尿漏れの鍼灸治療

尿漏れに対する東洋医学

 

東洋医学では、尿失禁を『虚証』と診ます。人体の水分調節作用に関係するのは、

腎と膀胱、脾と胃、小腸と三焦、肺があります。

には全身の水を管理する機能を持ち水の蔵だと言われます。

は、水湿を運化する作用があります。

三焦は、全身の水液の管理を行います。

は、水道を調節する作用を持ちます。

 

証では、腎気不足、脾肺気虚、肝鬱が考えられます。各証によって用いる経穴は違ってきます。

腎気不足には、関元、中極、曲骨、腎兪、膀胱兪、太渓を使います。

脾肺気虚には、気海、三陰交、足三里、太淵、肺兪を使います。

肝鬱には、中極、中リョ、三陰交、陰陵泉、太衝を使います。

尿漏れに対するうつ伏せ鍼灸治療

自律神経治療

当院では、自律神経測定器により交感神経と副交感神経のバランスを調べます。

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自律神経の状態が整っていない状態ですと身体の中枢神経や全身の血行状態に関係して自然治癒力が発揮されません。

自律神経はストレスや生活習慣から影響を受けて変化しますので、1人1人の状態に合わせたオーダーメイドの治療になります。

尿漏れの鍼灸治療

 

 

鍼灸治療は、自律神経を整えるのに高い効果があります。初めての方には問診をしっかり行なうことで、症状と身体や生活習慣との因果関係を突き詰めて治療に入ります。当院では、完全使い捨ての鍼を使用しますので衛生面は安心してください。

治療部屋は全室個室になっていますので、プライベートを守り治療を行います。

 

 

 

尿漏れとは

 

自分の意思ではコントロールできずに尿が漏れ出てしまうことです。昼間で自分の意識があるときに、クシャミや咳などをした際に失禁してしまうことや睡眠時などの無意識のときに尿が排出してしまうことです。

この尿が漏れてしまうことを尿失禁と言います。睡眠時に起こる尿漏れを夜尿と言い、一般的には「おねしょ」と言われるものです。

尿失禁の分類

 

①腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は、お腹に力が入る状態で尿が漏れ出るものです。くしゃみや咳、重いものを持ち上げる時などに起こります。腹圧性尿失禁は女性に多いです。尿道括約筋の弛緩によるものが多く、女性は妊娠や出産などにより弱くなるため女性に多いです。男性の場合は前立腺の手術などをするとその際にできた傷により起きることがあります。

 

②切迫性尿失禁
切迫性尿失禁は、尿意が起こった後にトイレまで間に合わずに尿が漏れ出るものです。高齢者に多くみられるもので、男女差は特にありません。原因には、脳や脊髄の病気によって神経症害がおこり、うまくコントロールができないために起こることもありますが、多くの場合は、特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮してしまい起こります。膀胱炎や尿道炎、前立腺肥大症なども原因となります。

 

③溢流性尿失禁
溢流性尿失禁は、男性に多くみられるもので、排尿障害を伴います。膀胱に尿が溜まり過ぎて、入りきらない尿が漏れ出てくるものです。溢流性尿失禁は、男性がかかる前立腺肥大症や前立腺癌などが原因となることが多く、女性の場合はまれな尿道狭窄によってなるため、男性に多くみられます。

 

④機能性尿失禁
機能性尿失禁は、排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因で起こる尿失禁です。歩行障害や認知症によりトイレで排尿ができないために起こるものです。

 

尿失禁が女性に多い理由

 

尿失禁は相対的に女性が多くその理由は、解剖学で説明できます。

男女で尿道の長さが違います。男性だと16から20㎝に対して女性だと3から4㎝と短いです。膀胱頚部から外尿道口までが真っ直ぐと解剖学からみると女性の方が失禁しやすい形状になるわけです。

また膀胱内に尿を貯めておくには、膀胱内圧と尿道内圧が関係します。

この尿道圧には、女性では尿道平滑筋の一つが関係しますが、男性では尿道平滑筋と尿道括約筋の二つが関係します。そのため、女性は、妊娠や出産、加齢などにより筋力の低下がおこり腹圧からの影響で男性よりも腹圧性尿失禁の率が高いです。

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執筆者

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸院|眼精疲労 at 15:02 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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