ポスナーシュロスマン症候群の鍼治療

2019年5月4日

ポスナーシュロスマン症候群に対する鍼灸治療

 

ポスナーシュロスマン症候群の鍼灸治療では、鍼治療の効果の一つの鎮痛効果循環改善による房水内の流れを改善することで眼圧の降下を目的に施術を行っていきます。

鎮痛効果による鍼刺激では、鍼通電治療を行うこともあります。鍼通電治療を行うことで単独の鍼刺激よりもより一層鎮痛効果が期待できます。

ポスナーシュロスマン症候群に対する鍼通電治療

また、お灸治療には、炎症を抑える抗炎症効果があります。お灸を施すことによって脳はその部分が火傷を負ったと認識します。するとその部分を修復させようとして修復細胞である白血球を集めて、ついでにその周りの炎症部位を修復してくれるのです。よってお灸刺激では少しチクッとするような熱刺激を目の周りに加えていきます。

ポスナーシュロスマン症候群のお灸治療

その他、東洋医学的観点自律神経の状態把握からの全身調整施術を行っていきます。

東洋医学では目の異常は五臓六腑の『』の異常と捉えることが多いです。そのため、ポスナーシュロスマン症候群では肝に関するツボを多く用いて治療していきます。

また、ポスナーシュロスマン症候群では、ストレス疲労が原因で起こるという説もあるため自律神経の状態が影響を与えているとも考えられます。自律神経は、交感神経と副交感神経の活動のバランスによって免疫機能にも深く関わりがあります。

ポスナーシュロスマン症候群の全身調整治療

自律神経のバランスが崩れた状態で免疫機能が低下してしまっていると炎症が起こりやすくなると考えられます。

当院では自律神経測定器で今の自律神経の状態を測定することが可能です。その結果をふまえてお腹や手足・背部などのツボを用いて自律神経を整える施術も行います。

自律神経を測定する

ポスナーシュロスマン症候群とは

ポスナーシュロスマン症候群は、1948年にアメリカ人のポスナーとシュロスマンによって報告された眼の発作性炎症疾患の一種です。

発作的に眼が炎症を起こしてしまうため眼圧が急に上昇してしまい、視神経を圧迫してしまうことで緑内障のような視野狭窄障害が起きてしまいます。

眼圧の正常範囲は一般的に10~21mgといわれていますが突然40mg以上に上昇してしまいます。

 

ポスナーシュロスマン症候群の症状

ポスナーシュロスマン症候群の特徴は突然に眼圧が上昇してしまうことと炎症性の疾患ということです。そのため主に下記のような症状を呈します。

・目の痛み
・かすみ目
・視界が霧がかかったようになる
・目の充血
・頭痛

ポスナーシュロスマン症候群では、炎症が治まったりつよくでたりすることで症状が軽くなったり重くなったりを繰り返すことが多いです。症状が出ても数時間で症状が治まる場合もありますし、数週間で治まるケースもあります。

比較的予後は良好なことが多く、寛解しても後遺症が少ないとされていますが、長期的に眼圧が上がった状態ですと、視神経が圧迫を受けることで視神経細胞が壊死を起こし、視野狭窄が進むことで緑内障へ移行してしまう場合もあるようです。

・目の痛みに対する鍼灸治療
・目の充血に対する鍼灸治療
・緑内障に対する鍼灸治療
・頭痛に対する鍼灸治療

ポスナーシュロスマン症候群の原因

 

ポスナーシュロスマン症候群はいまだ解明されていません。
しかし、発症年齢は若い男性に多く、働き盛りの20~40代の男性に多く発症することからストレス疲労によって引き起こされているのではないかという説もあります。

その他、ヘルペスによるウィルス説もあります。ヘルペスウイルスは一度感染してしまうと、現代の医学では完璧に除去することが難しいとされ、一生涯神経節に規制し続けると言われています。ストレスや疲労、寒冷刺激などによって体の免疫力が低下した時にヘルペスウイルスの動きが活性化してしまい何回も同じ場所で炎症症状を起こすと言われています。

ヘルペスウイルスが起こす代表的な疾患に帯状疱疹や口唇に炎症を起こす口唇ヘルペスが知られています。

・帯状疱疹に対する鍼灸治療

 

ポスナーシュロスマンの西洋治療

ポスナーシュロスマン症候群では、長期間眼圧が上がった状態が特に危険です。眼圧が上がった状態が長く続いてしまいますと視神経細胞に影響を与えて視野狭窄障害起きてしまうリスクがあります。
そのため眼圧を下げる目薬などが処方されたり、炎症を抑える抗炎症剤が処方されます。

ポスナーシュロスマン症候群は、炎症が治まったり出たりを繰り返すため症状が治まったとしても継続的状態をみていく必要があります。

鍼灸治療は痛みを軽減させたり、抗炎症効果や循環改善による眼圧の低下させる効果が期待できるため、ポスナーシュロスマン症候群では、医師の方に処方される薬や医師に状態をみてもらうことと並行して鍼灸治療を受けていただくことを推奨しております。

 

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 11:49 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

お問い合わせはこちらから
ここをタッチするとすぐにお電話が出来ます
メールでのお問い合わせはこちらから