当院の美眼鍼灸
東洋医学では、その部分だけでなく体全体のバランスを診て治療をすることが特徴の一つです。美眼鍼灸においても目ばかりでなく体全体を診て治療をして行くことがとても重要です。目の症状だけが出ている人は、ほぼいません。その他首肩であったり、内臓などに不調が出ている方がほとんどです。
問診
目の症状ばかりでなく、身体全体の不調についても詳しく問診していきます。また、生活習慣や仕事を行っている時の姿勢など原因がどこにあるのか様々な角度から問診していきます。
自律神経測定器
当院では、自律神経の状態を把握することが様々な治療において重要だと考えています。美顔鍼灸施術においても自律神経の状態を計測することはとても重要です。
うつ伏せ治療
背中には五臓六腑の働きを整える上で重要な背部兪穴という重要な経穴が存在します。また、多くの方が長時間の事務作業などで首肩のコリが強いです首肩の筋緊張が強いと、首から上の血流が滞りやすく、顔面部にも栄養ある血液が行き渡らなくなってしまいます。
うつ伏せ治療で背部兪穴を刺激して五臓六腑を調整し、首肩の筋緊張をとることで顔面部の血流を改善していきます。
仰向け治療
次に仰向けになっていただき、目の周りの治療と手足やお腹の重要な五臓六腑の経穴を使用して全体のバランス治療・自律神経調整治療を行っていきます。全体のバランス調整・自律神経調整・首肩の筋緊張の緩和も併せて目の周りの鍼灸治療を行うことで身体の根本から症状の解決を行っていきます。
最近、目尻のシワ・まぶたが重い・目の下のクマなど、眼の美容にお困りの方はぜひ一度当院の美顔鍼灸施術を受けてください。
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眼精疲労で目の下のクマやシワができる
目の下にクマやシワができる原因は主に皮膚の乾燥と筋肉のコリや硬さが挙げられます。
まず目元の表面部分の皮膚に注目します。目元に皮膚は他の皮膚よりも薄くとてもデリケートな部分で尚且つ皮脂が少なく乾燥がしやすい箇所なのです。
そして細かい血管が張り巡らされているため周りの筋肉の疲労などで疲労物質が溜まりやすくなったり、血流が悪くなりやすい部分なのです。血流が悪く静脈が滞ってしまうとうっ血状態となり目のクマとして表面化します。
目の周囲には眼輪筋といいまして顔の表情を形成する表情筋という筋肉があります。現代人に多いのが近くの物を注視するあまり眼輪筋の緊張状態が長く続いてしまって気づかないうちに疲労しています。
また、肌の乾燥が原因で細かいシワができることがあります。目の下に限らず皮膚がアトピー性皮膚炎などで炎症状態にあるときは細かいシワが目立ちます。逆に赤ちゃんなど肌にうるおいがあるとシワはありません。
目の下やクマやシワは老けて見られるばかりでなく、相手に疲れている印象を与えていい印象を持たれない場合が多いです。
美眼鍼灸治療症例
40代 女性 パソコン業務
最近、仕事が忙しく残業で夜遅くまで仕事をしていることが続いていた。睡眠時間も4時間程度で朝になると目の下のくまができて一日中消えずに化粧をする時にとても気になっていた。
夕方から夜にかけてパソコン画面を見ているとまぶたも重たく感じてきて目を開けているのもつらくなり、頭痛や首肩の痛みも強くなった。
少し仕事も落ち着いてきて目のつらさも軽減してくるかと思っていたらなかなか軽減されないため当院にご来院された。
治療
しっかりと問診したうえで自律神経の状態を計測していきました。自律神経が乱れてくると目の周りの血液循環の悪化やまぶたを上げる筋肉の異常にも繋がりかねません。当院では目の症状の方に関しましては必ず自律神経測定器で自律神経の状態を計測していきます。
この方の場合も交感神経の活動が非常に高い状態で副交感神経の活動が低下している状態でした。身体の疲れも取りきれずに朝から体が重い状態とのこと。
まず自律神経の状態を整えてから目の周りの血液循環の改善・筋緊張の緩和を目的に治療していきました。睡眠は身体が回復していく上でやはりとても重要な項目となります。睡眠の質を改善治療にも力を入れて施術していきます。
治療経過
◇1回目◇
治療後、睡眠が深く取れたような気がして朝すっきりした感じがした
◇2~4回目◇
以前感じていた夕方から夜かけて感じる目のつらさが感じにくくなってきた。
◇5回目◇
お化粧をする際に目の下のクマもだいぶ薄くなってきた感じる。
◇6~8回目◇
仕事が忙しく夜遅くまで仕事をしていると翌朝目の下のクマが気になるがそれ以外は気にならなくなった。
症例2
50代 女性
業務中は常にパソコンに向かっており、慢性的な眼精疲労がある。また、何十年と不眠に悩んでおり、眼の下にクマが常にある状態が続いている。
画面を見ると自然と眼がチカチカしてしまうようになり、最近では外に出るときや室内の明るい蛍光灯の光でも眼が痛くなってしまうようになった。
また、眼に症状がでてから眼の周りの肌も荒れてクマの状態も悪化した。コンシーラーで隠せないくらい濃い色になってきたので、眼の症状と一緒に治してもらえるならやって欲しい。
もともと通っていたマッサージの店があったが、眼の周りはやってもらえず色々ネットで検索してこの鍼灸院を見つけて来院。
鍼は初めてだが、眼が楽になるなら痛いのは我慢できる。
当院の治療
自律神経測定器で計測したところ、活動的になる日中のお時間ですが夕方から夜に優位になる副交感神経が優位になっていました。
このような結果ですと、日中は眠気や身体のだるさ、やる気が出ない等の状態になり、夜間は逆に神経が高ぶって眠れないような状態になることが多いです。
また、触診では眼の周りの筋肉だけではなく首、肩、肩甲骨の筋肉も筋緊張が強くでていました。
そのため、筋緊張を緩めるために血行促進と筋疲労の回復を目的とした治療と、自律神経の調節の治療を行いました。
また、眼のクマが色素沈着になってしまった箇所は鍼のみでは難しいですが、色素沈着になっていない部分に関してはお灸や鍼での血行促進で治療を行いました。
治療経過
◇1回目◇
気づいたら眠っていた。リラックスできた。
◇2~7回目◇
治療した時から数日間は調子が良いが、すぐに元に戻ってしまう。
◇8回目◇
仕事中の画面はまだ眼が痛くなるが、通勤中に眩しさが気にならなくなってきた。
◇9~13回目◇
外出した時の眩しさはほぼ気にならない。クマの色が薄くなり、ひとまわり小さくなった。
◇14~19回目◇
画面を見ても眼に痛みが出にくくなった。仕事がかなり楽になり嬉しい。
◇20回目◇
治療頻度をおとして今後はメンテナンスとして通う。
目の美容と東洋医学
東洋医学でいいますと目は五臓六腑の『肝』に深いかかわりがあると考えられています。肝が視覚系の調節をしていると言われているのです。
その他の肝の機能として
・肝は疏泄を主る
疏泄とは隅々まで機能を通行させることです。肝はその役割を担っています。具体的には、情緒を安定させて精神状態を平静に保つことと、自律神経系を介して全身の各機能を異常なく作用させることにあたります。
・肝は血を蔵する
肝が血を貯蔵して必要に応じて各器官に供給や消費をしています。具体的には、自律神経系を介して血管を収縮・弛緩させることで各器官の血流量を調節することを指します。
・肝は筋を主る
肝は筋肉に作用して、緊張や弛緩をさせることで筋肉の運動を調節しています。また、筋肉への血流や神経系を通して運動の調整もしています。
などがあります。肝は目に深い関係があるばかりでなく、身体の血流や各器官の運動に深くかかわっており、とても大切な五臓の一つだとわかります。
この肝に不調が起きてしまうと、美容の面から見ても、血流が悪くなり、筋肉の運動も悪くなるため、シワやしみの原因となってしまう可能性があります。
目の下のクマ・目尻のシワ改善施術
パソコンやスマートフォンなどの普及により、目に対する環境は悪化の一途をたどっています。
それにより、眼精疲労やドライアイ、眼瞼下垂などの様々な目の症状に多くの方が悩まされています。美容の面においてもこのような目に対する環境の悪化は影響を与えて
・目の周りの血色が悪い
・すぐ目の下にクマができる
・まぶたが下がる
・目尻にしわができる
・目の下たるみ
などの症状が起こりやすくなってしまいます。
なぜ長時間のパソコンやスマホが目の美容を妨げる?
長時間パソコンやスマホを見ていると、近くに焦点を合わせるために目のピントを合わせる毛様体筋など目の周りの筋肉が緊張状態をおこして、それが長時間続いてしまうと血流が悪くなってしまいます。
すると、栄養が筋肉などの器官に行き届かなくなり、老廃物質も溜まりやすくなります。
筋肉に栄養が行き渡らなくなる結果、眼瞼下垂や目尻のしわなどの状態や血流が滞ってしまうため目の周りの循環が悪くなっていまい目の下のクマや目の周りの血色が悪くなってしまうのです。
眼瞼下垂について
眼瞼下垂とは、上のまぶたが何らかの原因で開けづらくなってしまう病態です。
眼瞼下垂の原因は先天性や後天性など様々なものがあります。ここでは、後天性の眼瞼下垂について簡単に説明させていただきます。
まず、まぶたを上げる筋肉は主に二つあり、上眼瞼挙筋とミュラー筋という筋肉があります。上眼瞼挙筋は脳神経の一つである動眼神経によって支配されており、上眼瞼挙筋の他に毛様体筋に作用して水晶体の厚みを変えることでピントを合わせる役割もあります。
よって動眼神経が外傷など様々な要因で麻痺してしまうと眼瞼下垂の原因となります。そのような原因の場合、目の半分以上がまぶたで隠れてしまい、視界がかなり狭くなる場合があります。他人が見ても顕著に下垂がわかります。
もう一方のミュラー筋は、自律神経のよって支配されており、まぶたを上げる動作において上眼瞼挙筋の補助的な役割のある筋肉です。
最近、増えているのがこのミュラー筋の機能低下により起こる眼瞼下垂だと考えられます。ストレスの多い現代では、自律神経が乱れがちの方が非常に多いです。自律神経の乱れが自律神経支配であるミュラー筋に影響を与えてまぶたを上に上げにくくさせているのです。自律神経失調症やうつ病の方もまぶたが開けづらく、常に眠たそうな顔になってしまう方も非常に多いです。
またパソコンなどで目の周りの血流不足や筋疲労などでさらにミュラー筋や上眼瞼挙筋に栄養が行き渡りにくい環境となり、眼瞼下垂の症状を加速させているのです。
眼瞼下垂は目の症状ばかりでなく、頭痛や首肩痛の原因にもなります。まぶたを上に持ち上がりにくいため、それをおでこの前頭筋という筋肉で補おうとしたり、顎を上げて視界を確保しようとするのです。すると、前頭筋が過緊張状態となり緊張性頭痛の原因となったり、顎を上げることで頸肩部が圧迫されて首肩部の痛みの原因となるのです。
眼瞼下垂は、現代のパソコンやスマホ環境の中で最近増えてきた疾患の一つで、目がパッチリと開きにくい等美容の観点からもとても大きな影響を与えると考えられています。