アレルギー性結膜炎の鍼灸治療

2018年10月8日

アレルギー性結膜炎に対する当院の鍼灸治療

 

当院のアレルギー性結膜炎に対する施術は、第一に目の周辺の経穴にハリをさして結膜の炎症をおさえる作用を促します。

アレルギー性結膜炎の針治療

痛みやかゆみの強い場合は電気鍼療法を用いて痛みの閾値を上げて鎮痛効果が期待できる施術を行うこともあります。電気鍼療法は、刺激の量が強いため鍼に慣れていない方には行うことはありませんので安心してください。
その他、お灸治療の効果として抗炎症作用がありますので、目の周りに点灸というお灸治療を行うことで炎症を抑える施術も行っていきます。

アレルギー性結膜炎のお灸治療

またアレルギー性結膜炎は肝の機能や東洋医学でいう『風邪』と深く関係していることが考えられていますので、肝に関連の強いツボを多く用います。

肝の陽気が過亢進して頭の方へのぼっていくことで症状を起こしているとも考えられるので肝の陽気を抑えて下げる治療もする必要があります。 風邪は五臓六腑のから侵入することが多いので肺に関するツボも刺激していきます。

アレルギー性結膜炎のうつ伏せ鍼灸治療

また東洋医学の全身の状態を診て治療していくという特徴によって当院でも全身の調整施術を行っていきます。自律神経の状態を整えていくこもアレルギー性結膜炎を治療していく上で重要だと考えます。

アレルギー性結膜炎の自律神経調整鍼灸治療

自律神経を整える全身治療を行うことにより人間が本来もっている自然治癒力を高めます

 

アレルギー性結膜炎の東洋医学的考え

 

中医学では五臓六腑の肝は目に開竅するといわれており、眼の疾患は肝の機能障害が深く影響していると考えられています。 肝血が不足してしまうと視覚の異常や運動系の異常などがみられます。また肝の陰陽のバランスが崩れてしまい肝の陽気の過亢進がおきると次第に陰液を消耗して肝陽が頭の方へ上がっていきます。 すると結膜炎角膜炎ひいては自律神経失調症なども引き起こします。

また東洋医学では身体の外部からの要因で病気を発症した場合、風邪・寒邪・湿邪・火邪・燥邪・暑邪の6つの邪気が体に侵入して何らかの症状を呈します。

アレルギー性結膜炎の場合は、この6つの邪気の中で「突然発症する」「変化が多い」「人体の表面・上部に病態が現れやすい」という特徴を持つ風邪の可能性が高いです。治療では、その風邪の邪気を身体から排除する治療が必要になります。

 

アレルギー性結膜炎とは

 

アレルギー性結膜炎とは、様々なアレルゲン(ほこり・ダニ・花粉)によって目のかゆみごろごろ感痛みなどを伴う疾患です。

アレルギー反応とは、体外から異物が入ってきたときに身体を守ろうとする身体の防衛反応の一つです。細菌やウィルスなど身体に害のあるものを排除しようとする防衛反応とアレルギー反応との違いは、本来身体にとって無害なものを有害物質と判断して排除しようとするということです。日常生活の中でほこりやダニや花粉などアレルギー反応を良く引き起こすとされる物質は本来身体にとっては有害なものではないということです。

アレルギー性結膜炎

 

アレルギー反応の仕組み

 

アレルギー反応を引き起こすアレルゲンは体内に侵入した際に血液中のIgE抗体という物質と結合します。すると、身体は体内に有害な物質が侵入してきたと判断して好酸球という白血球の仲間の細胞からヒスタミンなどの炎症性物質を放出します。ヒスタミンが放出されることでアレルゲンを体外から出そうとする反応が起きるのです。反応はヒスタミンが放出される場所によっても違ってきて、目のかゆみ・涙・鼻水・くしゃみなどの反応を引き起こすのです。

 

身体の器官の中で目はアレルギー反応を引き起こしやすい器官と言われています。特に目の角膜や結膜は外界と接しているためアレルゲンが侵入しやすい状態です。また結膜は血管もたくさん存在しており、免疫細胞も豊富にあるためアレルギー反応が起こりやすいといえます。血管の豊富さから鼻など様々な気管から侵入してきたアレルゲンも目に反応を起こすこともあります。

 

 

アレルギー性結膜炎の症状

 

目の結膜は、白目の部分やまぶたの内側を覆っている膜です。その部分がアレルギー反応を引き起こすと、赤く充血したりかゆみまぶた裏の異物感目やにの症状を呈します。

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近年、アレルギー性結膜炎は増加傾向にあると言われています。最も多いのがスギ花粉によるアレルギー性結膜炎です。日本でアレルギー性結膜炎を患っている人は2000万人にいると言われていますが、その大半が花粉がアレルゲンとなって引き起こされていると言われています。

スギ花粉が最も多いのですが、ヒノキやヨモギ・ブタクサでもアレルギー反応を引き起こしてしまう方も増えており、一年中花粉に悩まされる方も少なくありません。

アレルギー性結膜炎には、アトピー性角膜炎春季カタル巨大乳頭性結膜炎も含まれています。

アトピー性角膜炎はアトピー性皮膚炎の方に多く現れる症状の一つです。アトピーによる皮膚の症状が角膜にも起こり、かゆみがひどく、目を擦ったりすることによって角膜びらんといった症状に進行していく可能性もあります。

 

春季カタルはその名の通り春から夏に重症化するアレルギー性結膜炎です。角膜潰瘍や角膜びらん、上まぶたの上側に大きなしこりの様なできものでき、視力障害などにもつながる可能性があります。アレルギー性結膜炎が重症化すると春季カタルとなることがあり、比較的青年期に多く発症すると言われています。

 

巨大乳頭性結膜炎とは、まぶたの裏にブツブツ状のできものができてしまう疾患です。主にハードコンタクトレンズを着用する人に多く現れます。コンタクトレンズをつけているとゴロゴロとした異物感を感じると巨大乳頭性結膜炎の可能性があるので一度眼科で診てもらう必要があります。まぶたの裏側にできものができてしまうと、場合によっては黒目も傷つけてしまうことがあり、重症化してしまうこともあります。

 

 

アレルギー性結膜炎の原因

 

アレルギー性結膜炎の一番の原因は花粉です。スギの木は戦後荒れ果てた土地に国策として植えられました。その頃はスギの木が成長して林業の助けとなると考えられていたのです。しかし、日本の林業はますます衰退してきており、伐採されていない戦後に植えられたスギの木が現在の花粉症の原因となっているのです。この状態が続いた場合スギの花粉にあと50年は悩まされるとも言われています。

スギ花粉

その他にもダニハウスダスト、ペットの毛などがアレルギー性結膜炎の原因となります。コンタクトレンズの着け外しも一つの原因となります。

 

アレルギー性結膜炎は増加傾向にありますが、その原因はいまだに特定されておりませんが、環境の変化が大きな原因だと考えられています。

ハウスダストの増加大気汚染はアレルギー性結膜炎を増やす原因になります。また、アトピー性皮膚炎患者の増加もアレルギー性結膜炎が増加する一因です。

食生活の変化やストレス過多などの状況もアレルギー性結膜炎を増やしている大きな要因です。現代人特有のストレス過多状態で自律神経が乱れて白血球のバランスが崩れることでアレルギー反応が出やすい体質となっているとも言われています。

 

 

日常生活での注意点

アレルギー反応の原因となるアレルゲンにできるだけ触れさせないということが重要です。花粉が多く飛ぶ時期には、花粉用のゴーグルをかけるマスクの着用・花粉を室内に持ち込まないように家に入る前に服に付着している花粉を落とすなどの対策を行ってください。またハウスダストもアレルギー反応の主な要因となるのでこまめに掃除することでハウスダストを充満させないような環境づくりをしてください。

また、日々の運動・食事・睡眠・仕事に注意を傾けてストレスをため込まないようにしてください

 

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Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 17:04 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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