『血の道』の鍼灸治療

 

血の道の東洋医学

 

東洋医学では、血虚お血と考えます。

血の道というだけあって血の巡りが関係します。お血とはこの血の巡りが滞ってしまう状態のことをいいます。
血の状態を良くして滞りをなくしていく施術が必要になります。
これに精神的ストレスや冷えなどが重なって症状が強くなることもありますので全体治療を合わせて行うと治療効果がさらに高まります。
冷えなどは骨盤周囲の状態と下半身の血行循環を良くさせる必要があります。
ストレスに対してはお灸で免疫を上げていきます。

 

 

血の道に対する当院での鍼灸治療

 

当院では自律神経測定器により自律神経の活動を測定します。

これにより交感神経や副交感神経のバランスを調べることができます。自律神経は自分の意思とは関係なく身体を動かしてくれる神経です。

内臓や身体の隅々まで行き渡る血管まで幅広く身体をコントロールしてくれています。この自律神経が乱れると体内のバランスも乱れるため様々な症状を引き起こします。すでに病気がある方にはさらに悪くなることや、乱れた自律神経のままですと生活習慣病になる可能性もあります。

 

血の道に対する鍼灸治療

身体を診ていくうえではこの自律神経の存在はかかせません。自律神経が整うと、人がもっている自然治癒力が向上します。自然治癒力を高めることで血の道の症状を改善することや緩和させることが望めます。

鍼灸治療は自律神経を高めることや整えることに優れた治療法になります。鍼とお灸を使い小一時間しっかりとその方その方に合った施術をすることで高い効果を実感されると思います。

 

血の道のうつ伏せ鍼灸治療

 

 

血の道の下肢へのお灸治療

鍼も髪のけより細いものを使用しますので痛みもほとんど感じないです。当院では鍼を使い捨てのものを使いますので衛生面でもご安心してください。

血の道でお悩みの方は一度東京α鍼灸院へご連絡ください。
当院では、カーテンのみで仕切られている治療院とは違い個室になっていますので安心して施術を受けていただけるとおもいます。
すでに病院などで治療を受けられている場合でも補完治療として鍼灸治療は優れています
併せて治療を受けていただくことで効果が上がることも多いです。

 

 

血の道とは?

 

血の道とは、あまり聞きなれない言葉かと思いますが、女性の月経や妊娠・分娩後・更年期などにみられる精神症状や自覚症状、身体症状のことです。婦人に見られる更年期障害類似の自律神経症候群とも定義されています。

 

更年期障害も血の道に含まれますが、更年期だけではなく月経などの血に関係する病態全てを含むのが血の道になります。更年期障害は血管運動神経系障害とされます。脳の視床下部にある自律神経中枢が女性ホルモンの減少により影響を受けて、自律神経失調症の症状を起こします。

自律神経症状だけでなく精神症状も引き起こします。血管運動神経の問題でなく社会環境や更年期という年代に取り巻く問題などから心理的ストレスが精神症状を引き起こすと考えられています。この血管運動神経系症状と精神症状が複雑に関係するのが更年期障害です。

血の道は、婦人経の疾患で月経に関係する一切の病態と捉えます。漢方では、生理痛月経前症候群(PMS)なども血の道と言います。

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月経に関係して出てくる下腹部の痛み気怠さ骨盤周囲の痛み精神症状としては、心悸亢進動悸などがでます。

全身症状としては、のぼせ・めまい耳鳴り・ほてりなどがあります。

女性特有の自律神経失調証を総称して血の道と呼びます。病院では血の道とは言わず、月経前症候群自律神経失調症不安神経症更年期障害などと各病名がつく場合があります。

 

更年期障害

更年期障害は更年期に起きる様々な自律神経失調症状や精神症状などがのことです。

更年期とは、女性の閉経前後の10年を言います。だいたい45歳くらいから55歳くらいになります。中には若年性更年期といって20代や30代の若い女性にも更年期障害が出始める方もいます。

更年期障害は、卵巣機能の低下により卵巣から分泌される女性ホルモンの量が減少することで起こる障害です。女性ホルモンの量が減っても脳からは分泌させようとするホルモンが卵巣を刺激するためホルモンのアンバランス招くからです。脳にある自律神経中枢がアンバランスの影響を受けて体調の不調を引き起こします。

 

血の道の症状

顔や上半身がほてったりのぼせたりします。汗を多くかいたりと気温や外部の環境に関係なく全身症状がでます。

運動器障害:身体の重だるさ、肩こり腰痛、関節の痛み等

血管運動神経:のぼせ、熱感、頻脈、動悸、冷え性

全身症状:易疲労性、倦怠感、脱力感等

不定愁訴頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、たちくらみ、眼精疲労、食欲不振等

精神症状:不眠、不安感、怒りっぽい等

様々な全身症状や精神状態になります。

 

血の道の治療法

 

西洋医学では、自律神経失調症や婦人科系の疾患を指します。月経などの血に関係するものをいうため、原因となる器質的疾患があればそちらを優先して治療していきます。更年期障害の場合はホルモン療法なども行われます。更年期はいろいろな悩みなどを抱える時期であるので精神的ストレスが強い場合もあります。その場合には心理療法などもいいです。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸院|眼精疲労 at 22:14 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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