鍼灸治療でもダイエットでは、基礎代謝のアップやむくみを取り除いたりすることで健康的にダイエットできる体づくりのサポートをします。
残念ながらここを刺激すると簡単に痩せられるツボというのは存在しません。しかし、食欲を抑えるツボや自律神経・内臓機能を高めることで基礎代謝のアップなどを通してダイエットをしたいあなたをサポートしていきます。

内臓機能を高めて基礎代謝のアップ
東洋医学には、五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)という考え方があり、西洋医学の臓腑と似ている所もあります。それぞれに経絡といいまして気血の流れがあり、それぞれにツボが存在します。
鍼灸治療では、身体の調子を診て弱っている五臓六腑のツボを刺激して働きを正常に戻して内臓機能を高めます。
内臓の機能が弱いと代謝が悪く食べ物や栄養が留まりやすくなってしまいます。内臓機能を高めて効率よく消化・吸収・エネルギー代謝を行うことで基礎代謝のアップをはかります。
浮腫みを取り除く
ダイエットしたい方にとって気になるのがお腹やもも回り、二の腕などの部分太りです。疾患に起因する浮腫み以外は、静脈やリンパなどが循環の悪い状態で内容物が滞っているため「むくみ」として現れているのです。
鍼刺激は、細胞を鍼を刺すことで軽く損傷させて修復細胞が血液を通して集まるためその部分の血流量が上がり血流の改善が見込まれます。
お灸刺激では、お灸の柔らかい熱で血管を弛緩させることで留まっていた血液やリンパ液を流してあげます。
また、お灸にも色々な種類があり、鋭い熱を入れることでその部分は火傷をしたと脳が判断します。すると、それを修復しようと修復細胞が集まり、血流を改善していきます。

食欲を抑える
食欲を抑えるツボは、耳ツボが有名です。ダイエットに関心のある方なら一度は「耳ツボダイエット」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
耳の前部分にあたる「飢点」や耳介にある「神門」「噴門」「胃」「内分泌」「肺」というツボを使い、食欲の抑制やダイエット中のイライラを解消させて精神を安定させていきます。
当院では、それらのツボに鍼のシールを貼って食事前などに軽くマッサージをして食欲の抑制や精神安定をはかっていきます。
ストレスからくる暴飲暴食を防ぐ
仕事や人間関係でストレスが溜まり、ストレスを発散させるために暴飲暴食に走る方も多いです。
そういう方に多いのが自律神経が乱れです。交感神経と副交感神経のバランスが正常に保たれていれば多少のストレスにも対応できますが、普段から自律神経の乱れがある場合ストレスのはけ口が飲食に向いてしまう危険性もあります。
当院では、初診時に自律神経測定器で自律神経のバランスを測定することでその方の自律神経の状態を把握した上で施術を行っていきます。
エネルギーを溜め込む過ぎ
摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ってしまうと体に脂肪として蓄積されてしまいます。
また、偏った食生活や夜遅くの夜食、まとめ食いなどは脂肪として身体に蓄積されやすくなります。
運動不足などによるエネルギー代謝不足
車や電車など昔と比べると歩行数などが減少し、仕事もデスクワークが増え運動量は年々減少傾向にあります。そのため摂取エネルギーが消費エネルギーを上回りやすい状態となってしまいます。
病気が原因の肥満
病気が原因で肥満となってしまう場合もあります。
甲状腺機能低下症などの内分泌疾患や遺伝的な疾患また精神病薬などの薬の副作用でも肥満となってしまう可能性もあります。
ダイエット鍼灸は、あくまでもダイエットをしたいあなたのサポート役です。鍼灸をしているからといって暴飲暴食・運動不足などの生活の不摂生をしていると元も子もありません。鍼灸を擦れば絶対に瘦せられるというわけではありません。
鍼灸で痩せやすい健康的な体づくりのサポートや食欲の抑制、精神的な安定をお手伝いしていきます。

鍼灸ダイエットのメリットは何と言いましても瘦せる以外に健康的な身体を手に入れ、体に無理のない継続的な体重維持が可能になるということです。
内臓機能を高めて基礎代謝のアップさせて新陳代謝をはかり、身体に溜まった老廃物を排出させます。
また、心身をリラックスさせて自律神経の状態を整える効果やホルモンのバランスも整えてくれる効果など様々なメリットがあります
こんにちは。院長の清水です。
今年はゴールデンウイークがなんと10連休となります。連休明け特に注意が必要なのが、五月病などの精神的疾患です。今回は、五月病の東洋医学的考えについて書かせていただきます。
東洋医学で五月病を考える上で重要になってくるのが五行学説という考えです。
東洋医学の基礎的な考えである五行学説は、病気を知る上で重要であり、宇宙に存在するすべての事物・事象を「木・火・土・金・水」の五行に分類し、個々の性質や相互関係を把握するために用いられます。
東洋医学では、この五行をもとに病理・病態把握・治療法・調剤などを様々な事柄を決定するとても重要な考えです。
ちょうど今の春から夏に向けてという季節は五行学説に当てはめると「木→火」に移行する期間です。そして、東洋医学の五臓で当てはめると「肝→心」に当てはまります。
それが何を表すかというと今の時期は、「心」の病気を起こしやすいという事です。「心」は血脈をつかさどって気血を椎動して全身を温める役割があり、夏に向けて活発になっていきます。しかし体の調子が思わしくなく、季節の変化についていけないと、うまく「心」の機能が弱くなってしまったり、逆に強く出過ぎる場合も多く見られます。
その二つの場合を見ていきますと…
「心」の機能不足で今よく見られるのが「心血虚・心陰虚」というものがあり、主に精神不安を呈し、不眠症や自律神経失調症が見られます。また、心拍動の異常を伴ったり、慢性病による栄養不良や貧血あるいは発熱などもみられます。
「心」機能の過亢進状態で今よく見られるのが「心火旺・心火上炎」というものがあり、自律神経系の過興奮や刺激物の過剰摂取により自律神経失調症や不眠症・精神分裂症・神経症あるいは口内炎・舌炎などが見られます。
五月病は、医学的には適応障害やうつ病、パニック障害、パーソナリティ障害などと考えられています。
初期症状としましては、五月の連休明けからなんとなくやる気が出ない・食欲がない・眠れない・仕事にいく気力がわかないなどでそれらがきっかけとなりさらに状態が悪化して仕事を休みがちになったり、外出するのも億劫となってしまい著しく日常生活に影響を与えてしまいます。
適応障害
適応障害は世界保健機構のガイドラインによりますと「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」とされています。五月病の場合、そのストレス因は新生活での環境の変化であったり、長期休暇と仕事との生活の違いであったりします。重症となると抑うつ気分や不安感が強く出て日常生活に支障をきたします。
パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は人一倍考え方や行動に偏り・独自性が強く社会生活になじめない場合が多く、それらが重なることで連休明けの生活に支障をきたす場合があります。
・うつ病の鍼灸治療について
・パニック障害の鍼灸治療について
五月病は誰にでもかかる可能性があります。特に4月で環境が変わって新生活が始まった・生活のリズムが変わった・受験や就職が決まり大きな目標を達成した後に燃え尽き症候群のような状態にある方など特に注意が必要です。
五月病にかからないためには連休中の過ごし方が特に重要です。休みだからといって夜遅くまで起きて昼頃目覚めるなど出勤時や登校時とは異なる生活習慣を続けてしまうと連休明けに五月病にかかってしまうリスクが増大します。
出来るだけ平日時と同じ生活リズムで過ごすことがとても重要です。
その他、運動するということも重要です。特に有酸素運動は自律神経のバランスを整えることで精神的にも安定しやすい状態をつくります。時間を決めてメリハリある生活を送ることを心がけましょう。
また、連休中に体や自律神経のメンテナンスとして鍼灸治療を受けていただくこともおすすめです。新生活も始まり心身ともに疲れが見え始める時期ですし、寒暖差も激しい時期で自律神経も乱れがちです。鍼灸治療で心身の疲れを取ってリフレッシュしましょう。
上記のような「心」機能の不具合は、五月病の症状と似ています。今の季節は、東洋医学の観点から見ても五月病のような精神的な不調を発症しやすい季節といえます。ある程度は精神的に不安定になりやすいと覚悟して無理に新生活に適応しようと頑張り過ぎないことも重要です。
焦ることはさらに精神的不安を生み、悪循環を引き起こしかねません。毎朝ウォーキングの時間を設けたり、少しぬるま湯に長めに浸かってみるなどして日々の生活でリラックスする時間を設けましょう。
また当院では、五月病の鍼灸治療も行っております。自り神経測定器で自律神経の状態を把握してその方に合わせた治療を行っております。

五月病かもと悩まれている方はご気軽に当院へご相談ください。

清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
近年の健康ブームに伴って普段ランニングをされている方は少なくありません。ランニングは体の健康にはいいことですが、疲労の蓄積により膝へ大きな負担がかかっていることも忘れてはいけません。
当院のランナー膝に対する施術は、第一に膝付近のツボや腫れの出ている部分にはりやお灸の刺激をして炎症を抑える効果を促します。
炎症が治まったら第二段階としまして、血行を良くして筋肉や骨に栄養が行き渡るよう施します。
また必要であれば、はりを刺してそれに電気を流すことにより筋肉を動かして老廃物を排出させることや患部付近を刺激することで痛みを感じる閾値を上げて痛みを感じにくくする作用を促します。
ランナー膝では、腸脛靭帯もしくは大腿筋膜腸筋に筋緊張がみられる場合が多いのでその緊張を緩める目的の施術も施します。
東洋医学の診断方法に基づき全身の調整施術も行っていきます。ランナー膝は、全身性の疲れや気血の滞りが原因の場合もあるので膝だけの部分的な治療ではなく、全身を診て治療していきます。
また、ランナー膝の場合、オーバーユースや走り方に問題がある場合が多いのでそういった生活上の注意点などもご指導させていただきます。

場合によっては、さした鍼に電気を流す鍼通電療法も行っていきます。鍼通電療法では、鍼による鎮痛効果がより増すことが期待できます。

・症例
40代 男性
ランニングが趣味で週末休みになると10キロほどランニングをしていた。
東京マラソンに出るためにランニング量を増やしていたところ5キロを走ったところで膝の痛みが出るようになってしまった。無理して走っていたところ日常生活の歩行時にも痛みが出るようになってしまった。
あと、1か月ほどで東京マラソンがあり、なんとかそれまでに痛みを軽減させて完走したいとのことで当院にご来院されました。
治療
まず痛みが強く出る部分に鍼を刺して電気を流す鍼通電治療で痛みを緩和させていきました。大腿部周囲の筋肉にも過緊張状態が診られましたのでそれらの部分に鍼やお灸の施術、ストレッチなどを加えながら筋肉の柔軟性を出していきました。
とりあえず2週間はランニングは控えていただき治療に専念してもらいました。日常生活での膝の痛みがなくなったので徐々にランニングを再開して距離を少しずつのばしていってもらいました。
東京マラソン前日に鍼灸治療を受けてもらい挑んでいただきました。
結果はメールにて無事痛みなく完走できたとの報告があり、とてもうれしく思います。
東洋医学ではランナー膝は体の外から邪気を受けるため発症するものと中医学でいう「肝」と「腎」が何らかの原因で損傷して働きが弱まって発症するものと考えられています。特に骨を生産させる役割を持つ「腎精」は青壮年期には最も充実して維持され、中年頃から次第に衰え始めます。ランナー膝はオーバーユースや加齢などが原因の場合が多く、「腎精」との関係が深いと考えられます。そういった原因で膝関節付近の気血が滞り、それが痛みや関節可動域制限の原因となると考えられています。
体の外からの邪気として一番ランナー膝が発生しやすいのは、寒く風のあたる場所にいた時などに体に悪さをする「風寒の邪気」を受けた時です。次いで湿度の高い場所にいて「湿邪」を受けた時などです。
またランニングなどで長時間にわたり膝に負担がかかることで気血は滞りやすく、それが膝関節付近であった場合にランナー膝を発症する可能性が高くなります。
ランナー膝とは、ランニングによって生じる膝関節痛の総称で、変形性膝関節症・腸脛靭帯炎・膝蓋軟骨軟化症などが原因となります。
変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨の擦り減りや筋力低下、肥満、加齢などのきっかけで膝関節の機能が低下し、膝関節に炎症がおきたり、関節が変形したりして痛みが生じる疾患です。
高齢者で最も多い骨または関節疾患は、腰背部痛と膝関節症です。近年の高齢者人口の増加に伴い、変形性膝関節症に代表される膝の変性疾患が急増しています。40歳未満では、ケガなどが原因で変形性膝関節症が女性よりも男性に多く発症しますが、40歳以降では体重の重い女性に多く発症します。
腸脛靭帯炎とは、ランニングなどによって膝関節に衝撃が加わって膝の曲げ伸ばしや捻るなどの動作によって、大腿骨外側の隆起に膝の外側の支えや片足でバランスを取る際に重要な役割をもつ腸脛靭帯が擦られて摩擦性の炎症が生じて痛みを発症する疾患です。特に長距離ランナーに好発しますが、ほかにバスケットボール・水泳・自転車などでも腸脛靭帯炎を発症します。
ランナー膝の症状として
膝の痛み
膝の皿周囲の痛みや圧痛があり、特に運動時に痛みがあります。最初はランニングの最中に痛みがあり、やがて症状がひどくなると日常生活でも痛みを感じるようになります。腸脛骨靭帯は明らかに緊張が増して硬くなり腸脛靭帯に沿って痛みが放散します。
膝の腫れ
・ときに痛みと同時に膝周囲に腫れを生じる場合があります。
膝関節の運動制限
・膝が曲がらない・伸ばせないまたは膝に何か引っかかっている感じや歩くと膝が不安定感があります。
ランナー膝の原因として考えられているのは、長時間のランニングによるオーバーユースやウォーミングアップ不足・休養不足・硬い路面での走行・下り坂での走行・靴が合わないなど様々です。
ⅰ)大腿四頭筋の筋力不足
大腿四頭筋の腱は膝蓋骨と連なっており、筋力不足は膝蓋骨の不安定を招いて摩擦による炎症が生じやすくなります。
ⅱ)足の小指側に体重がかかり過ぎる
足の小指側に体重がかかり過ぎると内股気味となり、すねの部分は内側にねじられ、膝蓋骨を内側に引っ張ります。一方、大腿四頭筋は膝蓋骨を外側に引っ張ることで相反する力が生まれ摩擦性の炎症が生じやすくなります。
ⅲ)構造的な異常
膝蓋骨の位置が正常よりも高すぎたり低すぎたりすることや大腿四頭筋やハムストリングが異常に硬い・アキレス腱が硬いなどの原因により摩擦の起きやすい位置に膝蓋骨があり炎症が生じやすくなります。
※大腿四頭筋
大腿四頭筋とは、その名の通り大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋の4つの筋肉から構成されています。膝痛や腰痛などを考える上でとても重要な筋肉です。大腿四頭筋は、腸骨棘や大腿骨から始まり膝蓋骨の上や脛骨につきます。膝蓋骨とは、いわゆる「膝の皿」の部分です。
大腿四頭筋は、筋疲労の影響が出やすい筋肉であり、動かさないと萎縮し硬直しやすい筋肉でもあります。
大腿四頭筋が筋疲労を起こしたり、筋力が低下してくると、「膝の皿」が不安定になってしまい動くことで摩擦を生み、炎症が起きてしまいます。
また高齢者などに多いですが、あまり歩行ができずに大腿四頭筋を使えないでいると、筋肉が委縮し弾力性がなくなってきます。すると、大腿四頭筋は短くなり「膝の皿」が下に押し付けられて可動性を失って痛みを生じやすくなります。膝痛にならないためには大腿四頭筋の筋力をつけること、ストレッチなどで柔軟性を保つことがとても重要となってくるのです。
一度ランナー膝となり、膝に痛みを覚えてしまった場合にその時と同じようにランニングをしていると再発する率は高くなります。ランナー膝にかかってしまった理由が必ずあるわけです。その根本的原因を改善していかなければ解決に至りません。
また、まだランナー膝にかかったことのないランニングを良くされる方でもランナーの2,3割は一度は膝の痛みで悩んだことがあるという統計もあることからランナー膝にかからないように普段から注意してランニングを行うようにしましょう。
ランナー膝の原因として多いのが股関節や足首の硬さからくるものや大腿部や下腿の筋肉の柔軟性の低下が挙げられます。ランニングの際に足関節が過剰に内側に荷重がかかり、大腿部の外側への力が高まり腸脛靭帯への負担が増すことでランナー膝となってしまいます。
ランニング前と後にもしっかり下肢のストレッチ、股関節周りのストレッチを行うようにしましょう。また、筋肉は暖まることで柔軟性が増し、逆に冷えることで固まりやすくなります。ランニング開始前に下肢を冷やさずできるだけ温めた段階でランニングを開始することでランナー膝を防ぐことが出来ます。
その他、ランニングコースやランニングの距離も見直すことも重要です。上り坂や下り坂など傾斜のついたコースでは膝に多くの負担をかけてしまいます。膝を痛めて復帰される時期にはできるだけ平坦なコースを選んで走ることが無難です。
また、ランニングを始めたばかりの方が急にランニング距離を伸ばしたことでランナー膝になってしまうという場合も多く見られます。いきなり走行距離を伸ばすのではなく徐々に距離を伸ばすように心がけましょう。すると、筋力も徐々に増強されることで関節への負担が軽減されてランナー膝になりにくくなります。
今年のゴールデンウイークはなんと10連休です
当院はゴールデンウイーク中も休まず診療しております。
4月27日(土)~5月5日(日)
受付時間 午前10時~午後7時(最終受付午後7時)
五月は新生活も始まり、生活環境の変化などからくるストレスや季節の変わり目で自律神経が乱れがちです。
やる気の低下や倦怠感、日頃のデスクワークからくる肩こり・腰痛・眼精疲労などお身体の疲れが出やすい時期です。
・肩こりの鍼灸治療について
・腰痛の鍼灸治療について
・眼精疲労の鍼灸治療について
・五月病の東洋医学について
大型連休を利用した体のメンテナンスにぜひご活用ください。

先日NHKの東洋医学ホントのチカラという番組で頻尿の患者さんに対してツボを刺激してもらったところほとんどの方で改善が見られたということが紹介されていました。
紹介された頻尿対策の記事はコチラです。
https://www.bbm-japan.com/_ct/17208637
当院でも頻尿・過活動膀胱の鍼灸治療を行っております。
過活動膀胱とは蓄尿(尿を溜める)という膀胱機能の障害です。膀胱が過敏になっていて過剰に反応し尿を出そうとするため、尿を溜めて我慢することが難しくなります。
若い方から年配の方まで発症し、年齢とともに多くなってきます。男女共に起こりますが、50代以降は男性にやや多くなってきます。
脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のものと、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。
・神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因)
脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病、認知症、脊髄損傷、頚椎症、脊柱管狭窄症などが原因となります。
・非神経因性過活動性膀胱(神経トラブルとは関係ない原因)
男性の場合、前立腺肥大症などの下部尿路閉塞により排尿のたびに膀胱に負担がかかり続けることにより膀胱の筋肉に異常をきたし、少しの刺激にも過敏に反応するようになり過活動性膀胱が起こることがあります。
また、女性の場合加齢や出産により膀胱、子宮、尿道などを支えている骨盤底筋が脆弱化することで、排尿メカニズムに異常をきたすことがあります。
・それ以外の原因
何らかの原因で膀胱の神経が過敏に働く場合や原因が特定できないものが実際には最も多いといわれています。
原因ははっきりとは解明されていませんが、加齢変化によって膀胱の伸び縮みが悪くなることや、女性ホルモンの不足により膀胱粘膜の過敏性が高まること、ストレスなどの影響により排尿に関わる自律神経が乱れることなどが関連していると考えられています。
・尿意切迫感
急に尿意をもよおして我慢できなくなる。慌ててトイレに駆け込む。いったん尿意が気になり始めると我慢できなくなる。
・頻尿、夜間頻尿
頻繁にトイレに行く。夜中に何度もトイレに行く、一日8回以上、あるいは2時間異常もたない。しかし、トイレに行ってもあまり尿は出ない。
・切迫性尿失禁
間に合わなくて漏れてしまう。漏れる量はほんの少しのことが多い。
症状と過活動膀胱症状スコア(OABSS)、尿検査、残尿測定検査、超音波検査などから診断されます。
治療は主に薬物療法と行動療法が一般的です。主に膀胱平滑筋(排尿筋)の不随意収縮を抑制する抗コリン剤や膀胱の広がりを促進するβ3受容体作動薬を使用します。前立腺肥大症が原因となっている場合はその治療を行います。
行動療法として水分、カフェイン、アルコールの摂取制限やトイレ習慣の変更などの日常生活における指導や、排尿間隔を意図的に伸ばし膀胱容量を増加させる膀胱訓練法で効果が得られる場合もあります。
また、尿道を締める骨盤底筋の強化として骨盤底筋体操の指導が行われる場合もあります。
中医学において泌尿器系のコントロールは五臓六腑の機能失調と関わりがあり、特に「腎」と「膀胱」が大きく関わっています。尿は六腑の「膀胱」に貯蔵され五臓の「腎」によって排泄が調整されています。
ただしこの生理機能は「腎」によって統率されているため膀胱に関係する疾患は原則として「腎」の機能調整を行います。
その他、体全体の機能を調節する「肝」や体液の調整をする「肺」の機能も関係しています。
腎は年齢とともに機能が低下し「腎虚(じんきょ)」と呼ばれる状態に陥りがちです。
腎虚になると頻尿や尿漏れといった泌尿器のトラブルや、冷え、疲れやすさ、腰痛、身体の乾燥感などの症状が現れやすくなります。
また、寒くなるとトイレが近くなるように、中医学では排尿トラブルの根底には水滞、水毒などによる体の冷えがあると捉えられています。その他「血」の滞りで生じる「瘀血(おけつ)」も腎虚に関わることがあります。
当院では自律神経測定器により血管の状態や自律神経のバランスを測定し、お身体の状態をふまえた上で治療へ移ります。
膀胱の収縮や拡張を司る自律神経のバランスを整える治療や東洋医学的観点から、「腎」、「肝」、「肺」をはじめとした内臓機能の調整を行います。
用いるツボは下腹部や腰部、骨盤周囲が多くなりますが、全身の血液循環を促進し自然治癒力を高めたり、体の冷えを除く目的で全身の重要なツボを用いて施術を行っていきます。

本来胃は塩酸やぺプチンなどを分泌して食べ物の消化を行っていますが、この胃液が何らかの原因で胃や十二指腸の組織を溶かして胃や十二指腸の粘膜が傷つき、部分的に欠損した状態が胃に出来た場合が胃潰瘍、十二指腸に出来た場合が十二指腸潰瘍といい、両者を合わせて消化性潰瘍といいます。

胃十二指腸潰瘍の原因は様々でピロリ菌との関連や非ステロイド系消炎鎮痛の影響、ストレスや暴飲暴食などが挙げられます。
胃はペプシンという消化酵素と塩酸を分泌しこれらの消化作用は非常に強力です。胃の壁自体も消化されそうに思いますが、胃壁を攻撃する消化液(攻撃因子)に対して、胃壁を守る機構として胃の粘膜分泌や胃の粘膜の血流など(防御因子)がバランスよく働くことで胃は自らの消化液で傷つくことを免れています。
しかし、この攻撃因子が増強したり防御因子が減弱したりしてバランスが崩れ、攻撃因子が優勢になると胃の粘膜が傷つき、さらにこの傷が深くなり潰瘍になると考えられています。
攻撃因子と防御因子のバランスが崩れる原因は様々ありますが、強い精神的ストレス、性格的要因(完璧主義、細かいことが気になる、几帳面など)飲酒、喫煙習慣、暴飲暴食、不規則な生活、薬物、ピロリ菌などが深く関わっていると考えられています。
※ピロリ菌とは
胃の粘膜に生息する細菌です。子供のころに感染すると多くの場合除菌するまで生息し続けます。感染経路は完全には解明されていませんが上下水道設備が整っていないなど不衛生な環境が原因と考えられています。
そのため衛生環境が整備された若年層では近年減少傾向にあるといわれています。ピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌し胃の中の尿素からアルカリ性のアンモニアを作り出し胃酸を中和することで、身の回りをバリアし住みやすい環境を作り出します。粘膜に定着したピロリ菌は様々な酵素や分泌物を作り粘膜障害や胃炎を起こします。
消化性潰瘍の代表的な症状は心窩部(しんかぶ、みぞおち)の痛みで、時には背中に抜けるほどの痛みとなります。その他にも胸やけやゲップなどの胃酸過多症状を伴うこともあります。潰瘍が悪化すると出血を伴うことが多く、一時的に大量出血すると口から血を吐いたり(吐血)、便に赤い血が混じったり(下血)します。
比較的ゆっくりと出血が続く場合出血した血中のヘモグロビンが酸化されて便が真っ黒になりタール便と呼ばれ、胃や十二指腸からの出血に特徴的です。出血により貧血を起こすと疲れやすさや顔色不良などが現れます。
胃潰瘍と十二指腸潰瘍では痛みの発生するタイミングに違いがあり、胃潰瘍の場合胃の中に食べ物が入った状態で痛みが発生することが多く、食事中や食後早い時間に痛みが発生します。
それに対して十二指腸潰瘍の場合は空腹時、特に早朝に痛みが発生します。また、食事をすることにより痛みが和らぐという特徴があります。
消化性潰瘍の検査として上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が行われます。必要に応じて血液検査を行うこともあります。また、ピロリ菌の関与が疑われる場合にはピロリ菌の検出を目的とした血液検査や迅速ウレアーゼ検査なども行われます。
治療としてピロリ菌の関与が疑われる場合にはピロリ菌を除去するための抗生物質の使用を検討します。胃酸の分泌を抑制する目的のある内服薬の服用が使用されます。その他、胃の粘膜を増加させる薬剤や、胃の血流を促進する薬剤、組織の修復を促進する薬剤などが用いられます。
潰瘍部分の出血に緊急に対応する必要があるときは、胃カメラで止血を行います。
東洋医学では胃潰瘍や十二指腸潰瘍をその器質的変化で分類するのではなく、胃痛を主訴とする状態と捉えます。
東洋医学では「通じざれば、すなわち痛む」という言葉があり何らかの原因で気血(きけつ)の流れが悪くなると痛みが生じると考えられています。
虚寒:冷えたときや冷たいものを摂った際に痛みが強くなるタイプで胃の衛気がダメージを受けることで起こります。陽気が不足している人に起こりやすいと言われています。
胃熱:しくしくと胃がやけるように痛むのは虚寒とは反対に胃に熱がこもっているタイプで熱を冷ます治療を行うと痛みが和らぎやすいです。
肝気鬱滞:ストレスにより気を全身へ巡らす肝の働きが低下し、消化器系への気や血の流れが滞った状態です。
食滞:暴飲暴食により食べ物が停滞し痛みを引き起こすタイプです。
当院ではまず胃酸の分泌や胃の粘膜分泌や血流に深く関わる自律神経のバランスを計測しお体の状態を把握したうえで治療に移ります。
全身の血液循環、内臓機能、免疫などを司る自律神経のバランスを整えるツボや消化器系を主とした内臓機能を整えるツボに鍼やお灸で刺激を与え本来体の持つ自然治癒力を高め、消化器の働きを整えることで症状の改善を図っていきます。

清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
痔に対する鍼灸治療は、WHO(世界保健機関)で適応疾患として認められている疾患の一つです。
東洋医学では痔は「瘀血(おけつ)」によって起こると考えられています。「瘀血」とは停滞した状態の血液、古い血が滞ることをいいます。
つまり、肛門付近の血液循環が悪くなることにより痔が生じるということです。肛門付近で「瘀血」が起こるのは体の冷えや便秘が主な原因と考えられています。
当院では、自律神経測定器にて自律神経のバランスを計測させて頂き、お身体の状態を把握したうえで治療に移ります。
自律神経は腸の蠕動運動や全身の血液循環に深く関わるため、自律神経系を整えるツボに鍼やお灸で刺激を与え、内臓機能、血液循環、免疫機能を高め、体のバランスを整えます。自律神経のバランスを整えることは全身的な循環を促進させ、冷えを除き、消化器官の働きを整え、便秘や下痢を改善する、または防ぐためにとても重要といえます。

また、東洋医学的観点から「血」の流れを整えるツボや腰部、骨盤周囲、腹部、下肢などのツボに刺激を与え肛門周囲の血液循環を促進し、痔の症状を和らげていきます。

肛門部周辺の静脈が圧迫され血液の流れが滞ることにより発生する疾患の総称です。痔には痔核(じかく)、痔瘻(じろう)、裂肛(れっこう)の3つのタイプがあります。
痔核(いぼ痔)
肛門の血行が悪くなり毛細血管の一部がこぶ状になったものです。形状がイボに似ており肛門と直腸の境界の歯状線より内側に出来た物を「内痔核」、外側に出来た物を「外痔核」といいます。
痔瘻(じろう)
肛門の周辺が細菌に感染し、炎症を起こし膿を出すおでき状の「ろう管」が出来るものです。老年~中高年の男性に多いといわれています。
裂肛(きれ痔)
硬い便により歯状線の外側の肛門上皮が切れたり、裂けたりするもので切れ痔、裂け痔とも呼ばれます。痛みが強く治りにくいため慢性化するケースも少なくありません。男性より女性に多いといわれています。
痔核
長期にわたる不適切な排便習慣(排便時のいきみや便秘など)などにより肛門の粘膜の間にある組織(毛細血管などが集中するクッション部分)やそれを支える部分に負担がかかり弱くなることで、結果として腫大、出血、脱出といった痔核を起こします。また、肛門部の血流が悪くなる事で肛門のクッション部分にうっ血を起こすことも悪化に繋がります。
痔瘻
下痢をしていたりすると、肛門陰窩(こうもんいんか)と呼ばれる小さなくぼみに便が入りやすくなります。肛門陰窩の奥には肛門腺という線組織があり、便中の細菌がこの肛門腺に細菌感染を起こし化膿します。このように膿が溜まってしまった状態のことを肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)といいますが、進行すると肛門に向かって膿の通り道(トンネル)が形成され、穴から膿が出るようになり痔瘻を生じます。
裂肛
便秘の硬い便や、下痢が勢いよく肛門を通過することで、肛門上皮が傷ついたり切れてしまうことが主な原因です。浅い傷であれば通常すぐに修復されますが、何度も繰り返すと傷が深くなり、より深い部分に潰瘍ができます。慢性の裂肛では、肛門括約筋の緊張が高まり硬くなってしまい(硬化)肛門を狭くしてしまうことがあります。そうすると血流が悪くなり傷の治りはより遅くなってしまいます。
※肛門周囲の血行不良の原因
長時間の座位や立位、精神的、肉体的ストレス、体の冷え、妊娠、出産、香辛料やアルコールなど刺激物の過剰摂取、
痔核
・内痔核
初期は排便時の出血のみですが、排便時に自然に戻る脱出が起きるようになり、次第に排便後に指で戻さなければ戻らない脱出になります。
肛門の奥の直腸と肛門の境界である歯状線の内側は知覚神経が通っていない為、内痔核はほとんどの場合痛みを感じませんが、病状が進むと排便時にイボが肛門外に出て炎症などによる痛みを生じることがあります。
・外痔核
肛門皮下の静脈のうっ血による血栓や血腫ができた状態で、歯状線の下にある肛門上皮には知覚神経が通っているため、多くの場合肛門付近の痛みを伴います。
肛門付近に痛みや違和感があって気付いたり、手で触って確認できる場合があります。
痔瘻
痔瘻は通常痛みはなく、しこりを触れたり、分泌物が出たり痒みを感じるなどが症状です。しかし、痔瘻が化膿して肛門周囲膿瘍を起こすと、比較的急に肛門の腫れ、痛み、発熱を起こします。
裂肛
排便時に強い痛みと出血があります。通常出血はトイレットペーパーにつく程度で多くはありません。また、硬い便や下痢便は通過する際の痛みも強くなります。
診断は問診、視診、触診、肛門指診、肛門鏡検査、超音波検査、大腸カメラなどを必要に応じて行います。
痔核の治療
基本的には食生活や排便習慣などのライフスタイルを改善し、悪化させないようにする生活療法や、薬物療法を主とした保存療法を行います。保存療法を行っても出血がひどい場合や、脱出により日常生活に支障をきたす場合は、外来処置(注射療法など)や手術療法(結索切除術など)を行います。
痔瘻の治療
保存療法や薬物療法での治癒は難しく、いったん治ったようでも再発しやすく根本的な手術が必要になります。肛門周囲膿瘍の場合は、まず切開して膿を出す手術を行いますが、多くは後日痔瘻に対する手術を行います。
裂肛の治療
保存療法、座薬、内服薬などの薬物療法が基本となりますが、これらの治療でも改善しない場合や、慢性化したものの場合手術療法が選択されることがあります。
東洋医学では痛風は痺証の一種として捉えられており、疼痛が比較的激しいところから痛痺、また痛みが走り定まらないところから風痺。「風湿熱痺(ふうしつねつひ)」と捉えられ、体質として脾虚(消化器系が弱く、身体に湿を溜めやすい)、湿熱の方がなりやすい傾向があります。
痛風に対する当院の鍼灸治療
まず、自律神測定器にて血管の状態や自律神経のバランスを測定し、お身体の状態を把握した上で治療に移ります。疲労やストレス、生活習慣の乱れなどから自律神経のバランスが乱れると全身の血液循環が悪くなったり、内臓機能や免疫力が低下することにより尿酸の代謝が低下する原因の一つになるためです。

自律神経のバランスを整えるツボに鍼やお灸で刺激を与え、内臓機能や免疫機能を活性化し、自然治癒力を高め、身体のバランスを整えることで炎症の治癒を促進させ、尿酸の代謝や排泄を促すとともに、炎症部位の周囲のツボや経絡に関連のあるツボを用い、鍼やお灸を施すことで血行を促進し余分な熱を除き消炎作用を促します。

尿酸が身体の中にたまり、それが結晶になり関節炎を伴う症状を引き起こす病気です。
現在日本では痛風患者は約60万~70万人で、痛風の前段階である高尿酸値血症の人は約600万~650万人と推定されています。
これは、約成人男性の5人に1人は痛風予備軍といわれるほど増えており、しかも従来は中高年の男性に多かった病気ですが、最近は食生活の変化に従って20~30代の若い男性にも増えているといわれています。10~15%に遺伝要因が見られ、大酒家や肉類を多く摂取する人に好発します。
尿酸は体の正常な営みによりできる老廃物の一つで、どんな人の身体の中にも一定量あり、血液などの体液に溶けて循環し、尿の中にこし取られて排出されます。
ところが、何らかの原因により体内の尿酸量が増えてしまうと高尿酸血症になります。高尿酸血症になると血液中に溶けきれない尿酸が結晶となって関節に付着し痛風発作を起こします。
しかし、高尿酸血症からすぐに痛風発作に結びつくのではなく、発作が起きるまでには少なくとも8年以上は経過しているといわれています。
※痛風はなぜ男性が多いのか
痛風は男性100人に対して女性1~2人という割合で、圧倒的に男性に多い病気です。その理由は女性ホルモンのエストロゲンには尿酸の排泄を促す作用があるためといわれています。
そのため、女性でも女性ホルモンが減少する更年期以降は痛風を発症するリスクが高まるため注意が必要です。
急性の関節炎が主な症状です。
発作の約70%が足の親指の付け根に起きますが、足首、膝、肘、手関節などのどこの関節にも起こる可能性があります。なぜ関節部に炎症が起こりやすいのかというと関節の部位は体の中心部より遠く体温も3~4度低いため、体温が下がると尿酸が結晶化しやすいことや、足の親指には関節に体重がかかるため関節内に結晶ができやすく、また、体重がかかる刺激により沈着した尿塩酸が剥がれやすくなるためと考えられています。
痛みは発症してから24時間ほどでピークを迎え、その後2時間ほどかけてゆっくりと鎮静していきます。人によっては発作が起こる12時間ほど前に、足がピリピリしたり違和感を覚えたりすることがあります。痛風性関節炎の激しい痛みは通常7日~10日以内に収まります。
痛風発作は炎症を抑える薬で比較的早く治ることが多いですが、多くの場合一年以内に同様の発作が発生すると言われており、繰り返しているうちに足首や膝の関節まで腫れが拡がり、発作の間隔も次第に短くなっていく怖い病気です。
また、痛風は合併症も多く、高脂血症、動脈硬化、肥満は特に危険因子といわれています。
痛風は激しい関節の痛み以外にも痛風結石や尿路結石と呼ばれる症状があります。痛風結石とは痛風発作を治療せずに放置しておくと体内の尿酸が異常に多い状態が続き、手足の関節付近や耳などに尿酸の塊が沈着してくることをいいます。
また、尿の通り道に尿酸結晶が固まって結石ができると尿路結石になります。腎臓に尿酸の結晶が蓄積されると腎不全を引き起こす事もあり注意が必要です。
・食生活の問題
食事内容は尿酸値に影響します。プリン体が多い魚卵、肉類、レバー類などの摂り過ぎは注意が必要です。しかし、プリン体は上記の食品に限らず、多くの食品に含まれています。そのため特定の食品にだけ注意するのではなく、普段の食事の慢性的な食べ過ぎも注意が必要です。
・飲酒の影響
アルコール飲料を飲むと尿酸値は一時的に上がります。アルコールが体内で分解される時に尿酸が作られること、その際に出来る乳酸が体内に尿酸を蓄積すること、一部のアルコール飲料に含まれるプリン体が多く含まれていることなどが原因として挙げられます。
お酒の種類によってもプリン体の量はかなり違いがあります。プリン体はビールに最も多く含まれ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒はあまり含まれていません。
どんな種類のお酒でも尿酸値や痛風には影響するため、節酒または禁酒をすることが望ましいでしょう。
・脱水による尿酸の血中濃度の変動
夏場の汗が多い時期やスポーツ後、飲酒後などに体内の水分量が少なくなると相対的に血中の尿酸の濃度が上昇します。そうすると体内で尿酸が結晶となって析出しやすくなり、痛風発作が起こりやすくなります。
・ストレスの多い生活
ストレスを多い生活を送っていたり疲労が蓄積したりすると、ホルモンの分泌に悪影響を与え、尿酸の排出が妨げられたり、血管を収縮させ腎臓の働きを低下させるため、結果的に尿酸値が高くなります。
・利尿剤などの薬剤の副作用
痛風の治療は関節炎の治療とその背景にある高尿酸血症の治療の2つに分類されます。痛風関節炎には原則的に薬物療法が中心となり非ステロイド抗炎症薬やコルヒチンという薬を服用します。重度の場合には副腎皮質ステロイド薬を使用することもあります。
高尿酸血症の治療においても薬物療法が中心となり血液中の尿酸値を正常域に下げるために尿酸産生抑制薬や尿酸排泄促進薬が用いられます。
オスグットの場合、大腿四頭筋の柔軟性を出すよういわれますが、この部分だけ筋緊張を緩めてもまたすぐに緊張状態となりやすく根本治療にはなりません。大腿四頭筋が緊張する原因が股関節、骨盤、足関節のバランス、可動域が問題になっていることがあります。
特に猫背など背中が丸くなると骨盤が傾き、結果的に膝にストレスがかかり痛みが発症しやすくなります。
そのため、まずうつ伏せで背部、腰臀部、大腿四頭筋の拮抗筋であるハムストリング、下肢のツボを用い、身体のバランスを調整し膝関節の運動性を高めます。


その後仰向けで大腿部四頭筋や前脛骨筋、腓骨筋など膝の周囲の筋肉の緊張を和らげ、膝関節へかかる負担を減らし血行を促進することで、疲労物質や炎症物質の代謝を促し治癒を促進させる効果が期待できます。

また、痛みや炎症が強い場合はアイシングや鍼に微弱な電気を流すことで消炎、鎮痛作用を促していきます。
中医学では関節痛は「痺症」と呼ばれ、風、寒、湿、熱邪などの侵入(外因)により経絡の気血の運行を阻害した場合や、体質、飲食の不摂生、生活習慣、過労、ストレス、運動不足、外傷、気候変化、加齢、慢性疾患(内因)などが原因で、血の巡りが悪い(瘀血)、津液の巡りが悪い(水滞)等により、気血水が停滞し「不通則痛(ふつうそくつう)」(エネルギー物質の運行障害)、「不栄則痛(ふえいそくつう)」(栄養不足による運行障害)に陥ることが原因として考えられています。
オスグット・シュラッター病とは
小学校高学年から中学の発育期の成長期に好発するオーバーユース(使いすぎ)に起因するスポーツ障害の一つです。
成長期には急激に骨が軟骨から成長する時期で、骨の成長に筋腱の伸長が追い付かず、一時的に骨に対し筋の長さが短くなり筋肉の緊張が高くなる時期です。膝関節を伸ばす筋肉である大腿四頭筋は成長軟骨のある脛骨粗面に付着しており、この部分は軟骨が多く弱いため大腿四頭筋の伸長が追い付かず筋の緊張が高くなり、繰り返し引っ張られることで脛骨粗面への負担が大きくなると、骨や軟骨の一部が剥離してしまうことがあるのです。運動をすると痛みを生じ、休むと痛みは和らぎますが運動を再開するとまた痛みを生じます。
ジャンプ、ランニング、キックの多いスポーツ(バスケットボール、サッカー、バドミントン、陸上競技、剣道、バレーボールなど)をしている子供に多いといわれています。
変形が強くなり骨が引っ張られたままだと大人になってからも痛みを残すことがあるため適切な治療を受けることが重要です。
膝に慢性的な運動負荷がかかることにより発症します。急激な身長の増加、柔軟性不足、筋肉の慢性的な疲労、不十分なウォーミングアップ、間違ったフォーム、姿勢の悪さ、偏平足や回内足、猫背など身体の歪みによるバランスの崩れなどが挙げられます。
筋肉の柔軟性を保つことと、オーバーユース(使いすぎ)を防ぐことが基本になります。
疲れや筋肉の硬さを翌日に残さないようにストレッチウォーミングアップ、クールダウンを徹底し筋肉の柔軟性を保つ工夫が必要です。ストレッチは大腿四頭筋やハムストリングスなどを優しく時間をかけて伸ばすことが重要です。
・膝の下の痛み(活動時、階段昇降時などの動作で増悪する)
・しゃがめない
・膝を曲げようとすると痛い
・膝の下が膨隆する
・膝の下の骨の出っ張った部分の圧痛
・熱感、腫れがある
などが主な症状です。
X線撮影やエコー、MRI撮影などにより診断されます。治療に関しては保存療法が基本となります。患部の炎症が強い場合にはアイシングや電気治療などにより炎症を抑えます。
運動の休止と患部の安静を原則として、大腿部のストレッチ、消炎鎮痛薬(外用内服)や超音波、レーザー治療、低周波などの物理療法、専用サポーターの装着などがあります。通常、対処療法で十分ですが、激しい痛みや炎症症状が考えられる時には局所への局麻剤とステロイドの注射を行うことがあります。
まれに治りが悪く脛骨結節部の変形が強い場合は、手術療法として骨片摘出術や骨穿孔術などが行われる場合もあります。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
心臓神経症の鍼灸治療はWHO(世界保健機構)でもその効果が認められている疾患のうちの一つです。
心臓神経症に対する当院の施術は、まず自律神経測定器にて、心臓の動きや血圧などを調整している自律神経のバランスや血管の状態を測定し、お体の状態を把握した上で治療に移ります。
自律神経のバランスを整える施術をメインに、五臓六腑の機能を高めるツボも取り入れ、免疫力を高め身体全体のバランスを整えていきます。

鍼やお灸の刺激による血管拡張作用や筋の緊張を和らげる作用で、血液の循環を促進し、東洋医学的観点から心や腎の経穴や気血を補うツボも取り入れることで心や腎の機能を高め、全身の気血の巡りを整える作用を促します。

30代女性
一か月ほど前から発作的に起こる胸の締めつけられるような痛みと動悸、息苦しさに悩まされている。夜寝る前に特に起こりやすいが、徐々に頻度が増えているように感じている。病院で心電図検査や心臓エコーなど検査を行うも特に異常は見あたらなかった。半年ほど前に転職をし、環境の変化により生活が不規則になったり人間関係や仕事のストレスを感じておりそういったことが関与しているのではないかと考えている。
当院での治療
自律神経測定にて計測を行ったところ交感神経が過亢進状態で精神的ストレスが高いという結果でした。心臓の動き、血圧などを司る自律神経の調整と、首や肩周囲の筋緊張がみられたため首肩にも鍼やお灸で刺激を与え体の緊張を除きリラックス神経である副交感神経の働きを活性化させる作用を促しました。
手足の冷えもあり、遠赤外線やお灸を用い冷えを緩和する作用を促し全身的な血液の循環を高める施術も行いました。
1回目
大きな変化はないが、身体の冷えと首や肩の緊張はすこし緩和された。
2回目
発作の頻度はまだ変化ないが、症状の持続時間は軽減したと感じる。
3回目
前回施術から一回だけ症状がみられたが、頻度は減ってきた。
4回目
仕事が過酷な日があり、その日の夕方に症状が出た。次の日の夜にも症状が出たが持続時間は短かった。
5回目
今週は一度も症状起こっていない。首肩の緊張も緩んできたと感じる。
6回目
前回施術後から一度だけ動悸のような症状があったがすぐに消失した。胸痛や息苦しさは出ておらず、身体の状態は改善してきたように感じる。
7回目
症状ほぼ消失した。たまに動悸を感じるが持続時間はかなり短くなった。足の冷えは感じる日もあるが、手の冷えはかなり改善された。状態維持のためにもう少し通院を続けたい。
8回目
動悸の症状も消失した。体の調子が安定して良くなったと感じている。
東洋医学では五臓六腑の「心」は現代医学の心臓と同じように循環器系に関係する臓器と機能を表します。
その他大脳の働きである精神、意識、思考なども心の動きととらえ、睡眠、心臓、血管系の機能をコントロールすると考えられています。
心気虚
加齢や過労により心気が不足すると心のポンプ作用が弱まり動悸、息切れ、全身倦怠感、精神疲労などの症状が現れます。
心血の不足
ストレスが多い、睡眠不足、偏食、欠食などが原因で「血」が不足した状態です。意識が散漫になったり、忘れっぽくなったり動悸や不安を生じやすくなります。頭がフラフラしめまいを生じることもあります。
心と腎のバランスの崩れ(心腎不交)
東洋医学では五臓の心と腎は、心が火の性質を持ち、腎は水の性質を持ち、互いに反対の性質を持つと同時に互いを育てる関係にあります。心の心火(活発な精神活動)の行き過ぎを腎が抑える役割を果たしており、火の心は上半身、腎の水は下半身に分かれ、これを腎の生命力が心と腎を交通させ身体の平衡を保っていると考えられています。心腎不交とは加齢や慢性病、疲労、精神的緊張、情緒の変動などが原因で心と腎のバランスが失調した状態です。
寝汗が多い、のぼせや火照り、のどの渇き、耳鳴り、イライラ、口内炎、焦燥感、腰や膝がだるく無力などの症状が現れます。
胸の痛みや動悸など心臓に関わる症状があるのにも関わらず、検査では異常が認められず特定の身体疾患と診断できないものを指します。
ストレスや不安、抑うつ状態と関連しているものが多く、神経症的な素因や※無力性体質の人に起こりやすいといわれています。不安神経症や身体表現性障害といった精神疾患に準じた治療が行われます。好発年齢では思春期より30代前半までが多く、その他に中年期にも一つの山があり男性より女性のほうが2倍多いといわれています。
※無力性体質とは
体系が細長くて筋肉の発達が不良で痩せている、胸が平らで内臓が下垂しやすく、色白、全般的に体力の低い体質。血圧は常に低く、自律神経の機能は不安定で精神的に過敏な傾向が
顕著にみられます。
胸の痛み、呼吸苦、動悸、不整脈、発汗、しびれ、めまいなど循環器疾患と同様の症状を自覚します。
このうち胸痛は「ズキズキ」、「チクチク」「重苦しい」と表現されるような痛みで、痛む部分が左胸のごく狭い範囲に限られており、手で圧迫すると痛みが強くなることが特徴です。
この痛みは運動したり興奮したりしている時ではなく、むしろ安静時にそれを感じ、持続時間も長いのが特徴です。

一般的に日常生活や職場でのストレス、過労、環境の変化などにより不安や緊張が高まっていたり、抑うつ状態であったりすることなどが発症の原因であるといわれています。
また、心臓は生命に直結する臓器ですから、心臓の病気=死ぬ病気という解釈から新たな不安を起こしやすく、それがさらに心臓の症状を悪化させるという悪循環を作ってしまうことも多いようです。
私たちの体には血圧、呼吸、体温、内臓機能などを無意識のうちに調整している自律神経と呼ばれる神経があります。この自律神経は環境に応じて身体に備わった恒常性(体の中をいつも一定の状態に保とうとする働き)があります。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられますが、ストレスにさらされると交感神経の働きが高まり、さらに副腎皮質からより多くホルモンが分泌されることになります。交感神経の働きが高まるとアドレナリンとノルアドレナリン(どちらも副腎から分泌される物質)が大量に放出され、心臓のポンプの働きが急に活発になります。
皮膚や消化管粘膜などの細い血管では血管が収縮し、身体の血液が脳や心臓など重要な臓器により多く運ばれるようになるため、胃や腸の働きは抑えられます。逆にリラックスした状態のときは副交感神経の働きが優位となり、心臓の拍動は抑えられ反対に胃や腸の運動が高まります。
精神的ストレスにさらされると、喫煙や飲酒量が増加したり、運動不足になったりして生活習慣が乱されることも症状の悪化の一因となります。
一般的に循環器疾患や呼吸器疾患、消化器疾患などがないか調べ、臓器による異常による疾患が除外された場合に診断されます。そのため、心臓神経症の診断に特別な検査はなく、胸部レントゲン検査、血液検査、心電図検査、心臓超音波検査、上部消化管内視鏡など循環器疾患や呼吸器疾患、消化器疾患を診断するための一般的な検査が行われます。
治療は不安神経症や身体表現性障害などの精神疾患に準じた薬物療法や非薬物治療が行われます。治療の際には内科や循環器内科の医師だけでなく、心療内科や精神科の医師と協力して行われます。
薬物療法
不安や緊張感を和らげる目的で抗不安薬、抗うつ薬などが一般的に使用されます。頻脈や動悸などの自律神経症状が強い場合にはβ遮断薬が併用されます。
非薬物療法
症状の原因となっている不安やストレスを避けるような生活を心がけることのほか、認知行動療法と呼ばれる医師やカウンセラー、臨床心理士との会話のなかで、病気や自己に対する認識を変えていくことで回復を促す治療法が用いられることもあります。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院