PMS(月経前症候群)は、生理前にイライラや気分の落ち込み、抑うつ状態などの精神的状態の変化や首肩こり・腰痛などの身体的変化が起こり、その症状は人によって様々です。
PMSは、たくさんの女性が悩まされており、主に20代~30代女性に発症しやすいとされます。PMSは、生理前のホルモンバランスの変化が身体に影響を与えるとも考えられていますが、はっきりとは原因は解明されていません。
しかし、ストレスの多い生活をしていると発症しやすいとも言われており、当院では自律神経の状態が影響を及ぼしているのではないかと考えております。

症状は人によって様々なものとなるため、初診時に問診でしっかりと症状を聞いていきます。そしてそれを踏まえましてその方に合った施術法をご提案させていただきます。
なお初診時に今の自律神経の状態を把握するため自律神経測定器で自律神経の状態を測定していきます。当院にPMSでご来院される多くの方は、交感神経の活動が高く、逆に副交感神経が低い状態です。交感神経は活動的な神経、副交感神経はリラックス神経ですので、常に体が活動体制で身体をリラックスできていない休めていないという状態です。その状態が長時間続いてしまうとPMS(月経前症候群)にかかりやすいと考えております。
また、東洋医学では五臓六腑の『心』や『肝』の状態が乱れてしまいますと精神状態が乱れやすく、肝は肌肉をつかさどるとも言われているため筋肉の状態にも影響を及ぼしてきます。東洋医学的観点より『心』と『肝』の状態を整えていくことも重要だと考えて経穴を選択して鍼灸施術を施していきます。

・生理痛の鍼灸治療について詳しくはコチラ←
・首コリの鍼灸治療について詳しくはコチラ←
・肩こりの鍼灸治療について詳しくはコチラ←
・うつ病の鍼灸治療について詳しくはコチラ←
その他、身体を良い状態にてPMSを改善させるためには、生活習慣も重要となってきます。当院では、その方に合わせた生活スタイルのアドバイスも行っていきます。共通して言えることですが、リラックスできる時間を一日に出来るだけ多く設けることが重要です。
有酸素運動やゆったりとぬるま湯に半身浴をしながら読書をする・好きな映画や音楽を聴くなど趣味の時間をもってリラックスできる時間をつくりましょう。規則正しい生活リズムも必要です。深夜遅くまで起きていたり、食事も栄養バランスが偏っていてはホルモンバランスや自律神経にもよくありません。

20代女性
半年ほど前から生理前の気分の落ち込み、緊張感、胃の不快感、吐き気、便秘、首肩のこり頭痛に悩まされている。生理前以外にも、首肩こりや緊張感は日常的に感じている。婦人科にてPMSとの診断を受け漢方薬を処方されて現在も服薬を続けているが、効果があまり感じられない。
治療内容
自律神経測定器にて自律神経のバランスを測定したところ、交感神経が過亢進状態で精神的ストレスと肉体的ストレスが高く見られました。女性ホルモンと自律神経は脳の視床下部という同じ場所で指令を受けており片方が乱されるともう片方も乱されやすいという特徴がありますので、自律神経と女性ホルモンのバランスの両方を整える治療をメインに、内臓機能調整、首肩の筋緊張の緩和を治療として行いました。また、ご本人に自覚はありませんでしたが下肢の冷えが見られました。下
肢の冷えは骨盤内臓器の血流悪化による機能低下、ホルモンバランスの乱れに繋がると考えられるため遠赤外線やお灸をメインに下肢の冷えを除く施術も合わせて行いました。
1回目
現在生理前、施術後は体全体が温かく感じられてリラックスできた。首肩が軽くなり、頭痛が翌日から消失した。しかし段々と状態戻り頭痛はないが首肩こり感じる。他の症状現在は変化感じない。
2回目
大きな変化はないが、胃の不快感と吐き気、肩こり、頭痛は少し楽になっている。
3回目
日常的に感じていた肩こりや緊張感が和らいできたように感じる。現在は生理前ではないので体調は悪くないが、胃の不快感は食後に感じる。
4回目
仕事がハードで首肩こり徐々に戻ってしまった。現在生理前、落ち込み、緊張感強くはないが感じる。吐き気はないが胃の不快感はある。便秘気味でややおなかの張り感がある。しかし、排便が一日一回はある状態。以前は2日に一回程度だったため、状態良くなっていると感じる。
5回目
首肩こりが以前に比べると半減したように感じる。気分の落ち込みは感じることあるが、以前ほどではない。緊張感も徐々に和らいできている。胃の不快感は感じる頻度が以前より減った。しかし、食後のもたれ感有り。
6回目
そろそろ生理前だが、現在は体調が良い状態。胃の調子が良くなり、最近は胃の不快感はほとんど無い。肩こりも仕事が忙しいとそれなりに感じるが痛むことや不快感は無くなった。
7回目
現在生理前、約3日後位に生理が来ると思われる。今月は治療始めてから一番調子がよく、気分の落ち込み、緊張感、胃の不快感、吐き気、便秘、首肩こり、頭痛あまり感じなかった。状態が安定してきたので少し治療間隔を空けて通院する。
8回目
そろそろ生理前、一度首肩こり強く頭痛が出現した時があったが、現在は消失している。胃腸の調子現在は良く、緊張感も仕事中は感じるが、以前に比べればずっと楽になった。
9回目
現在生理前、気分の落ち込み、緊張感、首肩こり、全くないことはないがあまり気にならなくなった。頭痛は出現していない。排便は一日一回有るが、やや残便感ある日もある。胃の調子は良い状態続いている。症状が安定し日常生活に支障無くなったため、体調悪化した際にまた来院したいとのこと。
PMS(月経前症候群)をケアするには、ストレスを溜め込まないことや規則正しい食事や運動、睡眠などの生活習慣が重要です。
PMS(月経前症候群)は、ストレス過多の状態ですと症状が強く出る傾向があります。
ストレス過多の状態ですと自律神経が交感神経優位となっている場合が多いです。セルフケアでは、副交感神経の働き高めるようなリラックスできる空間づくりや習慣が必要です。
半身浴や趣味に没頭する、睡眠をしっかりとる、映画を見るなど副交感神経の働きを高める行動は千差万別なので自分にあるリラックス法を見つけ出しましょう。
また、誰でもできる副交感神経の活動高める方法として呼吸法があります。浅く速い呼吸ですと交感神経の活動が高まりやすいのでゆっくりと吐く息を意識してそのあと息を吸う深呼吸を意識的に行うことで副交感神経の活動が高まります。
基礎体温をつけて月経がいつ来るのか予測すると症状に対処しやすいこともあります。月経前には、塩分や糖分の多い食べ物は避けてビタミンB群やミネラルなどを意識的に接収すると良いでしょう。その他、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを摂るのも良いです。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれます。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院
モートン病の方は足のアーチが崩れてしまっているケースが多くありますので、足の矯正も大きなポイントになります。
そのため腰部、臀部、大腿部、下腿部などの重要なツボに鍼やお灸で刺激を与え骨盤や股関節、膝関節、足関節のバランスを整えたうえで患部の治療に移ります。

神経の圧迫の軽減や組織の回復を促進させるため足部の筋緊張の緩和と血液循環を促進させる施術を行います。また、場合によっては痛みの強い部分に鍼に微弱な電気を流すことで鎮痛効果を促していきます。
お灸には炎症を抑える抗炎症作用があることが特徴です。モートン病に対しましても痛みの強く出ている炎症部位にお灸を施すことで炎症を抑え症状を緩和させていきます。

合わせて内臓機能や免疫機能、全身の血流などを司る自律神経を整える施術も取り入れ、体の自然治癒力を高め、体の全体的なバランスを整えます。
中医学では関節痛や神経痛など体の痛みを総称して「痺証(ひしょう)」と呼びます。
「痺」は詰まって通じないという意味を持ち、体外の風や湿気、乾燥、寒さ、熱などの自然の変化でこれらに対応できなくなることや、貧血、過労、老化などにより代謝が落ち、血流が悪くなったり、ストレス、コレステロール、中性脂肪、高脂血症などの余分なものが体内に溜まって「痺」を起こすと考えられています。
足部の経絡として足の陽明胃経、足の太陰脾経、足の厥陰肝経、足の太陽膀胱経などがあります。それらの経絡が弱っている可能性もありますので脈診や腹診から診断して弱っている経絡のツボを多く用いて施術を行っていきます。
モートン病は、足の甲から足先もしくは足裏の足先端の方へ及ぶ神経痛のような疼痛と知覚障害が生じる疾患です。
その病態は、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靭帯(深横中足靭帯)のすぐ足底部を通過するため、この靭帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害で、圧迫部の近位には仮性神経腫という有痛性の神経腫が形成されます。
中年以降の女性に多く発症し、足の指の第3趾(し) 、4趾に好発します。
第3、4趾間には内側足底神経と外側足底神経が合流しているためストレスがかかりやすく神経の肥厚や神経腫が出来やすいという解剖学的特性が原因と考えられています。
モートン病の本質的な原因はまだはっきりとは解明されていませんが、普段の生活で足に繰り返し生じる負担が主な原因と考えられています。
・ハイヒールの常用
・幅の狭い靴や底が薄くて硬い靴
・硬い地面や床の上での運動
・中腰やつま先立ちが多い作業
などが原因になることがあります。槌趾変形(マレット指)がある場合にも同様な姿勢で生じやすくなります。
また、足のアーチの崩れや、体の重心の歪み(股関節や膝関節の歪み)なども(扁平足)ふくらはぎの筋肉が過度の緊張状態となり、足底のアーチが低下しモートン病に繋がる一つの原因と考えられています。
体重をかけると足の第3趾~4足趾間や第2~3足趾間の刺すような痛み、灼熱感、しびれ、けいれんなどが趾の間や足底の盛り上がった部分に起こり、歩くと強くなります。
痛みは強いことも少なくなく、時には下腿まで及ぶこともあります。また、障害部位は2-3、4-5足趾間に及ぶこともあります。立ち止まったり、靴を脱いだりすることで痛みは軽減します。
診断は障害神経の足趾間に感覚障害があり、中足骨頭間足底に腫瘤とティネルサイン(神経障害部位をたたくとその支配領域に疼痛が放散する)があれば診断は確定できます。
また、足趾を背屈するか、つま先立ちをさせると痛みが強くなります。確定診断としてX線(レントゲン)検査、筋電図検査、MRI検査、超音波検査などを必要に応じて行います。
治療として一般的に保存療法が基本となります。自分に合ったインソールや中足骨パッドを作り足にかかる負担を軽減したり、炎症を抑えるためにステロイド注射を行うことがあります。
保存療法で改善しない場合は手術療法が選択されます。痛みのある神経の近くの靭帯を切り、神経にかかる圧力を軽減させます。また、神経腫が大きい場合は取り除くという方法もあります。
鍼灸では患部周りの経穴を使い鎮静目的で鍼をしたり、お灸などで炎症をひかせます。
鍼灸治療を行うことで周りの筋緊張が緩和されて症状が改善されることが期待できます。頚椎椎間板ヘルニアでは頸部の筋緊張によって頚椎が圧迫されて神経根症状が誘発されることがあり、鍼灸治療では筋緊張を緩めることにより解消していきます。
お灸はその部分を火傷を負ったと脳が感じ取ります。するとそれを修復させようと白血球などの修復細胞や貪食細胞が集まってきます。すると、飛び出したヘルニアの部分を貪食細胞が除去することによってヘルニア症状が軽減されることが期待できます。

当院では、温熱療法や電気鍼療法などの物理療法を行ったり、関節を整えて患部の負担を減らして改善させていく方法も行います。

一般的治療法では、外科的治療法と保存療法があります。
外科的治療法とは手術のことで、手術を選択されて症状が改善することが多いですが、症状が全くされない・悪化してしまうというケースも稀に見られます。
保存療法は、激痛後は安静していただいて、落ち着いてからお薬や注射をする場合と、牽引療法や温熱療法などの理学療法を行う場合もあります。
頚椎椎間板ヘルニアは交通事故のむち打ちなどで多く見られる症状の一つです。
これは頚椎の骨と骨の間にあるクッション作用のある椎間板が後ろの脊髄神経を圧迫させてしまうものです。
このクッションとは骨と骨の連結部で動きを滑らかにすることや重力や衝撃に対してのクッション材になります。このクッション材は加齢とともに水分が減り柔軟性が乏しく変化していくものです。
繰り返し同じ方向の力が加わるとこのクッションが変性してしまい、若い人でもこの頚椎椎間板ヘルニアになることもあります。
このクッション材が交通事故の衝撃により変性して後ろの脊柱管にある脊髄や神経根を圧迫させることで椎間板ヘルニアになります。
ちなみにヘルニアとは本来あるべき部位から脱出した状態をいいます。俗に言うヘルニアですが、これは頚椎や腰椎の椎間板ヘルニアのことになります。
その他にも腹部の内臓が脱出する鼠径ヘルニア、食道裂孔ヘルニアなど多くのヘルニアがあります。
スマートフォンやパソコン作業が多くなっている現代では、その首に負担のかかる姿勢からストレートネックとなってしまい頚椎椎間板ヘルニアになってしまう危険性があります。
頸部は生理的な湾曲といって少し前側に曲がっています。それは、頭の重さを分散させるためですが、その湾曲がなくなってしまった状態ですと頭の重さが直に頸部にかかってしまうことで椎間板を圧迫してしまい頚椎椎間板ヘルニアになってしまうことがあります。
これは脊髄症状を伴う重い症状から神経根症状を伴う軽度のものまであります。
脊髄障害は、人間の中枢神経になります。この中枢神経が障害されると、幅広い範囲で症状が現れたり、生活する上で重篤な症状になることもあります。
排尿困難、膀胱障害や直腸障害など内臓系の異常もあります。
その他にも
・四肢の痺れや感覚異常
・四肢の運動機能が低下する
があります。
症状が片側でしたら神経根の症状が考えられます。
内蔵系や両側に症状がでた場合は脊髄障害などが考えられますので、お早めに近くの病院でMRIやレントゲンなどの検査を受けていただいた方がいいです。
頚椎椎間板ヘルニアになってしまう大きな要因は、普段の姿勢にあります。パソコンやスマートフォンが普及した現代では、前傾姿勢で背中は猫背となってしまい頸の負担は増加の一途をたどってします。
この姿勢を長時間続けてしまいますと、首や肩の筋肉に負担が大きくかかってしまうことで血流が悪くなってしまい乳酸などの疲労物質が溜まってしまうことでコリや痛みの原因となってしまいます。
長時間のそういった姿勢は避けて、細めに休憩を取る必要があります。休憩の合間に背筋を伸ばすストレッチや頸部の筋緊張緩和のためにゆっくりと頸部を回すようなストレッチを行いますと筋緊張緩和が見込まれて頚椎椎間板ヘルニアの予防に繋がります。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
低血圧は東洋医学的にみると主に虚弱体質や飲食不節や過労などと密接な関係があるとされ、身体のエネルギーとされる「気」や「血」の不足が症状を引き起こしていると捉えられます。特に女性は生理や出産、授乳などで血液を失う量も多く、血の量が不足しやすいです。
また、「気」や「血」が足りていてもストレスなどの影響で巡りが悪くなっている「気滞・瘀血」も原因の一つとして考えられます。
その他、五臓六腑の中で飲食物から栄養を吸収して血液に変える過程において関わりの深い臓器である「脾」「胃」や血液を貯蔵する「肝」、五臓六腑と関連し身体の要といわれている「腎」や心臓を指す「心」の弱りや不調が考えられます。
血圧は血液量と血管径により決まります。この血圧を正常に調節する機能として最も深い関わりを持っているのが自律神経です。
自律神経とは私たちの意思とは無関係に働く神経で全身の血管や内臓の働き、呼吸、脈拍、血圧、体温、消化、免疫、ホルモンをはじめ生命維持に関わるあらゆる働きを支配しており、心身を緊張、興奮させる「交感神経」と心身を休息、リラックスさせる「副交感神経」に分類され、この二つが拮抗してバランスをとることで身体の恒常性を保っています。
しかし、ストレスや疲労、生活習慣の乱れなどで「交感神経」「副交感神経」この二つのバランスが乱されてしまうと、あらゆる不調や病気を招きやすくなります。
当院では、まず初めに自律神経測定器により血管の状態や自律神経のバランスを測定し治療に入ります。
鍼やお灸を用いて自律神経のバランスを整える治療を行い、血液の循環を適正化する作用を促すことで症状の軽減や体質の改善を図ります。

また、東洋医学的観点から「気」や「血」を補い気血の流れを良くする治療や血液の生成、循環に関わる五臓六腑の働きを整える治療も合わせて行います。

また、低血圧の方は肩こりや頭痛などの不定愁訴を抱えられている方が多くそれぞれの症状に合わせた治療も行っていきます。
血圧が通常よりも低い低血圧により、何かしらの症状が現れる状態です。低血圧に確定的な定義はありませんが、現在WHOでは、世界共通の基準として収縮期血圧(最高血圧)が100mmHg以下、拡張期血圧(最低血圧)60mmHg以下を低血圧としています。収縮期血圧とは、心臓が収縮して全身に血液を送り出す際に、心臓にかかる圧力のことです。
拡張期血圧とは、心臓が拡張して全身から心臓に血液が戻ってくる際に、心臓にかかる圧力の事です。低血圧は高血圧と違い症状が無ければ原則として治療の必要はないとされますが、低血圧が疾患として問題となるのは血圧の低下により各臓器を送られる血液量が減少し、種々の自覚症状や機能低下が発現した場合になります。

・立ちくらみ
・めまい
・ふらつき
・頭痛
・不眠
・倦怠感
・眠気
・肩こり
・動悸
・息切れ
・胸痛
・胸部圧迫感
・食欲不振
・悪心
・チアノーゼ(唇や顔が青ざめる)
・手足が冷たくなる
・手足のしびれ
など

・本能性(一次性)低血圧
「低血圧症」の約8割を占め、特別な原因疾患を伴なわずに血圧が慢性的に低い状態で、同じ家系に低血圧症の人がいることも多く、遺伝による影響も大きいとされています。また、筋肉量が少なく痩せている、冷え性、疲れやすい、内臓下垂があるなどの体格的な特徴があり、体質的な場合が多いといわれています。
また、本能性低血圧は女性に多く、これは女性ホルモンの影響があると考えられています。女性ホルモンには血管を拡張する作用があるため男性よりも血圧が下がりやすくなります。
・症候性(二次性)低血圧
低血圧を引き起こす病気や薬剤などの原因があり、低血圧を引き起こすものを言います。二次性低血圧の原因となるものとして、循環器疾患、内分泌、代謝疾患、胃腸障害による栄養不良、ガンの末期、降圧剤、利尿剤、強心剤、睡眠薬、抗うつ剤などの副作用などがあります。
・起立性低血圧
横になった状態や座った状態から立ち上がった時に急激な血圧低下が起こり、めまいや立ちくらみ、失神などの症状を起こします。
起立性低血圧では臥位や座位の状態から立位になった時に収縮期血圧が20mmHg以上、拡張期血圧が10mmHg以上低下します。これは臥位や座位の状態から立位になった時に足の方へ流れていた血液が心臓にうまく戻れないことにより心臓から拍出する血液量が減るために低血圧が生じます。自律神経の調整機能が乱れやすい子供や高齢者、若い女性に多い傾向があります。
・食後低血圧
食事を摂った後に腸などの消化管に血流が増えて、その分血圧が下がってしまう現象です。食後に血流が腸に偏らないよう調整する自律神経の働きが衰えやすい高齢者に多いといわれています。
明かな病的低血圧以外の場合で低血圧を改善させていくためには、生活習慣の見直しが特に重要です。
その中でも食事と運動、ストレスを溜め込まないことが重要です。
・食事について
低血圧気味の方は、塩分とタンパク質をバランスよく摂取していく必要があります。
高血圧の人は、塩分を控えることが指導されることが多いですが、低血圧はその逆です。塩分には血管を収縮させることで血圧を上げる作用があります。もちろんの塩分の摂り過ぎはよくありませんが、低血圧で悩まされている方の多くは、塩分が足りていない場合が多いためバランスよく塩分を摂ることが必要です。
また、お肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質も血圧を上げることに有効です。アルコールは一時的に血圧を降下させてしまうのでなるべく飲酒は控えることをお勧めします。
その他低血圧の方は、1日3食食べなかったり、栄養バランスも偏りがある場合が多く、一日3食だいたい決まった時間に食事を摂ることも改善させていくためには重要です。
・運動について
低血圧の人は、一般的に手足の末端部分の血管の収縮力が弱く、心臓に血液が戻りにくい状態のことが多いです。
特に下半身の血液の戻りが弱いため下半身の運動が必要となります。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも言われ、ふくらはぎのヒラメ筋と腓腹筋の収縮弛緩の働きが血液やリンパ液のポンプ作用となって体幹へと戻っていきます。
ふくらはぎの運動には、ウォーキングや階段の昇降運動が効果的です。ふくらはぎの運動自体で下肢の血液循環が改善され、さらにヒラメ筋・腓腹筋の筋力が付き大きくなることで多少の運動でも血液が戻りやすくなるのです。
しかし、ふらつきやめまいなどあって体調のすぐれない場合は転倒する危険性もありますので無理をして運動はしないようにしましょう。自分の体と相談しながら行いましょう。
ポスナーシュロスマン症候群の鍼灸治療では、鍼治療の効果の一つの鎮痛効果と循環改善による房水内の流れを改善することで眼圧の降下を目的に施術を行っていきます。
鎮痛効果による鍼刺激では、鍼通電治療を行うこともあります。鍼通電治療を行うことで単独の鍼刺激よりもより一層鎮痛効果が期待できます。

また、お灸治療には、炎症を抑える抗炎症効果があります。お灸を施すことによって脳はその部分が火傷を負ったと認識します。するとその部分を修復させようとして修復細胞である白血球を集めて、ついでにその周りの炎症部位を修復してくれるのです。よってお灸刺激では少しチクッとするような熱刺激を目の周りに加えていきます。

その他、東洋医学的観点や自律神経の状態把握からの全身調整施術を行っていきます。
東洋医学では目の異常は五臓六腑の『肝』の異常と捉えることが多いです。そのため、ポスナーシュロスマン症候群では肝に関するツボを多く用いて治療していきます。
また、ポスナーシュロスマン症候群では、ストレスや疲労が原因で起こるという説もあるため自律神経の状態が影響を与えているとも考えられます。自律神経は、交感神経と副交感神経の活動のバランスによって免疫機能にも深く関わりがあります。

自律神経のバランスが崩れた状態で免疫機能が低下してしまっていると炎症が起こりやすくなると考えられます。
当院では自律神経測定器で今の自律神経の状態を測定することが可能です。その結果をふまえてお腹や手足・背部などのツボを用いて自律神経を整える施術も行います。

ポスナーシュロスマン症候群は、1948年にアメリカ人のポスナーとシュロスマンによって報告された眼の発作性炎症疾患の一種です。
発作的に眼が炎症を起こしてしまうため眼圧が急に上昇してしまい、視神経を圧迫してしまうことで緑内障のような視野狭窄障害が起きてしまいます。
眼圧の正常範囲は一般的に10~21mgといわれていますが突然40mg以上に上昇してしまいます。
ポスナーシュロスマン症候群の特徴は突然に眼圧が上昇してしまうことと炎症性の疾患ということです。そのため主に下記のような症状を呈します。
・目の痛み
・かすみ目
・視界が霧がかかったようになる
・目の充血
・頭痛
ポスナーシュロスマン症候群では、炎症が治まったりつよくでたりすることで症状が軽くなったり重くなったりを繰り返すことが多いです。症状が出ても数時間で症状が治まる場合もありますし、数週間で治まるケースもあります。
比較的予後は良好なことが多く、寛解しても後遺症が少ないとされていますが、長期的に眼圧が上がった状態ですと、視神経が圧迫を受けることで視神経細胞が壊死を起こし、視野狭窄が進むことで緑内障へ移行してしまう場合もあるようです。
・目の痛みに対する鍼灸治療
・目の充血に対する鍼灸治療
・緑内障に対する鍼灸治療
・頭痛に対する鍼灸治療
ポスナーシュロスマン症候群はいまだ解明されていません。
しかし、発症年齢は若い男性に多く、働き盛りの20~40代の男性に多く発症することからストレスや疲労によって引き起こされているのではないかという説もあります。
その他、ヘルペスによるウィルス説もあります。ヘルペスウイルスは一度感染してしまうと、現代の医学では完璧に除去することが難しいとされ、一生涯神経節に規制し続けると言われています。ストレスや疲労、寒冷刺激などによって体の免疫力が低下した時にヘルペスウイルスの動きが活性化してしまい何回も同じ場所で炎症症状を起こすと言われています。
ヘルペスウイルスが起こす代表的な疾患に帯状疱疹や口唇に炎症を起こす口唇ヘルペスが知られています。
ポスナーシュロスマン症候群では、長期間眼圧が上がった状態が特に危険です。眼圧が上がった状態が長く続いてしまいますと視神経細胞に影響を与えて視野狭窄障害起きてしまうリスクがあります。
そのため眼圧を下げる目薬などが処方されたり、炎症を抑える抗炎症剤が処方されます。
ポスナーシュロスマン症候群は、炎症が治まったり出たりを繰り返すため症状が治まったとしても継続的状態をみていく必要があります。
鍼灸治療は痛みを軽減させたり、抗炎症効果や循環改善による眼圧の低下させる効果が期待できるため、ポスナーシュロスマン症候群では、医師の方に処方される薬や医師に状態をみてもらうことと並行して鍼灸治療を受けていただくことを推奨しております。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
鍼灸治療でもダイエットでは、基礎代謝のアップやむくみを取り除いたりすることで健康的にダイエットできる体づくりのサポートをします。
残念ながらここを刺激すると簡単に痩せられるツボというのは存在しません。しかし、食欲を抑えるツボや自律神経・内臓機能を高めることで基礎代謝のアップなどを通してダイエットをしたいあなたをサポートしていきます。

内臓機能を高めて基礎代謝のアップ
東洋医学には、五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)という考え方があり、西洋医学の臓腑と似ている所もあります。それぞれに経絡といいまして気血の流れがあり、それぞれにツボが存在します。
鍼灸治療では、身体の調子を診て弱っている五臓六腑のツボを刺激して働きを正常に戻して内臓機能を高めます。
内臓の機能が弱いと代謝が悪く食べ物や栄養が留まりやすくなってしまいます。内臓機能を高めて効率よく消化・吸収・エネルギー代謝を行うことで基礎代謝のアップをはかります。
浮腫みを取り除く
ダイエットしたい方にとって気になるのがお腹やもも回り、二の腕などの部分太りです。疾患に起因する浮腫み以外は、静脈やリンパなどが循環の悪い状態で内容物が滞っているため「むくみ」として現れているのです。
鍼刺激は、細胞を鍼を刺すことで軽く損傷させて修復細胞が血液を通して集まるためその部分の血流量が上がり血流の改善が見込まれます。
お灸刺激では、お灸の柔らかい熱で血管を弛緩させることで留まっていた血液やリンパ液を流してあげます。
また、お灸にも色々な種類があり、鋭い熱を入れることでその部分は火傷をしたと脳が判断します。すると、それを修復しようと修復細胞が集まり、血流を改善していきます。

食欲を抑える
食欲を抑えるツボは、耳ツボが有名です。ダイエットに関心のある方なら一度は「耳ツボダイエット」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
耳の前部分にあたる「飢点」や耳介にある「神門」「噴門」「胃」「内分泌」「肺」というツボを使い、食欲の抑制やダイエット中のイライラを解消させて精神を安定させていきます。
当院では、それらのツボに鍼のシールを貼って食事前などに軽くマッサージをして食欲の抑制や精神安定をはかっていきます。
ストレスからくる暴飲暴食を防ぐ
仕事や人間関係でストレスが溜まり、ストレスを発散させるために暴飲暴食に走る方も多いです。
そういう方に多いのが自律神経が乱れです。交感神経と副交感神経のバランスが正常に保たれていれば多少のストレスにも対応できますが、普段から自律神経の乱れがある場合ストレスのはけ口が飲食に向いてしまう危険性もあります。
当院では、初診時に自律神経測定器で自律神経のバランスを測定することでその方の自律神経の状態を把握した上で施術を行っていきます。
エネルギーを溜め込む過ぎ
摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ってしまうと体に脂肪として蓄積されてしまいます。
また、偏った食生活や夜遅くの夜食、まとめ食いなどは脂肪として身体に蓄積されやすくなります。
運動不足などによるエネルギー代謝不足
車や電車など昔と比べると歩行数などが減少し、仕事もデスクワークが増え運動量は年々減少傾向にあります。そのため摂取エネルギーが消費エネルギーを上回りやすい状態となってしまいます。
病気が原因の肥満
病気が原因で肥満となってしまう場合もあります。
甲状腺機能低下症などの内分泌疾患や遺伝的な疾患また精神病薬などの薬の副作用でも肥満となってしまう可能性もあります。
ダイエット鍼灸は、あくまでもダイエットをしたいあなたのサポート役です。鍼灸をしているからといって暴飲暴食・運動不足などの生活の不摂生をしていると元も子もありません。鍼灸を擦れば絶対に瘦せられるというわけではありません。
鍼灸で痩せやすい健康的な体づくりのサポートや食欲の抑制、精神的な安定をお手伝いしていきます。

鍼灸ダイエットのメリットは何と言いましても瘦せる以外に健康的な身体を手に入れ、体に無理のない継続的な体重維持が可能になるということです。
内臓機能を高めて基礎代謝のアップさせて新陳代謝をはかり、身体に溜まった老廃物を排出させます。
また、心身をリラックスさせて自律神経の状態を整える効果やホルモンのバランスも整えてくれる効果など様々なメリットがあります
こんにちは。院長の清水です。
今年はゴールデンウイークがなんと10連休となります。連休明け特に注意が必要なのが、五月病などの精神的疾患です。今回は、五月病の東洋医学的考えについて書かせていただきます。
東洋医学で五月病を考える上で重要になってくるのが五行学説という考えです。
東洋医学の基礎的な考えである五行学説は、病気を知る上で重要であり、宇宙に存在するすべての事物・事象を「木・火・土・金・水」の五行に分類し、個々の性質や相互関係を把握するために用いられます。
東洋医学では、この五行をもとに病理・病態把握・治療法・調剤などを様々な事柄を決定するとても重要な考えです。
ちょうど今の春から夏に向けてという季節は五行学説に当てはめると「木→火」に移行する期間です。そして、東洋医学の五臓で当てはめると「肝→心」に当てはまります。
それが何を表すかというと今の時期は、「心」の病気を起こしやすいという事です。「心」は血脈をつかさどって気血を椎動して全身を温める役割があり、夏に向けて活発になっていきます。しかし体の調子が思わしくなく、季節の変化についていけないと、うまく「心」の機能が弱くなってしまったり、逆に強く出過ぎる場合も多く見られます。
その二つの場合を見ていきますと…
「心」の機能不足で今よく見られるのが「心血虚・心陰虚」というものがあり、主に精神不安を呈し、不眠症や自律神経失調症が見られます。また、心拍動の異常を伴ったり、慢性病による栄養不良や貧血あるいは発熱などもみられます。
「心」機能の過亢進状態で今よく見られるのが「心火旺・心火上炎」というものがあり、自律神経系の過興奮や刺激物の過剰摂取により自律神経失調症や不眠症・精神分裂症・神経症あるいは口内炎・舌炎などが見られます。
五月病は、医学的には適応障害やうつ病、パニック障害、パーソナリティ障害などと考えられています。
初期症状としましては、五月の連休明けからなんとなくやる気が出ない・食欲がない・眠れない・仕事にいく気力がわかないなどでそれらがきっかけとなりさらに状態が悪化して仕事を休みがちになったり、外出するのも億劫となってしまい著しく日常生活に影響を与えてしまいます。
適応障害
適応障害は世界保健機構のガイドラインによりますと「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」とされています。五月病の場合、そのストレス因は新生活での環境の変化であったり、長期休暇と仕事との生活の違いであったりします。重症となると抑うつ気分や不安感が強く出て日常生活に支障をきたします。
パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は人一倍考え方や行動に偏り・独自性が強く社会生活になじめない場合が多く、それらが重なることで連休明けの生活に支障をきたす場合があります。
・うつ病の鍼灸治療について
・パニック障害の鍼灸治療について
五月病は誰にでもかかる可能性があります。特に4月で環境が変わって新生活が始まった・生活のリズムが変わった・受験や就職が決まり大きな目標を達成した後に燃え尽き症候群のような状態にある方など特に注意が必要です。
五月病にかからないためには連休中の過ごし方が特に重要です。休みだからといって夜遅くまで起きて昼頃目覚めるなど出勤時や登校時とは異なる生活習慣を続けてしまうと連休明けに五月病にかかってしまうリスクが増大します。
出来るだけ平日時と同じ生活リズムで過ごすことがとても重要です。
その他、運動するということも重要です。特に有酸素運動は自律神経のバランスを整えることで精神的にも安定しやすい状態をつくります。時間を決めてメリハリある生活を送ることを心がけましょう。
また、連休中に体や自律神経のメンテナンスとして鍼灸治療を受けていただくこともおすすめです。新生活も始まり心身ともに疲れが見え始める時期ですし、寒暖差も激しい時期で自律神経も乱れがちです。鍼灸治療で心身の疲れを取ってリフレッシュしましょう。
上記のような「心」機能の不具合は、五月病の症状と似ています。今の季節は、東洋医学の観点から見ても五月病のような精神的な不調を発症しやすい季節といえます。ある程度は精神的に不安定になりやすいと覚悟して無理に新生活に適応しようと頑張り過ぎないことも重要です。
焦ることはさらに精神的不安を生み、悪循環を引き起こしかねません。毎朝ウォーキングの時間を設けたり、少しぬるま湯に長めに浸かってみるなどして日々の生活でリラックスする時間を設けましょう。
また当院では、五月病の鍼灸治療も行っております。自り神経測定器で自律神経の状態を把握してその方に合わせた治療を行っております。

五月病かもと悩まれている方はご気軽に当院へご相談ください。

清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
近年の健康ブームに伴って普段ランニングをされている方は少なくありません。ランニングは体の健康にはいいことですが、疲労の蓄積により膝へ大きな負担がかかっていることも忘れてはいけません。
当院のランナー膝に対する施術は、第一に膝付近のツボや腫れの出ている部分にはりやお灸の刺激をして炎症を抑える効果を促します。
炎症が治まったら第二段階としまして、血行を良くして筋肉や骨に栄養が行き渡るよう施します。
また必要であれば、はりを刺してそれに電気を流すことにより筋肉を動かして老廃物を排出させることや患部付近を刺激することで痛みを感じる閾値を上げて痛みを感じにくくする作用を促します。
ランナー膝では、腸脛靭帯もしくは大腿筋膜腸筋に筋緊張がみられる場合が多いのでその緊張を緩める目的の施術も施します。
東洋医学の診断方法に基づき全身の調整施術も行っていきます。ランナー膝は、全身性の疲れや気血の滞りが原因の場合もあるので膝だけの部分的な治療ではなく、全身を診て治療していきます。
また、ランナー膝の場合、オーバーユースや走り方に問題がある場合が多いのでそういった生活上の注意点などもご指導させていただきます。

場合によっては、さした鍼に電気を流す鍼通電療法も行っていきます。鍼通電療法では、鍼による鎮痛効果がより増すことが期待できます。

・症例
40代 男性
ランニングが趣味で週末休みになると10キロほどランニングをしていた。
東京マラソンに出るためにランニング量を増やしていたところ5キロを走ったところで膝の痛みが出るようになってしまった。無理して走っていたところ日常生活の歩行時にも痛みが出るようになってしまった。
あと、1か月ほどで東京マラソンがあり、なんとかそれまでに痛みを軽減させて完走したいとのことで当院にご来院されました。
治療
まず痛みが強く出る部分に鍼を刺して電気を流す鍼通電治療で痛みを緩和させていきました。大腿部周囲の筋肉にも過緊張状態が診られましたのでそれらの部分に鍼やお灸の施術、ストレッチなどを加えながら筋肉の柔軟性を出していきました。
とりあえず2週間はランニングは控えていただき治療に専念してもらいました。日常生活での膝の痛みがなくなったので徐々にランニングを再開して距離を少しずつのばしていってもらいました。
東京マラソン前日に鍼灸治療を受けてもらい挑んでいただきました。
結果はメールにて無事痛みなく完走できたとの報告があり、とてもうれしく思います。
東洋医学ではランナー膝は体の外から邪気を受けるため発症するものと中医学でいう「肝」と「腎」が何らかの原因で損傷して働きが弱まって発症するものと考えられています。特に骨を生産させる役割を持つ「腎精」は青壮年期には最も充実して維持され、中年頃から次第に衰え始めます。ランナー膝はオーバーユースや加齢などが原因の場合が多く、「腎精」との関係が深いと考えられます。そういった原因で膝関節付近の気血が滞り、それが痛みや関節可動域制限の原因となると考えられています。
体の外からの邪気として一番ランナー膝が発生しやすいのは、寒く風のあたる場所にいた時などに体に悪さをする「風寒の邪気」を受けた時です。次いで湿度の高い場所にいて「湿邪」を受けた時などです。
またランニングなどで長時間にわたり膝に負担がかかることで気血は滞りやすく、それが膝関節付近であった場合にランナー膝を発症する可能性が高くなります。
ランナー膝とは、ランニングによって生じる膝関節痛の総称で、変形性膝関節症・腸脛靭帯炎・膝蓋軟骨軟化症などが原因となります。
変形性膝関節症とは、膝関節のクッションである軟骨の擦り減りや筋力低下、肥満、加齢などのきっかけで膝関節の機能が低下し、膝関節に炎症がおきたり、関節が変形したりして痛みが生じる疾患です。
高齢者で最も多い骨または関節疾患は、腰背部痛と膝関節症です。近年の高齢者人口の増加に伴い、変形性膝関節症に代表される膝の変性疾患が急増しています。40歳未満では、ケガなどが原因で変形性膝関節症が女性よりも男性に多く発症しますが、40歳以降では体重の重い女性に多く発症します。
腸脛靭帯炎とは、ランニングなどによって膝関節に衝撃が加わって膝の曲げ伸ばしや捻るなどの動作によって、大腿骨外側の隆起に膝の外側の支えや片足でバランスを取る際に重要な役割をもつ腸脛靭帯が擦られて摩擦性の炎症が生じて痛みを発症する疾患です。特に長距離ランナーに好発しますが、ほかにバスケットボール・水泳・自転車などでも腸脛靭帯炎を発症します。
ランナー膝の症状として
膝の痛み
膝の皿周囲の痛みや圧痛があり、特に運動時に痛みがあります。最初はランニングの最中に痛みがあり、やがて症状がひどくなると日常生活でも痛みを感じるようになります。腸脛骨靭帯は明らかに緊張が増して硬くなり腸脛靭帯に沿って痛みが放散します。
膝の腫れ
・ときに痛みと同時に膝周囲に腫れを生じる場合があります。
膝関節の運動制限
・膝が曲がらない・伸ばせないまたは膝に何か引っかかっている感じや歩くと膝が不安定感があります。
ランナー膝の原因として考えられているのは、長時間のランニングによるオーバーユースやウォーミングアップ不足・休養不足・硬い路面での走行・下り坂での走行・靴が合わないなど様々です。
ⅰ)大腿四頭筋の筋力不足
大腿四頭筋の腱は膝蓋骨と連なっており、筋力不足は膝蓋骨の不安定を招いて摩擦による炎症が生じやすくなります。
ⅱ)足の小指側に体重がかかり過ぎる
足の小指側に体重がかかり過ぎると内股気味となり、すねの部分は内側にねじられ、膝蓋骨を内側に引っ張ります。一方、大腿四頭筋は膝蓋骨を外側に引っ張ることで相反する力が生まれ摩擦性の炎症が生じやすくなります。
ⅲ)構造的な異常
膝蓋骨の位置が正常よりも高すぎたり低すぎたりすることや大腿四頭筋やハムストリングが異常に硬い・アキレス腱が硬いなどの原因により摩擦の起きやすい位置に膝蓋骨があり炎症が生じやすくなります。
※大腿四頭筋
大腿四頭筋とは、その名の通り大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋の4つの筋肉から構成されています。膝痛や腰痛などを考える上でとても重要な筋肉です。大腿四頭筋は、腸骨棘や大腿骨から始まり膝蓋骨の上や脛骨につきます。膝蓋骨とは、いわゆる「膝の皿」の部分です。
大腿四頭筋は、筋疲労の影響が出やすい筋肉であり、動かさないと萎縮し硬直しやすい筋肉でもあります。
大腿四頭筋が筋疲労を起こしたり、筋力が低下してくると、「膝の皿」が不安定になってしまい動くことで摩擦を生み、炎症が起きてしまいます。
また高齢者などに多いですが、あまり歩行ができずに大腿四頭筋を使えないでいると、筋肉が委縮し弾力性がなくなってきます。すると、大腿四頭筋は短くなり「膝の皿」が下に押し付けられて可動性を失って痛みを生じやすくなります。膝痛にならないためには大腿四頭筋の筋力をつけること、ストレッチなどで柔軟性を保つことがとても重要となってくるのです。
一度ランナー膝となり、膝に痛みを覚えてしまった場合にその時と同じようにランニングをしていると再発する率は高くなります。ランナー膝にかかってしまった理由が必ずあるわけです。その根本的原因を改善していかなければ解決に至りません。
また、まだランナー膝にかかったことのないランニングを良くされる方でもランナーの2,3割は一度は膝の痛みで悩んだことがあるという統計もあることからランナー膝にかからないように普段から注意してランニングを行うようにしましょう。
ランナー膝の原因として多いのが股関節や足首の硬さからくるものや大腿部や下腿の筋肉の柔軟性の低下が挙げられます。ランニングの際に足関節が過剰に内側に荷重がかかり、大腿部の外側への力が高まり腸脛靭帯への負担が増すことでランナー膝となってしまいます。
ランニング前と後にもしっかり下肢のストレッチ、股関節周りのストレッチを行うようにしましょう。また、筋肉は暖まることで柔軟性が増し、逆に冷えることで固まりやすくなります。ランニング開始前に下肢を冷やさずできるだけ温めた段階でランニングを開始することでランナー膝を防ぐことが出来ます。
その他、ランニングコースやランニングの距離も見直すことも重要です。上り坂や下り坂など傾斜のついたコースでは膝に多くの負担をかけてしまいます。膝を痛めて復帰される時期にはできるだけ平坦なコースを選んで走ることが無難です。
また、ランニングを始めたばかりの方が急にランニング距離を伸ばしたことでランナー膝になってしまうという場合も多く見られます。いきなり走行距離を伸ばすのではなく徐々に距離を伸ばすように心がけましょう。すると、筋力も徐々に増強されることで関節への負担が軽減されてランナー膝になりにくくなります。
今年のゴールデンウイークはなんと10連休です
当院はゴールデンウイーク中も休まず診療しております。
4月27日(土)~5月5日(日)
受付時間 午前10時~午後7時(最終受付午後7時)
五月は新生活も始まり、生活環境の変化などからくるストレスや季節の変わり目で自律神経が乱れがちです。
やる気の低下や倦怠感、日頃のデスクワークからくる肩こり・腰痛・眼精疲労などお身体の疲れが出やすい時期です。
・肩こりの鍼灸治療について
・腰痛の鍼灸治療について
・眼精疲労の鍼灸治療について
・五月病の東洋医学について
大型連休を利用した体のメンテナンスにぜひご活用ください。

先日NHKの東洋医学ホントのチカラという番組で頻尿の患者さんに対してツボを刺激してもらったところほとんどの方で改善が見られたということが紹介されていました。
紹介された頻尿対策の記事はコチラです。
https://www.bbm-japan.com/_ct/17208637
当院でも頻尿・過活動膀胱の鍼灸治療を行っております。
過活動膀胱とは蓄尿(尿を溜める)という膀胱機能の障害です。膀胱が過敏になっていて過剰に反応し尿を出そうとするため、尿を溜めて我慢することが難しくなります。
若い方から年配の方まで発症し、年齢とともに多くなってきます。男女共に起こりますが、50代以降は男性にやや多くなってきます。
脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のものと、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。
・神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因)
脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病、認知症、脊髄損傷、頚椎症、脊柱管狭窄症などが原因となります。
・非神経因性過活動性膀胱(神経トラブルとは関係ない原因)
男性の場合、前立腺肥大症などの下部尿路閉塞により排尿のたびに膀胱に負担がかかり続けることにより膀胱の筋肉に異常をきたし、少しの刺激にも過敏に反応するようになり過活動性膀胱が起こることがあります。
また、女性の場合加齢や出産により膀胱、子宮、尿道などを支えている骨盤底筋が脆弱化することで、排尿メカニズムに異常をきたすことがあります。
・それ以外の原因
何らかの原因で膀胱の神経が過敏に働く場合や原因が特定できないものが実際には最も多いといわれています。
原因ははっきりとは解明されていませんが、加齢変化によって膀胱の伸び縮みが悪くなることや、女性ホルモンの不足により膀胱粘膜の過敏性が高まること、ストレスなどの影響により排尿に関わる自律神経が乱れることなどが関連していると考えられています。
・尿意切迫感
急に尿意をもよおして我慢できなくなる。慌ててトイレに駆け込む。いったん尿意が気になり始めると我慢できなくなる。
・頻尿、夜間頻尿
頻繁にトイレに行く。夜中に何度もトイレに行く、一日8回以上、あるいは2時間異常もたない。しかし、トイレに行ってもあまり尿は出ない。
・切迫性尿失禁
間に合わなくて漏れてしまう。漏れる量はほんの少しのことが多い。
症状と過活動膀胱症状スコア(OABSS)、尿検査、残尿測定検査、超音波検査などから診断されます。
治療は主に薬物療法と行動療法が一般的です。主に膀胱平滑筋(排尿筋)の不随意収縮を抑制する抗コリン剤や膀胱の広がりを促進するβ3受容体作動薬を使用します。前立腺肥大症が原因となっている場合はその治療を行います。
行動療法として水分、カフェイン、アルコールの摂取制限やトイレ習慣の変更などの日常生活における指導や、排尿間隔を意図的に伸ばし膀胱容量を増加させる膀胱訓練法で効果が得られる場合もあります。
また、尿道を締める骨盤底筋の強化として骨盤底筋体操の指導が行われる場合もあります。
中医学において泌尿器系のコントロールは五臓六腑の機能失調と関わりがあり、特に「腎」と「膀胱」が大きく関わっています。尿は六腑の「膀胱」に貯蔵され五臓の「腎」によって排泄が調整されています。
ただしこの生理機能は「腎」によって統率されているため膀胱に関係する疾患は原則として「腎」の機能調整を行います。
その他、体全体の機能を調節する「肝」や体液の調整をする「肺」の機能も関係しています。
腎は年齢とともに機能が低下し「腎虚(じんきょ)」と呼ばれる状態に陥りがちです。
腎虚になると頻尿や尿漏れといった泌尿器のトラブルや、冷え、疲れやすさ、腰痛、身体の乾燥感などの症状が現れやすくなります。
また、寒くなるとトイレが近くなるように、中医学では排尿トラブルの根底には水滞、水毒などによる体の冷えがあると捉えられています。その他「血」の滞りで生じる「瘀血(おけつ)」も腎虚に関わることがあります。
当院では自律神経測定器により血管の状態や自律神経のバランスを測定し、お身体の状態をふまえた上で治療へ移ります。
膀胱の収縮や拡張を司る自律神経のバランスを整える治療や東洋医学的観点から、「腎」、「肝」、「肺」をはじめとした内臓機能の調整を行います。
用いるツボは下腹部や腰部、骨盤周囲が多くなりますが、全身の血液循環を促進し自然治癒力を高めたり、体の冷えを除く目的で全身の重要なツボを用いて施術を行っていきます。
