施術が必要になります。
これに精神的ストレスや冷えなどが重なって症状が強くなることもありますので全体治療を合わせて行うと治療効果がさらに高まります。
冷えなどは骨盤周囲の状態と下半身の血行循環を良くさせる必要があります。
ストレスに対してはお灸で免疫を上げていきます。
当院では自律神経測定器により自律神経の活動を測定します。
これにより交感神経や副交感神経のバランスを調べることができます。自律神経は自分の意思とは関係なく身体を動かしてくれる神経です。
内臓や身体の隅々まで行き渡る血管まで幅広く身体をコントロールしてくれています。この自律神経が乱れると体内のバランスも乱れるため様々な症状を引き起こします。すでに病気がある方にはさらに悪くなることや、乱れた自律神経のままですと生活習慣病になる可能性もあります。

身体を診ていくうえではこの自律神経の存在はかかせません。自律神経が整うと、人がもっている自然治癒力が向上します。自然治癒力を高めることで血の道の症状を改善することや緩和させることが望めます。
鍼灸治療は自律神経を高めることや整えることに優れた治療法になります。鍼とお灸を使い小一時間しっかりとその方その方に合った施術をすることで高い効果を実感されると思います。


鍼も髪のけより細いものを使用しますので痛みもほとんど感じないです。当院では鍼を使い捨てのものを使いますので衛生面でもご安心してください。
血の道でお悩みの方は一度東京α鍼灸院へご連絡ください。
当院では、カーテンのみで仕切られている治療院とは違い個室になっていますので安心して施術を受けていただけるとおもいます。
すでに病院などで治療を受けられている場合でも補完治療として鍼灸治療は優れています。
併せて治療を受けていただくことで効果が上がることも多いです。
血の道とは、あまり聞きなれない言葉かと思いますが、女性の月経や妊娠・分娩後・更年期などにみられる精神症状や自覚症状、身体症状のことです。婦人に見られる更年期障害類似の自律神経症候群とも定義されています。
更年期障害も血の道に含まれますが、更年期だけではなく月経などの血に関係する病態全てを含むのが血の道になります。更年期障害は血管運動神経系障害とされます。脳の視床下部にある自律神経中枢が女性ホルモンの減少により影響を受けて、自律神経失調症の症状を起こします。
自律神経症状だけでなく精神症状も引き起こします。血管運動神経の問題でなく社会環境や更年期という年代に取り巻く問題などから心理的ストレスが精神症状を引き起こすと考えられています。この血管運動神経系症状と精神症状が複雑に関係するのが更年期障害です。
血の道は、婦人経の疾患で月経に関係する一切の病態と捉えます。漢方では、生理痛や月経前症候群(PMS)なども血の道と言います。
月経に関係して出てくる下腹部の痛み、気怠さ、骨盤周囲の痛みや精神症状としては、心悸亢進・動悸などがでます。
全身症状としては、のぼせ・めまい・耳鳴り・ほてりなどがあります。
女性特有の自律神経失調証を総称して血の道と呼びます。病院では血の道とは言わず、月経前症候群や自律神経失調症・不安神経症・更年期障害などと各病名がつく場合があります。
更年期障害は更年期に起きる様々な自律神経失調症状や精神症状などがのことです。
更年期とは、女性の閉経前後の10年を言います。だいたい45歳くらいから55歳くらいになります。中には若年性更年期といって20代や30代の若い女性にも更年期障害が出始める方もいます。
更年期障害は、卵巣機能の低下により卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減少することで起こる障害です。女性ホルモンの量が減っても脳からは分泌させようとするホルモンが卵巣を刺激するためホルモンのアンバランス招くからです。脳にある自律神経中枢がアンバランスの影響を受けて体調の不調を引き起こします。
顔や上半身がほてったりのぼせたりします。汗を多くかいたりと気温や外部の環境に関係なく全身症状がでます。
血管運動神経:のぼせ、熱感、頻脈、動悸、冷え性等
全身症状:易疲労性、倦怠感、脱力感等
不定愁訴:頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、たちくらみ、眼精疲労、食欲不振等
精神症状:不眠、不安感、怒りっぽい等
様々な全身症状や精神状態になります。
西洋医学では、自律神経失調症や婦人科系の疾患を指します。月経などの血に関係するものをいうため、原因となる器質的疾患があればそちらを優先して治療していきます。更年期障害の場合はホルモン療法なども行われます。更年期はいろいろな悩みなどを抱える時期であるので精神的ストレスが強い場合もあります。その場合には心理療法などもいいです。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
クッシング症候群は東洋医学では、「腎陰虚」という病態と考えられています。
東洋医学でいう「腎」は西洋医学とは少し異なります。東洋医学では、腎は内分泌系・泌尿生殖器系や中枢神経系の一部・免疫監視能なども含めた機能系だと考えられています。
よって腎が虚する(腎機能が弱まる)とそれらの機能が低下します。すると、めまいや耳鳴り、膝や腰に力が入りづらく倦怠感が出る、発育が遅くなる、女性では無月経や不妊などの症状が現れやすくなります。
腎陰虚では、それに加えて陰液が不足しているために起こる熱証の症状を呈します。また体内の栄養不良や脱水などがおこり、それに伴う内分泌系の機能亢進・自律神経機能の亢進などの症状が現れます。
腎陰虚が慢性化するとその他の五臓にも影響を与えて甲状腺機能亢進症・下垂体機能亢進症・副腎皮質機能亢進症・高血圧症・慢性肝炎などの疾患へと繋がる可能性があります。
腎陰虚での熱証として、体の熱感やのぼせ・手のひらや足の裏のほてり・顔面紅潮・不眠・体幹がやせるなどの症状があり、クッシング症候群の症状と似ています。
当院のクッシング症候群に対する鍼灸治療は、東洋医学の観点より「腎」の状態を正常に戻すことです。脈診や腹診などからその日のお身体の状態を検査してその日その方に合った最適な施術をいたします。
またクッシング症候群は日々のストレスなどの自律神経の乱れも深く関係していますので、自律神経測定器でお身体の状態を把握したうえで自律神経調整療法で自律神経の状態を整えます。

クッシング症候群の治療に対して当院では病院との併用をお勧めしております。手術前や手術後の体調管理などに効果があります。ま
た、腫瘍が見つかず、有効な治療法があまりない場合でも当院では、東洋医学の観点からアプローチしていくことで症状改善に努めます。

クッシング症候群とは、副腎皮質ステロイドホルモンであるコルチゾールが増えすぎるために起こる疾患です。
コルチゾールは血糖の代謝やタンパク質や糖などの栄養の代謝に深くかかわっているためコルチゾールが増えすぎてしまうと様々な悪影響が出てきてしまうのです。
症状としましては、
・満月様顔貌(顔がむくんで赤らむ)
・バッファローハンプ(首から鎖骨にかけて脂肪が沈着し手盛り上がる)
・体幹は太り、手足は細くなる
・筋力の低下
・高血圧、高血糖
・骨粗しょう症
・月経不順
・感染に対する抵抗力の低下
・腎結石
・内出血が起こりやすい
・多毛症
などが挙げられます。
コルチゾールとは
コルチゾールとは、副腎皮質ホルモンでストレスホルモンとも呼ばれており、ストレスに敏感に反応するホルモンです。タンパク質や糖・脂質の代謝を制御しており、人間の体にとっては欠かせないホルモンの一つです。
過剰なストレスによってコルチゾールは発散されてそのような状態が続いてしまうと免疫力の低下などの様々な体の不調を訴えやすくなります。またコルチゾールは抗炎症作用も備わっているため医薬品の分野では抗炎症作用として使われています
コルチゾールは基本的に朝が一番高く夜にかけて徐々に減っていきます。血中や尿中のコルチゾール値によってコルチゾールの量がわかり、その結果によって様々な疾患の指標となります。
コルチゾール値が高い場合
・クッシング症候群
・うつ病
・肥満
・糖尿病
コルチゾール値が低い場合
・アジソン病
・下垂体性副腎皮質機能低下症
などの疾患が疑われます。
クッシング症候群は脳の下側に位置する下垂体という部分に腫瘍ができる場合と、副腎皮質という部分に腫瘍ができて発症する場合とがあります。
下垂体は内分泌器官であり非常に血管が豊富にあります。下垂体で分泌されたホルモンは血流に乗って効率よく目的地に運ばれるようになっているのです。
下垂体に腫瘍ができてしまい副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されて副腎皮質が刺激されます。副腎皮質は副腎の周囲にあり、様々なホルモンを合成して排出します。コルチゾールは副腎でつくられていますが、下垂体の異常から来る副腎皮質刺激ホルモンの増加により副腎皮質は刺激されて多量のコルチゾールを排出してしまうのです。
また、何らかの異常で副腎皮質に腫瘍ができてしまった場合でもコルチゾールは過剰に排出されてしまいます。
過剰なコルチゾールの排出は上記のような症状を呈してしまうのです。
・最近よく顔がむくむ
・腹部や太ももに赤紫色の線が出る
・あざができやすくなった
・血圧が高い
・女性でひげが生えたり、体毛が濃くなった
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学では、「血」と「気」が上手く回るよう施術します。全身の経絡経穴を用いて、鍼とお灸で施術します。また東洋医学に基づいた診断法に基づいて一人一人に合ったオーダーメイドの施術をいたします。

お薬を使わないので赤ちゃんへの影響がありません。
身体で見て、日頃から肩こりや頸などに症状がある方は、そちらも優先的に施術します。
これらの症状も乳腺炎になりやすい体質ということになります。
当院には女性鍼灸師が在籍しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経測定器により自律神経の働きを調べる器械があります。これにより交感神経と副交感心の活動状態を調べられます。それ以外にも身体的ストレスや精神的ストレス、疲労度などもわかります。
自律神経は身体を意識とは関係なく働いてくれる神経です。心臓などの内臓や血液循環など人間の体にとってとても重要な役割を果たしている神経です。この神経はストレスに弱く外部環境からの影響も深く関係しています。生活環境などの変化などによって二つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなるのです。

逆に自律神経の交感神経と副交感神経の活動バランスが整うと身体の自然治癒力が高まります。病気など体の異変を修復させることに関しても自律神経の存在は欠かせない存在なのです。
鍼灸治療には、この自律神経を整えることに優れています。時間をかけてじっくり治療することで、自律神経のバランスを整えて身体をリラックスした状態にもっていきます。終わった後には鍼灸効果を実感できるかと思います。
施術間隔は、始めの3,4回は3日置きに来ていただき、それから1週間に1回、2週間に1回と伸ばしていく治療方針が効果がでやすいです。
症状の重さや個人差もありますので、上記の施術間隔は参考までに見てください。
乳腺炎は世界保健機構(WHO)で鍼灸効果が認められた疾患です。
乳腺炎とは、乳腺が炎症を起こして、痛みや発熱が生じることです。乳房に腫脹や発赤、発熱、痛みがあり、授乳機能に支障をきたすことが定義とされています。
出産後、乳汁がきちんとでないため乳腺内に溜まり、炎症が起こります。
乳腺炎には、症状の段階があり軽いものから重いものまであります。軽いものであれば乳管が軽くつまり乳腺が腫れて痛みを出している状態から周りの組織まで細菌感染が広がった重いものまであります。
乳腺炎は授乳期間中であればどの時期でも起こるものですが、産後2~3週間目に多く見られ、産後三か月までに発症します。2割~3割の方が経験します
非感染性乳腺炎
乳汁うっ滞
産後早期に乳管内に乳汁が溜まったもので、非感染性の乳腺炎です。
乳管開口部が閉じてしまったものや、乳房血管の拡張によって静脈やリンパが溜まって乳管を圧迫してしまうもの、陥没乳頭などが原因となります。
症状は、乳房の自発痛や圧痛を主訴として、時に発赤、熱感、微熱などがでます。
急性細菌性感染症
化膿性乳腺炎
乳汁うっ滞に細菌感染したものが急性化膿性乳腺炎です特徴的な症状は、乳房の発赤、疼痛、腫脹、膏血などで発熱や全身倦怠感を伴うこともあります。
乳房にブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などの細菌に感染することで、炎症が起きてしまうものです。細菌の感染経路には噛み傷や乳頭の亀裂などから最近が侵入するものもあります。赤ちゃんは生後一か月程度になると乳歯が生えてきますので、その乳歯により小さな傷や亀裂が生じて細菌が侵入してきます。それ以外にも、うつ乳のように乳房に乳汁が溜まったものが逆流して侵入するもの、乳児からの口腔感染などがあります。
産褥6週までに発症するのが多く、原因としては、黄色ブドウ球菌が最も多い4割です。
非感染性のものは乳管部分がつまってしまうものや乳頭、乳管の形成不全のものがあります。細菌性では、傷や亀裂、溜まった部分からの逆流による感染です。
それ以外にも、不規則な授乳や授乳回数、左右乳房の切り替えなども乳汁のうっ滞原因となります。
乳腺炎も初めはうつ乳といって乳汁が貯留することから始まります。この状態は乳房に痛みのあるしこりができます。しっかり授乳をして食事内容を良くすることで乳腺炎まで進行せずに自然治癒することが多いです。
軽いうつ乳の場合は、しこりや痛みなどです。
乳腺炎になると、発熱や倦怠感などの全身症状が伴います。
感染性の乳腺炎になると全体が腫れて、発赤がでて痛みが強くでます。悪寒や体の震え、発熱など全身症状がでます。
乳腺炎の検査と診断では
などを行います。
非感染性のものでは、乳房マッサージや搾乳などにより乳管部分のつまりをなくします。
感染性までに進行したものは、授乳を一旦やめて、抗生物質がだされます。これらでも改善しないものは、手術療法で排膿する場合もあるそうです。
赤ちゃんにこまめに授乳させることでつまりをなくすようにします。その時もいつも同じ姿勢で同じ方法ばかり授乳するのではなくまんべんなく左右を授乳するのがいいです。
回数も頻回にすることがいいです。授乳間隔を空け過ぎるとたまりやすく乳房が張る原因となります。
また乳房マッサージをすると良いです。これはご自身でなく専門の方にしてもらうのが好ましいので、お近くの専門院を訪ねるのがいいです。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
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三軒茶屋α鍼灸院を開院
神経麻痺に対する鍼灸治療はWHO(世界保健機関)にもその効果が認められている疾患の一つで腓骨神経麻痺に対しても鍼灸治療による改善が期待できます。
腓骨神経によって支配されている前脛骨筋、長腓骨筋、短腓骨筋などに鍼や灸で刺激を与え腓骨神経からの指令で動いている筋肉に刺激を与える事で腓骨神経への血流を促し神経の機能を回復を促します。

また、腓骨神経麻痺を起こしている筋に鍼を指した状態で電気を流す鍼通電療法で直接的に筋収縮を引き起こすことで筋と神経伝達の回復を促していきます。
腓骨神経に繋がる坐骨神経が臀部や大腿後面で圧迫されることで腓骨神経麻痺を引き起こしている可能性もありますので臀部や大腿後面にも鍼灸施術を行っていきます。

その他、東洋医学的に考えると腓骨神経の走行は、五臓六腑の『胃』や『胆』の走行と類似しています。坐骨神経は『膀胱』と類似しているます。
東洋医学では腓骨神経麻痺はそれらの経絡に「風邪」や「湿邪」という邪気が侵入することで起こるととらえられています。よって東洋医学的な治療ではそれらの邪気を排出させるツボを選んで施術を行っていきます。
また、胃や胆、膀胱の働きが弱っていても腓骨神経麻痺を引き起こしやすくなりますのでそれらの臓腑を正常に戻すような施術も行っていきます。

このように腓骨神経麻痺に対する当院の治療では、筋肉に対する電気刺激などの西洋医学的観点と邪気を排出する東洋医学的観点より施術を行なうことで改善が期待できます。
腓骨神経麻痺とは膝の外側を通っている腓骨神経の麻痺を生じる疾患で、原因としては打撲や骨折、圧迫、神経炎、腰椎仙椎の疾患などにより神経が障害を受け、正常な情報の伝達が阻害されて起こります。
腓骨神経は坐骨神経というおしりの部分からももの後面に走行する人体最大の神経が、膝裏の上方で枝分かれして伸びる神経です。
枝分かれした神経は、「脛骨神経」と「総腓骨神経」と言われ、脛骨神経はふくらはぎにあるヒラメ筋などを支配して足首を伸ばす役割があります。
一方、総腓骨神経は「深腓骨神経」と「浅腓骨神経」にさらに枝分かれをして、足首や足の指を持ち上げる運動と下肢の外側から足背へかけての皮膚の感覚に働きます。
そのため障害されると下肢のしびれや感覚異常、足関節の背屈制限を引き起こし、進行すると足首や足の指を持ち上げる事が出来なくなるため足がだらんと下に垂れてしまう状態、下垂足(内反尖足)という状態を引き起こします。
歩くときにつま先を床や地面にこすらないように膝を通常より高く上げて歩く(下垂足歩行)など歩行にも障害をきたし、ちょっとした段差でも躓きやすくなったりサンダルなどの履物が脱げやすくなる、
また、足を上げる力だけでなく支える力も低下する事で転倒の危険性が高くなります。

下肢の筋肉や感覚を司る神経は腰髄や仙髄から枝分かれした坐骨神経と呼ばれる人体最大の末梢神経としてまとまって走行し、臀部の後方を通り膝の裏側のやや上方で脛骨神経と総腓骨神経に分岐し腓骨神経は膝の外側にある腓骨頭に巻き付くようにして走行しています。
そしてさらに深腓骨神経と浅腓骨神経に枝分かれし足背まで走行しています。腓骨神経は骨と皮膚、皮下組織の中に神経が存在し、クッションになる脂肪層も薄く移動性が乏しいため外部からの圧迫により麻痺が生じやすい神経です。
そのため長時間足を組んで座ったり、寝ている状態で膝が圧迫され続けた時、草むしりのような長時間膝を曲げた姿勢をとるなどすると麻痺が起こります。その他足の牽引や手術のためにずっと同じ姿勢で寝ていた、ギプス固定により腓骨頭部が後方から圧迫されるなどといったことが原因となるケースもあります。
これ以外にもガングリオンなどの腫瘤や腫瘍によるもの、股関節脱臼、坐骨神経麻痺、梨状筋症候群による圧迫、挫傷、大腿骨頸部骨折、腓骨頭骨折、関節リウマチによる関節の変形、膝の外傷などによっても生じます。一次的な圧迫による腓骨神経麻痺は原因が明らかな場合、要因を除去する事により自然に回復するのであれば治療の必要はありません。
しかし、神経の断裂や過度の伸長、直接的な損傷のように重度の損傷や症状は回復に時間がかかったり改善が難しい場合もあります。
・梨状筋症候群に対する治療について
・関節リウマチに対する治療について

下垂足が起こり、感覚異常がありティネルサイン(神経障害部をたたくとその支配領域に放散痛が出現)があれば障害部位が確定できます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経障害の確定診断が必要なこともあります。診断方法は筋電図検査、X線(レントゲン)検査、MRI検査、超音波検査などを必要に応じて行います。
一過性の軽症であるものは、原因となる圧迫を取り除き良肢位を保ちながら自然に治癒するのを待ちます。運動麻痺の回復傾向が見られない場合は尖足予防の装具を作成します。
骨折、脱臼などの外傷や腫瘤によるものは早期に手術が必要です。原因が明らかでない場合や回復の可能性があるものは保存的治療を行います。(圧迫の回避、局所安静、運動療法、物理療法、薬の内服など)
しかし、保存的加療で三カ月ほど様子を見て、回復しない場合や麻痺が進行する症例では手術を考慮する必要があります。神経損傷のある場合、神経剥離、神経縫合、神経移植などの手術が行われます。神経の手術で回復の望みが少ない場合は腱移行手術(ほかの筋肉で動くようにする手術)が行われます。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学では、「肝は目に開竅する」といわれており、目の疾患は「肝」の機能の障害が深く影響していると考えられています。また、東洋医学の肝は、「腎」との関係が深く、『肝腎同源』といって相互に依存している関係です。
よって「肝」の機能が低下すると目に悪影響を及ぼしますし、「腎」の機能が弱まっても目に悪影響を及ぼします。
肝腎陰虚
慢性病による体力の消耗・過度なストレス・発汗や出血などで体内の物質的基礎が不足すると「腎虚」という症状を呈して、さらにそれがその他の臓器に波及すると「肝腎陰虚」という症状に悪化します。目の障害に加えて頭痛・ふらつき感なども症状として出ます。
肝は目に開竅する
東洋医学で肝の機能はすみずみまで機能を通行させることや血を貯蔵して必要な際に各器官に供給する機能などがあります。 目に対してもその機能を担っており、肝が血流や栄養物質などを目の細部まで行き渡らせてさらに自律神経を介した瞳孔やピントの調節など様々な活動を主っているため肝の障害は目にあらわれやすくなるのです。
当院の色覚異常に対する治療の目的は、第一に目の周辺の経穴に鍼をさして(決して痛い鍼ではありません。またどうしても鍼が苦手という方には鍼をささずに治療する方法もあります。)温灸機で目の周囲を温めることにより目の血行を促進させます。
また、刺激量を高めて治療を行う場合は電気針療法を施すことをもあります。 色覚異常は遺伝だから改善されることがないと西洋医学では言われますが、鍼灸治療で色覚が向上したという方がいらっしゃいます。
治療の流れ
・問診
現在の目の状態からお身体の状態まで詳しく問診していきます。当院では石原色覚検査表を用いて現在の色覚の状態を検査していきます。
また、些細なお身体の不具合でも治療のヒントとなりますので、詳しく伺っていきます。
・自律神経測定器
自律神経の状態を測定していきます。自律神経が乱れていると目にも悪影響となります。
・全身治療
自律神経の調整治療や色覚異常の重要な「肝経」「腎経」の経穴を用いて「肝」「腎」の機能が正常に戻るように治療していきます。

・目の周りの治療
最後に目の周りを治療していきます。目の周りの鍼は、美顔鍼用の細い鍼を用います。

色覚異常とは先天的にあるいは後天的に色の識別が困難またはまるっきりできない状態のことを言います。
遺伝的な原因であったり、後天的な原因としては錐体細胞や網膜神経節細胞の異常などが挙げれますが、はっきりとした原因がわからない場合も多く西洋医学的な治療法は確立されていません。
色覚異常という言葉をあまり聞いたことがないという方も多いかと思いますが、日本人では男性100人に5人・女性500人に1人の割合で発症しており、男性の場合はクラスメートに1人は色覚異常の人がいるほどの割合で意外にも多くの方が色覚異常に罹っていることがわかっています。
目の網膜には色を識別する錐体と呼ばれる視細胞があります。錐体には3つの種類の錐体があり、L錐体(主に赤色を感じる)・M錐体(主に緑色を感じる)・S錐体(主に青色を感じる)に分けられます。これら別々の異常によって色覚異常が起こってしまうのです。
色覚異常の種類として3つの型があります。
一色覚
外界の物が全て昔の白黒テレビのようにただ濃淡・明暗を感じる状態を一色覚といいます。視力も悪い場合が多く0.1以下となります。
二色覚
3種類の色を感じる錐体細胞のうちどれか1つが欠けている場合を二色覚といいます。赤を感じる錐体細胞・緑を感じる錐体細胞・青を感じる錐体細胞それらどれが欠けているかによって色の見え方も変わってきます。
異常三色覚
三種類の色を感じる細胞はあってもどれか一つの機能低下を起こしている状態を異常三色覚といいます。機能低下の程度は様々で通常の色覚とほぼ変わらない状態から二色覚に近いものまであります。
色覚異常には先天的な原因と後天的な原因と大きく分けて二つあります。
先天色覚異常
先天色覚異常は遺伝による色覚異常で「X染色体性劣性遺伝」もしくは「伴性劣性遺伝」と呼ばれるものがあります。先天色覚異常は両眼性で左右の異常の程度は同じくらいです。生まれてからすでに色覚異常の状態であるため自分で色覚異常であるという自覚をもてずに他人に指摘されたり、検査で判明したりします。
色覚異常の遺伝として次のパターンがあります。
・父親が正常色覚で母親が色覚異常の場合は、男児は色覚異常になる
・父親が正常色覚で母親が色覚異常の保因者の場合は男児の半数は色覚異常になる
・父親が色覚異常で母親が色覚異常の保因者の場合は男児・女児の半数は色覚異常になる
・父親と母親ともに色覚異常の場合子供は色覚異常になる。
後天色覚異常
先天色覚異常の他に後天色覚異常の場合もあります。後天色覚異常は緑内障や視神経の疾患、網膜疾患の場合があり、色覚異常の他に多くは、視力や視野の異常があらわれます。またヒステリーなどの心因性の場合も色覚異常が起きる場合があり、その場合は色覚の異常ばかりでなく、身体の様々な感覚に異常をきたします。
後天性の場合、その原因となる疾患(緑内障・視神経の障害・ヒステリーなど)が治療対象となります。
先天性の場合は治療法が確立されておらず、石原色覚検査表や標準色覚検査表などを用いて色覚異常を診断してさらに詳しく検査することで職業の適正を判断することが重視されています。
就職に関してはパイロットや電車の運転手などの視覚が重要となる特殊な職業を除いては不利になることはあまりないようですが、自分の色覚の異常特性を知っておくと仕事上でミスをすることがなくなり、円滑に仕事を進めやすくなります。
このような場合は色覚に異常がある場合があるので注意してください
・道路の信号の色の識別がしにくい
・テレビの画面で色の情報分類ができにくい
・黒板の赤文字や緑文字が読みづらい
・カレンダーの祝日の日が見分けることができない。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
急性期の熱感がある場合、炎症を抑えるためにアイシングを行うことがあります。
半月板損傷の原因は半月板への過度な負荷、衝撃ですが、その背景として蓄積された筋疲労や、骨格のバランスの崩れによって、膝関節周囲の筋肉が緊張し関節の動きが悪くなっている事も要因として挙げられるため、まずうつ伏せで腰部から下肢にかけて、鍼やお灸で刺激を与え、膝関節を構成する筋肉を緩め骨格のバランスを整えていきます。

その後仰向けで大腿部前面、膝周囲、下肢のツボを用いて血液循環を促進させ、筋肉の緊張を緩和することで膝関節の可動域拡大と、痛みの原因となる炎症物質の代謝を促し損傷部の回復を促します。また、痛みが強い場合、痛みの強い部分に鍼に電気を流すことで痛みの閾値を上げ疼痛緩和作用を促します。


東洋医学では関節痛や筋肉の痛み、痺れ、だるさなどを特徴とした病気を「痺症(ひしょう)」と呼びます。
この「痺」というのは通じない、塞がるという意味があり、痛みが生じるのは生体の弱りに乗じて、風邪、寒邪、湿邪、などの外邪の侵入により気血の流れが阻害されることで筋肉に栄養が十分に行き渡らず痺症が起こると考えられています。
20代男性
2週間程前にランニング中に膝崩れが起こるようになり、徐々に膝の屈伸時の痛みが出現してきた。整形外科を受診したところ半月板損傷と診断を受けた。安静と湿布、消炎鎮痛剤の服薬で初期よりは痛みが抑えられているものの、階段昇降時や歩行時の膝崩れと膝の引っかかり、膝関節を深く屈曲すると痛みが出現し日常生活に支障をきたしている。
1回目
特に大きな変化はない。
2回目
膝を曲げる際の引っかかり感が若干軽くなったように感じるが大きな変化はない。
3回目~5回目
膝屈曲時の痛みがやや減少。膝崩れ、引っかかりも初回より少なくなってきたように感じる。
6回目
膝崩れは階段昇降時に時々起こるが、歩行時は無くなってきた。引っかかりが軽くなり、痛みも減少している。
7回目
屈曲時の痛みは半減した。膝崩れ、引っかかりも時々起こるが頻度として半分以下になっている。
8回目
膝関節大きく屈曲する時以外は痛み強く感じなくなった。膝崩れもここ1週間は階段昇降時も出現していない。
9回目
あぐらをかいたり、急にしゃがみこんだりしなければ日常生活にほぼ支障をきたさない程度まで回復している。膝崩れ、引っかかりもほぼ消失した。
比較的スポーツに多いスポーツ外傷の一つで、半月板は膝関節の中で大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にあるC型をした軟骨様の板で、内側と外側それぞれに一つずつあります。
半月板は関節に加わる体重の負荷を分散させるクッションの役割と、関節の位置を安定させる働きをしています。この半月板が過度の捻りや衝撃が加わると損傷を受けることで痛みや可動域の制限などを引き起こす疾患を半月板損傷といいます。
交通事故、外傷など膝をひねるようなあらゆる場面で起こりますが、ほとんどはスポーツ活動中に発生しています。スポーツの中でもサッカー、野球、バレーボール、バスケットボール、体操、ラグビー、テニス、スキー、柔道などの膝の捻りが生じるスポーツに多く見られます。
限度を超えた運動や、ケア不足による疲労の蓄積で、より負荷がかかった際にも発症しやすいといわれています。また、中年以降では加齢による退行性変性を起こし半月板の強度が低下する場合があるため、日常生活動作や些細な怪我でも損傷(変性断裂)することがあります。
痛みとともに膝の曲げ伸ばしの時に引っかかりが出現し、重症の場合には半月板が挟まりこんで膝の屈伸が出来なくなってしまう「ロッキング」という状態になり、歩けなくなる程痛くなることがあります。
また、関節の中で炎症を起こして水が溜まって腫れたり、出血して血液が溜まることがあります。また、半月板損傷を放置すると関節軟骨が擦り減り変形性膝関節症の原因となることがあるため注意が必要です。
医師の診察と徒手検査(圧痛、マクマレーテスト、アプレーテスト等)、MRI検査、関節鏡検査、関節造影などにより診断されます。
治療は保存的治療と外科的治療に二つに大別することができます。保存的治療として装具やテーピングなどの補助補強、湿布、薬物療法、急性炎症期にはRICE(安静、アイシング、圧迫、固定)処置、温熱療法、筋力増強訓練、関節可動域訓練などのリハビリテーションが行われます。
ロッキング現象や繰り返しの半月板損傷、持続する疼痛、水腫などがある場合は外科的治療が行われます。手術療法は切除術(損傷した部分を切り取る)、縫合による修復術(損傷した部分を縫い合わせる)の二種類があり、通常は関節鏡を使った鏡視下手術を行います。
当院では甲状腺の諸症状に対して鍼灸治療で全身調整を行うことでアプローチしていきます。
甲状腺は東洋医学の五臓六腑の『腎』と非常に密接な関係があります。腎は生殖器系機能や内分泌機能の調整に関与しています。腎経の経穴の反応点に施術を行うことで内分泌機能の改善をはかります。また、東洋医学では『腎』と『肝』はとても深い関わりがあるため、肝経の経穴も使って施術していきます。
東洋医学的な施術に加えて自律神経測定器で自律神経の状態を把握した上で、当院の自律神経調整治療と甲状腺の機能向上と血流改善のために甲状腺周りの経穴(人迎など)の反応点にもアプローチしていきます。

甲状腺に対する施術は、自己免疫を抑制することや体質を改善していくことが必要になりますので中・長期的な治療が必要になります。

40代 女性
ここ3か月前より全身の倦怠感と何をしてもすぐに疲れてしまう、やる気が出ない症状に悩まされていた。朝には全身のむくみがひどく、特に顔はパンパンにむくんでいた。首肩こりや腰痛も出ている。インターネットで自分の症状を検索したところどうも甲状腺機能低下症ではないかと疑っていた。時間がある時に病院で検査を受けたところ甲状腺機能低下症と診断された。
入院をして薬の投薬をしたところある程度症状は落ち着いてきたが、まだまだ本調子とまではいかずに倦怠感ややる気が出ない症状は出ていた。漢方や鍼灸など東洋医学的な治療も行いたいということで当院にご来院された。
治療
自律神経測定器で自律神経の状態を測定したところ副交感神経の活動が異常に高い状態で自律神経のバランスの乱れがみられた。また、問診結果から仕事や家庭でのストレスが発症前に多くかかっていたことがわかりました。自律神経のバランス整える治療をしつつ、東洋医学的観点より腎を補う治療をしていきました。
◇1回目◇
治療後、だるさはあまり出ずに体がすっきりしたとのこと
◇2回目◇
身体の疲れやすさは変わらない。首肩こりはいくらか軽快
◇3~8回目◇
仕事などでストレスを受けてしまうと症状が強く出る時もあったが、治療を行うたびに段々と症状は軽快していった。治療は週に1回程のペース
◇9回目◇
日常生活ではほぼ支障が出ない程度まで回復。病院での薬の服用と鍼灸治療を併行して行っていった。
甲状腺は首の前面、喉ぼとけの下に位置する内分泌器官です。気管を包み込むようにあり、自分自身で触診することも可能です。
甲状腺はヨードをもとに甲状腺ホルモンを産生し、血液中に分泌するところです。
甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌され、一般に全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ、アミノ酸誘導体ホルモンです。甲状腺ホルモンの働きは代謝を促進させることであり、甲状腺ホルモンが正常に分泌されることによって身体の各部分の活動が正常に保たれます。何らかの原因で甲状腺ホルモンの分泌が少なかったり又は多かったりすると身体の機能は十分に役割を果たせなくなってしまうのです。
脊椎動物では広く甲状腺ホルモンが確認されていて、生存に非常に重要なホルモンといえます。余談ですが、甲状腺ホルモンの分泌がなければおたまじゃくしはカエルにはなれないのです。そのくらい生存に関係しています。
甲状腺に腫瘍ができるもの
良性腫瘍性疾患
甲状腺にできる腫瘍の8割ほどが良性のものです。
腫瘍以外には自覚症状はほとんどなく、生命の危機があるというわけではないですし、手術がすぐに必要というわけでもないですが、大きさや状態も含めて定期的はな検査が必要といえます。腫瘍の大きさは小さなものから首を動かしづらくなるものまであります。しかし、呼吸がしづらくなったり食事が喉を通らなくなったりすることはほぼありません。男女比は1対10と圧倒的に女性に多い疾患で20代~50代に多いです。
悪性腫瘍性疾患(ガン)
甲状腺のガンは種類によって症状が異なります。甲状腺がんは、乳頭がん・濾胞がん・低分化がん・未分化がん・髄様がん・悪性リンパ腫の6つの種類があります。甲状腺がんの8割以上が甲状腺がんで約8%は濾胞がんであるためこの2種類が大半を占めます。乳頭がんは、進行すると食事が喉を通りづらくなる・声がかすれる・息が苦しくなるといった症状を呈します。一方、濾胞がんはしこりがあるだけで他の身体的異常がない場合が多いので注意が必要です。
甲状腺のガンは比較的、他のガンより進行が遅いので治しやすいですが、早期発見・早期治療が重要といえます。喉のしこりや声のかすれ(嗄声)などがある場合は早期に検査を受ける必要があります。
甲状腺が腫れるもの
バセドウ病
甲状腺機能亢進症の代表的なものがバセドウ病です。
甲状腺を異物とみなしたつくられる抗体(TSHレセプター抗体)が、甲状腺を刺激し続けることにより、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され甲状腺機能が亢進する疾患です。甲状腺機能が亢進すると新陳代謝が活発になります。自覚症状として、
・疲れやすい
・微熱
・イライラ感
・動悸
・頻脈
・眼球突出
・発汗
など様々な症状があらわれます。
自己免疫疾患の一つでなぜ起きるか原因がわかっていません。しかし、15%程の方は親や兄弟もバセドウ病を患っているケースがあり、遺伝的要因も考えられています。治療により血中の甲状腺ホルモンの濃度がコントロールできていれば、普通に生活を送ることができます。
橋本病(甲状腺機能低下症)
橋本病は慢性甲状腺炎とも言い、甲状腺機能低下症の代表的な症状です。九州大学の外科医であった橋本策博士が1912年に、世界で初めてこの病気に関する論文を発表したことから名前がつきました。
甲状腺の働きが低下するのが橋本病ですが、橋本病の7割は甲状腺ホルモン量は正常で自覚症状も全くありません。残りの3割の患者で甲状腺ホルモンが少なくなり、甲状腺機能低下の症状を呈します。症状としては、
・無気力
・むくみ
・記憶力の低下
・体重増加
・全身倦怠
・皮膚の乾燥感
・便秘
・寒がり
・生理不順
などがあり、主に代謝機能が低下する症状でます。
甲状腺の症状(亢進型、低下型など)は自己免疫性疾患に分類されます。これは自己の免疫系統の異常によるもので、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に攻撃してしまうものです。なぜこの免疫系統が異常をきたすかは今の現代医学でもわかっていません。
自己免疫疾患は遺伝的素因が多いと考えられており、ウイルス感染や組織の損傷などが引き金になることもあります。
また甲状腺の症状はヨウ素の欠乏や過多などによっても症状を引き起こすことがあります。
甲状腺腫瘍の場合
腫瘍が良性か悪性化を判断することがとても重要です。まず触診、血液検査、超音波検査、細胞診などで良性と悪性の判断をします。
良性の場合、腫瘍により弊害がでない場合以外は経過観察をとることが多いです。気管や食道への圧迫が強くなったり、腫瘍が大きくなってきたり状態に変化が出てきたりすると手術になることもあります。
悪性の場合も薬物療法を基本として、手術せずに経過をみることが多いです。きっちりと治療をすれば比較的治りやすいといえます。
甲状腺機能亢進型の場合
甲状腺機能亢進の場合、主に薬物療法(抗甲状腺剤)が中心になります。長期の服用が必要ですが、服用していれば症状は安定します。
他には甲状腺を切除してホルモンの状態を正常化する手術療法や、放射線をあてて甲状腺ホルモンを抑制する放射線療法もあります。
甲状腺機能低下症の場合
橋本病の場合も薬物療法が主になります。
甲状腺ホルモンが不足しているわけですからそれを補ってあげれば良いのです。経口薬(チラージン)を服用することで、甲状腺ホルモンと同様の効果を再現できます。
甲状腺ホルモンが不足している場合、服用し続ける必要ありますが長期の服用でも副作用はほとんどありません。
東洋医学では交感性眼炎は五臓六腑の肝と深いかかわりがあると考えられます。肝は目に開竅するといわれており、目の疾患は肝の機能障害が深く影響していると考えられています。
強いストレスや外部環境の変化などにより肝血が不足してしまうと視覚の異常や運動系の異常などがみられます。また肝の陰陽のバランスが崩れてしまい肝の陽気の過亢進がおきると次第に陰液を消耗して肝陽が頭の方へ上がっていきます。
肝陽の上向は交感性眼炎などのさまざまな目の疾患・高血圧・頭痛・自律神経失調症などを引き起こします。また外からの風熱や寒冷の邪気が体に侵入すると目は侵されやすく、交感性眼炎を引き起こす原因にもなります。
①問診
しっかりと時間をかけて問診をしてお身体の状態を診ていきます。
②自律神経測定
目の症状は自律神経の状態ともとても深い関係にあります。当院では、交感性眼炎の患者さんに対して自律神経測定を行っています。
③うつ伏せ治療
交感性眼炎の患者さんは特に首肩の痛みやコリを感じている方が多いです。また目に重要な経穴も背部や頚部に存在するためそれらを鍼灸施術などで刺激していきます。

④次に仰向けにて目の周りを施術します
仰向け施術は目の周りがメインの施術となりますが、それに加えてお腹や手足のツボを用いて自律神経のバランス調整の治療も行っていきます。

自律神経のバランス調整治療

当院の交感性眼炎に対する施術は、第一に目の周辺の経穴にはりをさして交感性眼炎の炎症をおさえる作用を促します。また必要であればハリに電極をつなげて微弱電流を流します。
東洋医学的に診ますと、交感性眼炎は五臓六腑の肝に深く関係しているので肝に関する経穴を用いて肝血を補うことや肝気の巡りをよくします。
また肝の陽気が過亢進して頭の方へのぼっていくことで症状を起こしているとも考えられるので肝の陽気を抑え、なおかつ下げる治療もする必要があります。
風熱や寒冷の邪気によって引き起こされる場合はそれらを体外に出す治療が必要になります。
また東洋医学の特徴である全体を診て治療するという考えから全身の調整施術も行っていきます。
交感性眼炎とは目への外傷や目の手術などによってぶどう膜が損傷を受けて発症するぶどう膜炎です。症状としては、原田病とほぼ同じです。
原田病とは、サルコイドーシスやベーチェット病などとともに日本人には頻度の高い病気で、自己免疫疾患の一つです。色素細胞のある脳や皮膚、毛髪までも侵されることがあるとても怖い疾患です。
交感性眼炎では、手術や外傷などによりぶどう膜が傷ついてそれを修復しようとする作用が強く働き過ぎる自己免疫反応が色素細胞に起きてしまい、様々な症状を呈します。
ぶどう膜とは眼球の外側の膜で、強膜と網膜とで挟まれた膜の脈絡膜と毛様体と虹彩の総称です。胸膜や硝子体などには血管が無いですが、脈絡膜は血管があって血流に富んだ膜です。その血液が血流のない目の器官に酸素などの栄養を行き渡らせています。ぶどう膜の一部である虹彩はカメラの役割でいうとしぼりに当たり、開いたり閉まったりして光の量を調整することにより、目に入ってくる光を調整しています。また毛様体は、カメラのレンズにあたる水晶体の厚さを変えてピントを合わせる役割があります。
ぶどう膜は眼球全体を覆っており、血管やメラノサイトなどの色素細胞が豊富にあり、見た目がぶどうに似ていることからぶどう膜と呼ばれています。
交感性眼炎の主な症状は、視力低下や目の痛みです。外傷後や時に手術後などぶどう膜に損傷を受けた1~2か月してから起こる場合もあり、発病の3~7日ぐらいで発熱などの風邪のような症状が出て眼精疲労やめまい、頭痛、嘔吐などのような症状が出る場合もあります。
内耳の機能障害も起きる場合もあり、様々な全身症状が起こりうるとても厄介な病気です。
また、交感性眼症の症状は、原田病の症状と似ていると言われています。
※原田病
ぶどう膜炎の一つで身体の様々な部分の色素細胞が侵されることからぶどう膜・髄膜炎症候群とも言われています。髄膜炎は、頭痛が主な症状で発熱・痙攣・項部硬直などの髄膜刺激症状があらわれます。原田病もそのような症状が出ます。そのほかに耳鳴りやめまい、時にはピリピリとした違和感を頭皮に感じることもあります。
交感性眼炎のはっきりとした原因は未だわかっていませんが、角膜や強膜が傷つくような外傷や網膜剥離や緑内障目の手術がきっかけとなってぶどう膜の色素細胞に自己免疫反応が起こることが原因と考えられています。
自己免疫反応とは、自分の細胞を異物と判断して自分自身を攻撃してしまう反応です。体の中に病原体や細菌などが入ってきたときの身体に起こる正常な反応は、異物を認識してそれを排除しようという生体反応がおきます。自己免疫反応では、病原体や細菌ではないのにもかかわらず何らかの原因によって自己の身体の一部を異物と判断して排除してしまいます。
交感性眼炎の場合は、血液中の異物を除去する作用のあるリンパ球が自分のぶどう膜や皮膚や毛髪などの色素細胞を異物と判断して細胞を破壊してしまうのです。遺伝的な要因が考えられますが、はっきりとした要因はわかっていません。
交感性眼炎か判断するために蛍光眼底造形検査・髄液検査・血液検査が行われます。血液検査では、白血球の増加などから炎症性の反応が出ているか調べます。
治療法は現在でも有効な治療法がない状態ですが、早期の場合ステロイド薬の大量点的あるいは、パルス療法が行なわれます。
また、受傷した目の視機能がまったく期待できない場合は、もう一方の目に伝染しないために受賞した眼球を摘出する場合があるようです。
東洋医学では気管支炎は主に五臓六腑の『肺』の機能異常によって起こるものと考えられています。肺には、「宣散・粛降を主り、水道を通調する」という機能があります。それは、気や津液を体のすみずみに行き渡らせて全身の機能を保持させたり、肺呼吸や皮膚呼吸により津液を発散させたり、または呼吸筋を調整して呼吸機能を正常に保つ機能のことです。
その機能が『肺陰虚』や『肺失宣粛』の症状によって阻害されてしまうと、気管支炎にかかりやすくなってしまうのです。
当院の気管支炎に対する鍼灸治療では、まず肺の機能を正常に戻すようなつぼに刺激をして肺機能の正常化を図ります。

そのほか、自律神経バランスの乱れにより、免疫力の低下をまねいて気管支炎にかかりやすく、症状も長期化している可能性もありますので、自律神経のバランスを測定して自律神経調整療法も行っていきます。

東洋医学では、病気の出ている部分だけでなく体全体を診て治療していきます。気管支炎に対してもその部分だけでなく全身を診てバランスの調整も行っていきます。
※肺陰虚
肺陰虚とは、肺の陰液不足の状態で炎症による津液の消耗や乾燥した環境での居住や労働などによって生じることがあります。気管支炎で生じるような咳や鼻炎などの症状の他にも嗄声あるいは声が出ない、顔面紅潮、全身状態の悪化として痩せ症状もでることもあります。それらは、慢性気管支炎や気管支拡張症、喘息、肺気腫、肺炎などの肺の疾患でもあらわれることがあります。
※肺失宣粛
肺には、気や津液を全身のすみずみの細胞に行き渡らせる機能があります。その機能が病邪によって阻害されてしまうと身体に様々な症状となって表れます。
寒の邪気によって肺気が障害されてしまうと、風邪やインフルエンザ、気管支炎、アレルギー性鼻炎などのような症状が見られます。具体的には薄く透明の痰が大量に出たり、頭痛やくしゃみ、身体痛なども出ます。
熱の邪気によって肺が障害されると炎症作用が強く出る疾患が多く、インフルエンザや咽頭炎、扁桃炎、肺化膿症などがみられます。症状としては黄色く粘っこい痰や黄色い鼻汁が出たり、のどの痛み発熱症状も出ます。
燥の邪気が肺を犯した場合は、痰が少ないですが粘っこくなかなか吐き出しにくく、症状が強く出た場合では単に血が混じるような症状が出ます。また、皮膚の乾燥や喉の寛総監と痛み症状が出ることもあり、主に秋口などの空気が乾燥する時期に発症します。

気管支炎は、その名の通り気管支に炎症が起こるもので咳や痰などの呼吸器の症状が主な症状となります。
症状としては風邪の症状と似ていますが、風邪の症状は、上気道感染で起こるのに対して気管支炎はそれよりも末梢部分の下気道の炎症で起きます。
上気道は、鼻から鼻腔、咽頭、喉頭までをいい、下気道は気管や気管支、肺までの組織をいいます。

気管支は線毛(せんもう)の生えた上皮と粘液を分泌する細胞(胚細胞)に覆われた空気の通り道で、呼吸のたびに外界からの塵や微生物を含んだ空気が通過します。侵入した異物は分泌された粘液に絡めとられ線毛の運動で痰として排出されます。
微生物の感染により気管支粘膜に炎症が起こり痰を伴う咳が見られると、一般的に気管支炎と言われます。気管支炎は大気汚染や喫煙、喘息などのアレルギーによっても起こります。
風邪と気管支炎の症状はとてもよく似ていますが、風邪の症状の場合は比較的軽めの咳や鼻炎症状に対して、気管支炎の場合長期化する事が多く風邪の症状に加えて、首や背中の痛みや違和感、下痢や嘔吐などの全身症状が出ることがあります。
そして、気管支は下気道のため肺に近くにあり、下気道まで到達したウィルスや細菌は肺にまで及ぶ危険性が高くなります。単なる気管支炎といって決して侮ってはいけません。症状が進行すると肺炎などの命の危険性も出てくることもあるのです。早めの治療や生活環境の改善必要となってくるのです。
気管支炎は発症期間に応じて「急性気管支炎」と「慢性気管支炎」の二つに分けられ、90日以内の咳や痰の症状が治まる場合を「急性気管支炎」、90日以上、時には数カ月に渡って症状が続く場合を「慢性気管支炎」と呼びます。
感染症としての急性気管支炎の原因としてはウイルスがほとんどです。
・ライノウイルス
・インフルエンザ
・アデノウイルス
・パラインフルエンザ
などが挙げられます。
マイコプラズマや百日咳菌、クラミジアによる細菌感染も原因になることがありますが、細菌が原因になることは稀です。
ウイルスや細菌感染が原因となる気管支炎を感染性気管支炎と言い、その他タバコの煙やスモッグなどの汚染物質や植物性、鉱物性の粒子などを吸い込むことで起こる気管支炎は刺激性気管支炎と言います。
急性気管支炎は急性上気道炎などに合併し、気管支粘膜の炎症によって、発熱や咳、痰が症状として認められます。その他肩こり、背中のこわばり、胸の不快感、手足の関節痛や筋肉痛、食欲不振、全身倦怠感、下痢や嘔吐、を伴うこともあります。
慢性の気管支炎の場合、咳や痰、また、息切れの症状が出ます。気管支内が腫れることで空間が狭くなりゼーゼーとする喘息音が聞こえるようになる事もあります。
慢性気管支炎の原因としては
・長期の喫煙による気道壁への悪影響
・大気汚染やハウスダストなど
肺や気道壁に刺激を与えるような環境が原因になることがあります。
慢性気管支炎は酷くなるとひどい息切れや呼吸困難になり、さらに悪化すると寝たきりになる可能性もあります。また、気管支炎ではなく重大な病気が進行している可能性もありますので、咳や痰が何カ月も続く場合は呼吸器科で診察を受けましょう。

気管支炎は明確な診断基準はなく症状と肺炎の否定によって行われます。肺炎の否定のためには診察と、胸部X線検査を行います。また、聴診で、粒の大きな水泡音(湿性ラ音)主体で肺野末梢に雑音が聞かれず、胸部X線でも陰影が認められなければ気管支炎と診断し、その発症が急性であれば急性気管支炎という診断が下されます。
治療方法は鎮咳薬や去痰薬、消炎薬などが対症療法として使われます。原因微生物に対する特有な治療はウイルスが原因の場合はインフルエンザを除き有効のものはありません。
下気道への気管支炎は炎症を起こしている状態であり、アレルギーや喫煙などが原因で発症した場合は風邪のように感染する事はありませんが、原因がウイルスや細菌などによって生じている場合にはくしゃみや咳により感染する可能性があります。ウイルス感染しても必ずしも気管支炎になるというわけではありませんが、風邪やインフルエンザのように予防する事が大切です。
気管支炎の原因は、主にウィルス感染や細菌感染、喫煙習慣や大気汚染、ハウスダストなどの気道に刺激を与えるようなものが主になります。しかし、同じ環境で生活していながら全ての人が気管支炎にかかるというわけではありません。
その違いはどこにあるのでしょうか。
それは、まず体の免疫力の違いという点が挙げられます。
人間は本来ウィルスや細菌などの外敵から体を守る免疫能力をもっています。その免疫能力は人によって様々で免疫能力が高い人もいれば低い人もいます。免疫能力が低い人の場合、容易にウィルスや細菌が体に侵入しやすく、気管支炎にかかる危険性が高くなります。
免疫力はその人にもともと備わった力が大きいですが、生活環境でも変わってきます。例えば、睡眠時間が短かったり、十分な栄養が取れていない・栄養に偏りがある場合は免疫力は低下しやすいです。また、免疫力は自律神経がつかさどっている部分が大きく、過度なストレスで交感神経が過亢進状態が続いてしまうと免疫力は低下するといわれています。
・不眠症について
・自律神経失調症について
このことから気管支炎にかからない、気管支炎を長期化・重症化させないために以下の点に気を付けて生活するようにしましょう。
・睡眠を十分にとる
睡眠をしっかりとることで体の免疫力は高まりやすくなります。
・禁煙 喫煙習慣は高い確率で気管支炎の原因になりえます。気管支炎になっても喫煙を続けていた場合、症状が慢性化するばかりでなく、肺にまで病気が進行する危険性もあります。
・バランスの摂れた食事
栄養バランスのとれた食事は体の免疫力を高めます。気管支炎の症状が強く出ている時は咳や痰で一度多くの食事がとれないこともあります。そのような時は、食事をこまめにとって栄養量は低下しないように注意しましょう。
・気道を清潔に湿度も注意する
痰が気道に溜まった状態ですと咳が続いてしまいます。気道を清潔に保つために水分を多く摂取したり、室内が乾燥しないように加湿器などで室内の湿度を保つようにしましょう。