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突発性難聴の鍼灸治療

①突発性難聴に対する当院の鍼灸治療

当院の突発性難聴に対する治療目的は、まず第一に耳の周りを鍼灸治療で刺激することにより内耳の血液循環を改善することです。

突発性難聴の鍼通電治療

 

また全身の調整を図り、自律神経のバランスを整えることで人間が本来持っている自然治癒力を高めます。鍼灸治療は、交感神経を抑制し副交感神経の働きを促すばかりでなく、双方の神経の活動量を高めて自律神経のバランスを整えることが研究結果でも出ています。また内耳の血流不足を改善するという点から頸肩部周辺や耳周辺の経穴に鍼を刺して電気を流します。当院独自の治療選穴により高い治療効果が出ております。

突発性難聴の鍼治療

 

耳周辺の治療穴として「翳風」「耳門」「聴会」「聴宮」などの経穴を用いてその方の状態に合わせて首や頭の経穴を決めます。
また背部にある腎や肝の重要なツボを刺激することで、腎肝の機能回復を促します。

突発性難聴の頸肩鍼灸治療

 

また突発性難聴の患者さんの場合は、日常生活の中で精神的ストレスを抱えている方がほとんどです。そこで当院では、東洋医学の特徴である全身を診て治療することにより全身をリラックス状態へと導き、交感神経の過亢進を抑制して過度なストレスを和らげます

また身体全体の調子が上がっていくことも期待でき、実際に当院でも突発性難聴の治療で「目が疲れなくなった」「便秘が解消した」「ゆっくりと体が休められ、熟睡できた」などといった声が数多く聞かれます。東洋医学では局所的に診るのではなく、全体的に診ることで自然治癒力を高めるといわれ、様々な効果が期待できます。

 

②突発性難聴に対する東洋医学的考え

東洋医学では、五臓六腑の「」と耳が深い関係にあると言われています。「腎は耳に開竅する」と言われており、聴覚が東洋医学でいう腎臓と深いかかわりがあるということを示しています。

東洋医学の「腎」は、西洋医学でいうそれとは違った役割を持っています。東洋医学の「腎」の役割は、主に生長・発育・生殖・水液代謝を主ることです。
その中でも腎の精気は、聴覚と関係が深く、多ければ聴覚機能は正常に働き、逆に少なければ聴覚機能は減退してしまいます。腎の精気は、年を重ねるごとに減少していく傾向にあり、高齢者の聴覚は衰えていきます。また、東洋医学では、「腎」と「肝」はとても深い関係にあり、「肝腎同源」といわれています。

腎の機能が低下すると、それを補おうとして肝の機能も低下します。肝の機能低下は、血流にも悪影響を及ぼして、それが聴覚の重要機関である内耳の場合ですと突発性難聴にかかってしまいます。

 

③突発性難聴の鍼灸治療症例

 

突発性難聴 目黒区 女性  50代
6日前より突然の聞こえづらさ・耳の詰まり感を感じて、耳鼻科を受診。ステロイド剤・血流改善薬・筋弛緩剤などを処方され、少し改善が見られたがまだまだ症状が残っている。当院来院当初は、耳鳴りの症状も訴えていた。

◆経過◆
◆1~3回目
耳の聞こえづらさ・耳塞感は、治療後少し良くなった感じがするが、翌日には症状が戻った。

◆4回目
耳鳴りがおさまり、耳の聞こえづらさがだいぶ軽減した。

◆6回目~8回目
耳塞感・耳鳴りが消えて耳の聞こえが良くなった

◆現在も体調管理のため2週に1回のペースで来院中

・考察
仕事や家事での忙しさで突発性難聴を発症する前に体調を崩していたとのこと。
仕事場や家族との人間関係でも相当神経を使っており精神的ストレスがたまりにたまっていた。当院の自律神経測定器で自律神経の状態を測定したところ交感神経が優位な状態でした。耳周りの血流改善、首肩の筋肉の緊張の緩和、全身の自律神経を整える治療を施しまし、効果が見られた症例でした。

 

症例2

突発性難聴 横浜市 50代女性
平成26年10月中旬頃に急に右耳の耳が聞こえづらくなってしまい耳鼻科を受診したところ突発性難聴と診断された。仕事が多忙で精神的ストレスや肉体的疲労があったとのこと。難聴の症状に伴い、右耳後ろから首の付け根の痺れや血の気が引いてくる感じもある。 病院ではステロイド剤とビタミン剤を処方されたがあまり効果が見られず、難聴治療で有名な鍼灸院を受診したが、こちらも効果が見られなかった。そして突発性難聴発症から2週間後に当院にご来院されました。

治療
問診より精神的ストレスや肉体的疲労が溜まっているとのことで、自律神経測定器で自律神経の状態を測定しました。結果では、交感神経が過亢進状態で、常に体がオン状態で休まっていない状態でした。
まず自律神経の状態を整える自律神経調整療法を施してから首肩の筋の緊張をとって最後に右の耳の経穴にはりを刺してそれに電極を繋いで電気を流しました。 3~4日おきに治療を施して週に2回のペースで施術しました。

治療経過
◇1回目◇
治療後はそこまで変化が見られなかったが、次の日から右の耳の聞こえが良くなったと実感された。

◇2~5回目◇
回を重ねるごとに聞こえが良くなってきて身体の疲れなども取れてきた。

◇6~8回目◇
耳鼻科で検査をしたら正常な左耳とほぼかわらないほどに耳の聞こえは改善された。

 

◇9~10回目◇
再発予防の意味も含め、全身の調整治療を行い、終了しました。

 

症例3

40代 男性
当院ご来院の3日前から右耳からの音の聞こえが悪くなり、ザーという耳鳴りも感じるようになった。朝起きた時、今までにないふらつきもあったため、耳鼻科を受診したところ突発性難聴と診断された。耳鼻科ではステロイド剤の飲み薬を2週間程処方された。病院では、免疫力の低下やストレスが原因かもしれないと言われて以前腰の症状で当院で施術を受けられたことがあり、免疫力の低下の緩和とストレスの軽減・自律神経の調整を目的にご来院された。
以前より緊張しやすい性格で、仕事のストレスなどが身体にあらわれやすかったとの事。

 

治療
現在のお体の状態・血管の状態・自律神経の状態を計測してから施術に入りました。施術ではまず仰向けで自律神経調整治療を行った後、うつぶせとなり胸鎖乳突筋や斜角筋の筋緊張の緩和治療、そして最後に右上で横向きとなり耳周りの集中施術を行っていきます。治療開始予後が比較的良いとされる2週間以内に集中的に治療することがベストですがご本人も忙しいとのことで週に1~2回のペースで施術していきました。

◇1回目◇
治療後すぐに耳鳴り症状は消えたように感じたとの事。聞こえづらさは少しある

◇2回目◇
調子の悪いといい日を繰り返す状態。調子が良いと難聴や耳鳴りはほぼ感じない

◇3回目◇
3回目以降の治療後はほぼ難聴・耳鳴りを感じない。ふらつきも起きていない

◇4回目◇
耳鼻科で計測したところ左耳とほぼ同じ聴力

◇5回目◇
ほぼ耳の症状は良くなったが、最後にもう一度耳を集中的に治療してほしいとのことでご来院。

 

症例4

40代 女性

半年前に急に右耳が聞こえにくくなり、急いで耳鼻科に受診したところ突発性難聴と診断された。

病院での治療と他の鍼灸院を通い続け、当初の症状である難聴、耳鳴りは改善したが耳のつまり感は残ってしまい、他の鍼灸も試そうと思い当院に受診した。

耳のつまり感は常に起こっており、とくに寒暖差や雨が降る低気圧、寝不足、疲労によって強くなる。

仕事はデスクワークのため耳のつまり以外に、肩や首コリ、頭痛も辛く、そちらの症状の改善も希望している。

 

当院の施術

まず自律神経測定機により現在の自律神経の状態を確認していきました。

普段ストレスも慢性的に感じるためか、交感神経が過剰に高い状態で、逆に副交感神経が働いていないため常に緊張状態のなか生活を送っているような印象を感じました。交感神経が過剰に働いてしまうと血管が収縮し耳の血流が悪くなるため突発性難聴の症状が改善されにくくなります。

そのため、耳の自然治癒力を促進するため耳の周囲に低周波鍼通電法で刺激し血流を促す施術と合わせ、自律神経調節を目的とした施術も行っていきました。

また首肩や頭の筋緊張を緩めるために直接筋肉の硬結に鍼で刺激していきました。

経過

◇1回目◇

施術後から数日は耳閉感が軽減され、首肩や頭もすっきりし軽くなった。

しかし、時間とともにまた戻ってきてしまった。

 

◇2回目◇

耳閉感の軽減は前回よりも長く続いた。

 

◇3回目◇

今のところ気にならない所まで改善している。

 

◇4回目◇

油断して少し間を空けてしまったせいか、また調子が少し悪くなってしまった。

 

◇5回目◇

また調子が良くなってきた。

最近は頭痛や肩こりも気にならない。

 

 

突発性難聴の鍼灸の効果について

中国では、以前より突発性難聴の鍼灸治療が広く行われてきました。中国の突発性難聴の鍼灸治療の12のランダム化比較研究では、西洋医学での治療のみの場合、421人中274人が聴覚の改善が見られたのに対して、鍼治療と西洋医学での治療を併用した場合で442人中387人が改善が見られたとのことです。鍼灸治療は効能に個人差がありますが、多くの方が突発性難聴を改善させています。
中国での論文

Acupuncture therapy for sudden sensorineural hearing loss: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.

 

④突発性難聴とは?

 

突発性難聴は、そのとき何をしていて耳が聞こえづらくなったかと明確に話せるほどに発症します。徐々に難聴が進行してしまったケースは突発性難聴とは言いません。
突発性難聴は、内耳に何らかの障害が出て、原因が特定できない症状の総称であり、一つの疾患名というわけではなく、症状の条件を備えた一種の症候群だと言えます。病名からは突然片耳の音が聞こえづらくなるということがわかりますが、もっと狭い定義で内耳の障害によって突発性に生じた感音難聴が突発性難聴なのです。突発性難聴の原因は前述通り、原因不明ですが内耳の障害が疑われ、1回限りの難聴の場合はウィルス感染型の突発性難聴が疑われます。

2001年の調査では全国受療者数は、年間3万5千人もいると言われており、近年のストレス社会により、ますます突発性難聴の患者さんは増えていることが予想されています
男女比で見るとそんなに差がなく、10代20代でも突発性難聴で悩んでいる方も多くいて男性女性・年齢関係なく誰にでも発症する可能性があると言えます。

突発性難聴は、難聴の他に耳鳴りめまいも共に発症する場合が多く、メニエール病の初期症状と間違われる場合も多いようですが、突発性難聴の場合はほぼ一度しか起こらず、何度も何度も症状が発症するメニエール病との区別はつきます。

 

突発性難聴の主な症状としまして

突発せ難聴の主な症状は突然片耳の音が聞こえづらくなることの他にもめまいや耳鳴りも起こる場合もあります。突発性難聴を患った本人は、耳鳴りや耳閉塞感として感じることもあるので注意が必要です。めまいを伴う場合は、音の伝達に重要な蝸牛が障害されているばかりでなく、その隣にある器官・平衡感覚を主る前庭や三半規管にも障害が及んでいると考えられます。めまいは主に回転性のめまいとなり、前庭・三半規管への障害が軽度の場合はふわふわと浮いているような軽いめまいとして症状が出ることもあります。

  • 突然の難聴

多くは、片側性に発症します。「朝目覚めたとき」「テレビを見ている時」「仕事をしている時」など何事もなく過ごしていて急に難聴が起きます。急激な変化のため突発性難聴にかかった瞬間を明確に覚えてる方が多いようです。

  • めまいや耳鳴りを伴うことがある

内耳には聴覚機能平衡機能も存在するため、突然耳が聞こえづらくなる他にめまい耳鳴り、嘔吐などの症状も併発して起こることがあります。
また耳が詰まっているような耳塞感であったり、以上に音が耳の中で響き苦痛に感じることもあります。

  • 発作は繰り返し起こらない

またすぐ聞こえるようになったり、時間が経ってまた聞こえづらくなったりといった変化はありません。一定の耳の聞こえづらさがあります。

 

このような場合は注意が必要です!

突発性難聴が原因で突然聴力が低下することがありますが、それと同じように聴神経腫瘍によっても突然の軟調に襲われる場合があります。これは聴神経腫瘍にできる良性腫瘍ですが、急なめまいや難聴を呈することが特徴です。腫瘍はゆっくりと大きくなることが多く、聴神経の周りの膜から大きくなって圧迫するため聴力が低下してしまいます。徐々に腫瘍が大きくなるため初期段階では、本人が気づかないことが多く、電話での声が聞こえづらくなったなどの変化がだんだんと出てきます。

耳症状やめまい症状のほかにも、顔面神経を圧迫することもあって顔面のしびれや顔面神経のマヒ・嚥下障害なども起きる場合もあります。聴神経腫瘍は自然と小さくなっていく場合もある腫瘍ですが、酷くなると顔面神経麻痺や脳幹部を圧迫して重篤な状態となる危険性もありますので注意が必要です。

 

 

⑤突発性難聴の原因

 

突発性難聴の原因は、未だに明らかにはなっていませんが、以下の二つの説が有力とされています。

  • 内耳の循環障害説

内耳の毛細血管に血栓や塞栓が詰まって内耳に十分に血液が循環せずに聴覚の機能不全を引き起こす可能性があると言われています。

若年層や中年層などの健常な人にも突発性難聴が起こることからストレスにより自律神経が乱れて血液循環が障害されて発症するとも考えられています。実際に突発性難聴にかかった人の多くは、かかる前に過労や精神的ストレスを多く抱えていました

 

  • ウィルス性内耳炎説

突発性難聴の発症する前にちょうど風邪を引いていたという方が結構多いものです。
突発性難聴と症状が似ている疾患としましてムンプスウィルスやヘルペスウィルス感染による難聴があり、ウィルス感染により難聴が発症するのではないかと考えられています。

耳鳴り・難聴 鍼灸治療

 

突発性難聴以外にも・・
突発性難聴以外にも今多く見られるのが、低音障害型感音難聴で突発性難聴よりは症状の程度は低くく、低音だけ音が聞き取りづらくなる症状です。低音障害型感音難聴の特徴は低音が聞き取りづらく、耳が塞がったような感覚となり、ときにボワーンといった耳鳴りもします。低音障害型感音難聴では蝸牛内にリンパ液が増えすぎることから起こるとされており、平衡感覚を主る前庭部分には障害が起こらないことからめまいなどの症状は起こりません。

低音障害型感音難聴は20代~40代の女性に発症しやすく、突発性難聴よりも症状の程度が低いことから発症してから症状が落ち着きやすいですが、またストレスや生活環境の変化などからまた症状が出てくるといったことが多く、少女の再発を繰り返すこともしばしばですので注意が必要です。なぜ、蝸牛内のリンパ液が増えてしまうのかという原因は詳しく解明されていませんが、ストレス疲労の蓄積自律神経バランスの乱れ睡眠障害などといったことが原因で発症しているとも言われていますので、ストレス解消や自律神経バランスの整え、しっかりと睡眠を取るなどといった健康的な生活習慣を持つことが重要です。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院

 

食いしばりの鍼灸治療

食いしばりとは

食いしばりは、上下の歯で強く噛み合わせる事をいい、『クレンチング症候群』とも呼ばれます。

通常、上下の歯と歯が接しているのは、食事の時だけになるので、一日あたり20分程度です。それ以外の時は、上下の歯は2、3㎜程度隙間を開けた状態で保っているのが正常です。しかし、食いしばりの癖がある方は、一日に一時間から場合によっては数時間、大きな力で上下の歯を噛み合わせる状態になります。

そして食いしばりにより、顎にも負担がかかってしまうと、顎関節症や無呼吸症候群の原因にもなりかねます。

 

食いしばりの原因

食いしばりの主な原因は、ストレス緊張などの精神的なものが原因とされています。対人関係や生活環境など何かしらのストレスがある場合や、緊張する場面に遭遇する事で食いしばりが生じやすくなります。

食いしばりは、中枢性のストレスに対する防御反応として生じる生理現象のため、現代社会ではほとんどの人が多かれ少なかれ見られる現象である事が最近の研究でわかってきました。また、噛み合わせなどにより、顎の筋肉の緊張がアンバランスになっているとこなども考えられます。虫歯で歯に痛みがあったり、その後治療をしたが不適合な高さの補綴物が入っていたり、抜歯後に治療をせずにそのままにしてしまい噛み合わせが悪化が起きている場合には、歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなります。

この様に、食いしばりの原因は、精神的・肉体的なストレスお口の中の環境全身疾患やお薬の副作用など、様々な因子が絡んできます。

 

食いしばりが原因で起こる症状とリスク

【口腔内】

・歯が欠けたり割れたり、ヒビが入る

・虫歯ができる

・歯の動揺がみられる(ぐらつきがみられる)

・顎関節症になる

・歯周病が悪化する

・知覚過敏の悪化

・口腔内が乾燥する

食いしばりが原因で歯のエナメル質が擦れてしまったり、欠けてしまう恐れがあり、欠けたりヒビが入った所から細菌が入り、虫歯になる恐れもあります

また、歯や歯を支えている顎の骨に持続的に力が加わり負担がかかると、歯が移動したり動揺(ぐらつき)が起こり、噛み合わせが悪くなってしまいます。そして、顎の骨に力がかかると、顎関節症になる恐れがあり、顎関節症で顎周りにある唾液腺を圧迫すると、口腔内が乾燥してしまい細菌が増殖しやすくなる為、もともと歯周病がある方は食いしばりが原因となり悪化することがあります

 

【身体】

頭痛

肩こり

首こり

顎周辺の痛み

顔面痛

エラの張り

ほうれい線の目立ち

表情筋への影響

食いしばりで側頭筋が筋緊張することにより、頭痛を起こします。また側頭筋だけでなく、噛みしめる咬筋など、さまざまな筋肉が緊張するため、肩こりや首こりがおこ原因になります。

そして、食いしばりにより、顎周辺やお顔の筋肉が緊張している場合は、ほうれい線が目立ち顔のたるみや表情筋への影響が出てしまい、表情筋が過緊張すると顔面痛が起こるケースもあります。

 

病院・歯科医師での食いしばりの治療法

食いしばりの治療法としては、マウスピース療法行動変容療法、注射療法があります。

マウスピース療法・・・食いしばりを無意識に行っている就寝中にマウスピースを装着して行う療法です。食いしばる力をマウスピースにより分散させ歯に加わるダメージを軽減する効果が期待できます。マウスピースは症状や状態に合わせてその都度作り直す必要があります。

行動変容療法・・・正しい行動ができるように変えていく療法になり、上下の歯と歯を合わせない様に意識させます。上下の歯を接触させていると気づいたら歯と歯を離すように心がけ、顎周りの筋肉をリラックスさせるようにします。

・注射療法・・・筋肉を弛緩させるため筋収縮が最も強いとされる咬筋に注入し、筋収縮に制限をかけます。筋肉の緊張が緩和されエラの張りが減少し小顔効果も期待できます。

 

食いしばりの対処法

食いしばりは、ご自身での生活習慣を見直して対処する必要があります。

【対処法】

全身のストレッチ・・・食いしばりが原因となり、顎周りだけでなく、肩凝りや首のこりが強くなります。また、逆に首や肩がこっていると食いしばりを起こしやすいくなります。その為、全身のストレッチを行い筋肉を緩めると良いでしょう。

 

患部のマッサージ、弛緩療法・・・顎周辺や、側頭筋、表情筋、首や肩周り筋肉をマッサージします。マッサージすることで、筋肉を弛緩させ、血流を改善し、患部の痛みや張りを軽減させます。手指でのマッサージが難しい時はマッサージ用のツールを使用して行うと、必要以上に力を使わずとも行う事ができるのでオススメです。

また、マッサージは痛気持ちいいぐらいの力で行うことで、筋肉が早く緩みやすくなります。

 

姿勢の改善・・・猫背や巻き肩など姿勢の悪い方は首や肩に負担がかかり、肩凝り、首こりが起こり、それが原因となり食いしばりを起こしやすいです。そして、就寝時の姿勢もとても大切になってきます。横向きの姿勢で寝ると片側の顎や肩へと負担が大きくなってします。就寝時の姿勢とともに、ほおづえなどの顎に負担のかかる姿勢のクセも改善していく事が大切です

 

食いしばりの当院での鍼灸治療

口内炎の鍼灸治療

当院では、自律神経測定器にて自律神経の状態を把握した上で治療に移ります。

自律神経は交感神経、副交感神経の二つに分けられ、交感神経は日中の活動時に活発に働く神経で、副交感神経は夕方から夜にかけて優位に働くリラックス神経です。この二つの神経がバランスをとりながら無意識下で全身の筋肉血管ホルモンの分泌など様々な調整を行っているため、ストレス疲労生活習慣の乱れなどから自律神経のバランスが乱れると心身の不調をきたす原因になります

本来、寝ている時は自律神経の副交感神経が優位になるので筋肉は緩むのですが、食いしばりをしてしまうと、交感神経活動が亢進し副交感神経の活動は抑制されてしまい、体と心を休める時間である睡眠時間にしっかりと身体が休まらず疲労が溜まってしまいます。

また逆に、ストレスや過労が自律神経のバランスを崩す原因となり、就寝時に交感神経が優位になってしまうことで口を閉める筋肉が緊張してしまい、食いしばりを起こしてしまいます。

その為、自律神経のバランスを整える治療に加え、東洋医学的観点から【肝・心】に関わる経穴に刺激を与えることで、食いしばりの影響による顎や、首、肩、側頭筋の筋肉の過緊張を取り除き、顎関節周囲にかかる負担を軽減させる治療を行います。

また、状態の必要に応じて鍼に微弱な電気を通し、鎮痛作用や筋緊張の緩和、血流の促進を促します。

 

自律神経の治療

食いしばりの原因はストレスの影響が大きいと考えられるため、身体がストレスを受けると、脳が反応して自律神経を乱します。自律神経の状態を良くすることでストレス緩和や症状の改善を促し、免疫を上げることができます

また、生活習慣からの影響も自律神経に関係するため、自律神経を整えるには、バランスの良い食事睡眠適度な運動をするなど、生活習慣の見直しも必要になります。

当院では、自律神経測定器があります。この測定器では、交感神経と副交感神経のバランスや肉体的ストレスや精神的ストレスなども測る事ができます。測定結果を元に、お一人お一人に合ったオーダーメイドの治療をします。そして、東洋医学の治療法と自律神経療法を組み合わせることでより治療効果を高めることができます。

鍼灸治療は自律神経を整えるのにとても優れた治療法です。自律神経を整える経穴やストレス解消の特効穴を用いて症状改善を目指します。

また、自律神経のバランスを整える事で筋肉の過緊張を緩和し、

血行を促進して症状を改善し、再発や悪化を防いでくれます

食いしばりの症状でお悩みの方は、東京α鍼灸院へお越しください。

 

 

食いしばりの鍼灸治療症例

50代 女性

幼い頃から睡眠時に歯ぎしりをしていた。社会人になってストレスを感じると無意識に顎や歯に力が入り緊張してしまう。

首肩コリは慢性的にある。

 

当院の治療

治療前の触診で顎周りから側頭筋まで広く筋緊張があり、仕事や家庭のストレスも強く自律神経の乱れが見られました。

うつ伏せでは、自律神経を整えるための副交感神経が優位になる治療、仰向けでは咬筋、側頭筋の筋緊張の改善を中心に血行促進の治療を行いました。

 

治療経過

◇1回目◇

変化は感じない

◇2回目◇

治療後は顎周りが動かしやすい気がする。すぐに元の硬さに戻る。

◇3回目◇

あまり気にしていなかったが頭痛が改善している。

◇4、5回目◇

朝起きた時の顎の疲れが軽くなってきた。

◇6回目◇

仕事が忙しく疲れとストレスがたまったが、以前よりも楽に過ごせるようになった。

◇7回目◇

来院ペースを2週間に1回にして、経過観察をすることにした。

◇8回目以降◇

日常生活でほぼ気にならなくなった。

眼瞼けいれんの鍼灸治療

眼瞼けいれんに対する当院の鍼灸治療

 

眼瞼けいれんの鍼灸治療方針

当院の眼瞼けいれんに対する治療の目的は、第一に目の周辺の経穴に鍼をさして目の周りをお灸で温めることにより目の血行状態をよくします

 

眼瞼痙攣の鍼灸治療

また眼瞼けいれんは五臓六腑の肝に深く関係しているので肝に関する経穴を用いて肝血を補うことや肝気の巡りをよくします。
また腹部や背部の重要なツボをはりやお灸で刺激することで、自律神経を調整する治療を施します。
部分的な治療ではなく全身を治療することは東洋医学の特徴でもあります。全身治療を行うことにより人間が本来もっている自然治癒力を高めます。中国では眼瞼けいれんに対する鍼灸治療は有効とされています。

眼瞼痙攣の鍼治療

 

治療間隔の目安は、治療開始時は週に2回もしくは1回程の治療間隔です。症状の程度にもよりますが、治療開始して数回で症状が軽減または消失することもあります。ただし、治療開始して間もなくは症状がまた出てしまう事も多いため最初のうちは気を抜かずに定期的に施術を受けられることをお勧めします。

多くの方は治療を開始して1か月程で治療間隔を延ばしていきます。ただし眼瞼けいれんの原因は、ストレスや薬の副作用、繊維束収縮など多岐にわたるため症状の重症度によっても効果には個人差があります。一番重要なことは治療を続けていく中で原因となるを改善させることですので生活習慣の改善や意思への薬のご相談をお願いする場合もあります。

 

 

眼瞼けいれんの東洋医学的考え

東洋医学では五臓六腑の「肝は目に開竅する」といわれており、眼の疾患は肝の機能の障害が深く影響していると考えられています。
肝は肌肉を主る」とも言われており、筋肉との関係もとても深いです。

「肝血」が不足してしまうと視覚の異常や運動系の異常などがみられます。そのほか肝は運動神経系の調節に関係があると考えられています。
眼瞼けいれんは、目の筋肉の異常で目そのものにも影響が出るので、東洋医学では、「」がとても深く関係していると言われています。
また、肝は精神情緒の安定、自律神経系を介した機能調節もおこなっており、それらの機能低下は眼瞼けいれん引き起こすひとつの原因となっているかもしれません。

 

 

 

眼瞼痙攣の鍼灸治療症例

30代 男性
仕事はデスクワークで一日中ほぼパソコンを見ながら仕事をしている。仕事以外の時でもスマホ画面を見る時間が長く、目をとても酷使している。夕方や夜になるとよく目の疲れを感じていたが、朝起きると目の疲れはある程度軽減されていた。ある時、徹夜でパソコン作業をしていたところ、右目の下まぶたがけいれんするようになってしまった。その後睡眠をとったらけいれんはなくなったが、その日から目が疲れてくるとしたまぶたのけいれんが起きるようになってしまった。

日に日にけいれんする頻度や時間が長くなっていってしまったので不安になり、眼科を受診したが特に異常は見られずに目の使い過ぎだと言われた。ビタミン剤を処方されたが、全く改善されなかったため当院にご来院された。

 

治療
まず自律神経測定を行い、自律神経の状態を検査していきました。結果、自律神経の状態は乱れていたため、自律神経の調整療法と首肩の筋緊張を緩めてから目の周りを施術していきました。
◇1回目◇
1回目の治療後は特に変化なし。身体は軽くなったと感じた。

◇2回目◇
治療をした2日後まではけいれんは起きなかった。

◇3回目◇
けいれんしてもけいれんする時間が段々と短くなってきた

◇4回目◇
けいれんをあまり感じない。たまに軽くけいれんすることもあるがあまり気にならない程度

◇5回目◇
5回目の治療後からほぼけいれんは起きなくなった。

 

症例2
30代女性
当院にご来院される1年ほど前から左目のまぶたと涙袋のあたりがけいれんするようになった。仕事は主にパソコン作業で初回人となり目を酷使している生活が続いていたが、けいれんの症状が出始めたときは特に仕事が忙しくなったというわけではなかった。症状は一年前と比べると今は段々と悪くなっていると感じている。眼科でも診てもらったが特に原因はわからず、目薬を処方されたが特に改善されなかった。今では、仕事中も目が気になって仕事に集中できないほどとなり、朝目覚めて顔を洗う時からすぐにけいれんが気になるようになってしまい、どうにか改善されないかということで当院にご来院された。

治療
運動習慣も特になく、足はむくんでいて手の先や足先はとても冷えており、全体的に血流が良くなかった。自律神経測定器の結果も交感神経の活動が過亢進状態で自律神経の乱れがみられた。まずは、心地よい温度でのお灸施術などで自律神経の乱れを調整したうえで頸肩の筋緊張の緩和と目の周りにはり灸施術を施して改善をはかりました。

◇1回目◇
1回目の治療後から治療効果を感じた。今までまぶたの揺れ幅が仕事中でも気になっていたがその程度が軽減された。

◇2回目◇
2回目治療終了後からまたさらにまぶたの揺れ幅が小さくなったと感じた

◇3回目◇
けいれんが感じない時も出てきた。仕事中は集中していてほとんどけいれんが気にならないほどとなったが逆に人との会話中など顔の筋肉が動くとそれと連動して左目のけいれんが気になる。

◇4回目◇
日常生活のなかでも3分の1ほどはけいれんしなくなった。ふとした時にけいれんしているなと感じる程度

◇5回目◇
また眼科を受診したところけいれんがある程度おさまったと判断されて薬を処方されなかった

◇6回目◇
薬を飲まなくなっても左目の状態は良好。ほぼけいれんを感じない。ほんとにごくまれに触れているなと感じる程度。

 

症例③

60代 女性

2年前ほど前から外的な刺激によって目の周りが勝手に力がひってしまって目をつむってしまう症状に悩まされていた。だんだんと症状が強くなって1年前くらいに病院を受診。眼瞼けいれんと診断を受けた。

趣味でテニスを週に4日ほど行うがここ最近症状が強く、テニスを行っている最中にも眼瞼けいれんが起きてしまい目を開けていられずにボールがよく見えない状態にまでなってしまったため何かいい方法はないかと当院を受診されました。

病院では、4回ほど注射治療をしたが最初は効果を感じられたが徐々にその効果を感じにくくなっているとのこと。

当院の施術

目の周りの施術を中心に行い、眼の周囲の眼輪筋や前頭筋・側頭筋などにアプローチを行っていき改善をはかっていきました。鍼治療も受け慣れているということでしたので、初めから鍼通電療法を目の周りの経穴に行っていきました。

3~6か月に一回のペースで注射治療を受けているとのことでしたので鍼灸治療と並行して受けていきます。

屋外でテニスをすることが多く太陽のまぶしさで目をつむってしまうことが多い。

鍼灸治療は半年間継続して1~2週間ほどのペースで受けて頂きまして反応を見ていきました。治療行って2ヶ月ほどで徐々に調子のいい日も出てきてテニスや車の運転をしていてもつらさを感じない時も出てきた。週に2~3日ほど。

4か月経過したところでは。テニスをしている時はあまり眼瞼けいれんは起きずにシニアの大会で準優勝するまでに回復。テニス以外の日常生活、日差しの強い日などにたまに症状が強く出る。

5か月目以降だんだんと眼瞼けいれんの状態が回復。病院での治療も並行して受けていただき、治療効果の継続ができてきて定期的な治療を終了。目に違和感を感じたりしたらまたご来院していただくようにしました

症例 4
50代 女性

2ヶ月ほど前に、急にまぶたが半分しか開かなくなった。ご来院時には、まぶたは開くようになったが、以来目の周りに動かしにくさがある。まぶたを上げにくいため、おでこの筋肉を使い目を開くようにしている。頑張って目を開くようにしているため、眉からこめかみあたりが凝っていて、痛みがある。

昔から、時々まぶたが痙攣することはあったが、動かしにくい症状は今回が初めてであった。症状が出る前は、仕事が特に忙しく、パソコン作業は日に12時間以上あり、ストレスを強く感じていた。

眼科と脳神経外科を受診したところ、画像検査の結果は問題がなく、ドライアイと眼精疲労の点眼薬が処方された。顔面神経麻痺の疑いがあったが特に治療はなかった。

施術

長時間のパソコン作業や強いストレスにより、目の周りに筋緊張や疲労が起き、まぶたの動かしにくさに繋がっているため、目の周りと頭に鍼通電を行い、血流改善と筋緊張の緩和を図りました。

また、ストレスも症状の大きな原因となっているため、ストレス緩和のため全身的な自律神経調整施術を行いました。

施術間隔は、週に1回。

一回目
施術後2日は目の周りの動きが良かった。

二〜三回目
以前より目の動きが良くなった。自宅でも洗髪の際に頭皮のマッサージを始めた。

四〜五回目
目の周りの動きが大分良くなり、まぶたを開けるのが楽になった。

六回目
目の周りの動きにくさはほとんど気にならなくなり、最初の頃より表情が柔らかくなった。眉間からこめかみにかけての痛みもなくなった。

症状が気にならなくなったため、治療は終了。

 

眼瞼けいれんとは

 

眼瞼けいれんの主な症状

 

眼瞼けいれんとは、まぶたの筋肉がけいれんを起こして、まぶたが開けにくくなったり不要な瞬きなどが増えたりする症状です。また近年では、光やドライアイなどによって目の表面が刺激されると自然と眼の周りの筋肉が反応してしまい、勝手にまぶたが閉じてしまうタイプの眼瞼けいれんで鍼灸治療を受けられるにいらっしゃる方が増えています。

こんな方は注意が必要です。

  • 目が疲れやすく、まぶたがピクピクと動く
  • ドライアイがつらい
  • ・テレビやパソコンの光でもまぶしいとよく感じる
  • ・目やその周辺が違和感や痛みがある
  • ・自然とまばたきの回数が増える
  • ・目が自然と閉じてしまう
  • ・下を向いていたほうが楽と感じる

眼瞼けいれん 鍼灸治療

 

こんな場合は、眼瞼けいれんが起こっている可能性があります。

眼瞼けいれんはドライアイの症状と似ている部分もあり、ドライアイと勘違いされるケースもあり、注意が必要です。

現在この症状で悩まされている方は、全国で数十万人以上にのぼるとも言われており、たいへん増えてきている疾患です。眼瞼けいれんは、重症化してしまうと瞼が重たく感じて目を開けているのがつらい状態にまでなってしまいます。

女性の方が悩まされている方が多く、男性と比べて2.5倍ほどにもなります。

40代以上の女性に非常に多く発症しています。

 

 

眼瞼けいれんの症状

眼瞼けいれんの初期の症状としては、目が乾く目の周りに違和感がありたまに痛むなどの症状があるため、ドライアイと間違われやすいです。

しかし、ドライアイの薬を点眼しても症状が改善されずに症状が続いていきます。眼瞼痙攣の特徴としてけいれんが起きている片目の方をつぶっていた方が楽に感じます。それは、一眼の視機能に不具合が生じてしまうと両眼視機能が障害されるため障害目からの情報はノイズとなるためそれを遮断するために片目をつぶる動作を行うようになるのです。

両目に症状が出て、症状が進行してくるとまぶたが上げづらくなり、俯いていたり横になっている姿勢が一番楽な状態となります。まぶたが上がりづらくなってきて、全く目を開けられない状態になることもあります。

物につまずく階段を踏み外す車の運転ができなくなるなどの日常生活の中でも支障が出てきて、それがストレスとなりうつ病やパニック障害などの心療内科的な症状を併発してしまう場合も少なくありません。また、光をまぶしく感じやすくなる・目を開いているのがつらい・痙攣している方の目が自然と閉じていってしまう・目のゴロゴロ感・瞬きが多くなる・眉間にしわが寄るなどの症状が出ることもあります。よって、眼瞼痙攣と眼瞼下垂・ドライアイ・眼精疲労が同時にあらわれて日常生活に多大な影響を与えてしまう危険性もあります。

眼瞼痙攣の方は、強い目の開閉動作を繰り返して行うことができずに何回目かにはまったく開閉動作が出来なくなってしまう場合もあります。眼瞼痙攣は一般的にはあまり知られていない疾患ですが、全国に30万人以上は悩んでいる方がいるとも言われています。

 

 

眼瞼けいれんの原因

眼瞼けいれんの発症原因については、未だに解明されていません。まぶたの動きを制御している脳の神経回路の異常や抗うつ剤などの薬の副作用、眼瞼炎や結膜炎等の症状が引き金となっているなど様々な説があります。

眼瞼痙攣で悩んでいて眼科を受診するとドライアイと診断されることが多いようです。そこで涙の成分の点眼薬を処方され、点眼をするのですがなかなか改善されない方が多いです。また、神経学的もしくは眼科学的異常が見られない場合、頬やあご周囲の顔面筋や首の筋にも異常な痙攣を伴うこともあります。その場合も加齢や様々な原因が考えられますが、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や入眠薬の常用者にも多く発症しているとも言われています。

眼瞼ミオキミア
片方のまぶたがぴくぴくと痙攣する症状を眼瞼ミオキミアと呼ばれることがあります。眼瞼ミオキミアの原因は、身体や目の疲労やストレスまたは睡眠不足などによって起きると言われています。これは眼球周囲にあり、覆うように走行している眼輪筋が異常をきたして発症すると言われています。激しいスポーツをしている際中にふくらはぎなどの足の筋肉が痙攣する経験は多く方がご経験されているかと思いますが、それと同じように筋肉に栄養が行き渡らなくなったり、疲労物質である乳酸が排出されなくなってしまったりすることによって勝手に眼輪筋が収縮を繰り返すことが原因と眼瞼ミオキミアは考えれられています。

この場合は、目を酷使した際に発症することが多く、目を休めることができれば3~4日程度で症状が消えていくことがほとんどです。しかし、現代社会ではパソコン作業やスマホ操作時間が長くなっていることにより、症状が慢性化してしまっていることも少なくあります

ただの目の周りの筋疲労ととらえて放っておくとそのごドライアイや強度の近視になる場合もあるので注意が必要です。特に子供の時に目を酷使すると視力が上がらずそのまま大人となって強度の近視がさらに進行してしまう危険性もあります。

 

日常生活で注意すること

眼瞼けいれんは日常でのストレスや目の酷使が原因となる場合があります。

1.パソコン・スマホを見続けない。(1時間に5分は休憩を取る)
2.コンタクトレンズの使用を守る・清潔に保つ
3.睡眠を十分にとる
4.ストレスを溜め込まず、発散させる

バセドウ病の鍼灸治療

バセドウ病の当院に対する鍼灸治療

バセドウ病の鍼灸治療は、その方によって様々な症状が出るためその症状に合わせた施術を行っていきます。

特に当院では、バセドウ病の目に関する疾患に力を入れて成果をあげています。眼球突出の場合は、眼窩組織に炎症が起きているため、炎症を早く収めるような鍼通電療法お灸療法を行っていきます。

バセドウ病の鍼通電治療

 

バセドウ病の鍼灸治療

 

その他、複視やドライアイ、目の充血症状、眼精疲労などの症状も行っております。

複視の鍼灸治療について
ドライアイの鍼灸治療について
眼精疲労の鍼灸治療について

目の症状以外にも東洋医学的観点により、五臓六腑のどの部分が異常を起こしているのか診断して正常に戻すような施術や自律神経のバランスを整える全身調整施術も併せて行っていきます。

バセドウ病自律神経調整鍼灸治療

 

当院では、環境の変化や過度なストレスがバセドウ病を起こす引き金となり得るということから自律神経バランスの乱れもバセドウ病の発症に影響を与えていると考えております。そこで当院では、初診時に自律神経測定器で自律神経のバランスを測定してから施術していきます。

 

 

 

バセドウ病とは

 

バセドウ病は、自己の持つ免疫機能が自分自身の細胞を外的をみなして攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。バセドウ病では、通常よりも多くの甲状腺ホルモンが甲状腺より分泌されることで体に様々な症状を呈します。

甲状腺は、首の前面に位置しておりのどぼとけの少し下に位置します。甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌するのが主な役割で、甲状腺ホルモンは食物から取り入れられた栄養素を体の働きのために使えるようにエネルギーに変えて新陳代謝を促進する重要な役割があります。

甲状腺ホルモンは血液中に多くても少なくても体に悪影響をもたらすため、血液中の甲状腺ホルモン量は通常一定に保たれるように脳の下垂体という部分で制御されています。

下垂体からは、甲状腺刺激ホルモンという物質が分泌されてその量によって甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの量を調節しているのです。

バセドウ病では、下垂体からの甲状腺刺激ホルモン分泌がなくても甲状腺が常に刺激されてしまい、甲状腺ホルモンを過剰に分泌されてしまう状態です。

それにより体に様々な症状が出ます。甲状腺ホルモンは代謝を促進する作用があり、バセドウ病では、それが過剰な状態となるため

 

・動悸

・汗が出やすい

・疲れやすい

・体重減少

・食欲が旺盛となる

 

 

などの症状が出ます。その他甲状腺ホルモンは筋肉や神経系の亢進状態をまねくため、手の震え怒りっぽくなるといった症状が出ます。

 

 

バセドウ病の目の症状

バセドウ病で、忘れいけない症状としまして目の症状があります。甲状腺ホルモンが目の周囲の筋肉を刺激して炎症をおこして目に様々な症状を呈します。

・眼球突出

眼球が収まっている眼窩組織の炎症によって、外眼筋や眼窩脂肪が腫れあがることで眼球が前に押し出されてしまって眼球が飛び出して見えるようになってしまいます。眼球突出は比較的に若い方に多く見られます。それは年を重ねるごとに眼窩内組織は硬くなりやすく、眼球が前に押し出されても眼球が突出することがされにくくなるからです。

・眼瞼後退

甲状腺ホルモンの過剰分泌の影響からまぶた部分の筋肉が異常収縮を起こしてまぶたが吊り上がったような状態となります。症状が強く出るとまぶたを閉じにくくなったり、眼球が突出しているかのように見えます。

・複視

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて炎症反応が出ることで眼球運動をつかさどる外眼筋の働きが低下して焦点が合わすことが難しくなり、物が二重に見える複視の症状が出ます。外眼筋は、上直筋・下直筋・上斜筋・下斜筋・内側直筋・外側直筋の6つの筋肉があり、それらの筋肉が協調運動することで焦点が合うのです。一つでも筋肉に不具合が生じてしまうと物が二重に見えてしまいます。バセドウ病による複視の症状は、中年以降の方に発症しやすいと言われています。
複視の鍼灸治療について

・視神経障害

その他、炎症による目の充血やまぶたを開閉する筋肉の衰弱によりまぶたが完全に閉めることが難しくなり、ドライアイやまぶたが閉まりにくい状態で周りに余計な負担がかかることで眼精疲労の症状も出やすい状態となります。
ドライアイの鍼灸治療について
眼精疲労の鍼灸治療について

 

※自律神経の乱れ症状も
自律神経とは、内臓の機能や血流など自分の意識とは無関係に働いている神経です。ホルモンの分泌も自律神経が深く関係しています。そのうちバセドウ病のような甲状腺ホルモンの過剰は、自律神経のうち交感神経の活動を高めてしまう危険性もあります。動機や倦怠感、震えやイライラ、便通異常なども自律神経が乱れることで起こる原因になってしまうのです。症状が進行すると不眠やパニック発作など日常生活に大きな影響を与えてしまう睡眠障害やうつ病、パニック障害へと悪化してしまうこともあります。
バセドウ病にかかってしまったら仕事内容や生活習慣などを改善していく必要もあります。過度なストレスや不規則な生活習慣は症状を悪化させてバセドウ病だけではなく二次的な疾患も併発してしまわないように注意しなければいけません。

 

バセドウ病の原因

 

バセドウ病は、比較的若い世代の女性に多く発症すると言われています。日本人では役1000人に5人ほどの割合で発症しているという統計があり、その中でも女性の方が男性よりも4倍以上罹患率があがります。

バセドウ病は、自分自身の細胞を攻撃してしまう自己抗体が作られて甲状腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つと考えられています。自己免疫疾患には様々な症状があり、よく知られている関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどがあります。

 

その他バセドウ病は、遺伝的要因や免疫状態の悪化・ストレス過多状態なども影響すると言われています。体の抵抗力・免疫力が低下していたり、仕事や家庭などでの過度なストレスが引き金となり、発症してしまう危険性もあるのです。

 

西洋医学的治療

 

・平滑筋の緊張を抑える

眼窩後退の原因は過剰な甲状腺ホルモンが平滑筋を刺激する事です。そのため平滑筋の働きを抑えるα遮断薬の点眼や筋肉を弛緩させる注射を行います。

 

・眼窩組織の炎症を抑えて内圧を下げる

眼窩内圧の上昇を引き起こす眼窩組織の炎症はリンパ球の作用によるものと言われています。これに対しては今のところ次のような対症療法が行われます。ただ、炎症の発生には自己抗体の影響が強いため甲状腺摘出手術などによって甲状腺ホルモンだけでなく、自己抗体も正常レベルに下がる事で眼窩組織の炎症も和らいでいきます。

 

・抗炎症薬による薬物療法

炎症反応や自己抗体反応を抑える作用を持つステロイド薬を点眼、服用したり、眼球周囲に注射します。炎症が強い時には入院して薬を点滴する事もあります。炎症が軽いものであれば非ステロイド性消炎薬を使います。しかし、これらの治療は炎症が起きている時でないと効果がありません。

 

・放射線治療

眼窩組織に向けて少量の放射線を当てて炎症反応の引き金であるリンパ球を破壊し、炎症を鎮める方法です。この治療法も炎症が起きている時でないとあまり効果がありません。放射線治療の副作用としてこめかみ辺りの脱毛が起こることがありますが、数カ月すると元に戻ります。

 

・眼窩減圧手術

眼科を構成している骨の一部を削り、眼窩内部のスペースを拡大する事で内圧を下げる方法です。他の治療を行っても眼球突出が改善せずに角膜や結膜などに重い症状がある時や眼窩内圧の上昇で視神経障害の後遺症が心配される時にこの手術を検討します。合併症で複視になることがあります。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院

腎臓病の鍼灸治療

 

腎臓病に対する当院の鍼灸治療

 

東洋医学では腎機能を補う『補腎』を基礎に経絡でいう腎経と肝経の反応点に鍼灸治療をしていきます。

腎臓病の鍼灸治療1

 

東洋医学でいう「腎」は西洋医学のものとは少し異なります。東洋医学の腎は内分泌系泌尿生殖器系、中枢神経系の一部、免疫監視系なども含めた機能系だと考えられています。腎が虚することで症状が進行するということです。

当院では慢性腎炎特効穴の一番の反応点に微弱電流を流していきます。それにより糸球体の血液量があがります。それに加えて自律神経調整治療を行っていきます。

主に使用するツボ

腎兪 大腸兪 命門 関元 気海 京門

三陰交 足三里 陰陵泉 太谿

慢性的な腎疾患の時に使う取穴です。
慢性腎臓病の進行をとめ、腎機能の改善を治療の目的としています。

腎臓病に対する下肢への鍼灸治療

 

腎臓病の症状

腎臓は体の中の老廃物を除去し、水分の調整といった、身体にとって非常に重要な役割を担っています。腎臓は静かなる臓器とも言われ症状が進行してもなかなか自覚症状がでにくいことがしばしあります。主な症状としては、タンパク尿、血尿、高血圧、浮腫(むくみ)などがみられます。進行して悪化すると尿毒症という腎臓の機能がほとんど機能しない状態になります。そうなると透析治療を受けなくてはならないのです。

 

腎臓病の種類

腎臓病にもいくつか種類があります。ここでは代表的な症状について書きます。

①慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)

腎臓内にある糸球体に障害が起こる症状です。

健康診断でタンパク尿を指摘されて発覚する場合や、他の病気の治療中に発見されるケースもあります。代表的な慢性糸球体腎炎には以下のものがあります。

・IgA腎症

・膜性増殖性糸球体腎炎

・膜性腎症

・微小変化群

・巣状糸球体硬化症 など

浮腫(むくみ)を訴えることが多いです。

②腎硬化症

その名のとおり腎臓の血管が硬くなるもので、高血圧や動脈硬化に由来する腎臓病です。

③糖尿病性腎症

糖尿病に由来する腎臓病です。透析患者の導入原因の多くをしめています。初期にアルブミンタンパク尿と呼ばれる尿が見られるようになります。症状が進行すると腎臓の機能は徐々に失われ、血液をろ過できなくなります。

④多発性のう胞腎
腎臓にのう胞ができ腎臓を圧迫し、腎臓の機能が低下する遺伝性の病気です。

⑤ネフローゼ症候群
何らかの原因で腎臓に障害が起こることにより、タンパク質が尿中へ排出されてしまう状態をさします。

 

腎臓病の原因

腎臓病は腎臓の異常が発生するプロセスによって、原発性続発性に分けられます。

日常生活の食生活の中で、腎臓に負担をかける主なものは、タンパク質と塩分です。

タンパク質は燃えると尿酸や尿素窒素などの身体に有害な物質になります。腎臓はその有害物質の処理をしています。血液中に塩分がふえると、腎臓は余分な塩分を尿として排出しようと働きます。そのため、タンパク質や塩分を摂りすぎると、腎臓の負担が増えることになります。また常に多量の血液が流れ込んでいるため、血液や血管の状態に影響を受けやすい臓器です。

代表的なものが糖尿病高血圧です。糖尿病では毛細管の障害がおこり、高血圧では動脈硬化が起こりやすく、どちらも腎臓病の原因となります。

 腎臓が機能低下すると・・・

腎臓の機能が低下して十分に役割が果たせなくなると人工透析を行います。
人工透析とは、その名の通り腎臓の機能を人工的に代替するものです。腎臓は血液をきれいにする役割があり、その機能がほとんど機能しなくなってしまうと生きていくことも難しくなります。

腎臓の重要な役割として

  • ・血液中から老廃物を取り出し、尿として排泄する
  • ・腎臓は尿をつくる場所であり、排泄することで体内の水分量を調節する
  • ・体内ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどの電解質の調節をする
  • ・体内の酸と塩基のバランスを保つ

などのとても重要な役割があります。これらの機能が低下すると人間は、生きていくことが難しくなるのです。

人工透析は、体内の血液を手首の血管から取り出して一度ダイアライザーという器械を通して血液を浄化してくれます。

人工透析を行うようになってしまうと様々なリスクがあります。

  • ・1日4~5時間、週に3日ほど通院しなければならない
  • ・水分や食事の制限が厳しくなる
  • ・一生受け続けなけらばいけない
  • ・免疫力が低下して感染症にかかりやすい
  • ・血管や骨がもろくなる
  • ・心臓に負担がかかるため心不全を起こしやすくなる

など様々な健康上のリスクがあります。

さらに透析を一か月受けると自己負担は1万円が上限となりますが、医療費は40万程にもなります。高額医療の特例として保険給付されるのです。それを一年に換算すると一人透析を受けるだけでも保険者にとっては相当な負担となり、透析患者さんが増えることで国の財政にも影響を与えてしまうのです。

超高齢社会となって医療費が増加の一途をたどる中で、透析患者さんを増やさないことは大きな課題となっているのです。

人工透析

腎臓疾患と腰痛の関係性

腎臓疾患となると腰痛の原因となりやすいです。腎臓は心臓・胃腸などの臓器よりも背中側に位置しています。しかも腎臓は、左右に一つずつあるため内臓の病変が体表の痛みとなって現れる関連痛の範囲が広いことが知られています。腎臓に異常がある場合はわき腹や腰に鈍い痛みや違和感などを感じることがあります。
一般的に感じる慢性腰痛とは違い、
・横に寝ていても痛みが取れない
・腰を動かしても痛みの変化がない
・顔や足がむくむ
・血圧が高い
・軽くジャンプした時の着地の際に痛みを強く感じる

などの特徴があります。このような腰痛の場合は、ぎっくり腰慢性腰痛ではない危険性がありますのですぐに病院で診てもらう必要があります。腎臓は一度機能低下してしまうと治りにくい臓器の一つでもあります。早期発見・早期治療がとても重要となってきます。

その他よく見られる関連痛としまして

・肝臓―両肩、右肩甲骨下端
・心臓―左肩、左わき腹、左胸
・膵臓―左肩甲骨内側下端
・胆のう―右腰
・虫垂―右腰

などがあります。

腎臓病の治療の考え方

 

既に慢性化してしまった腎臓病では、病気そのものを治すことは難しく、完治は期待できません。しかし病気の進行を抑え、症状を改善できれば快適な生活を送ることは可能です。食事療法や薬物療法によって腎臓をいたわり、残された腎機能をなるべく長持ちさせることが治療の基本です。

腎機能低下の原因が明らかな場合は、その原因となっている病気を治すことが大切です。

 

腎臓病にならないために

 

腎臓病を予防するのに重要なことは日々の生活の中にあります。

・塩分やタンパク質の摂り過ぎに注意

・尿量や尿の色などをチェック

血尿や尿に臭いがあれば一度医療機関を受診してください。

・血圧の管理

高血圧は腎臓病の大きな原因でもあり、糖尿病や脳血管障害の原因にもつながります。

・喫煙習慣

喫煙は慢性腎臓病の発症、進行に関与しています。様々な病気の危険因子でもあるので、まずは禁煙することが重要です。

・飲酒

適度な飲酒は慢性腎臓病の危険因子とはなりません。しかし過度の飲酒は慢性腎臓病の危険因子となるので注意が必要です。

・運動習慣

糖尿病や高血圧の発症をおさえ、適正な体重を維持することが非常に重要です。そのために適度な運動習慣があると良いです。

・規則正しい生活習慣

過労や睡眠不足、ストレスの蓄積、昼夜逆転など

不規則な生活リズムだと腎臓に負担はかかります。規則正しい生活リズムであれば他の病気の予防にもつながります。

 

腎臓病は今や新たなる国民病ともいわれ、予備軍も含むと1000万人以上ともいわれています。もし腎臓の機能が低下し、透析をうけることになれば、今のような生活は難しくなります。

鍼灸治療で腎機能を普段から高めましょう。

視神経症の鍼灸治療

視神経症に対する当院の鍼灸治療

当院の視神経症に対する施術は、痛みの強い場合や目の圧迫感がある場合、第一に目周囲のツボにハリをさして鎮痛効果を促します。

視神経症の鍼灸治療

 

そのほかの場合は、ハリやお灸刺激により目周囲の血流改善効果を促します。必要ならばハリに電極をつないで微電流を流すこともあります。電気刺激が苦手という場合は、お申し付けください。決して無理な施術は致しません。

 

視神経症のお灸治療

東洋医学の診断・自律神経測定器に基づき全身の調整施術も行っていきます。東洋医学では目ばかりに注目するわけでなく、視神経症でも全身の症状として捉えます。全身の調整施術をすることで目の施術効果も上がり、相乗効果が生まれます。
当院では、眼科疾患の場合、眼科と並行して通院していただくことを推奨しております。疾患の原因によっては当院で施術できない場合もございますのでご了承ください。

視神経症の全身調整鍼灸治療

 

 

 

視神経症の東洋医学的考え

中医学では五臓六腑の肝は目に開竅するといわれており、眼の疾患は肝の機能障害が深く影響していると考えられています。特に肝血との関係が深いといわれており、不足してしまうと視力低下などがみられます。

また肝の陰陽のバランスが崩れてしまい肝の陽気の過亢進がおきると次第に陰液を消耗して肝陽が頭の方へ上がっていきます。
すると視力障害や視野障害などのさまざまな目の疾患・高血圧頭痛自律神経失調症などを引き起こします。

 

 

 

視神経症の鍼灸治療症例

40代 男性

急に右目の視力が低下してきたと感じその後視野の中心が見えずらくなってきた。すぐに病院を受診して様々な検査をしたところ虚血性視神経症と診断された。若い頃より高血圧と糖尿病を患っておりそれが何かしら影響を与えているのではないかと病院で言われたとのこと。病院ではビタミン薬を処方されて様子を見てと言われただけで特に処置をされなかったと感じ、当院のホームページを見つけてご来院された。

治療
時間をかけて問診をした上で自律神経測定器で自律神経の状態を測定してから施術に入りました。
透析も行っていることから首肩の痛み・コリもひどく、それが目にも悪影響を与えている可能性もあるのでそれらも整えつつ、最後に目の周りに鍼通電療法を行っていきました。治療間隔は週に2回もしくは3回ほど

◇1回目◇
治療後目は特に変化なし。首肩や身体全体は少し楽になったと感じた。

◇2~8回目◇
8回目以降から少しずつ目が見えやすくなってきたと感じ始めた。

◇9~14回目◇
少しずつ視力が回復してきて、日常生活ではそこまで不憫に感じない。左目と視力があまり差がなくなるまでになった。

 

特発性・虚血性視神経症 治療の専門家をお探しなら、
東京都目黒区中目黒の東京α鍼灸院へご来院ください。
東急東横線「中目黒駅」より徒歩7分の場所にございます。

 

視神経症とは

視神経症とは、視神経への血液供給の停滞による栄養不良外傷遺伝などが原因で起こる視神経の障害です。
視神経は網膜の視細胞から伸びた神経線維が眼底の視神経乳頭に集まったものです。視神経は網膜に映ったものの形や色や光などの情報を脳神経細胞に伝達するという役割があります。
視神経症の症状として片眼、時には両眼の視力低下視野異常をきたします。
視力低下は、数分から数時間で急速に進むこともあれば、2日から7日かけて徐々に進行することもあります。
視野異常は視野の中心が見えにくくなる中心暗点や上または下半分が見えにくくなることが主な症状です。眼球運動痛や目の圧迫感などを伴うこともあります。

視神経症の原因を探るために視力検査、眼底検査、視野検査のほかにMRI、血液検査、髄液検査などが必要に応じて行われますが原因がわからないことも多いようです。

 

 

視神経症の分類

視神経症の分類として特発性視神経炎、虚血性視神経症、外傷性視神経症、遺伝性視神経症、圧迫性視神経症、中毒性視神経症などがあります。

 

ⅰ)特発性視神経炎
特発性とは原因不明ということです。若年から中年の女性にやや多く発症して比較的急激に片眼または両眼の視力低下が生じます。
視力低下が生じる前あるいは視力低下が起こるほぼ同時期から眼球運動痛や眼球の後ろに痛みを感じる場合があります。また中心暗点や視野全体に霧のようなものがかかるなどだんだん見えにくくなるといった症状がでます。
視神経乳頭が赤く腫れる場合と視神経乳頭が正常に見える場合とありますが、前者は比較的改善率がよいですが、後者は多発性硬化症という視神経以外にも脊髄や脳にも病変が生じてしばしば軽快と悪化を繰り返す疾患の可能性もあります。

 

 

ⅱ)虚血性視神経症
虚血性視神経症は特発性視神経炎と並んで視神経症の二大疾患といわれています。
虚血性視神経症は視神経へ栄養を与える血管に循環障害が生じて、視機能低下が起こります。多くは高齢者に突然に発症して片眼に視力低下や視野障害がでます。
ただし、一気に視力が下がる場合と発症時より終日後の方が悪化する場合もあります。視野は中心暗点や下半分あるいは上半分の視野欠損がよく見られます。
ほとんどの場合は高血圧糖尿病高脂血症心疾患・血液疾患などの全身の危険因子が存在しますが、比較的若年で生じたものは視神経乳頭が生まれつき小さいなどの目局所の危険因子が存在することもあります。まれですが、側頭動脈炎などの膠原病が原因となったり、長時間全身の血液循環が悪くなった場合に視神経症を起こすこともあります。

ⅲ)外傷性視神経症
外傷性視神経症は前額部を強打した場合に片側の視神経管内の視神経が損傷して、視力障害や視野障害が起こることです。眉毛部外側の打撲、鼻出血を伴う視力障害は外傷性視神経症を疑います。

ⅳ)遺伝性視神経症
遺伝性視神経症ではレーベル病優性遺伝性視神経委縮が比較的よく見られます。
レーベル病は青年或いは中年男性に多く、片眼または両眼の比較的急激な視力低下で始まる視神経症で母系遺伝です。両眼とも0.1以下になる例が大半ですが、周辺の視野は正常で若い時期に発症した場合ではかなりの改善がみられることがあります。
優性遺伝性視神経委縮は10歳未満に視力低下がみられる疾患であり、通常著しい低下はみられません。初期では視力低下のほかに色覚異常を示すこともあります。

 

 

ⅴ)圧迫性視神経症
視神経は眼球の後部から出て蝶形骨の視神経管を通り、左右の眼窩を出て視交叉をなします。視交叉では左右の視神経線維のうち約半数が脳の対側へ移ります。
残りの半数は交叉せずに視索を経て脳に入ります。この途中で腫瘍や甲状腺機能異常に伴う外眼筋の腫大などにより視神経が圧迫されると徐々に視神経が障害されて視力障害や視野障害が起こります。

 

 

ⅵ)中毒性視神経症
中毒性視神経症とは抗結核薬のエタンプトールや抗生物質、抗癌薬の一部などの比較的長期投与などにより視神経症が発症することです。医薬品以外ではシンナーや農薬などで視神経症が発症することがあります。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院

歯肉炎(歯のうき、歯のうずき)の鍼灸治療

歯肉炎とは

歯の周囲にある歯茎だけが腫れている、比較的軽度な炎症のことです。

歯肉炎

 

歯肉炎はごく一般的な病気です。成人のほぼ80%に歯肉炎の症状が見られるといわれています。はっきりと分かる痛みや症状がない場合もあり、多くの人が歯肉炎になっていても気づかないまま過ごしています。

また、中年期以降は加齢により歯ぐきがやせてくる、免疫力が低下するなど歯肉炎にかかりやすくなる要因が加わるため特に注意が必要です。

歯肉炎が進行すると歯ぐきの内部にまで炎症が広がり、歯と歯ぐきのつなぎ目や、歯を支えている骨など歯の周りの組織(歯周組織)が破壊されてしまう歯周炎(歯槽膿漏)になってしまうことがあり注意が必要です。

歯周炎になってしまうと、歯肉炎のように完全な健康な状態に戻ることはほとんどありません。

 

原因

歯肉炎の直接の原因は磨き残した歯垢(プラーク)です。

歯肉炎の原因

歯垢の中の細菌や酵素が歯を支える組織を刺激すると、歯肉が炎症を起こしてしまうのです。また、全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常など)、薬の長期服用、歯垢を除去しにくい因子(歯石、不正歯列、大きな虫歯、古くなった詰め物や冠など)、乱れた生活リズム、歯ぎしりや噛み合わせの問題、唾液量の低下、口呼吸、ホルモンバランスの乱れ、喫煙、ビタミン不足、などの因子が複雑に絡みあって炎症が進行します。一般的に経過は慢性に進行しますが、急性に起こることもあります。(急性壊死性潰瘍性歯肉炎)

 

※急性壊死性潰瘍性歯肉炎とは

歯肉の壊死と潰瘍形成を特徴とする歯肉炎で、痛みや出血、悪臭などを伴います。また発熱、頸部リンパの腫れ、倦怠感などの全身症状も伴うことがあります。

原因ははっきりとは解明されていませんが、正常な口内細菌が過剰になり歯肉の感染と炎症を起こすと考えられています。また、口腔内の清潔が保てない状況や栄養不良、精神的、肉体的ストレスなどによって炎症を発症するともいわれています。喫煙習慣がある方も発症リスクが高いです。こうした誘発因子と関係してエイズの発症者や免疫抑制剤を使用している方に発症することもあります。

歯肉炎の症状

 

歯肉炎の症状

歯肉炎の症状は、歯間部(歯と歯の間)歯肉の赤みを帯びた腫れ、歯肉からの出血です。歯のブラッシングでに痛み出血を伴うことがあります。

また、なんとなく違和感がある、鈍痛を感じる、むずがゆく感じるといった自覚症状や、炎症が起きているので、水やお湯などの飲み物が直接歯にしみてしまうこともあります。場合によっては膿や口臭が見られるなどの症状が現れることがあります。

さらに病状が進行すると歯がぐらつくなどの症状が起こることがあります。

 

西洋医学的治療

歯肉炎は歯科医院や大学病院などの歯周病科といった専門の診療科で治療を行います。

歯肉の炎症や、プラークの蓄積の状態をチェックすることで、歯肉の状態を評価します。また、歯周組織検査を呼ばれる検査を行い、歯の隙間の深さも評価します。また、レントゲン写真を撮影して骨の状態を確認することもあります。

治療法としてプラークコントロールである歯垢の除去や歯石の除去、歯磨き指導などが行われます。口内細菌を除去するための薬を使用することもあります。しかし、歯磨きや歯石除去だけでは歯周ポケット(歯と歯茎の境目の溝)が深いままである場合には外科治療(手術)、歯周組織の再生を促すような再生治療が行われることもあります。また、痛みや炎症、細菌の増殖を抑える内服薬、腫れや出血などを緩和する外用薬が処方されることもあります。

歯肉炎の東洋医学的考え方

東洋医学では、歯肉炎は熱邪によるものと考え、根底にある免疫力の低下は臓腑機能の衰えにあるととらえられます。

歯肉炎の東洋医学

歯肉炎の証(しょう)には以下のようなものがあります。

「胃熱」

熱邪が歯茎をおかし、歯肉炎になりやすい状態です。炎症が強く出血、化膿といった症状が現れます。

「胃陰虚」

五臓六腑の胃の陰液が不足してる状態です。陰液が少ないので相対的に熱が余り、それが熱邪となって歯肉炎を引き起こします。口の中が粘つき、唾液が少ないのが特徴です。免疫力が発揮できず口腔内の免疫機能が落ちている状態です。

「脾気虚」

消化吸収機能が弱く免疫力が低下しているため歯周病菌の勢いがなかなか弱まりません。

これらの証以外にもストレスの影響で炎症が生じやすい「肝火(かんか)」、「心火(しんか)」、歯茎が黒ずんでいる場合は「血瘀(けつお)」などの改善も必要です。

歯肉炎に対する当院の治療

当院ではまず、全身の血流や内臓機能、免疫機能の司令塔である自律神経の状態を測定し、お身体の状態を把握したうえで治療へ移ります。過度のストレスや疲労の蓄積などにより自律神経のバランスが乱れてしまうと口腔内の免疫や血液循環、内臓機能にも悪影響を与えると考えられているからです。

歯肉炎の鍼

自律神経系の調整施術を行うことで体が本来持つ自然治癒力を高め、症状が治癒しやすい状態へと促します。また、東洋医学的考え方から五臓六腑の「脾」「胃」「肝」「心」などの機能を高めるツボや気血の流れを改善するツボなどを用います。口腔内の血液循環を促進するために首肩周りの筋緊張を緩和する施術も行います。

さらに、口周辺のツボに鍼やお灸で刺激を与え、歯茎の血液循環の促進と歯茎の炎症を抑える作用を促していきます。

歯肉炎の口周りへの鍼灸

急性・慢性腸炎の鍼灸治療

腸炎とは

腸の中には食べ物や細菌などが存在し、それに対して人の体は色々な細胞や抗体を作り、異物や細菌から体を守ろうとする働きを持っています。

このような働きのバランスが崩れ、腸の一部、または全体に炎症、出血、壊死などが起こることを腸炎と言います。腸炎には経過が急性のものと慢性のものがあります。また、腸炎には様々な原因がありますが、感染性腸炎と非感染性腸炎に分けられます。

・急性腸炎

<感染性腸炎>

ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルス、ブドウ球菌、カンピロバクター、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、O-157大腸菌などのウイルスや細菌感染、カビなど。

<非感染性腸炎>

貝類、キノコ類、山菜などの成分、抗菌剤や抗がん剤などの薬剤の影響、アレルギー、虚血、冷えなどの物理的要因、過食やアルコールなどによっても引き起こされることがあります。

胆嚢炎・腸炎

 

 

急性腸炎の症状

・下痢
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・食用不振
・発熱
・血便

など

 

 

急性腸炎の西洋医学的治療

問診と、検査として糞便、腸液、生検組織の培養などが用いられます。症状が強い場合や特異的な症状の場合、CT検査や大腸カメラなどを行うことがあります。

治療として、一般的には自然に治癒するため対処療法が中心に行われます。下痢をきたす場合は整腸剤、脱水症状がある場合は輸液、重症の場合は入院加療など状態に応じて治療が行われます。

細菌性腸炎の場合には抗生物質を使うことがありますが、ウイルス性には抗生物質が効かないので対処療法のみが治療法になります。

・慢性腸炎とは

慢性腸炎は、急性腸炎と似ていますが、何らかの原因で腸粘膜の炎症が慢性化したものです。原因不明のものが多いですが細菌やウイルス感染、自己免疫、アルコールの常用、日頃の食生活の暴飲暴食、食物アレルギー、ストレスなどが考えられています。慢性腸炎は急性腸炎から移行するものと、初めから慢性型になるものとがあります。

 

慢性腸炎の症状

比較的長期にわたって腹痛、血便、下痢などの便通異常が続ます。腹痛は差し込むような強い痛み、臍周辺に鈍痛が出ることがあります。

他にも腹部の不快感、ガスが溜まってお腹が張る、下腹部の痛み、食欲不振、倦怠感などの症状が出ることがあります。その他、腸の炎症がある疾患として潰瘍性大腸炎やクローン病があります。

 

慢性腸炎の西洋医学的治療

慢性腸炎の治療は原因によって治療法が異なるため医師による診断が必要です。治療は対処療法が基本です。

感染症では、抗生物質などの薬剤を使うことがあります。感染症以外のときは副腎皮質ステロイド薬を使うこともあります。

 

 

東洋医学的考え方

下痢のことを中医学ではその原因を「寒・熱」「虚・実」に分けるのが一般的です。熱証であれば感染性の下痢である場合が多くこれを「痢疾(りしつ)」といいます。

痢疾は実証の傾向に属します。一方で寒証、つまり冷えが原因である場合は腹痛を伴うことが多く、虚証であれば食欲不振になり、体力の消耗を伴います。このような状態を「泄瀉(せっしゃ)」と呼びます。

・泄瀉
「泄」は大便が稀薄で出たり止まったりする症状を指し、「瀉」とは水溶性の下痢のことをいいます。
・痢疾
腹痛、裏急後重、排便回数が少なく粘液便あるいは膿血を含む便を排出することを主症とする状態。

胃腸の機能は五臓六腑の脾・胃・小腸・大腸

また、ストレスの感受性はと深く関わっています。

脾には清を吸収して気血を生成し、全身に輸送していきます(運化)。胃の降濁作用に対して、脾は精を肺へ持ち上げあげ(昇清)、運化します。

胃には飲食物を受け入れ(受納)消化し(腐熟)、食べ物を人体に有用な形(精:せい)に変化させ、その清を脾に渡した後、残りのかす(濁)を下の小腸、や大腸に降ろします(降濁)。脾と胃が協調して消化活動全体を司っています。

また、小腸は胃が消化した飲食物を受け取り、時間をかけて消化吸収して栄養分の元とします(受盛化物)。そして水分を吸収し、取り込んだ栄養と残った不要物(濁)を分け大腸へ送ります(秘別清濁)。大腸は小腸が栄養分を吸収した後の、不要物を受け取り、余った水分を更に吸収して便に変え排泄されます(伝導作用)。小腸や大腸の機能が低下すると便秘、下痢などの症状が現れます。

肝は体の諸機能を調整(疏泄:そせつ)します。自律神経系や情緒の安定、気血の流れと深い関係があります。脾胃の消化吸収機能も、肝が調節しています。

当院の鍼灸治療

 

当院では、まず胃腸の働きに大きく関与する自律神経のバランスを機械で測定し、お体の状態を把握したうえで治療へ移ります。

自律神経系の調整施術を行い全身的な血液の循環を促進し、免疫力を高め症状が治癒しやすいお体の状態へと整えます。

また、東洋医学的観点からお腹や背中、下肢などにある脾胃、小腸、大腸、肝をはじめとした内臓機能の働きを調整するツボに鍼やお灸で刺激を与え、消化器系の機能を整える治療を行います。

胆嚢炎・腸炎の鍼灸治療

 

お灸治療の効果

 

お灸の効果

お灸は温熱で血行を良くして、患部を治す事や、経絡経穴に使用することで自然治癒力を高めたりします。

経穴の中には特効穴があり、下痢を止めたり、便秘を治したり、ものもらいに効いたりと色々あります。

症状を和らげることや症状に即効したり、人の自然治癒力を上げることで健康的な身体を作ってくれる作用があります。

腰痛の治療

怪我や炎症にも効果的です。

炎症部にお灸をすることで

身体がお灸の熱さで火傷した!と思い、患部に白血球を集めて炎症を治します

 

昔はわざと火傷させて膿んだことで免疫力をあげる治療法もありましたが

今は科学的に調べられて、火傷させなくても効果がでることがわかってきており、より効果的な治療が施されるようになってきました。

このような過程で、当院でのお灸療法も火傷をしないように施術します。

しかしながら個人個人で肌の強度は違います。少しの熱さでも火傷しやすい方や、凄い熱さでも火傷しにくい方までいますので、施術する際に施術者が熱さを伺いながらお灸をします。

お灸治療

 

 

病院でもお灸を勧めるところもあります。

逆子治療にはお灸が有効的です。逆子は、身体の冷えが原因で赤ちゃんが正しい位置から逆さまになって固定された状態のものです。

東洋医学では身体の下半身が冷えて起こるためと考えられており、足の特別な場所にお灸をすることで、下半身が温められて赤ちゃんが正常な位置に戻ってくれる治療法です。

 

昔から有名な足三里

松尾芭蕉とは日本人なら誰もが知っている昔の有名人です。

松尾芭蕉が旅を続けられたのも、足にある足三里という経穴にお灸をしたからと言われています。

 

足三里のお灸治療

女性にオススメなお灸治療

女性は冷え性むくみ生理痛便秘下痢など様々な症状に悩まれる方が多いです。

これも下半身にある経穴を使うことで治療できたり、症状を緩和させることができます。

女性ホルモンは下半身の冷えに大きく関わってきますので、お灸の温熱療法で改善されると悩むことも少なくなると思います。

 

 

今はお灸が市販で購入することができますので

ご自宅でセルフケアもできます。

簡単なせんねん灸から煙がでないお灸アロマの匂い付きのお灸まで簡単に購入できますので、治療院に通うことが難しい方はご自身で調べて経穴にお灸をしていただくと良いと思います。

ただし施術者が患者さまの身体をよく診た状態でお灸を施術した方が効果がありますので、

お悩みされている方や辛い方は治療院にて専門的にお灸施術を受けられた方が良いと思います。

自律神経を整えるお灸治療

症例

40代女性 腕の重だるさ・痛み

 

半年ほど前から長時間のデスクワークにより腕の疲労を感じるようになった。

以前は自分で押したりお風呂にゆっくり浸かれば楽になっていたが、ここ最近はあまり効果がなく、重だるさに加えて痛みもでるようになった。

仕事はこれからさらに忙しくなるため、少しでも疲労を回復できればということで来院された。

慢性的な首肩こりがある。

仕事中の姿勢もあまりよくなく、整形外科でストレートネックだと言われた。

鍼灸治療は今まで一度だけうけたことがある。

 

当院の治療

腕を触診したところ、力をいれていない状態でも硬さが目立ち、筋肉の緊張が強いことが分かりました。

だるさを感じている前腕だけでなく上腕の硬さもあることから、慢性的な肩こりから肩が内巻きになり、腕まで症状が出ていると説明しました。

腕に鍼をしたことがなく恐怖心もあったため、肩は鍼・腕はお灸を行うことにしました。

症状が慢性化している点から、自律神経の調節もあわせて行いました。

 

治療経過

◇1回目◇

お灸は熱くなく、じんわりあったかい感じで気持ちよかった。

硬さがなくなったわけではないが、痛みはなくなりだるさはずいぶん楽になった。

 

◇2~4回目◇

回数を重ねるうちに腕がやわらかくなってきた。

仕事が忙しいと疲れがたまるが、前ほど気にならない。

肩こりはまだ残っている。

 

◇5回目◇

腕の痛みはなくなった。

今後は肩こりの治療をメインに行っていく。

眼の下の痙攣の鍼灸治療

眼の下の痙攣の原因

眼の下の痙攣の原因

ストレスや病気が原因で起こるもの

・眼瞼ミキオネア

眼精疲労、疲れやストレス、栄養不足などにより眼輪筋の攣縮がが起こります。コーヒーなどの興奮性の食品や薬剤などの摂取も症状が強く出る傾向にあります。上眼瞼、もしくは下眼瞼がさざ波状に動く状態で通常片側に起こります。

痙攣も数秒程と短時間ですが、一日に何度も起こることが多いといわれています。通常数日から数週間で自然に治まります。

 

・眼瞼痙攣

瞼を開閉させる筋肉が勝手に痙攣を起こす病気です。40代~70代の中高年に多く男性よりも女性に多い病気で、原因がハッキリとは解明されていませんが、脳内の運動を制御するシステムが機能障害を起こすや他の眼病からの刺激、抗うつ剤の副作用などが考えられています。

・片側顔面痙攣

最初に下まぶたの引きつる感じから始まり目の周囲の痙攣、次第に上まぶたまで痙攣が広がります。そのうち頬に広がりさらに悪化するとまぶたが一時的に閉じた状態になります。緊張した時や、寝不足の時などは痙攣が増強する傾向にみられます。発症年齢は40歳から60歳代の女性に多いといわれています。

痙攣はほとんど片側ですが約1%の方は両側に起こります。

原因

顔面の運動を司るのは顔面神経ですが、耳の後ろのあたりの頭蓋内、小脳橋角部というところで顔面神経を動脈硬化などにより蛇行した動脈が接触し、その拍動性に圧迫刺激することによって、顔面神経が過敏な状態となり、顔面の筋肉を動かそうとしないのに活動電位の情報が伝わってしまい、痙攣を引き起こすと考えられています。

 

西洋医学的治療

検査、診断

①誘発検査

口をすぼめたり、まばたきなどの動作で痙攣が誘発されるかどうかを見ます。

②筋電図検査

健側顔面痙攣に特徴的な異常な筋電図反応や、顔面筋のF波の異常反応をとらえます。

③画像検査

CTやMRIにより血管の蛇行(動脈硬化)の有無や、痙攣を起こす他の病気(脳腫瘍など)が無いか調べます。

治療

薬物療法

内服

症状が初期で、痙攣が目の周囲に限られている場合、抗けいれん薬、抗不安薬などの内服治療がありますが、有効性は低く効果的な治療は現時点ではありません。

注射

注射することで神経の伝達物質を抑えることで人為的に軽度の麻痺を起こし筋肉の収縮を抑える方法です。約90%の人に効果があるといわれています。しかし、効果は平均4カ月程度で、そのため年に数回繰り返し注射を行う必要があります。

神経ブロック注射

アルコールを顔面神経に注射し軽度の麻痺を起こして痙攣を抑えますが、数カ月経つと再発することがあります。

手術療法

血管の圧迫を外科的に取り除く手術で神経血管減圧術と呼ばれており、耳の後ろの頭蓋骨に穴をあけ、顕微鏡を使って行う手術です。根本的な治療で有効率は高いですが、手術後の後遺症で聴力低下が起こることがあります。これは、顔面神経と聴神経が近い位置にあり、血管と顔面神経を離す際に、聴神経に触れてしまうことで起こります。

眼の下の痙攣の鍼灸治療

眼の下のけれんに対する鍼灸治療は、眼の下の部分の血流改善と自律神経の調整治療、東洋医学的観点からの治療の3つが主となります。

・目の下の血流改善

筋肉は栄養が行き届かない状態ですと痙攣を起こしやすいです。たとえば、サッカーなど激しい運動を行った後は足が痙攣することがよくありますが、あれは乳酸などの老廃物が筋肉に溜まり筋肉の異常痙攣を起こしている状態です。

目を良く使う現代の社会では目が疲労しやすく、目の周りの循環が悪い状態にあります。

そこで、目の周りに鍼やお灸の施術を施すことで目の周りの循環を改善していきます。

また、必要であれば刺した鍼に電極を繋いで鍼通電療法を施していきます。筋肉は神経からの電気信号で動いているため電気の刺激を加えていくことで改善をはかっていきます。

 

目の下の痙攣に対する鍼治療

 

目の下の痙攣に対する鍼通電治療

 

・自律神経調整治療

ストレスなどの自律神経が乱れると筋肉に異常が起こりやすくなります。

自律神経は、血液循環を主っておりそれにより筋肉にも影響が出てきます。特に交感神経の活動が活発な時間が長い状態が続くと全身の血流は悪くなってしまい弱い部分の異常が起こりやすいとされます。

 

目の下の痙攣に対する自律神経調整治療

 

・東洋医学的観点からの治療

東洋医学では、目と筋肉に深い関係がある五臓六腑があるといわれています。

それは、『』です。

西洋医学の肝臓を思い浮かべてしまいますと、ピンと来ないかと思いますが、東洋医学では肝は目に開竅するといわれ、肝は肌肉をつかさどるとされているのです。
それは、肝の病変は目や筋肉に現れやすいということです。

当院では、目の治療に対して肝のツボを多く用いて施術していきます。また、東洋医学では肝と腎は深い関係にあるとされ、『肝腎同源』と言われています。これは、肝と腎は同じ源で補い合う関係で肝が異常の場合腎も異常をきたしている可能性が高いということを示しています。当院では、腎のツボも積極的に用いまして、施術を行っていきます。

肝・腎への鍼灸治療

 

 

症例

30代 男性

パソコン作業が多く、目の疲れを感じていた。ある日突然左目の下がピクピクと牽連する様になってしまった。今では、ほとんど一日中痙攣している。他人から見るとそこまで痙攣しているかのように見えないが、本人としては痙攣することによって仕事に集中できない状態。たまに右目も痙攣する様になってしまっている。

 

治療

目の周りの循環改善を主に自律神経の状態や腎・肝のツボを用いた全身調整の施術も行っていきました。初診時に自律神経測定器を用いて自律神経の状態も測定しました。

経過

7回ほどの治療でほぼ軽快。最初の3回目ほどは、痙攣が徐々に治まっていき、目が疲れた夕方以降に痙攣を感じるようになった。一進一退の状態がしばらく続いたが、7回目を終わったあとにはほぼ痙攣を感じなくなりました。

 

 

40代 女性

元々は、眼精疲労で夕方以降パソコン作業をしていると、目の疲れや痛みの治療に当院に通院されていました。

ある日、急に左目下がピクピクと痙攣するようになってしまってなかなか治らない。眼科でも特に異常なしとのことで目を休めるように言われたとのこと。

当院の治療

その方は、デスクワークがメインで一日に8時間以上はパソコン作業をするような仕事で目を酷使されています。

目ばかりでなく、自然と食いしばりをしているせいか顎周りの筋肉の緊張状態も強く、肩首コリもひどい状態なのでまずうつぶせで首肩回りの施術を行って首肩回りを緩めた状態から次に仰向けとなり、左目の下を中心に左右目の周りや顎周り、頭部の経穴を用いてお顔全体の血流量を上げていきます。

また、手足やお腹の経穴も用いて自律神経のバランス調整施術も合わせて行います。

左目下の痙攣の治療経過としまして、その方の場合定期的に施術を受けて頂いているおかげか2回目で左目下の痙攣は消失しました。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む

2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立

2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院

2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院

2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院