整形外科でレントゲンなどの検査をしてもわからない首から肩・上腕にかけての不調は頸肩腕症候群の可能性があります。
頸肩腕症候群の鍼灸治療はWHO(世界保健機構)で適応疾患として認められています。
WHOの鍼灸適応疾患について←
当院の頸肩腕症候群に対する鍼灸治療は、まず首肩部分の筋緊張の緩和と鎮痛効果を目的に施術していきます。

痛みや筋肉の緊張が強過ぎる場合には、鍼通電治療も併用して行っていきます。

その他、頸肩腕症候群でも自律神経測定器を用いて自律神経の状態を把握して自律神経の状態も整えていく場合もあります。頸肩腕症候群の症状は、多岐にわたり自律神経失調症状と切っても切り離せないためです。
現代のストレス社会において多くの方は、活動神経である交感神経過亢進状態にあるといえます。当院では、そういった方のためにはりやお灸の刺激でも心地よい刺激を心掛けて施術にあたらせていただいております。

痛みなどの症状の強い首肩付近の施術はもちろんのことお腹や背部も施術することにより身体全体の調子が整い、症状回復の手助けとなります。
首や肩の症状と合わせてうつ病・自律神経失調症・睡眠障害・更年期障害などでお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。
東洋医学では頸肩腕症候群は体の外から邪気を受けるため発症するものと中医学でいう「肝」と「腎」が何らかの原因で損傷して働きが弱まって発症するものと考えられています。そういった原因で頸部付近の気血が滞り、それが痛みや痺れの原因となると考えられています。
体の外からの邪気として一番頸肩腕症候群が発生しやすいのは、寒く風のあたる場所にいた時などに体に悪さをする「風寒の邪気」を受けた時です。次いで湿度の高い場所にいて「湿邪」を受けた時などです。
また長い間椅子に座ってパソコンなどの仕事をした時に気血は滞り、それが頸部・肩部・腕部付近であった場合に頸肩腕症候群を発症する可能性が高くなります。
中医学でいう「肝」と「腎」の機能が弱ると全身的に血や体液が不足し、筋肉や骨などの様々な器官に栄養を送ることができず、さらに上記のような条件が加わると頸肩腕症候群がおこりやすくなります。両者の関係は深いので「肝腎同源」とも言われており、「肝」と「腎」の症候が同時にあらわれることが多いです。
30代 男性
もともと肩こりはひどかったが、ここ最近は肩こりがひどく感じるのと同時に首から左背中・左上腕にかけて痛みやだるさが出るようになった。整形外科で検査したところ多少頸部のヘルニアらしき箇所が見られるが、症状が強く出るほどではないと言われた。特に原因は特定されずに湿布薬を処方され、安静にしておくように言われた。
湿布薬を貼り、安静にしていたら症状は落ち着いてきたが、仕事などが忙しくなり安静にできないと症状がさらに悪化し始めた。パソコンでキーボードをうつ姿勢になると左首から左上腕に力が入ってしまい、痛みやだるさを感じて仕事も集中できない状態。ひどいと家で横になっている状態でも症状を感じる時がある。
当院の治療
自律神経の乱れ・交感神経の過亢進などにより、血流が滞り痛みやだるさを生じさせている可能性があるので自律神経測定器で自律神経の状態を計測してから治療に入りました。
1.仰向け施術
自律神経の調整、左頚部前部・左肩・左上腕の筋緊張の緩和を目的に施術。痛みや筋緊張の強い部分には鍼通電・お灸療法を積極的に用いました。
2.うつ伏せ施術
特に肩甲骨回りに固結部が見られたためその部分を集中的に施術していきました。
3.ストレッチ整体
鍼灸施術で筋肉がゆるんだところでストレッチや整体をします。そうすることでさらに効果が期待できます。
治療経過
◇1回目◇
治療後以前は横になっている時もつらい時があったがそれはなくなった。治療後、体が軽くなったと感じる
◇2回目◇
以前はパソコン作業をして10分程で左腕や肩がつらくなったが1時間ほどで症状を感じるようになってきた
◇3~4回目◇
仕事が忙しくなり、長時間無理な姿勢を取ってしまったため次の日に症状悪化。しかし、痛みやだるさは一日ですぐ引いた
◇5回目◇
仕事をしていない時は症状を感じることがなくなった。仕事を2時間以上休まず続けているとつらくなってくるが休憩をはさむと症状は感じにくい
症例 2
30代 男性
デスクワークのため、普段から首肩のコリに悩まされてきたが、ここ最近になってコリが酷くなり、重だるい感覚が強くなってきた。酷い時は痛みも感じる。
首を動かしたり、肩を回したりすると多少楽になるが、動き始めは柔軟性が低下しているためか動かしにくい。デスクワークは短くても1日8時間行っており、夕方以降になると首肩が辛くなってくる。
以前はひと晩寝たり、休日を挟むと回復することが多かったが、最近では休んでも回復できなくなってきた。
天気が悪い時や忙しい時は、頭痛が起きることもあり、仕事もパフォーマンスが低下する。
当院の施術
まず、自律神経測定器で自律神経の状態や血管の状態を確認していきました。
夕方測定したのにもかかわらず、交感神経の値が高く、リラックスさせる副交感神経の働きが悪い状態でした。
交感神経は血管を収縮させる作用があり、筋肉の血流が悪くなる事で筋肉の柔軟性を低下させてしまいます。慢性的に交感神経が優位な状態が続くと、筋肉のコリに繋がってしまいます。
この方の場合、デスクワークによる姿勢の問題と交感神経の高まりによる2つの要因がおよぼしていると考え、自律神経の調節を目的とした施術と筋緊張緩和を目的としたトリガーポイントへの刺鍼を行いました。
治療経過
◇1回目◇
少し軽くなったが、また時間と共に戻ってきた
◇2回目◇
まだ辛さがある。低周波鍼通電法に切り替える。
◇3回目◇
筋緊張が和らぎ、症状が軽減してきた。
忙しいとまた辛くなってくるが、以前ほどでもない。
◇4回目◇
ほとんど気にならなくなってきた。
現在もメンテナンスのため通院中。
頸肩腕症候群とは、頸部になんらかの異常があって神経や血管が圧迫されて、頸部から肩・腕・背部にかけての痛みや異常感覚を訴える疾患の総称です。
頸肩腕症候群は、整形外科的疾患の変形性頸椎症や頸椎椎間板ヘルニア・胸郭出口症候群などを除外した、検査などで病因が特定できないものをいいます。検査などで病院が特定できないということで「頸肩腕症候群」と診断されたなかには、自律神経失調症・局所血流の異常・不安症・うつ病・更年期障害・末梢神経炎・寝違え・脊髄疾患・片頭痛・メニエール症候群・顎関節症などの多数の疾患が混在しているものと推定されます。
歴史的にキーパンチャーやタイピスト・電話交換手などの上肢を繰り返し使う業務に従事する人に多く見られ、後頭部・後頸部・肩部・上腕部・手・手指のいずれかあるいは全体にわたって「こり」「しびれ」「痛み」「鈍痛感」などの不快感を職業性の「頸肩腕症候群」として産業医療の分野で確立してきた経緯があります。
しかし疾患の概念や病態生理が十分に確立されておりず、労働基準法などの中で用語だけがひとり残存している感があります。ことにこのような後頸部から肩や上肢に至る症状を訴える場合には、それ以外にも心因性因子の関与や自律神経失調による関与が濃厚な場合が少なからず混入しています。
☑肩こりがひどく、デスクワークをしていると頸肩がつらくなってくる
☑肩から腕にかけて重だるさを感じる
☑腕や手指に痺れを感じる
☑後頭部や側頭部に締め付けられるような頭痛を感じる
☑腕や手指の冷えを感じる
☑手の力が入りにくい
広い意味で頸肩腕症候群は、頸部から肩や腕にかけての痛みや異常感覚を訴える場合に頸椎椎間板ヘルニアなどの整形外科的疾患を除外した、検査などで病因を特定できないものが頸肩腕症候群と言われており、これといった病因は断定できませんが、パソコンなどを座って作業する労働者に多いと言われております。かつてはキーパンチャー病と呼ばれたものも頸肩腕症候群の一種であり、現在ではパソコン病やVDT病とも呼ばれています。
頸肩腕症候群は、若年層から起こり、男性より女性のほうがかかりやすいとされています。
頸肩腕症候群では、下記のような状態や生活環境で起こりやすくなります。
・オーバーユース
特にパソコン作業でのタイピングやスマホ操作での親指操作である程度以上の力を入れて手指の筋肉を動かしすぎているとだんだんと筋疲労が起こってしまいます。すると手指の動きが鈍くなりさらに痛みや痙攣などの症状が出てきます。筋肉は小さい筋肉ほど疲労が溜まりやすく症状が出やすくなります。
・不自然な姿勢
パソコンをしている姿勢では頭部は前傾となり腕は前に突き出す姿勢のため猫背のようになってしまい背部や頸部に負担がかかることで頸部や肩部の筋肉に疲労が溜まり、過度な筋緊張や痛み症状が出やすくなります。
その他、職場特有の無理な姿勢が原因で頸肩腕症候群となることも少なくありません。じっとした姿勢が長時間続くと静的緊張といって極端に血流量が減ってしまい、筋肉に必要な酸素や栄養素が不足してしまいます。
・精神的な疲労による自律神経の乱れ
精神的な疲労による自律神経の乱れが頸肩腕症候群の原因となることがあります。特に仕事中では自律神経のうちの交感神経の活動が活発になります。交感神経の活動は血管や筋肉を緊張させて筋肉の動きを良くしますが、その状態が長く続いてしまうと血流は悪化してコリの原因や痛みの原因となり得ます。
その影響が普段使いすぎている筋肉に出てしまい頸肩腕症候群の症状が出てしまう場合があります。
頸肩腕症候群は突発的にかかるわけではなく、日々の仕事の姿勢や生活習慣が頸肩に負担をかけて積み重なったものが頸肩腕症候群としてあらわれます。よって日常生活で頸肩に負担をかけすぎないように注意することが症状改善や症状予防につながるのです。
・パソコン作業の際は1時間に10分ほど休憩を取る
・長時間同じ姿勢を避ける。
・頭をあらゆる方向にゆっくり曲げていき首の筋肉をストレッチする。
・腕を伸ばしたまま手首を曲げて腕のストレッチをする。
・一日の中で趣味の時間などリラックスできる時間をつくる。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
下肢にはいくつもの重要な経脈が走行しており、その中でも特に「脾」と「肝」の経脈がシンスプリントと深い関わりを持っています。
また、東洋医学では骨は「腎」が司っており、ストレスや栄養不足が続くと腎の機能が低下し、骨に異常をきたすと言われています。
シンスプリントは脛骨周りの筋肉の疲労が原因になるので、直接硬くなっている筋肉に鍼を打ち緩めていきます。

また、鍼やお灸には抗炎症作用もありますので、痛みの出ている付近に鍼やお灸をし炎症を抑えていきます。さらに、いち早い回復を目的とするため、自律神経治療を同時に行い自然治癒力を高めていきます。

その他、臀部や腰部の筋緊張が見られる方が多いためうつ伏せでそれらの筋肉も緩めて下肢への負担を和らげていきます。

シンスプリントとは、運動時や運動後に足の脛骨の内側に痛みを生じる疾患で、陸上競技やサッカー、バスケットボールといったランニングやジャンプをすることが多い競技に発症しやすく、特に中学高校の新人選手といった競技を始めたばかりの人に好発するスポーツ障害の1つです。
主なシンスプリントの症状は脛骨の内側、脛に沿って下1/3の所に発生する痛みで、軽症の場合運動時のみ痛みが起きますが、重症化すると運動後にも疼くような痛み続き、炎症による腫れや熱感を伴います。そこからさらに悪化すると、疲労骨折へつながることもあります。
また、シンスプリントによる痛みをかばう事により、膝や太もも、腰にも負担が掛かり他の症状を併発する原因にもなりますので、しっかり完治させることが大切です。
シンスプリントは急激な運動量の上昇により起こるのですが、ランニングのように地面を後ろに蹴り上げる動作を行うと、足首を底屈させる後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋といった脛骨に付着する筋肉が収縮します。
急激に練習量を増加することでそれらの筋肉が疲労していくと、筋肉の収縮が強くなります。その際、筋肉の収縮により付着部である脛骨の骨膜が強く引っ張られ骨から剥がれようとします。その剥がれようとした所が傷ついてしまい炎症を起こしてしまうのです。
練習量の上昇以外にも、クッション性がなかったり、足に合わないランニングシューズを履いている、コンクリートやアスファルトで走り込みをしている、筋力不足、筋肉の柔軟性の低下、偏平足、回内足などがあります。
回内足とは、ランニングの着地の瞬間に足首が内側にグニュっと倒れこみ、捻じれる現象の事で、特にアスファルト等地面が硬い所でのランニングは回内足の大きな原因になります。
ランニングの着地は、ケニア人やエチオピア人のエリートランナーに多いつま先付近の前足部で着地する「フォアフット」、足の中足部で着地をする「ミッドフット」、かかと付近で着地する「ヒールストライク」といった3種類の走法があります。
その中で日本人で一番多い走法が、かかとから着地するヒールストライクと言われています。ヒールストライクは、かかとの真ん中から着地をしたら、重心は足裏の外側→母趾の付け根にある母趾球の順で素早く移っていきます。
土のような地面が柔らかい所では、着地して重心が足裏の外側に移った瞬間に接地面が外側に沈み込むため、足底の角度が水平になり、足首のねじれは適度に抑えられますが、アスファルトのような地面が硬い場所では、足の外側は沈みこまないので足首の回内が強く起きてしまいます。
シンスプリントの原因の1つでもある後脛骨筋は、脛骨から足首の内側を通過し足底に付着します。足首の回内が起きるたびに後脛骨筋が引っ張られ、付着している脛骨の骨膜も強く牽引され炎症を起こすのです。
病院では主に練習量の制限やアイシング、ストレッチなど早期に自然治癒させるための指導を行います。必要に応じて鎮痛剤を用いることもあります。
また、疲労骨折とシンスプリントを判別するためにMRIによる画像診断を行います。骨の異常はレントゲンでは写らないので、MRIで骨折の有無を確認していきます。ここで、痛みがあるのに骨折していない状態であればシンスプリントと診断されます。
痛みが強い場合はランニングなどの運動は必ず中止してください。
軽度のシンスプリントなら軽い運動をしながらでも回復できますが、痛みが強い場合我慢して運動してしまうと、疲労骨折に移行したり炎症部分が拡大することで悪化し回復が遅れてしまいます。
また炎症を抑えるためにアイシングが有効になっていきます。
痛みが治まってきたら少しずつ運動を始めましょう。
ジョキングを再開する場合は、アスファルトやコンクリート、体育館の床といった固い所ではなく、芝生のような足場の柔らかい所から始めていきましょう。
シンスプリントが完治するまでの期間は人によっても様々ですが、症状が軽ければ数日、重ければ数か月かかる場合もあります。また、完全に治りきらない状態で故障する前のような運動をすると、治ったと思ったらまたぶり返すというような事もあるため、根気強く治療していくことが大切になっていきます。
シンスプリントが完治したかどうかを確かめるには、
1. 走っても痛みが出ない
2. 100Mダッシュをしても痛みが出ない
3. 全力で走っても痛みがでそうな怖さがないか
です。
シンスプリントの治療症例
症例1
20代男性
大学で陸上競技の長距離をしている。
急激に練習量を2倍に上げたため、左の脛の骨が痛みだした。
最初は気あまり気にしていなかったが、数日そのまま練習を続けているうちに歩行しても強い痛みが出るようになった。幹部は、足首からすぐ上の脛骨部で少し腫れていて熱感や圧痛もある。
後脛骨筋や腓腹筋の緊張が異常に強い。
現在は、左足だけではなく右足も痛みが同様にある。
当院の治療
脛の痛みの原因が後脛骨筋や腓腹筋の強い緊張による骨膜への負担であるため、後脛骨筋の付着部や腓腹筋に刺鍼を行い、さらに電気刺激を与えて筋緊張の改善を目的とした施術を行った。また、炎症を抑えるために患部に直接お灸をした。
治療間隔は2日~3日に一回のペース。
◇1回目◇
施術直後は痛みは少し軽減した。
しかし、まだ疼くような痛みは続いている。
◇2回目◇
まだまだ痛みがある。
◇3回目◇
腫れは少し引いてきた。
◇4回目~6回目◇
歩行時の痛みが軽減した。
◇7回目~11回目◇
腫れは完全に引いて、短時間の軽いJOGなら痛みが出ない。
◇12回目~15回目◇
少し速いスピードで走っても痛みが出ないが、30分以上走ると少し痛みが出る。
◇16回目~20回目◇
強度の強い練習でなければ痛みは出ない。
症例2
10代女性
中学校のクラブ活動でバスケットボール部に所属しており、今年の春に入学と同時に練習に参加している。
練習に参加してから半年経っところで、練習後に左足の脛の内側部分に違和感が出現し、押すと痛みがあるのに気が付いた。
翌日の練習中に痛みが強くなり、数日気にしないで練習を続けいていたら、ジンジンした痛みが増してきた。
近所の整形外科に受診したところ、脛骨過労性骨膜炎と診断された。
練習にも慣れて自分のスキルアップを自覚始めてきたところだったので、早期に本格的な競技復帰を目指したく当院を受診した。
当院の施術
来院初日は、ランニングやジャンプ動作で痛くなるが、歩行時も少し痛む状態でした。
患部は足首に近い場所で脛骨の内側面に圧痛があり、後脛骨筋が過緊張を起こしていました。患部は若干熱を帯びていたため、セルフケアとしてアイシングを指導しました。
鎮痛、筋緊張の緩和を目的として、患部付近の後脛骨筋の硬結に刺鍼し、そこ電気を流す低周波鍼通電法を、患部には炎症を抑えるためお灸を行っていきました。
施術間隔は2~3日に1回ペース。
経過
◇1回目◇
まだあまり変わりなく痛みがある。
◇2回目◇
歩行時の痛み少し軽減した。
◇3回目~5回目◇
歩行時の痛みはかなり軽くなった。
安静中のためランニングやジャンプによる痛みはわからない。
◇6回目~8回目◇
歩行時の痛みは完全に消失した。
まだ不安があるため走ってない。
◇9回目~11回目◇
試しに100メートルだけゆっくり走ってみたが、痛みは出なかった。
◇12回目◇
軽いジョキングを行えるようになった。痛みはなく問題なく走れる。
◇13回目◇
少し速いぺースで走ってみて痛みは出なかったが、次の日は少し痛くなったため。一時ランニングを中断した。
◇14回目◇
早いペースで走っても問題なく走れた。
施術間隔を少しづつ伸ばしていき、状態に合わせて練習に復帰した。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
更年期障害と聞くと、女性で閉経後の前後にホルモンバランスが崩れ様々な不調があらわれるものというイメージを持たれる方が多いと思いますが、実は女性だけでなく男性にも起こることがあります。
この男性更年期障害は日本でも十数年前から知られるようになりました。医学上はLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれています。

男性更年期障害は加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の低下によって引き起こされます。
男性と女性の大きな違いは女性の場合は閉経前後10年間に起きることが多いのに対して男性は環境による影響が大きく、ホルモンの減少する時期や期間、程度においてかなり個人差があることです。
発症するのは概ね40歳以降が多いですが、中には30代の方もあり、逆に60歳~70歳になって初めて発症する方もいます。一般的にテストステロンの量は10代前半から急激に増え始め、20歳頃をピークに年齢とともになだらかなカーブを描いて減少していきます。
しかし、何らかの原因でテストステロンが急激に減少してしまうと、体はバランスを崩し様々な不調を引き起こすのです。テストステロンを減少させる要因はいくつかありますが、その代表的なものがストレスといわれています。
テストステロンは大脳の視床下部からの指令によって主に精巣で作られますが、心理的ストレスを長く受け続け、交感神経が優位の状態が続くと大脳から「テストステロンをつくるな」という指令が出されてしまうのです。
男性の50~60代に患者数が多いのは加齢によるテストステロンの減少に加えて、職場でも家庭でもストレスの多い時期だからと考えられています。
男性ホルモンは全身に作用し、筋肉や骨を強くする、性機能を正常に保つ、判断力や理解力などの認知能力を高める役割などがあり、低下すると様々な症状が現れます。
症状は身体症状と精神症状に分けられます。
身体症状は、朝立ちの消失や勃起不全(ED)といった男性機能の低下がまず挙げられます。
その他にものぼせ、多汗、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み、筋力や骨密度の低下、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿など、
精神症状としては、不眠、イライラ、性欲減退、集中力や記憶力の低下などとともにうつ症状が出る場合もあります。
さらに、男性更年期障害になるとメタボリックシンドローム、心筋梗塞、脳梗塞やがんなどの生活習慣病のリスクが高まることもわかってきました。このことからテストステロンというホルモンが男性にとっていかに幅広く大きな役割を担っているかがわかります。
・頭痛の鍼灸治療について
・めまいの鍼灸治療について
・耳鳴りの鍼灸治療について
・頻尿の鍼灸治療について
・不眠症の鍼灸治療について
・EDの鍼灸治療について
診断は問診と血液検査によって行われます。問診では、心身にどのような症状が出ているか、性機能の低下が無いかなどを確認します。血液検査では男性ホルモンが十分に分泌されているかどうかを調べます。血液中のフリーテストステロンの値が8.5pg/mL未満で、心と体の症状が強い場合男性更年期障害と診断されます。
男性ホルモンの値がそれほど低くない場合や、症状が軽い場合は、漢方薬や症状の応じた薬を使って治療していきます。うつ症状や不安症状など、精神症状がある場合には抗うつ薬、抗不安薬などを使うことがあります。また、男性ホルモンが低下すると骨が弱くなってくるため、骨粗鬆症薬を使うこともあります。さらに勃起力や性欲が低下するなどの性機能に関わる症状がある場合は、ED治療薬が処方されます。
男性ホルモンの値が著しく低下して、症状が重い場合は、男性ホルモン補充療法を行います。ただし、テストステロンを補充すると、精子を作る機能が抑制されて、男性不妊を起こすおそれがあります。そのため、将来子供を希望する場合にはhcgホルモンでテストステロンの分泌を促します。
中医学では男性更年期障害は、女性と同様に「腎」機能の低下「腎虚(じんきょ)」が基礎にあると考えます。東洋医学における「腎」とは西洋医学の腎臓の働きである尿の排泄機能だけでなく、生殖、発育機能も持ち合わせています。
加齢、ストレス、食生活の乱れ、運動不足など様々な要因が「腎」の機能を低下させると考えられています。腎虚の症状は頭、耳、下半身に現れやすく、物忘れ、抜け毛や白髪、聴力低下、足腰のだるさ、腰痛、頻尿、生殖機能の衰えなどが挙げられます。
また、中医学では「肝腎同源」といわれている通り五臓六腑の「肝」と「腎」は互いに相互し合う関係であることから、「腎」の機能向上には「肝」の機能を高めることも重要と考えられています。
当院では自律神経測定器で、まず患者様の自律神経のバランスを測定し、お身体の状態を把握した上で治療に移ります。
ホルモン分泌や内臓機能、免疫力に大きく関わる自律神経の調整施術と、東洋医学的観点から五臓六腑の腎、肝の機能を補うツボ、気や血を補うツボを用いて治療を行います。また、更年期障害の方は現れる症状も様々なため、それぞれ症状に合わせたツボも用いて治療していきます。

こんにちは。
院長の清水です。梅雨から夏にかけての食中毒に注意!
台風の季節が来ましたね。最近は突発的なゲリラ豪雨も多く、以前と比べても湿度が高いジメジメとして日が増えてきているように感じます。ジメジメと暑い日は苦手な方が多いかと思います。
しかし、私はそこまで嫌いではありません。気温が高くなってきて、夏を感じるとどこか気持ちがウキウキと高まります。雨の日は空気が澄んでいるように感じ、寝つきと朝の目覚めがいいように感じます。
気温が高くジメジメする夏の時期に気を付けなければいけないのが、食中毒です‼気温が高くなってくるこの季節は、細菌やウィルスが繁殖しやすく、飲食店でよく集団食中毒が起きたと話題になりますが、家庭内でも気を付けなければなりません。
家庭内での食中毒は報道されることがまずなく、明るみに出ないため軽視しがちですが、料理を作る時などは細心の注が必要なのです‼
家庭でできる簡単な食中毒対策として
①しっかりと手洗いした後、手をアルコール消毒する
②ふきんやスポンジは使い終わったらしっかりと洗い、乾燥させる
③一週間に一度はふきんやスポンジを煮沸して殺菌する
④肉・魚・野菜でまな板と包丁は、使い分けて使用後は熱湯で殺菌する
当たり前のことかと思いますが、この季節は、こういったことを忘れずに行うことが重要です。
肩こりと頭痛の症状二つでご来院される方が、とても多いです。
それは、肩の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・板上筋など)の多くが後頭部に付いており、肩の筋肉が疲れて過緊張状態になると頭部にまで悪影響をもたらすからです。
また、肩こりといいましてもその他に出る症状によっては、怖い病気が潜んでいる場合もあり、病院で詳しく検査を受けないといけない場合もございます。
こういった場合は注意が必要です
①.特に首や肩をを動かしたわけではなく安静時に発症した肩こり・肩の痛み
⇒胆石や大動脈解離、くも膜下出血などの場合があります
②.安静にしていても肩の痛みが徐々に強くなってくる
⇒悪性腫瘍や線維筋痛症などの場合があります。
③.階段を上り下りするときにも肩が痛む
⇒狭心症や心筋梗塞などの場合があります。
④肩こりの他に上肢にしびれや麻痺の症状が出る
⇒頸椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群などの場合があります。
当院では、上記の症状が出ていた場合はすぐに病院の方で検査していただき、重い病気でないとわかった時点で施術させていただいております。当院の都合で無理な施術は致しませんのでご安心ください。
当院で施術している首肩の痛みは、
五十肩・四十肩
頚腕症候群
頚椎症
胸郭出口症候群
線維筋痛症 etc
などです。

肩こりと頭痛が併発して起こる原因としまして緊張性頭痛が挙げられます。緊張性頭痛とは、精神的または身体的ストレスによって頭を支える頸部や肩部の筋肉が過緊張状態に陥ってしまい、筋肉の伸縮性が損なわれて側頭部や後頭部などに締め付けられる痛みを発症します。
今は仕事でのパソコン作業時間の増加やスマートフォンの普及により特にうつむき姿勢を長時間することが多くなり、頸肩部に負担が多くかかってしまう方が多いです。そのような長時間の頸肩への負担により、緊張性頭痛をまねいている方がとても多いのです。そのような方の多くは首肩こりと後頭部や側頭部の頭痛を併発しています。
また抑うつ感や睡眠不足などの精神的ストレスによっても緊張性頭痛になるといわれています。
緊張性頭痛が慢性化してしまうと症状が数か月にわたる慢性緊張性頭痛となってしまう危険性もあります。そのような状態に陥ると痛みがさらに体にストレスとなり、自律神経が乱れることで血行不良で疲労物質が溜まりやすくなったり、さらなる筋肉のコリと原因となってしまうのです。
そうなる前に早期治療や生活習慣の改善が必要になります。パソコン作業やスマホ操作などの際のうつむき姿勢は長時間避けて休み時間の時はストレッチや温めたタオルを頸肩に巻いたりすることで筋緊張を緩和しましょう。
当院の施術
当院の肩こり・肩の痛みに対する施術は、肩ばかりでなく、自律神経のバランスを整えて体の全体調子を上げていくことが特徴です。
まずお腹から鍼灸で刺激することにより内臓の働きを活性化し、身体の治ろうとする自然治癒力を引き出します。よく患者さんに肩が痛いのにお腹から施術するのですかと聞かれますが、お腹から施術したほうが、痛み緩和の効果が引き出せます。

身体全体を診て施術して、自律神経を整えることで血液循環も改善されて肩部に溜まっている老廃物や発痛物質を流して痛みを軽減させます。
当院では、肩こりや肩の痛みに対する施術も積極的に行っており、なかなか改善されない頑固な肩こり・肩の痛み・五十肩でお困りの方はお気軽にご相談ください。


40代女性
以前から慢性的な肩こりに悩まされていたが、2週間前から肩と首に痛みが生じるようになった。それに伴って、頭痛が発生し夜も寝れないほどつらい。頭痛は後頭部から側頭部にかけての重い痛い感覚。ひどい場合では脈打つように痛みが出る場合もあるとのこと。
普段からパソコン作業が多く、視力も低下している。前かがみになって視線を下に向ける時間が長く姿勢が悪いこともご自身で自覚されている。
首が硬直しており左右に向けない状態。振り向く動作が出来ず、今は身体ごと向けている感じ。
当院の治療
首肩の痛みは筋肉の過緊張が原因とみて筋緊張の緩和を目的としたトリガーポイント治療、低周波鍼通電療法を行った。
首肩コリや頭痛の直接的な原因は姿勢の悪さで、眼精疲労による視力低下が直接的な原因とみて、眼と頭にも低周波鍼通電療法を行った。
治療経過
◇1回目◇
首肩の痛み、頭痛が軽減した。10段階で5くらいの感覚まで回復。
コリ感は少し残っているが、痛みはほとんど気にならない。
可動域も広がって首が動かしやすくなった。
◇2回目以降◇
段々と頭痛・首肩の症状が改善。仕事が忙しくなるとどうしても症状が出てきてしまうので1か月に1回程度メンテナンスとして施術を受けて頂いています。
40代女性
以前より頚肩こりを自覚しており、放っておくと頭痛が出現するようになる。頭痛が出現すると頭痛鎮痛剤を服用するがあまり効果は得られない。
仕事上、PCでの業務が多いのに加え、ストレスが多く、溜まってくると症状は増悪する。
当院の治療
頭板状筋や僧帽筋、菱形筋など頚から背中にかけての筋肉に緊張と圧痛がみられた為、まずは頚肩こりの症状を緩和するよう低周波鍼通電療法を行った。
仰向けでの治療ではストレスを緩和するような鍼とお灸の治療を行った。
治療経過
◇1回目◇
初診のうつ伏せの治療後、仰向けになってもらった際、すでに頭痛は消失。首肩こりも改善し、首がスムーズに動くようになった。
◇2回目以降◇
症状は改善傾向にあるが、仕事の忙しさやストレスに比例し、症状が出現してしまうので、2週間に1回程度、メンテナンスとして来療している。
50代女性
以前から慢性的な肩こりや頭痛に悩まされてきたが、1週間前から耐えきれないほどの頭痛が発症した。全体的に締め付けられるような痛みで、とくに側頭部が押されるような感覚がある。肩は痛みまではないが強いこり感を感じる。
仕事はデスクワークで1日8時間以上パソコンを使用している。仕事の合間にストレッチを行ってできるだけ筋肉を動かそうと心がけているが、パキパキ音がなり伸びているように感じない。
当院の施術
まずお体の状態を確認するために触診で筋肉の状態を入念に調べました。
この方は肩が巻き方で首もストレートネックになっていたため、首の強い筋緊張や肩甲骨の可動域の狭小が目立ちました。肩のこりは肩甲骨まで広がっており広範囲の筋緊張があります。
まず、うつぶせで背中、肩、肩甲骨周辺、首に刺鍼し、鍼通電療法を行いました。
筋肉の弛緩が確認できたら、仰向けになり頭部の筋緊張を緩和させるための鍼通電療法、自然治癒力向上を目的とした自律神経の調節も行いました。
治療経過
◇1回目◇
体がスッキリした。肩がとても軽くなった。
◇2回目◇
また仕事が忙しくなり、肩こりのつらさが出てきたが、頭痛は治まった。
◇3回目◇
肩こりは少し気になるが、以前ほどでもない。
頭痛は治まっている。
◇4回目◇
首や肩の柔軟性が出てきているような気がする。
ストレッチをしても、筋肉がスムーズに伸びやすくなっている。
◇5回目◇
よく眠れるようになっているため、以前のようなだるさはない。
肩こりもあまり気にならず、頭痛も今の所落ち着いている。
30代 男性
デスクワークで業務時間はずっと画面を見ており、家に帰るとオンラインゲームを深夜までプレイするため、24時間のほとんどをブルーライトをあびながら過ごしている。
そのせいか、慢性的な首、肩こりと眼精疲労、頭痛があり、特に頭痛がひどい時は吐き気が止まらず夜に眠れないこともある。
ゲームをやめる、時間を減らせば良いのは分かっているが、自分の生きがいなのでゲームはやめたくない。
鍼灸は初めてで注射は苦手だが、鍼灸の治療用の鍼は痛みが少ないと聞いて来院。
当院の治療
触診した時、頭皮〜腰まで筋肉がガチガチに固くなっておりました。長時間座りっ
ぱなしだからか、ふくらはぎの浮腫もみられ全身がお辛そうな状態でした。
首、肩周りの筋肉が固くなりすぎて血流が悪くなり、それが原因で頭痛が起きているので当院の治療としては、血流改善を第一に行っていきます。
それと同時に筋肉の緊張を緩め、眼精疲労の回復なども行いました。
治療経過
◇1回目◇
かなり視界が明るくなった気がする。
鍼が刺さっている時のズーンとくる感覚は効いている感じがして気持ちいい。
◇2~5回目◇
回数を重ねると、肩の動きが良くなってきた。頭痛も吐き気がするくらい痛みが出る回数が減った。
◇6~10回目◇
気づいたら頭痛がほぼ無くなっていた。
回数を減らしてこれからも通院する。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
当院の円形脱毛症に対する治療は、第一に頭部に鍼灸施術で刺激して血流を良くすることにより発毛活動の促進を促します。これが最終目標ですが、頭部ばかりの血流を施しても根本的な治療にはつながりません。
治療の手順
1.まずしっかり問診をして原因がどこにありそうなのか特定していきます。生活でストレスに感じていることなど、些細なことでもお伝えください。
2.自律神経測定器で自律神経の状態を計測します。自律神経の状態を把握することでその患者さんにとって最良の治療を選択していきます。
3.いよいよ治療に入ります。治療を受けやすいお着替えもご用意しておりますので、ご利用の際はお申し付けください。
4.まずは、仰向け治療で自律神経の状態を整えていきます。
5.次は、うつ伏せになっていただき首肩などの筋の緊張をとっていきます。首周りの筋肉が過緊張状態ですと、その下を通っている血管を圧迫して頭部に栄養ある言い血液が循環していきません。当院では、円形脱毛症の治療でも首肩の筋肉の緊張をしっかりととっていきます。
6.最後に頭部にはりやお灸を施します。はりに電気を通して当院独自の通電療法を施す場合もあります。それは、患者さんの状態を診て判断しますが、電気の刺激がどうしても苦手という方は、お申し付け下さい。

当院ではその方に合ったオーダーメイド療法を心掛けています。また治療を受ける時間や仕事帰りや休日といったことでも体は変化します。その日の体に合わせた治療を施します。
※円形脱毛症の鍼灸治療の研究
全日本鍼灸学会では、円形脱毛症の鍼灸治療についての研究結果が報告されています。
『円形脱毛症の治験』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1955/24/1/24_1_35/_article/-char/ja/
この研究では、交感神経の緊張は血管の収縮をまねいて毛髪の種子層細胞を退化させて脱毛現象を促進させて円形脱毛症の原因となると書かれています。また、内分泌系に関して脳下垂体後葉ホルモンやアドレナリンは血管を収縮させて脱毛傾向を促進させるとも言われています。
22の脱毛症例に対して脱毛部に梅花針やお灸治療、首肩背部への鍼灸治療を行った結果、良好および治癒が8例だったと報告されています。
円形脱毛症は東洋医学の「腎」と「肝」が大きな影響を与えていると考えられています。
腎の大きな役割として、「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」というものがあります。腎は、人体の生長・発育・生殖および生命活動を維持する精を貯蔵して監視するというものです。
この腎精が不足すると、骨格の発育不良・運動能力の発達不良・内分泌機能や栄養代謝の低下など様々な機能の低下が起きると考えられています。髪の毛の視点からしても腎精が不足すると脱毛に繋がります。
腎精は生まれつきに備わってる部分が大きく、年をとるとともに減少傾向をたどるのが正常ですが、異常を起こし若いうちに腎精が不足すると円形脱毛症になると考えられます。
また、肝の異常により肝血が不足すると、腎精がこれを補うので、肝と腎はとても深い関係にあります。
肝血が不足すると、栄養障害や視覚の異常、運動系の異常などをもたらしますが、同時に腎精不足で起きる症状も呈しやすくなり、円形脱毛症になると考えられます。
・症状
30代 女性
・仕事
医療事務
半年ほど前に美容院に行ったところ、右後頭部に2cmほどの楕円形の脱毛部分があると指摘された。指摘されてすぐ皮膚科を受診。ステロイド薬を処方されるが変化は見られなかった。脱毛部分は少しずつ広がっていき、500円玉程の大きさとなってしまったところで当院を受診されました。
問診では特に日常生活でストレス感じていない様子で、最近の生活の変化も見られなかった。
・治療
まず自律神経測定器を用いて自律神経の状態を把握したところ、問診では「日常生活でそこまでストレスを感じていない」とのことでしたが、交感神経の数値が高く、精神的ストレス指数も高い状態でした。
そこでまず仰向きで交感神経の活動を鎮めて副交感神経の活動を高めるような、自律神経調整療法を施しました。次にうつ伏せ状態で頸部から腰部を触診したところ、頸肩部の硬固がつよく、そういった反応点にはり灸施術を施しました。
身体の血液循環をよくしたところで最後に仰向けで脱毛部分にはりを刺していきました。
・治療経過
◆1回目◆
頭皮・脱毛部分に大きな変化見られず身体の感覚は少し良くなった。
◆2~4回目◆
頭皮・脱毛部分に大きな変化は見られないが、髪質に変化を感じ始めた。
◆5~9回目◆
脱毛部分の周りから少しずつ髪が生えてきて毛根を確認ができる。髪質も良好。
◆10回目◆
脱毛部分全体に毛根を確認でき、1cmほどの髪の毛の長さと、触った時のザラザラ感があり、髪質が変わってきた様子。
◆11~15回目◆
脱毛部分に生えてきた髪の毛が抒情に黒くしっかりとした髪質に生まれ変わってきて、脱毛部分がわからなくなってきた。
・考察
患者さん自身がストレスを感じていなくても、身体の反応として出たり、自律神経測定器の数値結果からもストレスを溜め込んでしまっている体の状態が把握できた。また喘息の既往歴もあり、体質や遺伝的素因と環境的要因との両方が円形脱毛症を引き起こしたと考えられる。体のメンテナンスとして1カ月に1~2回は、通院されています。
症例2
40代男性
半年ほど前から右側頭部に500円玉程くらいの大きさで髪の毛が抜けている部分があることに気づき、すぐに皮膚科を受診して飲み薬や注射などの治療を行ったが、あまり改善がみられず気づくと今度は左側に円形の脱毛が見られるようになった。このまま薬と注射にだけ頼るのは不安になってきたため東洋医学で何とかならないかと当院にご来院された。
治療
職場の移動や子供が生まれて家庭環境が変化してストレスの多い日々を送っていたとのこと。円形脱毛に気づく前にお風呂で髪を洗っている際に抜け毛が多いことが気になっていた。ストレスが自律神経の乱れにつながっている可能性が考えられるため、まず自律神経の状態を計測して施術に入りました。治療方針としまして、まず自律神経の状態を整えること、円形脱毛がある部分の血行改善を目的に半年ほどの治療期間を考えていただき、施術しました。
経過
◇1か月目◇
治療開始から数回は寝つきが良くなり、体調が過服していくことを実感。頭部の状態は変化なし。
◇2か月目◇
最初に脱毛が起きた右側頭部の脱毛部分に産毛が生えてきた。左側頭部は変化は見られない
◇3か月目◇
右側頭部分は髪も少しずつ伸びて傍から見ると脱毛に気づかない状態。左側頭部も少し産毛が生えてきている。
◇4か月目◇
右側頭部の脱毛部分は順調に髪の毛が伸びてきている。
◇5か月目◇
右脱毛部分の髪の毛は周りの毛とほぼ変わらない髪の毛の長さにまで成長。左の側頭部も周りの髪の毛と比べると3分の1程度
◇6か月目◇
左右側頭部ともに円形脱毛があった部分がわからない状態となった。
症例3
40代 男性
1か月前に頭頂部に500円玉ほどの円形脱毛部が出現した。
ストレスに関しては思い当たることはないが、3~4か月前に急激に仕事が忙しくなり、睡眠時間も短かったためそれが原因の1つと考えている。
長時間のデスクワークで肩こりを強く感じ、2週間に1回のペースでマッサージに行くが、あまり楽にならない。
施術
まず頭の状態を入念に確認しました。
頭皮は少し赤みが出ており全体的に硬めですが、円形脱毛部は局所的に浮腫みが強く、鬱血している様子でした。
脱毛部周辺の髪の毛は細く元気がなく今にも抜けそうな状態。
肩首の緊張も強く可動域が狭くなっています。
まずうつ伏せで、首肩の筋緊張を緩和し、頭部への血流を促す施術を行いました。
次に仰向けで、自律神経調節治療、直接頭部へ鍼で刺激し、血流を促進させ髪の毛の成長を促す施術を行いました。
経過
◇1回目◇
肩が楽になり、自然と力みが少なくなった
◇2回目◇
髪の毛はまだ変化がないが、緊張が取れよく眠れるようになってきた
◇3回目~5回目◇
まばらだが産毛が生え始めてきた。鬱血もなくなり頭皮の状態も整ってきた様子
◇6回目~7回目◇
産毛がさらに増えてきている
◇8回目~10回目◇
産毛が太くしっかりしてきている
◇11回目~12回目◇
外側はほぼ埋まってきて、円形部が小さくなってきている
◇13回目~15回目◇
円形部分はほぼすべて生えそろった
◇16回目◇
気にならないところまで改善
症例4
50代 男性
2か月前に急に抜け毛が目立ち始め、短期間で後頭部の広範囲に脱毛が起こった、最初は1か所のみだったが、徐々に脱毛部が増加し、数か所の脱毛部分が繋がってしまい、大きな脱毛部になってしまった。
今は抜け毛は止まり、皮膚科で処方してもらっている外用薬を使用しているがあまり改善されず、産毛もまだ生えてこない。
発症当時は思い当たる生活習慣の乱れやストレスもなく、風邪など体調を崩したわけでもないため、原因が不明。
他に別の治療を試したく、当院を受診した。
当院の施術
頭の状態を確認したところ、頭皮は少し硬さは見られたがひどい硬さではなく、逆に部分的にぶよぶよした感触があり鬱血状態になっている様でした。
まずは自然治癒力を促すため自律神経調整を目的とした施術を行いました。
次に首肩の筋緊張の緩和、円形部に刺鍼し血流を促進させ毛髪の成長を促す施術を行っていきました。
経過
◇1回目~10回目◇
産毛が生え始めてきた。
◇11回目~15回目◇
産毛が増えてきた。
頭皮の鬱血状態も改善してきた。
◇16回目~20回目◇
生えてきた産毛が太くなってきた。
触るしっかりとした髪の毛に成長してきているのが実感できる。
順調に埋まってきている。
現在も通院中
円形脱毛症は東洋医学の「腎」と「肝」が大きな影響を与えていると考えられています。
腎の大きな役割として、「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」というものがあります。腎は、人体の生長・発育・生殖および生命活動を維持する精を貯蔵して監視するというものです。
この腎精が不足すると、骨格の発育不良・運動能力の発達不良・内分泌機能や栄養代謝の低下など様々な機能の低下が起きると考えられています。髪の毛の視点からしても腎精が不足すると脱毛に繋がります。
腎精は生まれつきに備わってる部分が大きく、年をとるとともに減少傾向をたどるのが正常ですが、異常を起こし若いうちに腎精が不足すると円形脱毛症になると考えられます。
また、肝の異常により肝血が不足すると、腎精がこれを補うので、肝と腎はとても深い関係にあります。
肝血が不足すると、栄養障害や視覚の異常、運動系の異常などをもたらしますが、同時に腎精不足で起きる症状も呈しやすくなり、円形脱毛症になると考えられます。
円形脱毛症とは、その名の通り髪の毛が円形に抜けてしまう症状です。しかし、円形脱毛症と言いましても人によって小さい10円玉くらいのサイズの脱毛から症状が進行すると、頭髪がすべて抜けてしまったり、眉毛や腋毛などにも影響が出てしまう場合もあります。
発症しやすい年代は、10~40代で男女比はそれほど変わりないですが、若干女性の方が円形脱毛症になりやすいと言われています。ストレスを抱えることの多い現代の日本人では、100人に1~2人は、円形脱毛症にかかってしまっている状況です。
近年では、ストレスを抱える子供が増えているせいか、子供でも円形脱毛症にかかってしまうケースもあり注意が必要です。
円形脱毛症は、早期に治療することが重要となりますが、痛みや痒みもないので自分では気づかない場合もあり、周りの人や髪を切る際に指摘されることも多いようです。
こういった方は注意が必要です!
・最近、枕によく抜け毛がついている
・髪を洗った時に髪の毛がよく抜ける
・家庭や職場で多くのストレスを感じている
・爪に小さな凸凹ができている
・アトピー性疾患を患っている
・家族が円形脱毛症になったことがある
・抜けた髪の毛根が膨らんでいるのではなく、細くとがっている
・出産後3カ月以内の女性
円形脱毛症といいましても抜け方により様々な種類があります。また、髪の毛と爪の構造が類似しており、円形脱毛症の方は、爪が歪んでいたり、小さな凸凹ができる場合もあります。
・単発型
円形脱毛症で一番多く見られるのが単発型です。突然気付いたら、円形状の脱毛斑ができます。頭髪ばかりでなくまゆ毛や腋毛なども抜けて行ってしまう場合もありますが、比較的は予後は良好で、1年以内にほとんどの方が治癒するといわれています。
しかし、また再発する可能性もあり注意が必要です。
・多発型
単発型が進行すると、脱毛斑が2つ以上できてしまう多発型へ移行してしまいます。多発型は、単発型よりも治りも遅くなってしまいます。
・蛇行型
多発型で脱毛斑が隣接している時に、脱毛斑が合わさってさらに脱毛範囲がさらに拡がっていってしまう場合があります。蛇行型は、合わさった脱毛斑が後頭部から側頭部にかけて蛇のような形で拡がって行ってしまいます。
・全頭型
全頭型は、脱毛斑が進行していき、頭全体に拡がってしまいます。さらにまゆ毛やまつ毛、腋毛などすべての体毛に脱毛が拡大していく場合もあります。
そういった場合は、治療が長期にわたります。

・ストレスによる円形脱毛症
円形脱毛症の原因としてまず挙げられるのが、精神的ストレスです。過度な精神的ストレスが長い時間続いてしまうと、自律神経が乱れます。自律神経は自分の意識とは無関係に働いている神経で、心臓や腎臓などの内臓器をつかさどって血管や血液循環にも影響をもたらします。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が活動的な神経で副交感神経がリラックス神経です。交感神経は心臓などの臓器を活動的にさせて、交感神経の長時間過緊張状態が続くと、血管を収縮させて全身の血流量を低下させてしまいます。それが頭皮に及ぶと、毛根へ栄養ある血液が送れなくなってしまい、脱毛につながるのです。
当院では自律神経測定器で現在の自律神経の状態を把握してから治療に入るため適切な方法で治療することが可能です。
・自己免疫疾患の円形脱毛症
円形脱毛症は、ストレスが主な原因と認知されがちですが、自己免疫疾患が原因で円形脱毛症になるケースも多いです。
自己免疫疾患とは、体の外部から入ってきた異物を攻撃して撃退するという本来の機能が異常をきたして、自分の細胞を攻撃してしまう疾患です。自己免疫疾患には、有名な所で言えば、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・バセドウ病などが挙げられます。
頭皮において自己免疫疾患が起こった場合、毛根を異物だと判断して攻撃してしまうのです。すると突然髪の毛が抜け落ちて新たな髪の毛さえ生えにくくなるのです。
自己免疫疾患は年々増加傾向にありますが、ストレスによる自律神経の乱れが影響しているとも考えられており、鍼灸治療で自律神経を整えることはとても重要です。
・アトピー素因による円形脱毛症
円形脱毛症で悩んでいる方の半数ほどは、アトピー性疾患を持っており、アトピー素因との関係が深いと考えられています。そして半数以上は家族にもアトピー性疾患を患っている方がいます。そいった方は、治癒しても再発する可能性が高くなります。
・遺伝的要因による円形脱毛症
研究結果でも円形脱毛症患者の家族にも同じような症状で悩んでいる方がいるという結果が出ており、遺伝的要因があるのではないかと考えられています。しかし、どういったものが遺伝すると円形性脱毛症となってしまうのかといった詳細なことはいまだわかっていない状態です。
・出産後女性ホルモンの減少による円形脱毛症
出産による女性ホルモンの減少が脱毛に繋がってしまうと考えられています。女性ホルモンはもともと発毛を促進させるという働きがあります。しかし出産後女性ホルモンが減少して髪の毛の質が細くなったり、ひどい場合だと髪の毛が抜けて円形脱毛症となってしまうのです。
円形脱毛症の原因は、科学的には厳密に解明されているわけではありません。
しかし、上述したように様々な要因が絡み合い起きているものだと考えられています。遺伝的要因やアトピー素因など先天的な体質も大きなウエイトを占めていることもありますが、食生活を中心とした生活習慣を見直していくことで円形脱毛症が改善されやすい体の状態に持っていくことはとても重要なことです。
食事は毎日できるだけ一日3食バランスの良い食事を同じ時間帯にとって、十分な睡眠と運動習慣は、治しやすい体に持っていくための基本です。
その中で髪や頭皮の健康につながる食べ物は科学的に解明されており、それらを積極的に摂っていく必要があります。
・タンパク質
髪の毛の大半はケラチンというタンパク質で構成されており、ケラチンが不足している状態ですと髪の毛が生えにくかったり、伸びにくい、切れやすいなど不健康な状態となってしまう危険性があります。
タンパク質が多く含まれている食材として赤身の肉や鶏肉、魚、大豆や納豆などが挙げられます。
・亜鉛
亜鉛も不足してしまうと髪の毛の成長が鈍り、不健康な状態となってしまうことが言われています。
亜鉛の多く含まれる食材として牡蠣や赤身の肉、豆類やナッツ類などが挙げられます。
・ビタミンB群
レバーや卵、大豆に多く含まれるビタミンB2は細胞の新陳代謝を促すとされています。カツオやサバに多く含まれるとされるビタミンB6、レバーやイワシなどに多く含まれるとされるビオチンはタンパク質の代謝、合成や分解を助けるとされ、積極的に摂っていくと健康的な髪の毛になりやすいとされています。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
当院のものもらいに対する施術目的は、第一に目の周辺の経穴にハリ刺激を施すことにより抗炎症作用を促します。
またものもらいは五臓六腑の「肝」に深く関係しているので肝に関する経穴を用いて肝血を補うことや「肝気」の巡りをよくします。また肝の陽気が過亢進して頭の方へのぼっていくことでものもらいの症状を起こしているとも考えられるので肝の陽気を抑え、なおかつ下げる治療もする必要があります。風熱の邪気によって引き起こされる場合はそれらを体外に出す施術が必要になります。
ものもらいは、風邪や糖尿病の時など免疫力の低下が原因と考えられることが多く、自律神経の乱れから起こる場合もあります。当院では、自律神経の状態を把握した上で施術させていただき、全身の自律神経のバランスも調整します。
また当院では、ものもらいの治療に対してお灸治療を多く用います。目の周りにお灸をいたしますが、痕などは残らず心地よいお灸を施しますのでご安心ください。

東洋医学では五臓六腑の「肝」は目に開竅するといわれており、目の疾患は肝の機能障害が深く影響していると考えられています。
「肝血」が不足してしまうと視覚の異常や運動系の異常などがみられます。
また肝の陰陽のバランスが崩れてしまい肝の陽気の過亢進がおきると次第に陰液を消耗して肝陽が頭の方へ上がっていきます。するとものもらいなどのさまざまな目の疾患、高血圧、頭痛、自律神経失調症などを引き起こします。
また外からの風熱の邪気が体に侵入すると目は犯されやすく、ものもらいを引き起こす原因にもなります。また熱邪は肺を犯し津液を濃縮して「痰」を生じます。東洋医学では「痰」は気道から分泌される痰だけではなく、他の広義の「痰」があり、気血や津液の循環を阻害します。それは霰粒腫の原因となります。

30代女性
1カ月ほど前から右まぶたが赤く腫れてしこりがあった。眼科で処置をしてもらい一時的には腫れが引くが、2.3日経つとすぐにまた赤く腫れあがり、痛みを感じるようになってきた。1か月ほど前から特に仕事も忙しく睡眠不足が続いていた。仕事が忙しい時は、帰宅後化粧を落とさず気づかずに寝ている時もあり、目の周りの衛生環境はよくなかったとこと。最近目の痛みが強く出ていて仕事にも支障が出てしまう程となってしまったため当院を受診されました。
当院の治療
まず自律神経測定器で自律神経の状態を把握して治療に入りました。仕事のストレスや睡眠不足も重なり、自律神経の乱れている状態でした。まず、全身の調整治療で自律神経の調整を行い、右目周りを中心にお灸の施術を行いました。
経過
◇1回目◇
治療後、目の痛みは軽減されたが腫れはまだ引いていない
◇2回目◇
腫れはまだ引いていないが、痛みがだいぶ軽減されて夜ぐっすり眠れるようになった
◇3回目◇
体調がよくなってきたと実感。赤みは残っているが、腫れが少しずつ引いてきた
◇4~5回目◇
腫れは引き、若干の赤みがある。
体調が崩れてくるとまた再発の恐れがあるので、2~3週間に1回ほどの治療間隔で3か月ほど通院していただいています。
60代 女性
2カ月前に両目ともにものもらいが出来て眼科を受診した。抗炎症作用のある点眼薬を処方されてしばらくすると右目はすぐに痛みもなく、ものもらいも改善していったが、左目のものもらいに関しては点眼薬をしてもものもらいは小さくなっていかなかった。痛みはだいぶ軽減されたが、左目下にものもらいが残っており、違和感を常に感じる。再び眼科を受診したが、切って中の膿を出す方法もあるがそこまで大きなものでないため、経過観察するとのことで帰された。
しかし、一向に左目下のものもらいは小さくならずになんとかしたいとのことで当院にご来院されました。
当院の治療
仕事は忙しい時と忙しくない時の波があり、忙しいと夜遅くまでパソコン作業をすることがあり、ちょうど2カ月前は仕事が忙しかったとのこと。また、家庭でもご主人が病気をされて看病しないといけなくなり、心労も重なっていた。寝つきも悪く、睡眠も浅い状態で夜中に目覚めることもあり、体の疲れは溜まっている状態だったとのこと。
まず、自律神経測定器で自律神経の状態を把握した上で自律神経を整える施術、ものもらいが出来ている周囲を中心に鍼やお灸で炎症を抑えるような施術を行っていきました。
経過
◇1回目◇
一回目の施術後、ものもらいの大きさは3分の2程度に軽減。しかしまだ違和感はある。施術した夜は良く睡眠がとれて夜中目覚めることが無かった。
◇2回目◇
2回目治療後の3日後くらいに左目下のものもらいは半分程度の大きさになった。
◇3回目◇
3回目の治療後、左目下のものもらいは3分の1程度に軽減された。全体的な身体の調子は少し悪く天気が悪いとふわふわとした軽い頭痛とめまいを感じるとのこと。
◇4回目◇
ものもらいはほぼ軽快。違和感も感じられなくなった。
◇5回目◇
目の施術より身体全体の施術を中心に行っていった。以前よりも寝つきが良くなり、途中で目覚めることがなくなった。
30代男性
3週間前に右目のまぶたの上あたりにものもらいができて眼科を受診。霰粒腫と診断された。
眼科ではとりあえず経過観察で状態が変わらなければステロイド注射か切開手術を行うと言われた。
3週間たっても一向によくならないばかりか少しずつしこりが大きくなっていると感じており、ステロイド注射をしたがあまり改善が見られなかった。切開手術は痕も残る可能性もあるためあまり気が進まずほかに治療法がないかと鍼灸治療を試してみたいということでご来院されました。
治療
霰粒腫ができて間もなくは痛みや赤みが強く出ていたが今では痛みを消失している状態。
当院の施術では、目の周りに鍼やものもらいの特効穴として知られている『二間』などにお灸を用いて用いて施術を行っていきました。また目の周りにホットタオルをおいて温めてマイボーム腺に詰まっている脂成分を軟らかくすることで自然排出や吸収を促すように施術も行っていきます。
経過
段々としこりが小さくなっていって6回の施術でほぼ消失したので施術を終えました。
20代女性
2か月前に右瞼が腫れて眼科に受診したら霰粒腫と診断された。
ステロイド注射を受けたが腫れが完全に引かず、手術を回避するため来院した。
以前は痛みがあったが、現在は痛みはなく赤く腫れているのみ。
まつ毛の下まで濃い目のアイラインをよく引くので、それが原因でマイボーム腺が詰まり霰粒腫が発症したと考えられる。
当院の治療
初めに自律神経測定器でお体の状態を確認しました。
夜の時間帯にもかかわらず、自律神経の交感神経が過剰に働いていました。
お話をお伺いすると、ここ数か月間寝不足の日が続いていて、疲労がなかなか抜けない状態ということです。
まず、うつ伏せで首肩の筋緊張に対する治療を行い、次に仰向けで眼の周辺にある攅竹、四白、太陽、魚腰に刺鍼し、同時にものもらいの特効穴である二間にお灸、自然治癒力を高めるために自律神経調節治療も行いました。
治療間隔は1週間に1~2回ペース。
治療経過
◇1回目◇
鍼は初めてで少し緊張気味でしたので、初回はソフトな刺激で行って、慣れてきたら少しずつ刺激量を上げていきました。
◇2回目◇
まだ大きな変化はない。
◇3回目◇
患部の変化はないが、よく寝れて疲れが感じにくくなってきた。
◇4回目◇
腫れが少し引いてきた。
◇5回目◇
前回より腫れが半分の大きさに縮小。
◇6回目◇
目立った変化はない
◇7回目◇
さらに腫れが小さくなってきた。
◇8回目◇
赤みが少しだけ残っているが、ほとんど気にならない。
⑦症例
10代 男性
小さいころからものもらいに悩んでいて、できては治りを繰り返している。今は少し治りかけているが、1週間前は両目にできていた。
病院の薬や民間療法を色々試したが効果はあまり感じられずにいたため、他の治療はないかと母が探していたらこちらの院のホームページを見て来院。
鍼は別のところに行ったことがあるが、とても痛かったので今回は弱めの刺激でお願いしたい。
少し疲れたり、風邪気味になるとものもらいができるが、睡眠不足やプールやスーパー銭湯に行くだけでもできてしまうので何とかしたい。
当院の治療
鍼に強い恐怖心があるようでしたので、初めは小児鍼の接触鍼での治療を行いました。鍼の刺激に慣れてきたら細めの鍼で刺鍼治療に切り替えていきます。
ものもらいの治療は免疫力の向上と眼の周りの血流改善を主に治療いたします。また、鍼灸治療には、炎症を抑える効果もありますのでものもらいでできた瞼の腫れに対してアプローチしていきました。
治療経過
◇1回目◇
鍼に緊張してガチガチ、小児鍼での刺激はいたくないから大丈夫だった。お灸は温かくて気持ちいい。
◇2回目◇
前回は痛くなかったから今回はリラックスして治療を受けられた。少し眠っていた。症状に変化は感じられない。
◇3回目◇
刺す鍼に挑戦してみた。前に行った所は痛かったが、ここは痛くなくて刺す鍼も大丈夫そう。
◇4回目◇
先日ものもらいができたが、すぐに治った。今までのようなものもらいができる前に来る痛みがなくなった。
◇5回目◇
ものもらいが前よりも出にくくなった。これからも引き続き通院する。
ものもらいとは、目の周囲のまぶたが赤く腫れて、痛みやかゆみを伴う症状を指します。ものもらいには2種類あり、原因や症状はそれぞれ異なります。
◆麦粒腫
麦粒腫とは、まぶたの表面についている黄色ブドウ球菌などの細菌がまぶたの分泌腺や毛穴に入って感染し、化膿したものです。症状は主にまつ毛の根元あたりのまぶたの一部が赤く腫れて次第にかゆみが痛みへと変わっていきます。
まぶたが赤く腫れる他にまばたきすると目が痛い、充血する、ゴロゴロするなどの症状を伴う事もあります。時には耳たぶの付け根やリンパ節まで腫れる事があります。麦粒腫の特徴として化膿が進行していくと腫れが大きくなっていくことが挙げられ、まつ毛の根元付近が腫れてくると見た目としても非常に目立ちやすくなります。
◆霰粒腫
霰粒腫とはまぶたの中にできるやや硬いできものです。まつ毛の生え際近くに脂の成分を出すマイボーム腺というものがあり、それが詰まって腫瘍ができて慢性の炎症を起こします。細菌に感染してしまうこともあり、その場合は麦粒腫との区別がつきにくくなります。
霰粒腫の症状としてはまず、まぶたにしこりを感じるようなり、炎症を起こした場合はかゆみや痛みも伴います。霰粒腫の特徴としてまぶたの裏側が腫れるため、見た目としてまぶたがぼっこり膨らんだ状態になってしまいます。症状が進行していくと腫れが大きくなっていき、不自然なほどにまぶたが盛り上がり更に患部が赤くなってしまいます。

ものもらいができる原因は様々で次のようなものが考えられています。
ⅰ)まぶた周辺の不衛生
まぶた周辺を清潔にしておかないと黄色ブドウ球菌などの細菌に感染しやすくなります。また,まつ毛の根元は雑菌がたまりやすいため、できるだけ清潔にしておく必要があります。
ⅱ)目をこする
目に異物が入ったときや目が疲れた時などに目をこすってしまうと手に着いた細菌などが目に入ってしまい、細菌に感染しやすくなります。
ⅲ)免疫力の低下
細菌が体に入っても体に抵抗力があれば、ものもらいにはなりにくいです。しかし風邪や糖尿病、自己免疫疾患などで免疫力が低下している状態の時はものもらいにもかかりやすくなります。
ⅳ)化粧品
アイシャドウなどといった化粧も細菌を増殖させる原因となり、ものもらいになりやすくなります。またまつ毛の内側まで化粧すると分泌腺の出口が塞がれてしまい、ものもらいの原因となります。
ⅴ)コンタクトレンズ
コンタクトレンズの装着時に細菌が目や目の周囲につきやすくなり、ものもらいの原因となります。
◆まぶたの周辺を清潔に保つ
まぶたの周辺とくにまつ毛の根元は細菌がたまりやすので、汚れた手などで目をこすらないようにしましょう。
◆化粧品類に注意する
アイメイク関連の化粧品は出来るだけ使用しないか、刺激の少ないものにしましょう。またメイクは残さずにしっかりとクレンジングしましょう。
◆前髪
前髪から細菌が目に入ることもあるので、前髪はできるだけ目にかからないようにしましょう。
◆規則正しい食生活
身体の抵抗力を上げるためにも普段から規則正しい食生活や睡眠をとることが大切です。
◆コンタクトレンズの使用
コンタクトレンズを使用している場合は、毎日のケアをしっかりと行いましょう。コンタクトレンズをつけたり、はずしたりする時には手指を清潔にしてから行ってください。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
【東京・池袋】ものもらいの原因や症状・治療方法・費用・注意点などを徹底解説

陣痛促進の施術では、腹部や腰部に負担がかかりにくい横向きの姿勢で鍼灸施術を行っていきます。
鍼灸治療では陣痛促進に効果の期待できるツボ(特効穴)があり、下肢や肩部、骨盤周囲などを鍼やお灸で刺激していきます。

また、陣痛が起こる機序の一つとして自律神経が関係しているといわれています。
自律神経とは内臓機能やホルモン分泌、血液循環などを司る自分の意志とは無関係に働く神経です。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、交感神経は緊張したり活動している時に、副交感神経はリラックスした時に働きます。
出産や陣痛はこのうちの副交感神経が優位になったときに始まり、副交感神経は、身体や気持ちを緩ませるホルモンの分泌が活発になり身体が出産に適した状態になりやすいのです。

そのため当院では、自律神経の調整施術も取り入れて治療を行います。血液の巡りを良くして、内臓の働きを活性化させ、鍼やお灸の刺激により胎児が動き、子宮の働きが活発になって産気を催させる作用が期待できます。
また、全身特に足首周りのツボを刺激することで全身の血液循環を良くしたり、副交感神経を優位にさせることで陣痛促進の効果があると言われています。

出産予定日を1週間~10日過ぎても陣痛が起こらないことがあります。陣痛が始まりいよいよ出産かという状況にもかかわらず、なかなか本格的な陣痛に至らないこともあり、このような場合西洋医学では「陣痛促進剤」の使用を考えることになります。
しかし、促進剤を使用した場合誘発された陣痛は自然な陣痛の子宮収縮に比べて回数が多く、より強烈な痛みになりやすいことが知られています。
出産時は胎児を押し出そうとして子宮が収縮しますが、その時に感じる痛みが陣痛です。陣痛は出産の準備段階として不規則な痛みが現れる「前駆陣痛」といよいよ出産のときが近づき痛みが本格的になる「本陣痛」の二段階に分けられます。
本陣痛が始まると自分の意志でコントロールできず、どんどん間隔が短くなり、痛みが強くなっていくのが特徴です。
医学的には、妊娠37週~41週6日までの出産を「正期産」としています。
42週に入っても分娩に至らないものを「過期妊娠」といい、妊娠42週0日以降に分娩することを「過期産」といいます。
・羊水過少
予定日を過ぎてくると胎盤の血流量が減り胎児への栄養供給が減り、おしっこの量も減少するため羊水の量が減少します。
羊水は分娩時のクッションとしての働きもあり、羊水過少になるとへその緒が圧迫される状態が起きやすく、胎児が子宮内で低酸素状態になる頻度が増え、健康状態が危険にさらされるケースがあります。
・胎便吸収症候群(たいべんきゅういんしょうこうぐん)
通常、胎児は子宮内では排尿しますが、排便はしません。胎児に何らかのストレスが加わると便を失禁してしまうことがあります。
胎児が羊水中に胎便(胎児の便)を排泄すると、分娩後の第一呼吸の際に口の中にあった胎便を吸引してしまうと肺が胎便まみれになり、重篤な呼吸障害を引き起こす可能性があります。過期妊娠ではこの病態が非常に起こりやすくなり、また重症化しやすいのが特徴です。
・巨大児
週数にかかわらず、出生体重が4000gを超えると巨大児をいいますが、過期産では巨大児となりやすくなります。
巨大児となると、出産のときに胎児の肩や頭がなかなか出てこなかったり、生まれてくるときに鎖骨を骨折してしまうなどの外傷を引き起こす恐れがあります。
また、母体の子宮頚管や会陰に深い傷を作ることがあります。
・胎盤機能不全
妊娠42週を過ぎると、胎盤が老化して胎盤の機能が低下します。するとお腹の中の胎児の栄養供給や酸素供給が低下し、胎児に対してストレスが増加します。
・過熟児
過熟児とは未熟児とは反対の言葉で、子宮内で成長しすぎて、正産期の新生児と比較して胎児仮死などを起こしやすいと言われてきました。しかし、最近の新生児医療の進歩で予後は良くなっているようです。
・出産予定日が正しいかどうか再確認する
妊娠初期のCRLまたはBPD、最終月経開始日、基礎体温など改めてチェックし、出産予定日が正しく計算されているかチェックします。
・胎児の体調が良好かどうか定期的に検査をする
また、超音波検査やNST(胎児の元気さがわかるノンストレステスト)などで胎児の体調を細かく確認します。このような検査を週に1~2回行い、状態によっては管理入院になることもあります。
・分娩誘発を行う
子宮頚管の軟らかさ(熟化)の状態を確認し、それに応じて分娩誘発や熟化の促進などを行います。子宮頚管が軟らかくなって開いてこないと、胎児が出てこられません。
ですので硬い場合は、ラミナリアと呼ばれる海藻で出来た棒(徐々に水分を吸収して2~3倍になる)や、バルーン、メトロと呼ばれる風船を入れて刺激し熟化を試みます。
熟化がうまくいけば、誘発剤を使用し分娩までつなげることが出来ます。
また、卵膜を人工的に破ることで陣痛がきて分娩につながることもあります。しかしこうした試みがうまくいかなかった場合や、胎児の状態が悪くなった場合に、帝王切開になります。

症例
20代 女性
予定日を過ぎても陣痛が来ない。お医者様も最初は様子をみましょうと言ってくれていたが、陣痛促進の薬の使用を検討していると前回の検診で伝えられた。薬を使った友人はとても痛かったと話を聞いていたので、薬は使いたくない。
赤ちゃんは平均よりも大きいと言われており、予想では3500gはあると伝えられている。
何とかしたいと調べていたら鍼灸治療を見つけたので来院。
鍼灸は初めてだが、薬を使った出産と比べたら鍼を選ぶので痛くても多少は我慢する気持ちで来た。
当院の施術
女性器系やホルモンバランスに効果的な経穴に刺激を入れることと、自律神経の乱れによって陣痛が遅れていることも考えられるので東洋医学的な治療と自律神経の調節治療を両方行いました。
身体の負担や、お腹の重さもあり筋肉の緊張も強く出ていたため、筋緊張を緩めるために血流改善治療も行いました。
治療経過
◇1回目◇
鍼は初めてだったが、思ったよりも痛みはなかった。足に鍼を刺されたときから子宮が張ってくる感じがしてきて、治療後はかなり子宮の張ってる感じがした。
首、肩、腰の筋肉の固さがとれて、血液が流れてる感覚がする。
◇2回目◇
前回の治療の後、まだ陣痛はこなくて一日空けての来院。前回よりも少し刺激を多めにして治療。前回よりも子宮のハリを感じる。
当院の腰部脊柱管狭窄症に対する治療の目的は、まず第一に症状の悪化を防ぐことです。脊柱管狭窄症では、症状が悪化してくると歩行が困難となったり、尿失禁を伴ったりと日常生活に支障が出る事も少なくありません。
症状の進行が落ち着きましたら第二段階として少しずつ症状改善に向けた施術を行っていきます。脊柱管狭窄症は腰部の筋肉が過緊張状態である場合に症状が出やすいため腰部への鍼灸治療を行ったり、下肢へのツボを刺激することで脊柱管辺りの血流を改善していきます。下肢に痺れや痛み症状が出ている場合などには鍼通電療法も行って症状の改善をはかっていきます。
症状が進行している状態ですと、下肢の筋力が衰えていることなどから生活上の動作も支障きたしてきます。そういった場合には鍼灸治療に加えてマッサージ療法やストレッチ等も行うことで筋肉に柔軟性を出していきます。
当院の電気鍼療法により歩行できる距離がのびてきた・痛みや痺れがなくなったなどの喜びの声を頂いております。

脊柱管狭窄症に対する鍼灸治療でのアプローチは、東京大学医学部付属病院リハビリテーション部でも行われており、日本や海外でもその研究は行われています。
明治国際医療大学付属鍼灸センターの研究
『腰部脊柱管狭窄症に対する鍼灸治療』
では、動物実験により様々な鍼灸の手技を行うことで神経血流が改善されて臨床的な効果を認めています。
中医学では腰痛は体の外から邪気を受けるため発症するものと腎気が何らかの原因で損傷して発症するものと考えられています。「風寒の邪気」を受けた時や湿度の高い場所にいた時、長い間体力仕事をした時などに腰部の経絡の気血が滞り、流れなくなって痛みを発症します。
また「腰は腎の腑」とも呼ばれており、何らかの原因で腎気が損傷を受けると腰部の経絡は温度を保つ作用や栄養を行き渡らせる作用を失い、腰痛を発症します。
また生長・発育・生殖をつかさどる「腎精」が不足して、「腎気」の作用が減退すると泌尿器系の異常が現れると考えられており、馬尾型脊柱管狭窄でも「腎」が深く関係しているといえます。
腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎椎間関節の変形・肥厚ならびに軟部組織である椎間板の変性や膨隆または靭帯の肥厚で脊柱管内を狭くして脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることにより腰痛や下肢の痺れあるいは歩行障害を引き起こす疾患です。脊柱管の上は大後頭孔から下は仙骨管を通ってその下端の背面に開口します。脊柱管には脊髄神経や血管が通っており、脊髄神経は人体のさまざまな部分に脳からの情報を伝えたり、逆に刺激を脳に伝える役割を担っています。
この神経は足の運動もつかさどっているため、脊柱管が狭くなって神経や血管が圧迫されると、十分な血液が神経に送られなくなり、足の痺れや重さなどの症状が現れます。
脊柱管が狭くなっていると、腰をひねったときやお年寄りに多い反り過ぎ姿勢は神経や血管を圧迫します。そのため腰部脊柱管狭窄症の場合、前かがみになると神経への圧迫は緩んで楽になります。
腰部脊柱管狭窄症では腰痛は80%の方にみられ、ついで下肢のしびれ感・冷感・疼痛・違和感などの知覚異常がみられます。知覚障害は、すねから足の親指側にかけて、または足の小指側領域に多いです。また腰部脊柱管狭窄症における歩行障害・間欠性破行は50~60%みられます。
脊柱管狭窄症は多くの場合、先天性に狭窄を起こしやすい形態に、後天性の変形性脊椎症はじめ、脊椎すべり症や腰椎椎間板ヘルニアさらには外傷や手術などの要因が加わることにより起こります。40歳以上の男性に多発します。
※間欠性破行
間欠性破行は歩行障害のひとつであるが、歩いていると下肢に痛みを生じ、片側をひきずるかたちの異常歩行になるか、ついには歩行できなくなり、立ち止まる現象をいいます。しばらく時間が経つとふたたび歩けるようになります。下肢の動脈硬化症による血管性間欠破行と腰部脊柱管狭窄症による神経性間欠破行があります。
間欠破行や腰痛が、脊柱管狭窄における共通した症状ですが、どこを圧迫されるかによって症状は様々です。
■神経根型脊柱管狭窄症
一般に片側性で長時間立位や歩行時および腰部伸展により発症または増強する下肢痛が自覚症状で時に腰痛を伴う事もあります。また腰部脊柱管狭窄症の場合は2~3つの神経根にかけて両側性に症状が出現する場合もあります。
■馬尾型脊柱管狭窄症
脊髄と脊柱とは長さが異なり、脊髄は第一腰椎までしかありません。馬尾神経は第二腰椎より下の脊柱内で、脊柱下端の神経根の集合です。馬尾神経は脊柱を下降してそれぞれの椎間孔を出ます。その馬尾神経が圧迫されると、両下肢・殿部・会陰部のしびれ感、灼熱感、下肢の筋力低下、脱力感が出現し、または残尿感、我慢できないほどの尿意、尿失禁、便秘、勃起障害などが出現します。
脊柱管は高齢になっていくにしたがって、老化による周りの筋の筋力低下や椎間板の変性により、狭くなっていきます。しかし、脊柱管狭窄症の症状が出ない方ももちろんいらっしゃいます。では脊柱管狭窄症にかかりやすい人の特徴としてどういったものがあるのでしょうか。
高齢になり脊柱管狭窄症にかかりやすい人の特徴
などこういった腰に負担にかかることを長年やってきた方が腰部脊柱管狭窄症にかかってしまう危険性があります。
腰が痛くて足が痺れるという症状が出てもすぐ治っていくと思い、ほったらかしにしてしまう方も少なくありません。症状が悪化する前にも早めの処置が重要です。腰痛・足の痺れなどが出た場合は、すぐに一度整形外科などで診断を受ける必要があります。
症例 1
60代 男性
1ヶ月ほど前から強い腰の痛みと重だるさ、臀部からふくらはぎにかけてのしびれがある。10分ほど歩いていると、足に痛みや痺れが出る間欠性跛行の症状もでている。40年前に腰を打撲して以来、慢性的な腰痛があるが、日常生活で問題はなかった。整形外科での画像検査では、腰椎4番と5番の間に椎間板ヘルニアがあり、脊柱管が狭窄している状態。椎間板ヘルニアは20年以上前からあるが、強い痛みや間欠性跛行の症状が出たのは今回が初めてであった。仕事は座っている時間が長く、ぎっくり腰に2回なったことがある。
施術
腰臀部に強い筋緊張がありました。患部の血流改善、筋緊張の緩和、鎮痛を目的に、腰と臀部には鍼通電療法を行いました。全身的な筋緊張の緩和、回復力を促すため、自律神経調整施行を行いました。
一~五回目
腰臀部の痛みや重だるさが少し軽減された。
六~十回目
痛みが出るまでの歩行時間が伸びた。腰臀部の痛みや重だるさは半分程度に軽減。
十一~二十回目
間欠性跛行の症状は解消された。腰臀部の強い痛みはなく、日常生活を送るうえで問題ない程度にまで痛みが減った。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院

大腿四頭筋は、大腿(太もも)の前面に位置する四つの筋群で、大腿直筋(だいたいちょっきん)、内側広筋(ないそくこうきん)、外側広筋(がいそくこうきん)、中間広筋(ちゅうかんこうきん)から構成されています。この4つの筋肉はすべて膝関節をまたいでついており、膝を伸展させるのが主な役割ですが、大腿直筋は唯一股関節もまたぐため、股関節の屈曲にも貢献しています。
大腿四頭筋は、筋繊維が鳥の羽のように斜めに並ぶ「羽状筋」というタイプの筋肉で、強い力を発揮することができます。
・大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)
大腿四頭筋の過緊張により膝のお皿の上側に痛みが発生します。膝蓋靱帯炎と原因は同じですが場所は違います。ジャンプ動作はもちろんダッシュなどの動作でも痛みが伴います。繰り返しの動作が続くほど受傷する可能性が高くなります。
・オスグッド病
10~15歳の成長期の子供が、跳躍やボールをけるスポーツをしすぎると発生します。大腿四頭筋の力は、膝蓋骨を経由し膝を伸展させる力として働きます。
オスグッド病は膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。
・大腿四頭筋損傷
大腿四頭筋のうち損傷しやすいのが大腿直筋と中間広筋の二つです。大腿直筋は股関節と膝関節の二つの関節にまたがっているため特に損傷しやすいです。この筋肉に何らかの急激な牽引力が加わることで肉離れを起こしたり、外力が筋肉に加わることにより損傷します。
特に急激なストップとスタートを行うランニング動作を必要とするスポーツで起きやすい障害の一つです。筋肉が損傷すると発赤、腫脹、内出血、患部を押した痛みを伴います。受傷直後には、まずRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を的確に行うことが必要です。
・大腿四頭筋炎
大腿四頭筋炎とは、太ももの付け根や膝の2,3cm手前あたりに痛みや腫れを生じる疾患です。体を動かしているときや長時間立ったままの時に痛みが現れます。
椅子に座ったりして太ももをしばらく安静にしていると痛みが軽減するという特徴もあります。原因として加齢による太ももの筋肉の衰えや、バランスの悪い姿勢での長時間の立ち仕事、ハイヒール、外反母趾、偏平足、ハイアーチなど、足の骨の疾患を持っている人は、大腿四頭筋炎を起こしやすいです。
また、バレーボールなど、ジャンプを多く使う習慣のある人もこの疾患を起こしやすいことが知られています。
・変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節の変形と痛みを主症状とした進行性の病気です。40歳以上の中高年の女性に多く、その原因は様々で、加齢による膝関節の老化や体重増加(肥満)、外傷、素因(遺伝子)、生活習慣なども関与しています。
大腿四頭筋は歩行の際の蹴り出しと着地の際に、膝関節に加わる衝撃を吸収する役目を担っています。膝関節に加わる衝撃は普通に歩くだけでも自分の体重の1.5倍~2倍掛かると言われ、また階段昇降では2倍~3倍とも言われており膝関節と大腿四頭筋は切っても切れない関係です。
この大腿四頭筋が筋力低下を起こすとその衝撃をうまく吸収することが出来ず膝への負担がより一層掛かってしまいます。衝撃を受けた膝は時間の経過とともに変形していき、最終的には変形性膝関節症になってしまうということです。

東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れがあると考えられていますが、大腿四頭筋は「小腸経」と関係のある筋肉です。
また、東洋医学では痛みを「痺証(ひしょう)」と呼びます。痺は「流れが悪く通じない」という意味で、身体の気や血の流れが悪くなり痛みを引き起こしていると考えます。また、これらの流れを妨害する原因としては風・寒・湿・熱・などの邪が侵入して起こると考えられています。
つまり何らかの原因で経脈(けいみゃく・・気血の流れる通路)が悪くなり気血が滞るためと考えるのです。
また、必要な気血などが足りない場合にも、筋肉が正常に働けずに痛みが出ると考えられています。

頭筋の筋緊張や膝の痛みに関与する場所に鍼やお灸を施します。
鍼灸は人間が持つ傷の修復作用を利用して、痛みにより固まった筋肉の緊張を緩和させます。
人間が体に傷を負うと血液循環が促進されるのですが、鍼灸では鍼やお灸を使用しあえて微細な傷を作り出すことで、血液循環を促し筋肉の緊張を緩和させます。
筋緊張が緩和され、血液循環が促進されると炎症物質や発痛物質の代謝を促し消炎・鎮痛効果、治癒促進の効果、関節可動域の拡大などが期待できます。
また、症状によって急性期には安静が必要な時期もあり、局所への治療はある程度炎症が治まってから行うのが無難ですが、この時期も経絡を応用した遠隔部よりのアプローチも消炎効果が期待できます。
症例
10代 男性
学校で陸上競技の短距離種目を行っており、練習中に太ももの前側を痛めた。
走るのはもちろん、歩行中や立ち上がり時に鈍痛が走る。
すぐに整形外科に診てもらい、大腿四頭筋の軽度の損傷と診断された。
アイシングを行い、基本的には保存療法といわれたが、少しでも早く競技に復帰したいと思い当院を受診した。
当院の施術
まず脚の状態を確認したところ、腫れはあまりみられなかったが、熱感があり炎症反応が起きている状態でした。内出血は見られませんが圧痛があり、歩行時の痛みをかばうため大腿全体的の強い筋緊張を確認しました。
発症したのが2日目とまだ炎症期だったため、初回は患部への刺鍼を避け、周囲の筋緊張を緩め、患部にはお灸を行い炎症を抑える施術を優先的に行っていきました。
数日後、炎症を治まってきたことを確認し、次に患部に直接刺鍼し、低周波鍼通電法を行い、筋肉の修復と鎮痛を目的とした施術を行っていきました。
施術間隔は週に2回ペースで行い、状態の改善状況に合わせて少しずつ間隔を空けていきました。
経過
1回目
抗炎症を目的とした施術。
その他も大腿四頭筋の負担を減らすために、腰部や臀部、下肢の筋緊張を緩和も行う。
2回目
まだ痛みは続いているが、安静時のジンジンする痛みは軽くなってきた。
3回目
安静時痛は消失。
歩行時も痛みが軽減してきた。
炎症が治まってきたため、低周波電気鍼療法を開始。
4回目~6回目
痛みが軽減され、歩行時もあまり気にならなくなってきた。
7回目~9回目
走るとまだ痛みが出るため、ランニングはまだできない。
歩行時痛は消失したため、ウォーキングと補強運動を中心に練習を行っている。
10回目~12回目
スローペースの軽いランニングなら痛みが出ない。
13回目~15回目
5割程度のスピードダッシュなら痛みや不安なく走れる。

東洋医学からみた変形性膝関節症は気血両虚か『肝腎両虚』によるものだと考えます。
膝には肝、脾、腎の三経が通るため非常に重要な部位になるため障害が起こりやすいです。
三経の内、肝は筋を、脾は肌肉を、腎は骨に関係します。
この三経の状態を治していくことが変形性膝関節症の治療になります。
腫れがひどい場合には、湿熱や寒湿、熱毒、湿毒などの関係も調べて治療していきます。

膝の状態が悪く痛みをかばったまま歩行をしていると腰部の筋緊張を招くことが多く、膝の治療に関しましても腰部や背部の筋緊張緩和を目的に施術を行っていきます。

当院では、自律神経を測る機械で自律神経のバランス状態を調べてから治療に入ります。
交感神経や副交感神経のバランスが崩れていると血行状態がわるくなり回復が遅くなります。痛みはストレスからも引き起こされるため自律神経のバランスが悪いため免疫やストレス耐久力なども痛みの原因となります。
東洋医学から調べた肝、脾、腎に合わせて自律神経を整えることで、変形性膝関節症の治療速度を速めます。

膝は骨盤からの影響を受けやすい部位です。骨盤が歪んでいるために膝に負担がかかり変形性膝関節症になる場合もあります。骨盤が前傾や後傾、左右の歪みにより下肢が正しく地面に着けなくなると間の膝が損傷しやすくなるためです。
当院では、関節の歪みを整える治療法がありますので、歪んでしまった骨盤や股関節、膝関節の矯正を行います。
関節の歯車を上手く整えることで関節内の関節液が出やすくする状態に治してあげることで、関節の動きをスムーズにしていくことができます。
変形性膝関節症の痛みに対する鍼治療の有効性を示す研究が海外でも行われています。
南スペインの公立プライマリーケアセンター疼痛治療班の研究では、変形性膝関節症患者に対する薬物療法の補助治療として鍼の有効性を確かめる試験が行われました。
変形性膝関節症の治療に通る患者97名を対象に試験が行われて、患者をランダムに2つの群に割り当てました。
一つ目の群は、非ステロイド性抗炎症薬の投与に加えて鍼治療を行った群(48名)で、2つ目の群は非ステロイド性抗炎症薬の投与と偽鍼治療群(49名)です。鍼治療群では電気鍼治療も加えて治療期間は12週間行いました。
評価法は、疼痛・こわばり・身体機能に関するサブスケールと疼痛強(VAS)・生活の質プロフィールなども用いて変化を見ていきました。
結果は、鍼治療を行った群が疼痛・こわばり・生活の質全てにおいて偽鍼群よりも顕著に改善されたという結果が出ました。
症例 1
40代 男性
数か月前より右ひざに痛みが出るようになった。特に朝や座って立ち上がるときなどに痛みが強く出て症状が強く出るときは立ち上がり動作がつらくなり、すっと力がぬけてしまう感じがしていた。あまりに痛いので整形外科を受診したところ変形性膝関節症と診断されてしまった。その時は膝に注射を打って数日痛みが治まったが、数日経つとまた痛みが出てくるため整形外科では手術を勧められた。しかし、知人で同じような手術をした方がいてその方はあまり症状が改善されなかったため手術を何としても回避したいと考えて当院にご来院された。
施術
まず仰向けになっていただき、膝周囲に鍼通電療法とお灸療法を施し、次にうつ伏せで膝裏や腰部にも施術していきました。最後に下肢から腰部にかけて入念にストレッチと骨盤矯正を行っていきました。また、30代の時と比べると体重が20キロほども増えていたためそれが膝への負担を増加させていると考えられているため日々の生活で体重減少と下肢の筋肉のトレーニングを行っていただきました。
◇1回目◇
治療後、立ち上がり動作は楽になったと感じた。次の日の朝も以前よりは痛みを感にくくなった。
◇2~5回目◇
治療後は膝の調子はいいが、数日するとまたもどってしまう状態を繰り返していた。
◇6~10回目◇
体重も徐々に減少。膝への負担も軽減してきた。膝の痛みも感じることが減ってきて立ち上がり動作をしても痛みはほぼない。
症例 2
20代 女性
半年ほど前に、バレーボールをしている際に膝を打撲した。以来、膝に違和感や、運動時に痛みを感じるようになった。膝を曲げ伸ばしする際に膝周囲に違和感や痛みを感じる。整形外科での画像検査では問題はなかった。湿布薬が処方され、リハビリでマッサージを受けたが、痛みや違和感が取りきれず、当院へご来院された。
施術
痛みが出ている膝周囲には鍼通電療法とお灸を用いて、血行促進と筋緊張を緩和させるような施術をしていきました。自律神経測定器の結果では、夜の時間帯でしたが、過剰に交感神経が働いている状態で、肉体の疲労度も高い状態でした。自律神経の乱れや肉体の疲労が溜まっている状態ですと、身体の回復力も低下してしまいます。全身的な自律神経調整も同時に行いました。
一回目
施術後は、膝が動かしやすくなった。
二~五回目
膝の痛みや違和感が減った。
六~十回目
膝の痛みはほぼ感じなくなり、楽に動かせるようになった。
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減って、関節炎や変形を生じて痛みなどを引き起こす病気です。
変形性膝関節症は傾向として、肥満型の女性に多くなりやすい病気です。性別差では1:3の割合で女性の方が多いです。関節軟骨の退行性変性は体重による負荷が関係するため肥満体型の方がなりやすいと考えられています。
原因がはっきりしない加齢によって起こる変形性膝関節症と、何らかの原因により生じる二次性の変形性膝関節症に分類されます。
変形性膝関節症の約8割が膝関節の疾患がなく発症する一次性のものです。
二次性の疾患には、十字靭帯損傷や半月板の外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症、痛風、骨折、脱臼などが影響して起こるものです。
一次性変形性膝関節症は軟骨の退行性変性によって起こるものです。
一次性の変形性膝関節症では、その主因と考えられている膝関節の関節軟骨における退行性変性は40歳代から始まり、50歳代を過ぎると膝痛を中心とした症状の発症が起こってきます。
変形性膝関節症は、関節軟骨の退行性変性を原因とする疾患である。すなわち、加齢による膝関節の関節軟骨の変性によるもので、このため本疾患は高齢者に多くなります。
正常の膝関節の表面には、弾力性に富んだ軟骨に覆われています。この関節軟骨が衝撃や外力からのクッション材になることや、関節の動きを滑らかにする役割があります。
また周りを覆う滑膜からは膝関節がスムーズに動くための関節液がでます。この関節液には、関節の潤滑油と軟骨の栄養の役割があります。
変形性膝関節症の初期段階では、この関節軟骨が摩耗によりすり減り痛みを感じ始めます。膝に負担がかかる動きで感じやすいので、立ち上がり時や、階段昇降時などです。
この状態が続くと状態が進行して、軟骨部分が摩耗により下の骨が変形してくるようになります。この部分が骨棘となり擦れるたび強い痛みを生じるようになります。
この段階になると日常生活でも大きな障害になりますし、骨同士がぶつかり合うため関節の可動域も大きく制限されてきます。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院