鼻づまりの鍼灸治療

2018年10月3日

 

鼻づまりに対する当院の鍼灸治療

鼻づまりに対する当院の鍼灸治療方針は主に3つあります。

自律神経を整える
自律神経が乱れている状態ですと免疫力の低下に繋がって粘膜の炎症・鼻づまり状態となりやすくなってしまいます。自律神経測定器で自律神経の状態を把握して自律神経の状態をお整えていくことで免疫力をアップさせます。

鼻づまり対する自律神経を整える鍼灸治療

『肺』と『大腸』の機能を正常にする
東洋医学的に鼻づまりを診ると多くは、五臓六腑の『肺』と『大腸』の機能異常だと考えられます。それらに重要な経穴を用いて機能を正常に戻す施術を行います。

肺経への鍼灸治療

鼻周りの施術
特に鼻周りに鼻づまりを解消する特効穴があります。それらに鍼を刺して時に通電療法を行っていきます。

鼻づまりの鍼治療

 

鼻づまりに対する東洋医学の考え

 

鼻汁や鼻づまりなど鼻の原因は、東洋医学では『肺』と『大腸』が大きく関係していると考えられています。

肺について
その中でも五臓六腑の肺には『宣散・粛降を主る』『気を主る』機能があり、それが鼻詰まりの原因と関係しています。

『宣散・粛降を主る』
気や津液を全身のすみずみまで、散りばめて機能させることを言います。特に肺呼吸や皮膚呼吸・発汗により津液を放出させたりして体液のバランスを維持しています。また気道平滑筋や呼吸筋を調節して呼吸機能を正常に行わせる役割もあります。

『気を主る』
呼吸によって体外の清気を取り込み、体内の濁気を排出する、気の交換作用があります

肺の病変では、主に呼吸器系や水分代謝の面の障害が現れます。

 

大腸について
東洋医学で大腸には、『伝化を主る』という役割があり、主に大便の排泄を行っています。肺とは気機の下降の面で関連を持っています。また東洋医学では『肺』と『大腸』は表裏関係にありとても密接に関係しています。

『伝化を主る』
大腸は、小腸が分別した濁を受け取って一部の水分を吸収したのちに大便として体外に排出役割があります

 

『肺』と『大腸』が不調となると…
『肺』と『大腸』が不調となると気や津液が全身のすみずみまで行き渡らなくなり、免疫力の低下が起こり、特に粘膜に炎症がおこりやすくなります。また、津液が循環せずに停滞してしまうために鼻や喉に津液が溜まりやすくなり、鼻づまりなどの症状を引き起こしやすくなると考えられています。

 

鼻づまりとは

鼻づまりは、風邪などにかかると誰しも一度は経験があることかと思います。鼻づまりは、一見するとたいしたことのない症状に聞こえますが、鼻づまりが慢性的となってしまうと集中力の低下頭痛嗅覚や味覚の障害など身体に様々な悪影響を及ぼしかねない決して侮ってはいけない症状の一つです。

鼻詰まりの原因

鼻づまり症状が続いた場合、鼻づまりを起こしている原因を特定することは治療を行う上でとても大切となってきます。鼻づまりを起こしてしまう原因によっては手術も必要となってくるからです。

まずは、鼻の構造や役割を知っておく必要があります。鼻の中の空間は鼻腔といわれ、鼻中隔によって左右に分けられています。その左右に分けられている鼻腔のそれぞれの壁から空間を分けている3つの骨が張り出していています。その空間を上から順に上鼻道・中鼻道・下鼻道といいます。鼻腔の壁には毛細血管が豊富にある粘膜で覆われている為その血管が炎症してしまうと容易に腫れて鼻づまりを起こしてしまいます。

粘膜の表面は細かい毛が生えており、粘膜から分泌される粘液と共に外から侵入してきた微生物や細菌・ウィルスを吸収や除去する役割があります。また、外気温が低い場合吸った空気がそのままの温度で体内に入ると体温を下げてしまうので鼻腔には吸った空気を温めたり、加湿する機能も備わっています。

鼻には臭いを識別機能も備わっており、鼻腔上部にある嗅細胞はにおいの情報を脳に伝達する重要な役割があります。そのため鼻腔上部が鼻汁などで覆われてしまうとにおいを脳に伝達する機能が弱まり、においを感知しにくくなるのです。

 

これら体にとって重要な機能を持つ鼻がつまってしまう原因として主に4つ挙げられます。

 

鼻炎を繰り返す

鼻腔は外からのウィルスや細菌を体内に入れないようにして体外に排出する防御機能の役割があります。その際、ウィルスや細菌に対する抵抗力がしっかりと備わっていれば問題ないのですが、疲労やストレスなどで体の抵抗力が弱くなっていると鼻腔内にウィルスや細菌が溜まってしまい鼻腔内で炎症を起こしてしまい、鼻づまりの原因となってしまいます。

なかなかウィルスや細菌が体外に排出されない状態が続いてしまうと鼻粘膜は腫れあがり慢性的な鼻づまりが起こってしまい、鼻づまり症状がなくなるまでに長い時間がかかってしまうのです。

 

 

鼻の構造

鼻を左右に分けている鼻中隔がどちらかの方向に突出してしまっていると空気の流れに大きな差が出てウィルスや細菌が一方の鼻に集中してしまうため鼻づまりを起こしてしまう可能性が高まります。また、鼻にポリープなどの腫瘍ができている場合でも鼻づまりを感じやすくなります。

その場合、どちらか一方の鼻が異常に鼻づまりを感じます。鼻が正常な状態の場合でもどちらかの鼻がつまりやすくて逆の鼻は通りが良いという場合がありますので、自分で判断することは難しいですが、どちらかの慢性的に鼻がつまって息苦しさを感じる場合は、一度耳鼻科で診てもらう必要があります。

 

 

アレルギー反応

スギ花粉やハウスダストによって鼻づまりが起こることは良く知られています。スギ花粉やハウスダストなどのアレルギー反応はそれら異物を身体が過剰に反応して体外に排出しようとして鼻汁やくしゃみを引き起こします。

それに加えてアレルギー反応が強く出ると鼻づまりを起こして体外の異物を身体にこれ以上入れないようにする言われています。

 

副鼻腔に膿が溜まっている

アレルギー性鼻炎や鼻風邪をきっかけにして鼻粘膜の炎症が強いと副鼻腔という部分に炎症が起きてしまい、膿が溜まってしまいます。その膿は排出されることが難しく慢性的な鼻づまりの原因になります。

鼻づまり

副鼻腔炎について詳しくはコチラ

鼻づまりを放置しておくと…

鼻づまりだといって何も処置をせずに放っておくと鼻づまりだけの不快症状ばかりでなく、身体に様々な悪影響を及ぼします。

 

頭痛や目の奥の痛みの原因に

慢性的な鼻づまりを放置しておくと、副鼻腔にどんどん膿が溜まってしまい蓄膿症になってしまう可能性があります。蓄膿症は頭痛や目の奥の痛みや頬周辺の痛みの原因となります。
鼻の穴のことを鼻腔と言いますが、その周りは骨で囲まれた左右それぞれ4個の空洞があります。これを副鼻腔といいます。この副鼻腔は、強い衝撃が顔面部にかかった時の衝撃の吸収材となったり、声を響かせるために必要な空洞と言われています。副鼻腔は鼻腔とつながっている為、鼻腔部分が風邪などのウィルス感染していると副鼻腔にまで影響を与えてしまうのです。
副鼻腔の中に分泌物や膿などが溜まってしまうとなかなかうまく外に排出できなくなり、炎症の原因となってしまいその周囲に痛みの症状となって現れてしまうのです。また、副鼻腔炎をそのままにしておくと中耳炎などの耳の疾患や喉の痛み・気管支喘息などの喉の疾患に繋がってしまう可能性がありますので注意が必要です。
その他稀なことではありますが、副鼻腔炎が脳の方にも炎症が及んでしまい、脳膿症や髄膜炎などの症状にも進行してしまう可能性もあります。そうなってしまうと意識障害や麻痺などの重い後遺症や酷い場合だと命をも落とす危険性までもあるのです。

まれではありますが、副鼻腔の炎症が脳に及んで、脳膿症、髄膜炎、硬膜下膿瘍などが起こり、意識障害や麻痺などの症状が起こることがあります。これらの合併症が起こると、重い後遺症が残ったり、死に至るケースもあります

 

集中力の低下

鼻づまりが慢性化すると脳に供給される酸素の量が減ってしまい脳が酸欠状態に陥ってしまう場合があります。すると記憶力の低下や集中力の低下に繋がってしまいます。仕事の質の低下や仕事でもミスを犯しやすくなってしまうのです。

 

嗅覚障害や味覚障害

慢性的な鼻づまりにより、嗅細胞のある鼻腔上部が覆われてしまうとにおいが感じにくくなってしまいます。鼻づまりが慢性化している状態が続くと鼻づまりが治って嗅細胞が覆われなくなってもにおいが感じにくくなる場合もあるので注意が必要です。

また味覚は嗅覚に頼っている部分も大きく嗅覚が弱くなってしまうと必然と味覚も低下してしまうのです。

嗅覚障害について詳しくはコチラ

咳や痰の原因に

鼻腔の後部は喉の部分とつながっており鼻汁は溜まると喉に落ちていくことがあります。それを排出しようと咳や痰が出ます。

 

睡眠障害

鼻づまりは息苦しさのため睡眠の妨げとなることが多いです。また鼻腔内が狭くなっていていびきの原因となり睡眠の質も低下します。酸素が十分に体内に取り込まれないために疲れも溜まりやすく、それが免疫力の低下に繋がりさらに鼻腔の炎症を抑える抵抗力が弱まり鼻づまり症状を強く出してしまう悪循環に陥ってしまうのです。

睡眠障害について詳しくはコチラ

 

自宅でできる鼻づまり解消法

鼻づまりが慢性的な状態となってしまうと、口で呼吸することが多くなって鼻腔の役割であるウィルスや細菌などの外敵から体を守ることが難しくなり、風にかかりやすくなってしまいます。また、睡眠の質が低下して睡眠中に十分な酸素の供給ができない状態となり、脳や体の疲れが溜まりやすい状態となってしまいます。
当院の鼻づまりに対する施術と合わせて自宅でもケアしていただけるとさらに効果的です。

・鼻を温める
鼻を温めた濡れタオルを当てて鼻を温めると鼻粘膜の血流が良くなることで鼻腔が広がる状態となって鼻詰まりが解消されやすくなります。濡れタオルの他にも入浴中に洗面器などにお湯をためて鼻を近づけて呼吸するという方法もあります。

・部屋の湿度を高める
空気が乾燥していると鼻の粘膜も乾燥しやすい状態で鼻詰まりの状態になりやすい状態となってしまいます。またウィルスや細菌、花粉、ハウスダストなども浮遊しやすい状態となり、それが風や鼻炎の原因となってしまうのです。

・首の後ろや後頭部を温める
髪の生え部分の後頭部に鼻に関する需要なツボがありその部分を温めると鼻の通りが良くなることがあります。そのほか頸と肩の境目にあたる大椎というツボも温めると効果的です。その部分をぬれタオルで温めたり、就寝の際はネックウォーマーなどで首を冷やさないように心がけましょう。。


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 19:28 / 院長コラム 鼻づまりの鍼灸治療 への4件のコメント

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