東洋医学では尿閉、または排尿困難の状態を「癃閉(りゅうへい)」といいます。癃は、小便が出にくく出ても点滴して出ることを表し、緩慢に発症するという特徴があります。
閉は小便が全く出ないこと(小便不通)を表し、急性に発症するという特徴があります。
東洋医学では尿は腎が体に不要なもの(濁)を気化作用により膀胱に送り、膀胱から体外に排出されるものをいいますが、癃閉の発症の多くは五臓六腑の脾、肺、腎、三焦の機能が関わっていると考えられており、肺熱、膀胱湿熱、肝鬱、血瘀、脾気虚、腎陽虚などが原因で起こると考えられています。
排尿は膀胱や尿道括約筋が脳や自律神経などによりコントロールされることで行われています。
そのため、過度のストレスや疲労、生活習慣の乱れなどにより自律神経のバランスが乱れることが尿閉の原因の一つとなると考えれています。そのため、当院では自律神経測定器にて自律神経のバランスを計測し患者様のお身体の状態を把握した上で治療に移ります。

治療内容は自律神経系を整えるツボや、膀胱や尿道括約筋の支配神経に関連する下腹部、腰仙部にあるツボに鍼やお灸で刺激を与え、排尿機能、全身の血行促進、内臓機能調整、免疫力を高める作用を促し、自然治癒力を高める治療を行うことで症状の緩和、改善を図ります。また、東洋医学的観点から脾、肺、腎、三焦の機能を高めるツボも用います。

体外に排出されるはずの尿が、膀胱の機能低下や何らかの問題により膀胱内に貯留して排出できない状態を尿閉といいます。全く排尿できないものを完全尿閉といい、少しは排尿できるもののほとんどは膀胱内に残っている場合を不完全尿閉といいます。
また、尿閉には急性と慢性のものとがあります。
急性尿閉
膀胱内には尿が充満しているにもかかわらず、急に尿が一滴も出なくなり下腹部が腫れて苦しい、強度の不安感が生じ冷や汗などがみられます。
慢性尿閉
下部尿路閉塞が慢性的に経過し、それに伴い残尿が多くなり膀胱内には尿が充満し、尿意を感じなくなり尿が少しずつ漏れる状態です。尿も少しずつでも出ているので本人の自覚は軽いものが多いといわれています。放置すると上部尿路内圧が上昇し腎不全に陥る場合があります。
・下部尿路の通路障害によるもの
男性の場合、前立腺肥大症や前立腺癌、尿道狭窄のために尿道が細くなっていたり、尿道に結石が詰まっていることが多いです。中でも最も多いのが前立腺肥大によるものです。
女性の場合腹圧性失禁に対する手術、骨盤臓器脱に伴う尿道の屈曲や下垂した直腸や子宮による膀胱頸部への圧迫、子宮や卵巣の腫瘍の膀胱への圧迫や浸潤などにより尿閉が生じる場合があります。
・排尿筋、括約筋協調不全(膀胱収縮と括約筋弛緩の調整の欠如)
・膀胱の神経障害によるもの
膀胱を中心とする下部尿路を支配する末梢神経や脊髄、または行為中枢における神経系が何らかの原因で器質的に障害されたものです。糖尿病や脊髄損傷などに起因する神経因性膀胱があげられます。
・薬剤の影響によるもの
排尿障害をきたす薬剤には、最も多いものとして副交感神経遮断作用の強い胃腸薬と複合感冒薬中の抗ヒスタミン薬や解熱、鎮痛薬、一部の抗うつ薬などがあげられます。その他にも膀胱利尿筋の収縮力を減弱させる薬剤(副交感神経遮断薬、平滑筋抑制薬、βアドレナリン刺激薬)や膀胱出口の圧を高める薬(αアドレナリン刺激薬やβアドレナリン遮断薬)があります。
・その他の原因によるもの
手術後や膀胱鏡検査施術後では疼痛や緊張のために腹圧がかけられずに尿閉になることがあります。また、重度の便秘により便が直腸を満たすことで膀胱を圧迫することなども原因として挙げられます。
排尿ができない、または排尿困難が挙げられます。膀胱が拡張することで下腹部の強い張りとその部分に痛みを伴うことがあります。
また、合併症による発熱や腰痛、尿閉による不安やストレスから頻脈、血圧上昇などが起こることもあります。不完全尿閉では頻尿や尿失禁が見られることがあります。長時間の尿閉は尿路感染症の原因となるほか、膀胱圧を上昇させることで閉塞性尿路疾患を引き起こす事もあるため注意が必要です。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
トロサ・ハント症候群は、非常にまれな疾患でありますが、症状としましては片側の頭痛や眼の周囲や奥の痛み、物が二重に見える複視の症状が出ます。
トロサ・ハント症候群に対する複視の治療は、第一に目周囲に鍼の施術を行うことで痛みを取り除いたり、お灸の炎症を取り除く効果を用いて眼の周囲にお灸をすることでトロサ・ハント症候群における目の奥の炎症を緩和させることです。

また、目の周囲の鍼に対しては低周波治療器を用いてさした鍼に電極を繋ぎ電気の刺激を加えていくことで筋肉や神経に刺激を与えることで複視の症状の改善を図っていきます。

その他、トロサ・ハント症候群は自己免疫疾患の要素もあるため自律神経のバランスも整えていく施術を行っていきます。体の免疫機能は、自律神経のバランスがよくない状態ですと免疫機能も低下する可能性が高くなります。

30代 女性
当院にご来院される2週間ほど前から左目中心に痛みが出て、その翌週から物が二重に見える複視の症状が出た。今までも同じような症状が4回ほど起こっており、トロサ・ハント症候群と診断された。病院では、ステロイドの治療を受けてはいて軽快傾向にはあるが、早く回復させたいとのことで当院にご来院されました。
当院の治療
今までもストレスや体調の崩れから発症することが多いとのことで自律神経測定器を用いて自律神経の状態を測定したところ、交感神経の活動がやや活発気味でした。痛みが強い時は睡眠もうまく取れず痛みで目覚めてしまうことも多かったとのこと。
トロサ・ハント症候群が再発してしまう前には仕事上でもストレスを抱えており、体の疲れも溜まっていた状態でした。目の症状も気になる状態ですがそれに付随して寝つきが悪かったり、睡眠の質の低下などの心療内科的な状態もわるくなっているとのことで合わせて施術していきました。そのほか首肩コリや背部の筋緊張も見られたため背部の筋緊張緩和も重点的に行っていきました。
◇1回目◇
1回目の施術を複視の症状が少し改善。正面は一つに見えるが左右上下とだぶって見える。
◇2回目◇
視界の左側だけ物が二重に見える。その他は正常に見える。以前は眼帯をして片方の目で物を見ないとつらかったが眼帯をつけなくてもつらさはない。
◇3回目◇
目やまぶたの重たさや多少の痛みはあるが複視はいい。
◇4回目◇
仕事を再開してまた複視の症状が出てしまった。最初の頃よりは楽だが物が二重に見える
◇5回目◇
左目の動きづらさを感じる。動いているものに左目がついていかない状態とのこと。二重に見える範囲は減ってきた。
◇6回目◇
左目の動きづらさ軽快。複視に見えることはなくなった。目の多少の重たさは感じる。6回目以降は、睡眠や精神的不安などの治療を中心に変更。
トロサ・ハント症候群の症状は、ほとんどの場合目周囲の筋肉の強い痛みと麻痺が起こることが言われており、目の奥の領域の炎症や野の動眼神経・滑車神経・三叉神経・外転神経・顔面神経が何らかの関係があるともいわれています。
動眼神経
動眼神経は中脳から出て眼球運動を行う眼筋群を支配しています。その他、毛様体筋などに作用して水晶体の厚さも調節することで対象物にピントを合わせる働きや上眼瞼挙筋を上げてまぶたを上げる働きもあります。動眼神経に異常が起きてしまうと眼瞼下垂や複視の症状、散瞳などが起き、トロサ・ハント症候群でも動眼神経の異常から複視症状や眼瞼下垂が見られることもあります。
滑車神経
滑車神経は中脳から出て眼球を外側や外側下方に動かす上斜筋を支配しています。滑車神経に異常が生じると複視の症状が出て階段を降りる動作が物が二重に見えるためにこわくなったり、顔を傾けて物を見ると複視の症状が消失したりします。
三叉神経
三叉神経は、その名の通り眼神経・上顎神経・下顎神経の3つの神経に分岐する神経です。三叉神経も脳神経の1つで脳神経の中でも一番大きな神経でもあります。三叉神経は顔全般の知覚を主っていてその他にも咀嚼筋などの運動も主っています。三叉神経に異常が生じるとよく見られるのが三叉神経痛で顔の鋭い強い痛みに悩まされます。トロサ・ハント症候群でも三叉神経痛のような目周囲に痛みが出る場合もあります。
顔面神経
顔面神経は、表情筋の運動をつかさどっています。顔面神経に異常が生じると顔面神経麻痺と言われ、表情筋の運動麻痺や知覚障害などが起こります。顔の筋肉が麻痺をしているため食事が口からこぼれ落ちてしまったり、口笛を吹くような動きが出来ない、主に片側に症状が出るため左右非対称の表情となってしまうなどの症状が出ます。トロサ・ハント症候群でも顔面神経麻痺のような症状が出ることもあります。

トロサ・ハント症候群の原因はいまだ詳しくは解明されていませんが眼の奥にある海綿静脈洞や上眼窩裂の部分に炎症が起きてしまっていると考えられています。よって炎症による強い目周囲の痛みが生じてしまったり、その他発熱やめまい、関節の痛みなども出ることがあります。よって病院で行われる治療は副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤で炎症や痛みを抑えます。
トロサ・ハント症候群の予後は比較的良いとされていますが、症状がおさまってもまた再発率が高い疾患でもあります。また、眼筋の運動は障害が残る可能性もあり、なかなか複視や眼瞼下垂の症状が取れないこともあるので注意が必要です。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
胃下垂の事を東洋医学では「脾虚下陥(ひきょげかん)」、または「中気下陥(ちゅうきげかん)」といいます。
東洋医学でいう五臓六腑の脾と胃は密接な関係があり、脾の機能が低下することにより胃を支えている筋肉や骨盤まわりの筋力が低下し胃下垂になると言われています。
まず、問診や自律神経測定器を使用し自律神経の状態を調べていきます。今の自律神経の状態を把握し、それに応じた自律神経の調節治療を行っていきます。
また、腹部の筋肉が硬くなることで筋力が低下し胃下垂を引き起こしてしまうので、腹部や背部、腰部に鍼を打ち、筋肉の柔軟性を高める施術を行っていきます。

それ以外にも、東洋医学的観点の「脾」の機能を高める治療も同時に行っていきます。

2、暴飲暴食を避ける
3、ストレスを溜め込まない
4、香辛料、刺激物、脂っこいものといった胃の負担になるような食べ物を避ける
5、胃の消化を助けるために、よく噛んで食べる
もし、普段運動をあまりしていなくて、いきなり腹筋や背筋のトレーニングするのが辛いという方は、ウォーキングやランニングから初めてもいいかもしれません。ウォーキングやランニングも少量ですが体幹を使っているので胃下垂や胃アトニーの効果はあります。運動に慣れてきたら少しずつ体幹運動も組み入れていきましょう。
また、上記以外にもお腹を温める事も胃下垂・胃アトニーに効果的です。
お灸はなかなか自宅ではできないので、使い捨てのカイロをおへそ周りにあてるのがおススメです。
胃下垂は一筋縄では改善されません。治療以外にも、日常生活での見直しを重視しなければなりません。

胃の上部にある食道と胃の境目を噴門と言い、下部の十二指腸と胃の境目を幽門と言います。身体の正面からみて、胃の右側部分が内側に大きくくびれている壁を小弯と言い、左側の外に膨れている壁を大湾と言います。さらに小弯と幽門の間にある胃角という切込みがあります。
胃下垂とは、胃の位置が本来ある位置よりも垂れ下がっている状態のことで、本来第12胸椎から第1腰椎付近(おへその上あたり)に位置する胃角部が、おへそより下の位置や、悪化すると骨盤の位置まで落ちてしまう事をいいます。分かりやすく言えば、胸のあたりから腰の下まで広がっている状態の事を指します。
胃アトニーは胃下垂が原因で胃そのものの筋肉が伸びてしまい、胃の機能が低下する状態をいいます。胃の筋肉が伸びてしまうことにより、胃の柔軟性が低下し動きを悪くしてしまいまい、消化不良を引き起こします。そのため、消化を促進させようと胃液が過剰に分泌してしまい胃の中の環境バランスが崩れてしまいます。

胃下垂の特徴的な症状は下腹部がポコッと膨れることですが、
その他の症状としましては、
等があります。
中には無症状の場合もあり、胃下垂でも本人が気がついていない事もあります。
また、胃下垂や胃アトニーの引き起こすリスクとして、不妊になりやすいということがあります。胃が骨盤内まで垂れ下がる事により、小腸や大腸だけではなくその下の子宮や子宮周りの臓器にまで圧迫が加わり妊娠の妨げになります。
他にも、胃が筋肉や脂肪が薄い下腹部まで垂れ下がるため、その影響で胃腸が冷えてしまいます。胃腸は熱を作り出す大切な器官であり、その胃腸が冷えると熱が生み出せなくなり、全身が冷えやすくなります。そのため免疫力の低下や、子宮や膀胱に冷えが伝わり不妊や排尿障害の原因にも繋がります。

胃下垂になりやすい人は、痩せ型に多い人ことや急激に痩せたり太ったりを繰り返している人に多いという特徴があります。
瘦せている人すべてが胃下垂になるということではないですが、脂肪や腹筋(腹直筋、腹横筋、外腹斜筋、内腹斜筋)の筋肉不足や筋肉の柔軟性の低下により胃を持ち上げる力が弱くなるのと同時に上からの圧力を支えきれなくなり胃が垂れ下がりやすくなると言われています。また、猫背のような前傾姿勢が続くと上半身の重さが腹部を圧迫してしまい胃下垂の助長となってしまいます。また、姿勢不良により側弯症になると曲がった背骨が胃を圧迫してしまい胃下垂を引き起こす原因となってしまうことがあります。
他にも暴飲暴食や早食いの習慣がある人も食べ物の重さにより胃が垂れ下がる原因になったり、ストレスによる自律神経の乱れによっても胃下垂になりやすいことがあります。
胃などの消化器系の内臓は自律神経がコントロールしています。自律神経が乱れると胃の消化活動が低下してしまい食べ物が胃の中に蓄積されてしまい胃が重くなり下垂を起こします。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
神経麻痺の治療は、WHO(世界保健機関)でもその効果が認められている疾患のうちの一つです。脛骨神経麻痺の治療においても神経が絞扼されている部分に施術をしたり、脛骨神経が支配している筋肉にアプローチすることで改善が期待できます。また、脛骨神経は坐骨神経より分枝されているため坐骨神経の障害でも脛骨神経麻痺の症状が現れることもあるため坐骨神経への施術も行っていきます。
脛骨神経麻痺は東洋医学では、五臓六腑の『膀胱』と『肝』が深く関わっていることが考えられています。膀胱経は顔面部より起こって背中を通って下肢の後面を走行する経絡です。
下肢部分の走行は、神経でいうと坐骨神経や脛骨神経と似ている部分があり、膀胱経の経絡の滞りは坐骨神経の障害や脛骨神経麻痺の原因となりうる危険性があります。
また、肝に関しましては肝は筋や疏泄を主ると考えられており、肝に貯蔵された血は筋肉に供給されて栄養を与えられて正常な活動ができるようになっています。
しかし、肝の働きが鈍くなってしまっていると栄養がちゃんと筋肉に行き渡らない状態となり、筋肉の麻痺や痺れの原因となってしまうのです。
脛骨神経麻痺に対する当院の治療はまず第一に神経の圧迫されている部分を取り除くことです。
そのため、症状の出ていないくても足根部や臀部などにも鍼やお灸、ストレッチなどの施術を行っていきます。

また、腓腹筋やヒラメ筋が作用していない場合は、その筋肉に鍼を刺して電気を流す鍼通電療法などを用いて筋肉の働きを促します。

そのほか、東洋医学的観点より五臓六腑の『膀胱』や『肝』に関する重要な経穴も用いて膀胱経の滞りを改善をしたり、肝の機能を改善していきます。

脛骨神経は、坐骨神経から膝裏の膝窩部という部分で枝分かれしてふくらはぎ部分を通って下降していきます。脛骨神経は下腿部分で内側腓腹皮神経に枝分かれして下腿上半分内側の皮膚の知覚をつかさどっています。そして脛骨神経は膝窩動静脈の内側に沿って走行して腓腹筋・ヒラメ筋に下腿から足部に付着する筋では後脛骨筋・長母指屈筋・長趾屈筋に分布して筋肉の動きをつかさどっています。その他、下腿の筋肉を支配する神経は腓骨神経があり、足首や足の指を持ち上げる動作を行う筋肉を支配しています。(腓骨神経麻痺の鍼灸治療について)
・腓腹筋
腓腹筋は、大腿骨の内側上顆と外側上顆から始まりアキレス腱という腱に変わってかかと部分に付着するふくらはぎの筋肉を形成します。腓腹筋の主な働きは、足関節を伸ばす働きと膝関節を曲げる働きがあります。腓腹筋の足関節の働きでは、膝を伸ばした状態では足関節を伸ばす力を入れることが可能ですが、膝を曲げたままの状態ですと足関節を伸ばす力は弱くなってしまうことが特徴です。
また腓腹筋の下にはヒラメ筋という筋肉が存在してこの二つの筋肉でふくらはぎに力を入れた時の筋肉の隆起を形成しています。
・ヒラメ筋
ヒラメ筋の主な働きは、足関節を伸ばすことです。腓腹筋は膝関節を曲げる働きと足関節を伸ばす働きがあるのに対してヒラメ筋は足関節を伸ばすだけの働きであるため足関節を伸ばす力に関しては腓腹筋よりも強力な力を発揮します。膝関節を曲げている状態で足関節を伸ばす動きの際にはヒラメ筋が主に作用しています。
・後脛骨筋
後脛骨筋の働きは足関節を伸ばす動きに加えて足関節を内側に曲げる働きがあります。後脛骨筋は脛骨と腓骨の後側から始まって足関節の舟状骨等に付着します。後脛骨筋はかかとの内側、アキレス腱付近を走行するため炎症が起きた時の反応としてアキレス腱炎などのアキレス腱の痛みと勘違いしやすい筋肉です。
・長母趾屈筋
長母指屈筋は、脛骨後面の下方から始まり、足の親指の底に付着します。働きに関しましてはその名の通り足の親指を底側に曲げる働きがあります。その他短母趾屈筋も親指を底側に曲げる働きがあり、筋肉が付着する部位の違いにより曲げる関節の役割も違ってきます。
また脛骨神経でも腰椎の5番の神経と仙骨の1番の神経から起こる神経のためその動きによって腰部の疾患の特定に用いられることもあります。
・長趾屈筋
長趾屈筋は、足の親指を除く指を曲げる働きがあります。脛骨後面の中央部から起こり、動きが多岐にわたるため、親指を除くすべての足の指に付着します。この筋肉は腓腹筋やヒラメ筋の下を通る深部の筋肉であるため体表からは触っても確認することができません。

さらに脛骨神経は末梢部で足部のうちくるぶしにある屈筋支帯という部分を通過して内側足底神経と外側足底神経に枝分かれをしています。それらの神経が圧迫されると足底が痺れたり、痛みの原因となり、足底筋膜炎と似た症状を呈します。(足底筋膜炎の鍼灸治療について)
・内側足底神経
内側足底神経は、足底の大部分の知覚神経をつかさどっている神経です。足の親指から薬指の半分までを支配してかかと部分の大半をこの内側足底神経が知覚を支配しています。
・外側足底神経
外側足底神経は足底の薬指半分と小指の部分をつかさどっている主に足の外側の知覚を支配している神経です。足の外側かかと部分は、腓腹神経が知覚を支配強いるため外側足底神経が足底を支配している領域はそこまで広くはありません。
脛骨神経麻痺の症状は、脛骨神経が支配している筋肉と知覚の異常です。
・筋肉の異常
脛骨神経は、腓腹筋やヒラメ筋に代表されるように足関節を伸ばす働きを担っているため脛骨神経麻痺となってしまうとその働きができません。すると、歩行の際に足関節を伸ばすことが出来ないためにかかとで歩くような踵足歩行となってしまいます。するとバランスを取ろうとして股関節や大腿部の筋肉にも悪影響が出てきます。
・知覚の異常
脛骨神経麻痺では、脛骨神経支配である知覚領域に異常をきたします。よく見られる症状として足の裏の感覚が鈍くなって分厚いに皮に足そこが覆われているような感覚が見られることがあります。その他足裏の痺れを訴える場合もありますが、その場合は脛骨神経麻痺よりも坐骨神経の障害や下肢の血流障害の場合が多く、注意が必要です。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
まず第一に股関節部分の痛みを取り除くことが治療方針となります。変形性股関節症が発症してしまうと、痛みが強く出て周りの筋肉が萎縮し過緊張状態となって血流が悪くなりさらに痛みを悪化させる可能性もあります。このような場合、鍼治療を行うことで筋肉の緊張をとり、血流を改善させることで痛みを軽減させていきます。

痛みが強く出ている場合は鍼通電療法を用いて施術を行っていく場合もあります。

主に鍼を刺す場所としましては、痛みの強く出ている股関節部分に直接アプローチする治療と周りの筋肉・臀部や大腿後面や前面を治療していきます。

上記でご紹介した股関節周りの筋肉は変形性股関節症になると緊張や固結部位として反応が出やすいです。それらのポイントしっかりと取っていきます。また腰部や膝部にも負担が掛かり、痛みや緊張状態起こりやすいのでそれらも鍼灸施術により取り除いでいきます。

また東洋医学的に診ると経絡の走行上、大腿の前面を走行する『足の陽明胃経』や『足の太陰脾経』、大腿の後面を走行する『足の太陽膀胱経』が変形性股関節症に深く関係しているといえます。
それら経絡の反応点も診ていきます。よく使用する経穴として『三陰交』や『太衝』、『足臨泣』や『陥谷』などが挙げられます。
40代女性
1週間前ほどに山にハイキングに行って普段よりだいぶ歩いた後の次の日の朝に股関節の違和感が出るようになった。歩くと痛みが出たため整形外科でレントゲンなどの検査を受けた。しかし、特に骨に異常は見られずに湿布薬を処方されて経過観察という診断を受けた。
パソコン仕事で座っていることが多く、急に立ち上がったり、朝の寝起きで歩く時が一番痛みを感じてしばらくすると痛みを忘れることもある。
また、来月に山にハイキングに行きたいとのことで当院にご来院された。
当院の治療
まず、可動域や圧痛点などを調べた結果、股関節周りの筋肉の緊張がみられてそれが股関節を圧迫することで痛みを発症していることが考えられてたため、痛みの強く出ている部位に電気鍼を施すことと股関節周りの筋肉をはり灸やストレッチなどでほぐしていきました。
一回目の治療後、痛みが取れた感じで歩行も楽になったとおっしゃっていた。次の日は歩行時も軽い違和感程度。調子が良くなり、ついつい歩く距離がのびるとまた痛みが出ることがあったが、6回目の治療後には股関節の違和感や痛みが出なくなった。ハイキングにも無事に行くことができた。
自分でもできる股関節周りのストレッチを普段から行っていただき、治療を終了しました。
股関節は人体の中で最も大きな関節の一つで体重を支えて歩行や立ったり座ったりする動作にとても重要な役割をします。股関節に何かしらの障害が出ると歩行が困難となったりと日常生活に重大な障害が出てしまいます。
股関節は、大腿骨の上端の大腿骨頭が骨盤を形成する寛骨臼にはまり込むようになり、球関節となっています。股関節の可動域の広さはこの球関節がカギとなっているのです。大腿骨頭は約3分の2程度、寛骨臼に包み込まれており、その周りには関節軟骨という軟骨が覆っており、関節にかかる荷重を軽減して滑らかに動く役割を担っています。また、関節の周りには様々な筋肉があり、それらの働きによって下肢の運動を可能にしています。年齢を重ねるごとにこの筋肉が低下して自然と関節にかかる負担が増大して、関節軟骨や股関節に障害が起きやすくなってしまいます。
股関節は年代によって症状が出やすい疾患が違ってきます。幼少期や青年期にかけては、先天性股関節脱臼・ペルテス病がよく見られ、成人になると変形性股関節症や関節リウマチ、高齢期となると転倒などによる大腿骨頚部骨折や転移性の腫瘍などが見られます。
また、股関節に障害が出て歩行時に痛みが出るとそれをかばうように歩くためにその他の部分、腰部や膝部などにも負担が増して痛みの原因となる場合があり、注意が必要です。
股関節周りには様々な筋肉があり、股関節の動きをサポートして下肢の運動を可能にしています。
・大腿四頭筋
大腿直筋・外側広筋・中間広筋肉・内側広筋の4つの筋肉で構成されており、股関節を曲げる動作をします。主に大腿の前面を通る筋肉です。
・ハムストリングス
大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋で構成されている筋肉で股関節を伸ばす働きやつま先を内側と外側に向ける働きをします。主に大腿の後面を通る筋肉です。
・殿筋群
臀部にある大きな筋肉群で大殿筋・中殿筋・小殿筋があり、股関節を伸ばす動作や股を開く動作などをします。
その他にも最近よく言われる比較的身体の深部にあるインナーマッスルとして腸腰筋などもあり股関節の動きをサポートしています。
変形性股関節症は上記のように20歳以上の成人に起きやすい症状と言われています。股関節周りの筋力低下やオーバーユースにより、関節軟骨は擦り減り、または変性をきたすことによって痛みを生じる疾患です。
変形性股関節症によく見られる症状として
・立位や歩いている時に股関節部分に痛みが出る
・股関節部分を圧迫すると痛みが出る
・股関節の動く範囲が狭くなる
・痛みや股関節の変形により歩行が正常にできない
などが挙げられます。
変形性股関節症の簡単な見分け方として
・トレンデレンブルグ徴候
片足立ちした時に正常では上げた側の骨盤が上がるが、変形性股関節症の場合では上げた側の骨盤が下がる。主に中殿筋の機能不全が原因で起こる。
・トーマステスト
仰向けで寝ている状態で片足を上げると正常な場合上げていない方の足はそのまま伸びた状態だが、変形性股関節症の場合では上げていない方の足が上げている方の足に引っ張られる形で膝が曲がってくる。関節の拘縮することによって起きる現象。
もちろんこれだけで変形性股関節症と判断はできませんが、股関節に痛みがあり、上記の2つの状態が見受けられる場合は、一度整形外科で検査を受ける必要があります。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
当院の肋間神経痛に対する鍼灸治療は、まず第一に痛みの強い部分に鍼とお灸の刺激を与えて、鎮痛効果を促します。

必要であれば、鍼に電極を繋げて電気を流すことでより効く鎮痛効果の治療を施します。

また、肋間神経痛は東洋医学的に診れば、『肝気鬱結』という病態が多いので肝経を中心としたツボを刺激し、治療していきます。

肋間神経痛は身体の疲れやストレスが溜まっている時に症状が悪化する傾向にあるので治療の前に自律神経測定器でお身体の状態を把握したうえで施術していきます。また激しい痛みは交感神経の活動を活発にして、長期にわたると自律神経も乱しかねません。

当院では自律神経測定器を用いてその日の患者様のお体の自律神経の状態を把握したうえでその方にあったオーダーメイドの治療を施しております。
全身の調整治療(自律神経調整治療)
+
『肝気鬱結』を治す治療(東洋医学的所見からの治療)
+
疼痛の強い肋骨部周辺への鍼通電療法(鎮痛作用)
これらの治療を合わせて行っていくことで高い治療効果に繋がるのです。
肋間神経痛は東洋医学では、『肝』が深くかかわっていると考えられています。
『肝』の機能として代表的なものとして
・肝は疏泄を主る
気を全身に行き渡らせて、全身の機能を安定的に保つ役割があります。精神状態や自律神経を介した内臓機能が正常に働かせます。
・肝は血を蔵する
肝が血を貯蔵して、必要に応じて各機能に供給します。また、自律神経を介して血管を伸縮させることで体内の血流量を調整します。
・肝は筋を主る
血を供給することで筋の運動を安定的に保ちます。また筋膜や腱を制御することで関節運動も調整します。
このように東洋医学では『肝』は全身の機能を調整するためにとても重要な臓器といえます。また経絡の走行を見ると、足の親指から起こり下肢の内側を通って肋骨部分にまで至ります。『肝』の不調はこの走行部分にあらわれやすくなります。
肋間神経痛の代表的なものとして『肝気鬱結』というものがあります。
『肝気鬱結』
主に精神的ストレスや病邪の感染、自律神経の異常によって気が停滞することによって起こります。肋間神経痛の主な症状であるわき腹や胸のあたりの痛みに加えて、イライラ感や頭痛、不眠などの症状もあらわれます。
生活の不摂生や精神的ストレスで症状が強く出ることが多いです。
肋間神経痛の症状は、その名の通り肋骨に沿って走行している肋間神経が何らかの原因により痛みが発生する疾患です。
肋間神経は、胸椎の間から出る神経で肋骨の間を添って胸骨に向かう左右12対ある神経です。肋間神経は、運動神経と感覚神経を併せ持っており、運動神経は脊柱起立筋をはじめとした姿勢を保持する筋肉と肋間筋など呼吸をする際に重要な筋肉を支配しています。それらの感覚神経も支配しています。
また、肋間神経は自律神経の一部も支配しているため、血管や内臓の働きもつかさどっています。よって内臓の異常が肋間神経支配領域に痛みや違和感を出させることもあります。
肋間神経痛となると、胸やわき腹の部分に瞬間的な鋭い痛みが出ます。胸が痛くなることも多いため、心臓の病気ではないかと不安に感じる人も多いです。
肋間神経痛といいましても肋間神経は肋骨の間を通るようにして走行しているため広範囲にわたって伸びています。よって肋間神経痛となっても人によって様々な部分に痛みが出るのです。具体的には、背中・あばら部分・わき腹・胸部・脇下・上腹部などです。
このように人によって痛みが出る部分や痛みの感覚は違いますが、体をひねるなどのちょっとした動きやくしゃみなどによっても痛みが出ることが多いようです。肋間神経痛となると多くは左右の片側や体の中心部分のみにおこります。
多くの部分で痛みが放散している場合その他の体の異変によって起きている可能性があるので注意が必要です。また、肋間神経痛では痛みはあるものの耐えられるほどの痛みが多く、耐え切れないほどの激痛が胸部やわき腹などに起きた場合は狭心症や心筋梗塞などの内臓系の病気が隠れている場合があるのですぐに専門機関を受診する必要があります。
肋間神経痛は、決して病名というわけでなく症状の一種です。原因がわからないことが多いですが、骨折や椎間板ヘルニア、ヘルペスウィルスなどの感染、心臓などの内臓の病気の可能性もあるので、自分で判断せずに病院で一度診てもらうことが重要です。
それでもレントゲンなど様々な検査をしても原因がわからないことが多いようです。
その場合は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足など検査ではわからないことが原因に挙げられます。
ストレスによる肋間神経痛
肋間神経は、自律神経もつかさどっているためストレスなどで自律神経が乱れると肋間神経痛となってあらわれることがあります。
疲労の蓄積
肋間神経は脊柱起立筋など姿勢を保持する筋肉を主っているため、ずっと同じ姿勢などして疲労が蓄積すると肋間神経痛の原因となることがあります。デスクワークで常に同じ姿勢で脊柱起立筋や腹横筋などが疲労するとその間を肋間神経が走行しているために神経が圧迫されて痛みが誘発されることがあります。
またスポーツ時に無理な姿勢を取ったり、オーバーユースによる筋疲労でも肋間神経痛となることがあります。
運動不足
運動をせずに筋肉を動かさないでいると次第に筋肉は硬直してきます。そして、急に体を捻ったり、くしゃみをした時でさえ呼吸筋が急に伸縮するため筋肉や神経が傷つき、肋間神経痛となってあらわれます。特に高齢になればなるほど、筋肉も硬直しやすく神経も傷つきやすくなるので注意が必要です。
帯状疱疹
帯状疱疹後の神経痛として肋間神経痛があらわれることが多いです。帯状疱疹の原因となるヘルペスウイルスは神経細胞に潜伏していて免疫力が低下した時に表面化してきて神経細胞を傷つけて強い痛みが引き起こされます。
内臓疾患
肋骨は心臓や肺、胃や肝臓などを覆っており外部の衝撃から守る役割があります。よってこれらの臓器の不調は肋骨の間を走行している肋間神経にも影響を与えて痛みを誘発することがあります。
肋間神経痛を起こしている原因によって治療法は様々です。肋間神経痛だと思っていても狭心症などの心疾患によって肋間部辺りの痛みを起こすこともあるので、痛みを感じた場合早期に診断を受ける必要があります。
狭心症などの心疾患と診断された場合早期に適切な処置を受ける必要がありますし、肋骨の骨折や椎間板ヘルニアが原因で肋間神経痛を起こしている場合も原因によって処置は変わってきます。
しかし、多くの場合は原因不明の場合が多く、そういった場合はブロック注射や湿布薬などで痛みを緩和させる処置をされます。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学では、血虚やお血と考えます。
血の道というだけあって血の巡りが関係します。お血とはこの血の巡りが滞ってしまう状態のことをいいます。
血の状態を良くして滞りをなくしていく施術が必要になります。
これに精神的ストレスや冷えなどが重なって症状が強くなることもありますので全体治療を合わせて行うと治療効果がさらに高まります。
冷えなどは骨盤周囲の状態と下半身の血行循環を良くさせる必要があります。
ストレスに対してはお灸で免疫を上げていきます。
当院では自律神経測定器により自律神経の活動を測定します。
これにより交感神経や副交感神経のバランスを調べることができます。自律神経は自分の意思とは関係なく身体を動かしてくれる神経です。
内臓や身体の隅々まで行き渡る血管まで幅広く身体をコントロールしてくれています。この自律神経が乱れると体内のバランスも乱れるため様々な症状を引き起こします。すでに病気がある方にはさらに悪くなることや、乱れた自律神経のままですと生活習慣病になる可能性もあります。

身体を診ていくうえではこの自律神経の存在はかかせません。自律神経が整うと、人がもっている自然治癒力が向上します。自然治癒力を高めることで血の道の症状を改善することや緩和させることが望めます。
鍼灸治療は自律神経を高めることや整えることに優れた治療法になります。鍼とお灸を使い小一時間しっかりとその方その方に合った施術をすることで高い効果を実感されると思います。


鍼も髪のけより細いものを使用しますので痛みもほとんど感じないです。当院では鍼を使い捨てのものを使いますので衛生面でもご安心してください。
血の道でお悩みの方は一度東京α鍼灸院へご連絡ください。
当院では、カーテンのみで仕切られている治療院とは違い個室になっていますので安心して施術を受けていただけるとおもいます。
すでに病院などで治療を受けられている場合でも補完治療として鍼灸治療は優れています。
併せて治療を受けていただくことで効果が上がることも多いです。
血の道とは、あまり聞きなれない言葉かと思いますが、女性の月経や妊娠・分娩後・更年期などにみられる精神症状や自覚症状、身体症状のことです。婦人に見られる更年期障害類似の自律神経症候群とも定義されています。
更年期障害も血の道に含まれますが、更年期だけではなく月経などの血に関係する病態全てを含むのが血の道になります。更年期障害は血管運動神経系障害とされます。脳の視床下部にある自律神経中枢が女性ホルモンの減少により影響を受けて、自律神経失調症の症状を起こします。
自律神経症状だけでなく精神症状も引き起こします。血管運動神経の問題でなく社会環境や更年期という年代に取り巻く問題などから心理的ストレスが精神症状を引き起こすと考えられています。この血管運動神経系症状と精神症状が複雑に関係するのが更年期障害です。
血の道は、婦人経の疾患で月経に関係する一切の病態と捉えます。漢方では、生理痛や月経前症候群(PMS)なども血の道と言います。
月経に関係して出てくる下腹部の痛み、気怠さ、骨盤周囲の痛みや精神症状としては、心悸亢進・動悸などがでます。
全身症状としては、のぼせ・めまい・耳鳴り・ほてりなどがあります。
女性特有の自律神経失調証を総称して血の道と呼びます。病院では血の道とは言わず、月経前症候群や自律神経失調症・不安神経症・更年期障害などと各病名がつく場合があります。
更年期障害は更年期に起きる様々な自律神経失調症状や精神症状などがのことです。
更年期とは、女性の閉経前後の10年を言います。だいたい45歳くらいから55歳くらいになります。中には若年性更年期といって20代や30代の若い女性にも更年期障害が出始める方もいます。
更年期障害は、卵巣機能の低下により卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減少することで起こる障害です。女性ホルモンの量が減っても脳からは分泌させようとするホルモンが卵巣を刺激するためホルモンのアンバランス招くからです。脳にある自律神経中枢がアンバランスの影響を受けて体調の不調を引き起こします。
顔や上半身がほてったりのぼせたりします。汗を多くかいたりと気温や外部の環境に関係なく全身症状がでます。
血管運動神経:のぼせ、熱感、頻脈、動悸、冷え性等
全身症状:易疲労性、倦怠感、脱力感等
不定愁訴:頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、たちくらみ、眼精疲労、食欲不振等
精神症状:不眠、不安感、怒りっぽい等
様々な全身症状や精神状態になります。
西洋医学では、自律神経失調症や婦人科系の疾患を指します。月経などの血に関係するものをいうため、原因となる器質的疾患があればそちらを優先して治療していきます。更年期障害の場合はホルモン療法なども行われます。更年期はいろいろな悩みなどを抱える時期であるので精神的ストレスが強い場合もあります。その場合には心理療法などもいいです。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
クッシング症候群は東洋医学では、「腎陰虚」という病態と考えられています。
東洋医学でいう「腎」は西洋医学とは少し異なります。東洋医学では、腎は内分泌系・泌尿生殖器系や中枢神経系の一部・免疫監視能なども含めた機能系だと考えられています。
よって腎が虚する(腎機能が弱まる)とそれらの機能が低下します。すると、めまいや耳鳴り、膝や腰に力が入りづらく倦怠感が出る、発育が遅くなる、女性では無月経や不妊などの症状が現れやすくなります。
腎陰虚では、それに加えて陰液が不足しているために起こる熱証の症状を呈します。また体内の栄養不良や脱水などがおこり、それに伴う内分泌系の機能亢進・自律神経機能の亢進などの症状が現れます。
腎陰虚が慢性化するとその他の五臓にも影響を与えて甲状腺機能亢進症・下垂体機能亢進症・副腎皮質機能亢進症・高血圧症・慢性肝炎などの疾患へと繋がる可能性があります。
腎陰虚での熱証として、体の熱感やのぼせ・手のひらや足の裏のほてり・顔面紅潮・不眠・体幹がやせるなどの症状があり、クッシング症候群の症状と似ています。
当院のクッシング症候群に対する鍼灸治療は、東洋医学の観点より「腎」の状態を正常に戻すことです。脈診や腹診などからその日のお身体の状態を検査してその日その方に合った最適な施術をいたします。
またクッシング症候群は日々のストレスなどの自律神経の乱れも深く関係していますので、自律神経測定器でお身体の状態を把握したうえで自律神経調整療法で自律神経の状態を整えます。

クッシング症候群の治療に対して当院では病院との併用をお勧めしております。手術前や手術後の体調管理などに効果があります。ま
た、腫瘍が見つかず、有効な治療法があまりない場合でも当院では、東洋医学の観点からアプローチしていくことで症状改善に努めます。

クッシング症候群とは、副腎皮質ステロイドホルモンであるコルチゾールが増えすぎるために起こる疾患です。
コルチゾールは血糖の代謝やタンパク質や糖などの栄養の代謝に深くかかわっているためコルチゾールが増えすぎてしまうと様々な悪影響が出てきてしまうのです。
症状としましては、
・満月様顔貌(顔がむくんで赤らむ)
・バッファローハンプ(首から鎖骨にかけて脂肪が沈着し手盛り上がる)
・体幹は太り、手足は細くなる
・筋力の低下
・高血圧、高血糖
・骨粗しょう症
・月経不順
・感染に対する抵抗力の低下
・腎結石
・内出血が起こりやすい
・多毛症
などが挙げられます。
コルチゾールとは
コルチゾールとは、副腎皮質ホルモンでストレスホルモンとも呼ばれており、ストレスに敏感に反応するホルモンです。タンパク質や糖・脂質の代謝を制御しており、人間の体にとっては欠かせないホルモンの一つです。
過剰なストレスによってコルチゾールは発散されてそのような状態が続いてしまうと免疫力の低下などの様々な体の不調を訴えやすくなります。またコルチゾールは抗炎症作用も備わっているため医薬品の分野では抗炎症作用として使われています
コルチゾールは基本的に朝が一番高く夜にかけて徐々に減っていきます。血中や尿中のコルチゾール値によってコルチゾールの量がわかり、その結果によって様々な疾患の指標となります。
コルチゾール値が高い場合
・クッシング症候群
・うつ病
・肥満
・糖尿病
コルチゾール値が低い場合
・アジソン病
・下垂体性副腎皮質機能低下症
などの疾患が疑われます。
クッシング症候群は脳の下側に位置する下垂体という部分に腫瘍ができる場合と、副腎皮質という部分に腫瘍ができて発症する場合とがあります。
下垂体は内分泌器官であり非常に血管が豊富にあります。下垂体で分泌されたホルモンは血流に乗って効率よく目的地に運ばれるようになっているのです。
下垂体に腫瘍ができてしまい副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されて副腎皮質が刺激されます。副腎皮質は副腎の周囲にあり、様々なホルモンを合成して排出します。コルチゾールは副腎でつくられていますが、下垂体の異常から来る副腎皮質刺激ホルモンの増加により副腎皮質は刺激されて多量のコルチゾールを排出してしまうのです。
また、何らかの異常で副腎皮質に腫瘍ができてしまった場合でもコルチゾールは過剰に排出されてしまいます。
過剰なコルチゾールの排出は上記のような症状を呈してしまうのです。
・最近よく顔がむくむ
・腹部や太ももに赤紫色の線が出る
・あざができやすくなった
・血圧が高い
・女性でひげが生えたり、体毛が濃くなった
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
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おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学では、「血」と「気」が上手く回るよう施術します。全身の経絡経穴を用いて、鍼とお灸で施術します。また東洋医学に基づいた診断法に基づいて一人一人に合ったオーダーメイドの施術をいたします。

お薬を使わないので赤ちゃんへの影響がありません。
身体で見て、日頃から肩こりや頸などに症状がある方は、そちらも優先的に施術します。
これらの症状も乳腺炎になりやすい体質ということになります。
当院には女性鍼灸師が在籍しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
当院では、自律神経測定器により自律神経の働きを調べる器械があります。これにより交感神経と副交感心の活動状態を調べられます。それ以外にも身体的ストレスや精神的ストレス、疲労度などもわかります。
自律神経は身体を意識とは関係なく働いてくれる神経です。心臓などの内臓や血液循環など人間の体にとってとても重要な役割を果たしている神経です。この神経はストレスに弱く外部環境からの影響も深く関係しています。生活環境などの変化などによって二つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなるのです。

逆に自律神経の交感神経と副交感神経の活動バランスが整うと身体の自然治癒力が高まります。病気など体の異変を修復させることに関しても自律神経の存在は欠かせない存在なのです。
鍼灸治療には、この自律神経を整えることに優れています。時間をかけてじっくり治療することで、自律神経のバランスを整えて身体をリラックスした状態にもっていきます。終わった後には鍼灸効果を実感できるかと思います。
施術間隔は、始めの3,4回は3日置きに来ていただき、それから1週間に1回、2週間に1回と伸ばしていく治療方針が効果がでやすいです。
症状の重さや個人差もありますので、上記の施術間隔は参考までに見てください。
乳腺炎は世界保健機構(WHO)で鍼灸効果が認められた疾患です。
乳腺炎とは、乳腺が炎症を起こして、痛みや発熱が生じることです。乳房に腫脹や発赤、発熱、痛みがあり、授乳機能に支障をきたすことが定義とされています。
出産後、乳汁がきちんとでないため乳腺内に溜まり、炎症が起こります。
乳腺炎には、症状の段階があり軽いものから重いものまであります。軽いものであれば乳管が軽くつまり乳腺が腫れて痛みを出している状態から周りの組織まで細菌感染が広がった重いものまであります。
乳腺炎は授乳期間中であればどの時期でも起こるものですが、産後2~3週間目に多く見られ、産後三か月までに発症します。2割~3割の方が経験します
非感染性乳腺炎
乳汁うっ滞
産後早期に乳管内に乳汁が溜まったもので、非感染性の乳腺炎です。
乳管開口部が閉じてしまったものや、乳房血管の拡張によって静脈やリンパが溜まって乳管を圧迫してしまうもの、陥没乳頭などが原因となります。
症状は、乳房の自発痛や圧痛を主訴として、時に発赤、熱感、微熱などがでます。
急性細菌性感染症
化膿性乳腺炎
乳汁うっ滞に細菌感染したものが急性化膿性乳腺炎です特徴的な症状は、乳房の発赤、疼痛、腫脹、膏血などで発熱や全身倦怠感を伴うこともあります。
乳房にブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などの細菌に感染することで、炎症が起きてしまうものです。細菌の感染経路には噛み傷や乳頭の亀裂などから最近が侵入するものもあります。赤ちゃんは生後一か月程度になると乳歯が生えてきますので、その乳歯により小さな傷や亀裂が生じて細菌が侵入してきます。それ以外にも、うつ乳のように乳房に乳汁が溜まったものが逆流して侵入するもの、乳児からの口腔感染などがあります。
産褥6週までに発症するのが多く、原因としては、黄色ブドウ球菌が最も多い4割です。
非感染性のものは乳管部分がつまってしまうものや乳頭、乳管の形成不全のものがあります。細菌性では、傷や亀裂、溜まった部分からの逆流による感染です。
それ以外にも、不規則な授乳や授乳回数、左右乳房の切り替えなども乳汁のうっ滞原因となります。
乳腺炎も初めはうつ乳といって乳汁が貯留することから始まります。この状態は乳房に痛みのあるしこりができます。しっかり授乳をして食事内容を良くすることで乳腺炎まで進行せずに自然治癒することが多いです。
軽いうつ乳の場合は、しこりや痛みなどです。
乳腺炎になると、発熱や倦怠感などの全身症状が伴います。
感染性の乳腺炎になると全体が腫れて、発赤がでて痛みが強くでます。悪寒や体の震え、発熱など全身症状がでます。
乳腺炎の検査と診断では
などを行います。
非感染性のものでは、乳房マッサージや搾乳などにより乳管部分のつまりをなくします。
感染性までに進行したものは、授乳を一旦やめて、抗生物質がだされます。これらでも改善しないものは、手術療法で排膿する場合もあるそうです。
赤ちゃんにこまめに授乳させることでつまりをなくすようにします。その時もいつも同じ姿勢で同じ方法ばかり授乳するのではなくまんべんなく左右を授乳するのがいいです。
回数も頻回にすることがいいです。授乳間隔を空け過ぎるとたまりやすく乳房が張る原因となります。
また乳房マッサージをすると良いです。これはご自身でなく専門の方にしてもらうのが好ましいので、お近くの専門院を訪ねるのがいいです。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
神経麻痺に対する鍼灸治療はWHO(世界保健機関)にもその効果が認められている疾患の一つで腓骨神経麻痺に対しても鍼灸治療による改善が期待できます。
腓骨神経によって支配されている前脛骨筋、長腓骨筋、短腓骨筋などに鍼や灸で刺激を与え腓骨神経からの指令で動いている筋肉に刺激を与える事で腓骨神経への血流を促し神経の機能を回復を促します。

また、腓骨神経麻痺を起こしている筋に鍼を指した状態で電気を流す鍼通電療法で直接的に筋収縮を引き起こすことで筋と神経伝達の回復を促していきます。
腓骨神経に繋がる坐骨神経が臀部や大腿後面で圧迫されることで腓骨神経麻痺を引き起こしている可能性もありますので臀部や大腿後面にも鍼灸施術を行っていきます。

その他、東洋医学的に考えると腓骨神経の走行は、五臓六腑の『胃』や『胆』の走行と類似しています。坐骨神経は『膀胱』と類似しているます。
東洋医学では腓骨神経麻痺はそれらの経絡に「風邪」や「湿邪」という邪気が侵入することで起こるととらえられています。よって東洋医学的な治療ではそれらの邪気を排出させるツボを選んで施術を行っていきます。
また、胃や胆、膀胱の働きが弱っていても腓骨神経麻痺を引き起こしやすくなりますのでそれらの臓腑を正常に戻すような施術も行っていきます。

このように腓骨神経麻痺に対する当院の治療では、筋肉に対する電気刺激などの西洋医学的観点と邪気を排出する東洋医学的観点より施術を行なうことで改善が期待できます。
腓骨神経麻痺とは膝の外側を通っている腓骨神経の麻痺を生じる疾患で、原因としては打撲や骨折、圧迫、神経炎、腰椎仙椎の疾患などにより神経が障害を受け、正常な情報の伝達が阻害されて起こります。
腓骨神経は坐骨神経というおしりの部分からももの後面に走行する人体最大の神経が、膝裏の上方で枝分かれして伸びる神経です。
枝分かれした神経は、「脛骨神経」と「総腓骨神経」と言われ、脛骨神経はふくらはぎにあるヒラメ筋などを支配して足首を伸ばす役割があります。
一方、総腓骨神経は「深腓骨神経」と「浅腓骨神経」にさらに枝分かれをして、足首や足の指を持ち上げる運動と下肢の外側から足背へかけての皮膚の感覚に働きます。
そのため障害されると下肢のしびれや感覚異常、足関節の背屈制限を引き起こし、進行すると足首や足の指を持ち上げる事が出来なくなるため足がだらんと下に垂れてしまう状態、下垂足(内反尖足)という状態を引き起こします。
歩くときにつま先を床や地面にこすらないように膝を通常より高く上げて歩く(下垂足歩行)など歩行にも障害をきたし、ちょっとした段差でも躓きやすくなったりサンダルなどの履物が脱げやすくなる、
また、足を上げる力だけでなく支える力も低下する事で転倒の危険性が高くなります。

下肢の筋肉や感覚を司る神経は腰髄や仙髄から枝分かれした坐骨神経と呼ばれる人体最大の末梢神経としてまとまって走行し、臀部の後方を通り膝の裏側のやや上方で脛骨神経と総腓骨神経に分岐し腓骨神経は膝の外側にある腓骨頭に巻き付くようにして走行しています。
そしてさらに深腓骨神経と浅腓骨神経に枝分かれし足背まで走行しています。腓骨神経は骨と皮膚、皮下組織の中に神経が存在し、クッションになる脂肪層も薄く移動性が乏しいため外部からの圧迫により麻痺が生じやすい神経です。
そのため長時間足を組んで座ったり、寝ている状態で膝が圧迫され続けた時、草むしりのような長時間膝を曲げた姿勢をとるなどすると麻痺が起こります。その他足の牽引や手術のためにずっと同じ姿勢で寝ていた、ギプス固定により腓骨頭部が後方から圧迫されるなどといったことが原因となるケースもあります。
これ以外にもガングリオンなどの腫瘤や腫瘍によるもの、股関節脱臼、坐骨神経麻痺、梨状筋症候群による圧迫、挫傷、大腿骨頸部骨折、腓骨頭骨折、関節リウマチによる関節の変形、膝の外傷などによっても生じます。一次的な圧迫による腓骨神経麻痺は原因が明らかな場合、要因を除去する事により自然に回復するのであれば治療の必要はありません。
しかし、神経の断裂や過度の伸長、直接的な損傷のように重度の損傷や症状は回復に時間がかかったり改善が難しい場合もあります。
・梨状筋症候群に対する治療について
・関節リウマチに対する治療について

下垂足が起こり、感覚異常がありティネルサイン(神経障害部をたたくとその支配領域に放散痛が出現)があれば障害部位が確定できます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経障害の確定診断が必要なこともあります。診断方法は筋電図検査、X線(レントゲン)検査、MRI検査、超音波検査などを必要に応じて行います。
一過性の軽症であるものは、原因となる圧迫を取り除き良肢位を保ちながら自然に治癒するのを待ちます。運動麻痺の回復傾向が見られない場合は尖足予防の装具を作成します。
骨折、脱臼などの外傷や腫瘤によるものは早期に手術が必要です。原因が明らかでない場合や回復の可能性があるものは保存的治療を行います。(圧迫の回避、局所安静、運動療法、物理療法、薬の内服など)
しかし、保存的加療で三カ月ほど様子を見て、回復しない場合や麻痺が進行する症例では手術を考慮する必要があります。神経損傷のある場合、神経剥離、神経縫合、神経移植などの手術が行われます。神経の手術で回復の望みが少ない場合は腱移行手術(ほかの筋肉で動くようにする手術)が行われます。
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