五月病の東洋医学

2019年4月24日

こんにちは。院長の清水です。

今年はゴールデンウイークがなんと10連休となります。連休明け特に注意が必要なのが、五月病などの精神的疾患です。今回は、五月病の東洋医学的考えについて書かせていただきます。

東洋医学からみる五月病

東洋医学で五月病を考える上で重要になってくるのが五行学説という考えです。

東洋医学の基礎的な考えである五行学説は、病気を知る上で重要であり、宇宙に存在するすべての事物・事象を「木・火・土・金・水」の五行に分類し、個々の性質や相互関係を把握するために用いられます。

 

東洋医学では、この五行をもとに病理病態把握治療法調剤などを様々な事柄を決定するとても重要な考えです。

 

ちょうど今の春から夏に向けてという季節は五行学説に当てはめると「木→火」に移行する期間です。そして、東洋医学の五臓で当てはめると「肝→心」に当てはまります。

それが何を表すかというと今の時期は、「」の病気を起こしやすいという事です。「心」は血脈をつかさどって気血を椎動して全身を温める役割があり、夏に向けて活発になっていきます。しかし体の調子が思わしくなく、季節の変化についていけないと、うまく「心」の機能が弱くなってしまったり、逆に強く出過ぎる場合も多く見られます。

 

その二つの場合を見ていきますと…

 

 

 

「心」の機能不足

「心」の機能不足で今よく見られるのが「心血虚・心陰虚」というものがあり、主に精神不安を呈し、不眠症自律神経失調症が見られます。また、心拍動の異常を伴ったり、慢性病による栄養不良や貧血あるいは発熱などもみられます。

 

 

「心」機能の過亢進

「心」機能の過亢進状態で今よく見られるのが「心火旺・心火上炎」というものがあり、自律神経系の過興奮や刺激物の過剰摂取により自律神経失調症や不眠症・精神分裂症・神経症あるいは口内炎・舌炎などが見られます。

 

医学的に考える五月病

五月病は、医学的には適応障害うつ病パニック障害パーソナリティ障害などと考えられています。

初期症状としましては、五月の連休明けからなんとなくやる気が出ない・食欲がない・眠れない・仕事にいく気力がわかないなどでそれらがきっかけとなりさらに状態が悪化して仕事を休みがちになったり、外出するのも億劫となってしまい著しく日常生活に影響を与えてしまいます。

適応障害
適応障害は世界保健機構のガイドラインによりますと「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」とされています。五月病の場合、そのストレス因は新生活での環境の変化であったり、長期休暇と仕事との生活の違いであったりします。重症となると抑うつ気分や不安感が強く出て日常生活に支障をきたします。

 

パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は人一倍考え方や行動に偏り・独自性が強く社会生活になじめない場合が多く、それらが重なることで連休明けの生活に支障をきたす場合があります。

 

うつ病の鍼灸治療について
パニック障害の鍼灸治療について

 

五月病は誰にでもかかる可能性があります。特に4月で環境が変わって新生活が始まった・生活のリズムが変わった・受験や就職が決まり大きな目標を達成した後に燃え尽き症候群のような状態にある方など特に注意が必要です。

 

五月病を予防する

 

五月病にかからないためには連休中の過ごし方が特に重要です。休みだからといって夜遅くまで起きて昼頃目覚めるなど出勤時や登校時とは異なる生活習慣を続けてしまうと連休明けに五月病にかかってしまうリスクが増大します。

出来るだけ平日時と同じ生活リズムで過ごすことがとても重要です。

その他、運動するということも重要です。特に有酸素運動は自律神経のバランスを整えることで精神的にも安定しやすい状態をつくります。時間を決めてメリハリある生活を送ることを心がけましょう。

また、連休中に体や自律神経のメンテナンスとして鍼灸治療を受けていただくこともおすすめです。新生活も始まり心身ともに疲れが見え始める時期ですし、寒暖差も激しい時期で自律神経も乱れがちです。鍼灸治療で心身の疲れを取ってリフレッシュしましょう。

まとめ

上記のような「心」機能の不具合は、五月病の症状と似ています。今の季節は、東洋医学の観点から見ても五月病のような精神的な不調を発症しやすい季節といえます。ある程度は精神的に不安定になりやすいと覚悟して無理に新生活に適応しようと頑張り過ぎないことも重要です。

 

焦ることはさらに精神的不安を生み、悪循環を引き起こしかねません。毎朝ウォーキングの時間を設けたり、少しぬるま湯に長めに浸かってみるなどして日々の生活でリラックスする時間を設けましょう。

また当院では、五月病の鍼灸治療も行っております。自り神経測定器で自律神経の状態を把握してその方に合わせた治療を行っております。

五月病の鍼灸治療

 

五月病かもと悩まれている方はご気軽に当院へご相談ください。

 

五月病のうつ伏せ鍼灸治療

 

 

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 17:35 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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