乳腺炎の鍼灸治療

乳腺炎の当院での鍼灸治療

東洋医学では、「」と「」が上手く回るよう施術します。全身の経絡経穴を用いて、鍼とお灸で施術します。また東洋医学に基づいた診断法に基づいて一人一人に合ったオーダーメイドの施術をいたします。

乳腺炎の鍼灸治療

お薬を使わないので赤ちゃんへの影響がありません。
身体で見て、日頃から肩こりや頸などに症状がある方は、そちらも優先的に施術します。
これらの症状も乳腺炎になりやすい体質ということになります。

当院には女性鍼灸師が在籍しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

乳腺炎に対する自律神経治療

当院では、自律神経測定器により自律神経の働きを調べる器械があります。これにより交感神経と副交感心の活動状態を調べられます。それ以外にも身体的ストレスや精神的ストレス、疲労度などもわかります。

自律神経は身体を意識とは関係なく働いてくれる神経です。心臓などの内臓や血液循環など人間の体にとってとても重要な役割を果たしている神経です。この神経はストレスに弱く外部環境からの影響も深く関係しています。生活環境などの変化などによって二つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなるのです。

乳腺炎のうつ伏せ鍼治療

逆に自律神経の交感神経と副交感神経の活動バランスが整うと身体の自然治癒力が高まります。病気など体の異変を修復させることに関しても自律神経の存在は欠かせない存在なのです。

鍼灸治療には、この自律神経を整えることに優れています。時間をかけてじっくり治療することで、自律神経のバランスを整えて身体をリラックスした状態にもっていきます。終わった後には鍼灸効果を実感できるかと思います。

施術間隔は、始めの3,4回は3日置きに来ていただき、それから1週間に1回、2週間に1回と伸ばしていく治療方針が効果がでやすいです。
症状の重さや個人差もありますので、上記の施術間隔は参考までに見てください。

乳腺炎は世界保健機構(WHO)で鍼灸効果が認められた疾患です。

 

 

乳腺炎とは

乳腺炎とは、乳腺が炎症を起こして、痛みや発熱が生じることです。乳房に腫脹発赤発熱痛みがあり、授乳機能に支障をきたすことが定義とされています。

出産後、乳汁がきちんとでないため乳腺内に溜まり、炎症が起こります。

乳腺炎には、症状の段階があり軽いものから重いものまであります。軽いものであれば乳管が軽くつまり乳腺が腫れて痛みを出している状態から周りの組織まで細菌感染が広がった重いものまであります。

乳腺炎は授乳期間中であればどの時期でも起こるものですが、産後2~3週間目に多く見られ、産後三か月までに発症します。2割~3割の方が経験します

 

乳腺炎の種類

 

非感染性乳腺炎

乳汁うっ滞

産後早期に乳管内に乳汁が溜まったもので、非感染性の乳腺炎です。

乳管開口部が閉じてしまったものや、乳房血管の拡張によって静脈やリンパが溜まって乳管を圧迫してしまうもの、陥没乳頭などが原因となります。

症状は、乳房の自発痛圧痛を主訴として、時に発赤、熱感、微熱などがでます。

 

急性細菌性感染症

化膿性乳腺炎

乳汁うっ滞に細菌感染したものが急性化膿性乳腺炎です特徴的な症状は、乳房の発赤疼痛腫脹膏血などで発熱や全身倦怠感を伴うこともあります。

乳房にブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などの細菌に感染することで、炎症が起きてしまうものです。細菌の感染経路には噛み傷や乳頭の亀裂などから最近が侵入するものもあります。赤ちゃんは生後一か月程度になると乳歯が生えてきますので、その乳歯により小さな傷や亀裂が生じて細菌が侵入してきます。それ以外にも、うつ乳のように乳房に乳汁が溜まったものが逆流して侵入するもの、乳児からの口腔感染などがあります。

産褥6週までに発症するのが多く、原因としては、黄色ブドウ球菌が最も多い4割です。

 

乳腺炎の原因

非感染性のものは乳管部分がつまってしまうものや乳頭、乳管の形成不全のものがあります。細菌性では、傷や亀裂、溜まった部分からの逆流による感染です。

それ以外にも、不規則な授乳や授乳回数、左右乳房の切り替えなども乳汁のうっ滞原因となります。

乳腺炎も初めはうつ乳といって乳汁が貯留することから始まります。この状態は乳房に痛みのあるしこりができます。しっかり授乳をして食事内容を良くすることで乳腺炎まで進行せずに自然治癒することが多いです。

 

乳腺炎の症状

軽いうつ乳の場合は、しこり痛みなどです。

乳腺炎になると、発熱や倦怠感などの全身症状が伴います。

感染性の乳腺炎になると全体が腫れて、発赤がでて痛みが強くでます。悪寒体の震え発熱など全身症状がでます。

 

病院での検査

乳腺炎の検査と診断では

  • ・マンモグラフィー
  • ・超音波検査
  • ・血液検査

などを行います。

 

治療

非感染性のものでは、乳房マッサージや搾乳などにより乳管部分のつまりをなくします。

感染性までに進行したものは、授乳を一旦やめて、抗生物質がだされます。これらでも改善しないものは、手術療法で排膿する場合もあるそうです。

 

 

予防

赤ちゃんにこまめに授乳させることでつまりをなくすようにします。その時もいつも同じ姿勢で同じ方法ばかり授乳するのではなくまんべんなく左右を授乳するのがいいです。

回数も頻回にすることがいいです。授乳間隔を空け過ぎるとたまりやすく乳房が張る原因となります。

また乳房マッサージをすると良いです。これはご自身でなく専門の方にしてもらうのが好ましいので、お近くの専門院を訪ねるのがいいです。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸院|眼精疲労 at 20:28 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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