目がかすむことを専門用語では「霧視(むし)」といい、文字通り霧がかかったように物体の焦点がぼけてかすんで見えることを指しています。
特にスマートフォンやタブレットなどで目を酷使している人が多い現代では珍しいことではありません。しかし、その症状が病気に起因している場合には注意が必要です。

目のかすみを表現される症状には、主に下記のものがあります
・視界がぼやける
・全体に霧がかかっているように感じる
・すりガラスを通して見ているように感じる
・色の差が分かりにくい
・色が以前より淡く見える
・輪郭がはっきりしない
・視力が低下した
・ものが二重、三重にだぶって見える
・視界に見えにくい部分がある、視野が欠けている
・見える範囲が狭くなったように感じるなど
目がかすむ主な原因には、次のようなことが考えられます。

・屈折異常(近視、遠視、乱視など)
近視は目に入る光が網膜より前方で焦点を結んでしまう状態のことであり、遠くのものがぼやけて見えにくくなります。遠視では、光が網膜より後方で焦点を結んでいるため、近くも遠くもはっきり見えません。乱視の場合、角膜や水晶体のゆがみが原因で、焦点が一か所に定まらずぼやけてしまいます。
・眼精疲労
十分な休息や栄養をとらないで目を酷使し続けると、目のピントを合わせる筋肉が疲れて固まってしまい、ピント調節機能が一時的に低下して視界がかすんで見えることがあります。
・ストレス
目に直接何らかの負荷がかかるわけではなく、ストレスにより自律神経が乱れ、涙の量や瞬きが減少したり、筋肉が緊張したり、血液が滞ったりと体に影響を与え、目がかすんで見えることがあると考えられています。
・不適切な矯正
メガネやコンタクトを常用している人の中には、視力に合わないものを使っていたり、強めの度数に設定していたりと間違った視力矯正をしている人がいます。そうした場合にも、目そのものや筋肉に過度な緊張がかかった状態が続き、かすみ目になりやすくなります。
・老眼
老眼の初期症状として、目がかすむという症状がみられることがあります。そもそもピント調節の役割を担う「水晶体」は15歳頃から徐々に老化によって硬くなり始め、40歳を過ぎた頃からピントを合わせるのが難しくなるといわれています。それが一般的に老眼といわれ、目のかすみで気づく人も多いのです。
・病気の症状
白内障、ドライアイ、緑内障、ぶどう膜炎、黄斑変性、中心性網脈絡膜症、糖尿病網膜症などの病気が原因で、視界がかすむこともあります。
また、脳梗塞や脳腫瘍などの脳疾患がある場合、像をとらえる能力に問題が起き、視力や視野に異常が発生する可能性があります。さらに、全身の病気では糖尿病、高血圧、動脈硬化、心疾患、自律神経失調症、更年期障害などにより目のかすみが生じることがあります。
目のかすみに加え、ものが二重に見える、目が痛い、激しい頭痛や吐き気、めまいが見られる場合には数日で失明に至る可能性がある急性緑内障や、命に関わるくも膜下出血などが疑われますので、すぐに受診が必要です。
検査・診断
問診、視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼圧検査など基本的な眼科検査を行います。感染症の有無を確かめて原因を特定します。眼圧に関与する房水の状態を調べるための隅角検査、視神経や網膜の状態を調べる眼底検査、視野の欠けがないかを確かめる視野検査、涙の量や質を調べる検査などから必要に応じた検査を行って原因疾患を特定します。
治療
基礎疾患がある場合、その病気の治療を行います。屈折異常が原因であれば、通常は矯正レンズ、または手術によって目のかすみを矯正していきます。
目の疲れをやわらげ、目にうるおいを与える点眼薬の使用や、身体や目の緊張をほぐす内服薬などによる治療が有効である場合があります。
東洋医学では「肝は目に開竅(かいきょう)する」といい、五臓の肝の働きが目に現れると考えられています。開竅とは、五臓の機能が反映されやすい器官のことを指し、目のことを肝竅(かんきょう)ともいいます。
特に肝血虚という状態は、五臓の肝において必要とされる血液や栄養(肝血)が不足している状態です。結果的に目の滋養が足りなくなり、かすみ目や眼精疲労、目の奥の痛みなどの症状を引き起こします。
また、肝は「疏泄(そせつ)」を主る(身体の諸機能を調整する)とともに、「血(けつ)を蔵す」機能があり、血を貯蔵して循環させる臓器でもあります。さらに、筋を主る機能もあり筋肉の収縮や弛緩といった運動の制御もすると考えられています。
目のピント調節筋である毛様体筋は自律神経支配であり、かすみ目の症状に大きく関わっていることもふまえ、当院では自律神経測定器で測定を行いお身体の状態を把握したうえで治療へ移ります。

自律神経系の調整施術を行い、目のピント調節機能を整える作用を促します。また、内臓機能や免疫力を高め、全身的な血液循環を促進し、自然治癒力を高めることで症状が治癒しやすいお身体の状態へ整えていきます。
東洋医学的観点から「肝」をはじめとした目に関わる五臓六腑の機能を調整するツボや、気や血の流れを整えるツボなどを選択します。
また、首肩周りの施術を行い目へと続く血液の流れを良くしていきます。実際かすみ目を訴える患者様の多くは、ストレスや目の酷使、姿勢の影響などで首や肩のコリを自覚されている方がほとんどです。

さらに、直接目の周囲のツボに鍼やお灸で刺激を与え、ピント調節に関わる筋肉の機能を整えていきます。
症例 1
50代 男性
若い頃からデスクワークでずっとパソコン仕事で目を酷使してきた。最近夕方頃や疲れを感じると目が霞むことが多くなった。車通勤なので、帰るときに対向車や標識が見づらく運転の時に不安になり来院。
当院の治療
デスクワークで眼精疲労だけでなく首、肩こり、腰痛が慢性的にあり、たまに後頭部に頭痛がおこることもあるということで、目の周りの筋肉だけでなく、筋肉の緊張と筋肉の疲労がある首、肩から背中、腰を全体的に鍼とお灸で血流を改善し緊張と疲労回復を目的とした治療を行った。
また、同時に自律神経の乱れも相談されたので、そこにも効果的な経穴に刺激をあたえ相乗効果で更に体の改善を目指す治療を行った。
◇1~3回目◇
変化なし
◇4回目◇
疲れたらおこる頭痛が最近ほぼなくなっている。眼の疲れが感じにくくなってきた。
◇5回目◇
いつもの仕事の帰り道が良く見えた。
◇6回目◇
仕事中のパソコン画面や、道路標識が見やすい。
◇7回目◇
車の運転で不安を感じることが少なくなってきた。
◇8回目◇
眼のかすみはほぼ気にならなくなった。
症例 2
60代 男性
3ヶ月ほど前から、視界のかすみが気になるようになった。仕事はパソコン作業を行っている。半年前から仕事が忙しく、勤務時間外もパソコン作業をしており、目の疲れを強く感じている。今までも、目の疲れが溜まると視界がかすんで見えることはあったが、しばらくすると元に戻っていた。しかし、今回は視界のかすみが治らないためご来院された。全身の疲れや首肩のこりも慢性的に感じている。
施術
目の酷使による眼精疲労のため、目の血流低下、ピント調節機能の低下が起こっていると考えられる。そのため、目の血流改善を目的に、目の周りに鍼通電を行いました。首肩のこりは目の血流低下につながるため、首肩回りにも鍼通電を行い、筋緊張の緩和を図りました。また、全身的な自律神経調整施術も同時に行い、身体の回復力を高めていきました。
治療頻度は一週間に一回。
一回目
施術直後は変化がなかったが、翌日は視界のかすみが軽減していた。
二〜八回目
施術の回数を重ねるごとに、視界のかすみがとれていった。
首肩のこりも以前より軽くなってきた。
九回目以降
長時間のパソコン作業後以外では、視界がかすむことがなくなった。眼精疲労も以前より大分楽になり、普段の生活で辛くなることがなくなった。
来院頻度を空け、メンテナンスとしてご来院中。
パソコン作業やスマートフォン操作など目を酷使する機会の多い現代社会では、目にまつわる様々なトラブルが拝見されます。
目の上の痛みもその一つで、主に眼精疲労によって目の周りの筋肉が疲労して知覚神経である三叉神経に刺激が加わってしまうことで目の上の痛みの原因となってしまうのです。

目の痛みに対する当院の治療は、第一に目の周りの経穴に鍼を刺して鍼の効果の一つである鎮痛効果で目の痛みを抑えます。

また、刺した鍼に電極をつないで微弱な電気を流すことで鍼の鎮痛効果をより一層高める施術も場合によっては行っていきます。

また、眼精疲労などで目の周りの筋肉が過緊張状態で痛みの物質が滞ってしまっている場合は目の周りにお灸の施術も積極的に取り入れていきます。目の周りにお灸をすると言いましても火傷するような熱いお灸ではなくほど良い温かさで筋肉を弛緩させていきます。

その他、全身の調整治療としまして東洋医学的観点より五臓六腑の肝や腎の経穴を用いたり、自律神経の乱れも整える施術も行っていきます。
痛みは交感神経の活動を高め常に緊張状態となってしまいがちです。それはさらに血管や筋肉を収縮させて痛みを増幅させてしまう悪循環を招いてしまう危険性もあります。
局所的な目の周りの施術と合わせて身体全体の調子も整えることで鍼灸の施術効果をより一層高めてくれるのです。

30代男性
PC作業が主な仕事に従事しており、一か月ほど前から頻繁に左目の上の痛みがある。合わせて頭が締め付けられるような頭痛も伴うことがある。痛みは寝ると良くなるが仕事に行くと夕方から夜にかけて痛みが出現してくる。また、慢性的な首肩こりがある。
当院での治療
自律神経測定の結果交感神経が過亢進状態でバランスに乱れがみられました。まずうつ伏せで、首肩、背部の筋緊張を緩め、仰向けで目周囲、頭部のツボを用いて筋緊張の緩和と血液循環を促進させ疲労物質の代謝を促す治療を行いました。合わせて自律神経のバランス調整を行っていきました。
一回目
施術後は目がすっきりとした感覚があり、翌日まで調子が良かった。しかし施術後二日後からまた痛みが出てきた。首肩こりはまだ大きな変化はない。
二回目
目の上の痛みの頻度は変わらないが痛みの強さは弱くなってきている。首肩こりは初回よりは良い状態だが、左の首の付け根が常に固まっている。
三回目
最近は残業が多かったせいもあるのか、前回から大きな変化はない。
四回目
目の上の痛み頻度、強さ共に改善傾向にある。左の首の付け根はコリがあるものの、少しずつ柔らかくなってきていると思う。
五回目
以前まで週の半分ほどは痛みがあったが最近は週に一回から、二回になっている。首の可動域が広がり、頭痛も最近は起こっていない。
六回目
週に一回だけ目の上の痛みがあったが、痛みの強さは以前と比べれば半分程度。頭痛は伴わなかった。首肩は左右差ほぼなくなったが、部分的にこっている。
七回目
最近は目の上の痛み、頭痛は出ていない。左の首の付け根のコリほぼ消失した。肩上部がこっているが、以前と比べればだいぶ筋肉が柔らかくなった。
症例2
30代 女性
眼精疲労が以前からあり、最近になって疲れがひどくなってきた。それに伴って目の周囲、特に眉の上のコリ感が強く感じるようになり、酷い時は痛むことがある。
普段はデスクワークで、パソコンに向き合う時間が1日8時間以上、プライベートではスマートフォンを頻繁に使用するため目をかなり酷使している。
目の痛みが続くと頭痛にまで発展し、頭痛薬を使用するが効かないこともあり、つらくて夜も眠れない。
肩こりもひどくストレッチをするようにしているが、最近はあまり効果がない。
当院の施術
まず、うつ伏せで首肩や背中の筋緊張の緩和を目的とした施術を行いました。
3回目以降は鍼が慣れてきたため電気を流し刺激量を上げていきました。
次に仰向けになり、自律神経調節治療、目の周囲に鍼を打ち、そこに電気を流して血流の促進、痛みの緩和を目的とした施術を行いました。
治療間隔は最初の1か月は週に2回、2か月目からは改善速度に合わせて週に1回のペース。
経過
1回目
あまり変化はない。鍼の副作用のため身体が重だるくなった。
2回目
少し目の痛みが軽くなってきた。
3回目
首肩、頭、目の周りの緊張が緩んできたような気がする。
4回目
肩が軽い。目の痛みが緩和。
5回目
目の疲れが取れた。頭もスッキリして軽い。
6回目
ここ最近忙しかっため、また少し目の上の筋肉が痛くなってきた。
7回目
前回からあまり変わらず
8回目
少し楽になったが、まだ痛みがある。
9回目
だいぶ楽になってきた。肩も軽い。
10回目
ほとんど気にならない
50代 女性
元々視力はかなり良い方で、眼鏡をかけることはなかったが、1年前から老眼になり、眼鏡ありの生活が始まったら目が疲れてとても辛い。
特に文字を読むときに疲れを強く感じて、短い時間でも眼鏡をかけると目が痛くなるようになってしまった。
仕事柄字を見ることが多く、どうしても辛いと休んでしまうため仕事が以前よりも捗らなくなってしまった。家ではなるべく眼鏡をしないで生活しているが、本やスマホを見る時にどうしても使ってしまい結局目が痛くなってしまう。
いつも通っている整骨院でしばらく治療してもらったのだが、目の痛みは変わらず他の治療法はないか探していたらこちらの院を見つけて来院。
鍼灸は前の整骨院でもやっていたので慣れているが、顔に鍼治療をするのは初めて。
当院の施術
目の周りを触診した時に、目の上の眉間やおでこ付近がかなり筋緊張が強くみられました。
目の周りの局所の筋緊張を緩めるための血流改善と、自律神経の調節でお身体全体の回復力を高めていきます。
また、東洋医学的な眼に関係している経穴にも刺激を与えて相乗効果で治療を行っていきます。
経過
◇1回目◇
変化なし
◇2回目◇
常にあった目の周りの重さが軽くなった。痛みは変化なし。
◇3〜7回目◇
回数を重ねるごとに徐々に痛みが軽くなった。
◇8〜10回目◇
眼鏡をかけても目が痛くなりにくくなった。
東洋医学では、五臓六腑の『肝』が目と深く関係しているとされています。東洋医学では、肝の病変が目にあらわれやすいとされているのです。東洋医学でいう『肝』と西洋医学の肝臓とは機能的に少し異なる部分もありますが、似ている部分もあり実際にご来院される方の中では、目の症状と肝臓の数値が悪いと健康診断で診断されたと言われる方が多くいらっしゃいます。
また、東洋医学では『肝』と『腎』は相互に関係しており、肝が弱っているということは腎も弱っていると判断されます。
施術では、全身的な施術として肝や腎の機能を補ったり逆に機能が亢進している場合はそれを抑えるツボも用いて施術していきます。

眼精疲労とは、パソコン作業やスマートフォン操作、読書、車の運転等で目を使う作業を続けることで目の周囲の痛みや目の奥の痛み、かすみ目や充血などの目の症状が主に現れることでです。眼精疲労の特徴は、目の症状ばかりでなく様々な症状が起こることです。首肩コリやそれに伴う筋緊張の頭痛、自律神経の乱れに伴う吐き気や全身の倦怠感など全身症状も呈してしまいます。
視覚情報というのは、人間にとってとても重要な情報であり、人間が外部から得る情報の中の8割をも占めるともいわれています。その視覚情報の重要な器官である目が不調となってしまうとそれにまつわる筋肉の過緊張状態や自律神経を乱してしまうのです。
眼精疲労の目の症状でよく見られるのが目の上の痛みや目の奥の痛みです。痛みの種類としてはズキッとした鋭い痛みではなくなんとなく重痛いことが多いです。
目の痛みには、目の表面的な痛みと目の奥の痛み、目の周りの痛みに大きく分類されます。
目の表面的な痛み
ドライアイ
ドライアイとは涙の分泌量や質の低下によって目の表面を潤すことができなくなって、目の表面が傷ついてしまうことによって痛みや不快感、物がかすんで見えるなどの症状を呈することです。涙はもともと目の表面を潤すことで外部からの異物から目を守ったり、角膜に栄養素を送り届ける役割もあります。そのほか、涙には角膜を薄い膜のように覆ってものをはっきりと見せるという役割もあります。
それら多くの役割を持つ涙の量や質が低下することによって上記のような症状があらわれるのです。
逆さまつげ
まつげは、普通目の外側を向いてゴミなどを目に直接入らないように目を守っていますが、逆さまつげの場合、内側を向いてしまうことで常にまつげが、眼球にあたってしまうため目の表面的な痛みを生じさせてしまいます。あまりに症状がひどい場合は、手術が行われます。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、スギ花粉やブタクサ、ハウスダスト、ペットの抜け毛など本来は体には無害なアレルゲンに反応して目の痛みや異物感、涙などが出たりします。外界と直接接触してしまう目の臓器はアレルギー反応を起こしてしまいやすい臓器の一つです。年々、スギ花粉の増加などに伴いアレルギー性結膜炎は増加傾向にあります。
目の奥の痛み
眼精疲労
目の奥の痛みで代表的なものに眼精疲労があります。目の検査などで異常が見られない場合ほとんどが眼精疲労による目の奥の痛みといっても過言ではありません。近年、目を酷使することの多い現代社会の中では眼精疲労による目の奥の痛みで悩まされている方が増えています。
副鼻腔炎
副鼻腔炎は、副鼻腔という鼻周辺に広がる空洞のことでその部分が炎症を起こしてしまうことで顔面部の痛みや目の奥の痛み、頭痛や嗅覚の異常をていします。症状が慢性化しやすく慢性副鼻腔炎となることもありますので、注意が必要です。
ブドウ膜炎
ブドウ膜炎とは目の中のブドウ膜という部分に炎症をきたす疾患です。ブドウ膜炎では目の奥の痛みのほかに、視界がかすんで見えたり、視力低下等も起こすことがあり、状態によっては失明にまで至るこわい疾患です。
強膜炎
強膜炎は目の奥のうずくような痛みが主な症状となります。30代~50代の女性に多く発症する自己免疫疾患の一つです。強膜とは、眼球を覆う一番外側の膜でその部分が炎症を起こすことで強い痛みや充血、光がいつもよりも眩しく感じるなどの症状が出ます。
群発頭痛
群発頭痛の原因はよくわかっていません。目の症状としましては、目の奥に激しい痛みが襲い、それが前頭部や側頭部に波及します。多くは、1~2時間程度で自然と痛みは治まってきます。しかし、痛みが起きている間は何もできず、また起きたらどうしようと不安障害などを発症する危険性があるなどとても強い精神的ストレスを受ける方も少なくありません。
脳腫瘍
脳腫瘍など脳の疾患でも目の奥の痛みを感じることがあります。目の奥の痛みの他に吐き気や痺れ症状、麻痺症状、ろれつが回らない、ひどいめまいなどの症状が併発した場合はすぐに病院を受診する必要があります。
ものもらい
ものもらいは、上まぶたや下まぶたが炎症して腫れてしまうことで痛みや腫れ、ゴロゴロとした異物感を呈することを言います。ものもらいには、黄色ブドウ球菌が繁殖化膿した麦粒腫と皮脂腺が詰まってしまい分泌物が溜まってしまうことで細菌感染する霰粒腫とがあります。
目の周囲の痛み
三叉神経痛
三叉神経とは、顔面部の感覚を脳に伝える神経で脳から出て顔面部に出る時は3つの枝に枝分かれするため三叉神経と呼ばれています。三叉神経の第一枝はおでこの方へ伸びているため三叉神経痛で目の周囲に痛みを生じることがあります。
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹とは、水痘ウィルス感染によって神経痛や水ぼうそうなどの症状が起きてしまうことです。水ぼうそうや炎症が治まっても神経は傷ついてしまっているため、痛みが長引いてしまうことがあります。帯状疱疹後神経痛は主に脇下や背部などに起こりますがまれに顔面部、目の周囲にも起こる場合もあります。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
東洋医学ではドパミンの働きは、『心包の気』としてとらえられます。ドパミンは、意欲・集中力に関与しており、これは東洋医学内の心包の気の働きに類似しています。
西洋医学的でパーキンソン病はドパミン不足と言われていますが、それを東洋医学に置き換えると心包の気の不足だといえます。
『心包』とは、その名の通り『心』を包むような役割をもち、『心の気』から生成された『心血』を心包の力で体中に巡らせる働きがあるのです。
パーキンソン病では心包の気が弱くなってしまっているために心血が体中に行き渡らなくなってしまうため、手足に栄養ある心血が送られなくなり、手足に血液が滞りやすくなってしまうのです。
パーキンソン病患者では、身体がそれを解消させようと手足をぶるぶるふるわせて血液の流れを良くしようとする反応が振戦症状としてあらわれてしまうのです。
その方の強く出ている症状や症状の程度によって治療法を変えていきますが、どの患者様でも初診時には自律神経測定器で自律神経の状態を計測させていただきます。パーキンソン病の治療でも自律神経の状態を把握しておくことはとても重要です。

症状として自律神経症状が強く出ている方もおられます。多くの方は、交感神経の活動が過亢進状態ですが、まれに副交感神経の活動が優位になっている場合もあります。よって自律神経の状態を把握した上でその方に合った施術法を選択していきます。
東洋医学的に考えるとパーキンソン病では基本的に『心包の気』が不足している状態ですのでそれを補う施術をしていきます。

パーキンソン病とは、1817年にイギリス人医師のジェームズ・パーキンソンが初めて報告した疾患で進行性の脳の中の神経異常が原因で起こること発病するといわれています。
日本国内では1000人に1人の割合で発症しており、約10万人のパーキンソン病患者がいるとも言われています。日本での有病率は外国よりもやや少ない傾向にあるといわれていますが、高齢化社会に伴い日本でも有病率は増加傾向にあります。多くは、40代以上の方にみられますが、40歳前に発症するケースもあります。70歳や80歳になっても発症するリスクがあり、幅広い年代で注意しなければいけない疾患でもあります。
パーキンソン病の主な症状は4つ挙げられます。
・振戦
安静にしている時に体が震えてしまいます。特に指に多くみられますが、腕や手・足などにも震えが起きてしまい日常生活でも不憫に感じます。精神的緊張で増強することが多いようです。
・固縮
筋肉が硬くなり関節の動きがスムーズにできなくなってしまいます。本人に力を抜いてもらって他人が関節を動かした際に抵抗がみられます。
・無動
全体的な動きが鈍くなります。歩くスピードが凄くゆっくりとなったり、書く字が段々と小さくなるなどの症状があります。また全体的な動きも少なくなってきて瞬きの回数が減ったり、顔の表情が乏しくなります。寝返りをうてないほどとなることもあり、褥瘡の注意も必要です。
・姿勢反射障害
身体の平衡感覚に異常が起きて歩くときにバランスを保つように小股でさらにすり足で歩くようになります。歩いているとなかなか立ち止まれなったり急な方向転換ができなくなるため、物にぶつかりやすくなったり転倒しやすくなったりします。
この4つの代表的な疾患に加えて精神症状や自律神経症状もあらわれることがあります。
・精神症状
うつ状態による意欲の低下や気持ちの落ち込みや不安感、不眠などの症状もあらわれることがあります
・自律神経症状
多汗や全身の血流量低下からくる冷えや排尿障害、便秘や起立性低血圧などの症状も起こります。
精神症状や自律神経症状でパーキンソン病を判断するのは難しいので、特に上記のような『振戦』『固縮』『無動』『姿勢反射障害』の症状がみられる場合は。パーキンソン病の他にも脳腫瘍や脳卒中の可能性もあるのですぐに病院を受診する必要があります。

パーキンソンの原因は脳内のドパミンという物質が減少することによって起きることが知られています。ドパミンは、神経伝達物質で脳の中の黒質という部分で作られますが何らかの原因で黒質の神経細胞が減少して、正常のドパミン量の20%以下となるとパーキンソン病にかかってしまうといわれています。
特にドパミンは、体を動かす機能を調節する役割があるため、減少してしまうと正常な体の動きができなくなってしまうのです。
肝心な部分の黒質の神経細胞が減ってしまうのかという部分はいまだに解明されていませんが、遺伝的な要因であった、環境的な要因が関係していることが推測されています。
パーキンソン病の主な治療は、薬物療法と運動機能低下を防ぐリハビリです。
薬物療法では、ドパミンをドパミン量を増やす薬やドパミン受容体の感度を良くする薬が処方されます。また、精神症状や自律神経症状に合わせた薬も処方されることがあります。
運動療法では、身体の運動機能が低下してしまうことから日常生活の質の向上を目指してストレッチや簡単な運動療法が施されます。リハビリをしていないと運動機能の低下が一段と進みやすいため、自分の症状としっかりと向き合ってリハビリを行うことは重要です。

症例
60代 男性
半年前から身体の異常が現れ始め、徐々に足の震えが酷くなってきた。
動いているときは問題ないが、じっとしていると震えが止まらなくなる。
うつや不安感などといった精神状態は問題ないが、便秘が気になるようになってきた。
病院では薬物療法を勧められたがあまり乗り気ではなく、できるだけ他の方法をと思い当院に通い始めた。
当院の施術
現在みられる症状は、足の振戦と便秘のみで他の症状はまだ現れていませんでした。
しかし筋肉はかなり硬直しており、固縮も少し出はじめているようでした。
震えを止めようとして力を入れているので、余計筋緊張が強くなっていました。
当院では全身の筋緊張緩和と、振戦が現れている足に低周波電気鍼を行い、ドパミンの産生を促す目的で頭部に鍼で刺激していきました。
経過
1回目
あまり変化はない。
2回目~5回目
電気鍼を行っている間は、足の振戦が止まる。
6回目~8回目
施術後はしばらく振戦が軽減するが、徐々に元に戻る。
9回目~11回目
振戦は前回同様。便秘は最近解消してきている。
12回目~14回目
身体に力が入るため、疲れる。
15回目~17回目
進行は止まってきているような気がする。
18回目~20回目
施術後は振戦が軽減する。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院

側頭部が痛む場合、まずは締め付け感を伴っていたら緊張型頭痛の可能性がありますが、やや前の方のこめかみ辺りがズキンズキンと脈打つように痛い場合は片頭痛かもしれません。
高齢者の片方の側頭部の痛みであれば、側頭部動脈炎などの可能性もありますので、専門医の診察を受けましょう。
その他、片方の頭痛であれば神経痛や帯状疱疹なども考えておく必要があります。
痛みの性質はどうか
・ズキンズキンと痛む
ズキンズキンとした拍動性の頭痛は、血管由来の頭痛を示唆する症状です。典型的には片頭痛などです。痛い時とそうでないときが明瞭で、頭痛が数時間から4日程度続いて治まるような頭痛を繰り返す場合は片頭痛の可能性が高いと思われます。
・締め付け感
締め付け感は、筋肉の緊張を示唆するような症状です。ストレスや首こりなどが背景にあるかもしれません。
・頭の重たい感じ
頭が重たく感じるのは、頭を支えている背骨と首の筋肉が疲れている証拠です。頭は4~5kgもありますから首の筋肉が疲れると、頭が重く感じるのです。首の筋肉に慢性的に力が入っているのかもしれません。
・割れるように痛い
初めて経験する激しい痛みの場合、くも膜下出血などの重篤な症状な頭痛かもしれません。すぐに病院を受診することをお勧めします。しかし、我慢できるような頭痛でも初めて感じる頭痛であれば必ずしもくも膜下出血ではないとは言い切れないので、頭痛の程度だけでは判断できません。
片方の激しい頭痛が連日のように生じる場合、群発頭痛かもしれません。群発頭痛は中年の男性に多いものです。
危険な頭痛かどうかの一つの物差しは、それが以前から日常的にあって変わりないものかどうかです。「これまでと違う頭痛」は、危険な頭痛の可能性もある重要なキーワードです。
その他、頭痛に何らかの随伴する症状がある場合、その症状が診断の手掛かりになるかもしれません。例えば、頭痛の前に短時間の視野異常を伴う場合には片頭痛の疑いがあります。また、頭痛の前の倦怠感、あくび、感覚過敏なども片頭痛でしばしば認められる症状です。
一時的ではなく持続的に視野異常や脱力、言語障害、歩行障害、発熱などを伴う場合にはぜひとも専門機関での精密検査を受けることをお勧めします。
なお、吐き気については、頭痛がとても強い時には感じてもおかしくないものです。しかし、頭痛で実際に吐いてしまう場合はかなり強い頭痛の証拠です。
重度の片頭痛でも起こりますが、片頭痛ではない場合には、頭蓋内の病変により頭の中の圧力が極めて高くなってるケースもありますので要注意です。
・側頭筋
側頭筋は噛む際に使うものなので、食事の時に硬いものをたくさん食べる、ガムを長時間噛み続ける、片方の歯のみで噛むということなどで疲労がたまります。その他ストレスや無意識のかみしめや食いしばり、睡眠時の歯ぎしりなどにも関係すると言われています。併せて目の奥に放散痛や鈍痛が現れることがあります。
・後頭下筋群
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という頭痛に関連する代表的な筋肉は目や頭の動きに合わせて、顔の角度や向きを微調整している筋肉で頭痛の代表的な原因筋でもあります。
例えば資料を見ながらパソコン入力をするなど、無意識のうちに顔を前後左右に細かく動かす動作が多い方はこの筋肉を酷使している可能性が高いです。
・僧帽筋の上部線維
猫背や肩をすくませた姿勢が要注意です。パソコン作業やデスクワーク時に悪い姿勢が続くと僧帽筋への負担がかかります。
また、精神的な緊張や不安があると無意識に肩甲骨周辺に力が入ってしまうため、慢性的に肩が上がった状態で凝り固まってしまいます。痛みの特徴として、こめかみ~頭部の痛み、首の脇の痛み、下あごの角も痛み、肩甲骨周りが硬い などが挙げられます。
側頭部痛は、頭部の側頭部に発生する痛みを指します。この種の頭痛はさまざまな原因によるもので、その原因に応じて西洋医学的な治療が異なります。

側頭部痛に対する東洋医学的な考え方では、側頭部周辺を流れる経絡である三焦経や胆経の気血の滞りとして扱われる場合が多いです。
また、そのほか脈診や腹診などで弱っている経絡や強まっている経絡を探し当てて正常に戻すような経穴が用いられます。
当院では頭痛の原因となるストレス、筋緊張や全身の血流などに大きく関与する自律神経系のバランスを機械で測定し、患者様のお体の状態を把握したうえで治療へ移ります。
もともと鍼灸には自律神経系のバランスを整える作用がありますが、当院独自の自律神経調整施術を行うことでその効果をさらに高め、免疫力や自己治癒力を高め症状が治癒しやすいお体の状態へと整えます。
また、側頭部の痛みに関与すると考えられている筋肉の緊張を緩めるツボや東洋医学的観点から肝や胆・三焦経のツボを用いて施術を行っていきます。
その他頸部や肩甲骨周辺の筋肉の過緊張状態が側頭部痛を引き起こしている場合もあるためそのあたりも入念に緩めていきます。

症例 1
30代 女性
慢性的な側頭部痛に悩まされている。学生時代から、首や肩のこり、頭痛があり、頭痛がひどい時には鎮痛薬を飲んでいる。睡眠時の食いしばりがあり、歯医者でマウスピースを作ったが、効果が無かった。マッサージに月2回ほど通っており、施術後は身体が軽くなるが、またすぐに元の状態に戻ってしまう。転職をしてから、環境の変化や多忙な日々により、頭痛が頻繁に起こるようになり、最近では、鎮痛薬を飲んでも頭痛が治まらない時がある。
施術
自律神経測定器の結果、夜の時間帯でしたが、交感神経が過剰に優位な状態で、精神的ストレスや身体の疲労度も高い状態でした。食いしばりや、強い筋緊張は、ストレスにより交感神経が優位な状態が続き、身体に力が入ってしまうことが大きな原因となります。
全身的な自律神経調整施術を行い、首肩と顎や側頭部には鍼通電療法を用いて、筋緊張の緩和を図りました。
一回目
施術した日は、リラックスできよく眠れた。翌日には身体の軽さを感じ、首肩のこりを感じなかった。
二~五回目
側頭部の痛みは3割ほどに改善しており、鎮痛薬は飲んでいない。
六~九回
施術後1週間ほどすると、首肩のこりや顎、側頭部のこりが気になるようになるが、それまでは、頭痛もなく快適に過ごせている。
十回目
側頭部の痛みは解消され、鎮痛薬は飲まなくても大丈夫になった。通院間隔を空け、月1、2回ほどメンテナンスとしてご来院している。
当院の美容鍼灸は身体の状態を診て、顔面部の美容鍼灸と併せて全身治療をしていくのが特徴です。

美容鍼灸も近年多くの治療院で目にすることがありますが、ただお顔の気になる部分に鍼を打つというところとは違います。
顔には健康状態が出ているもので、顔と内臓(身体)は相関関係にあります。
例えば口まわりに肌荒れや炎症があったとしましょう。口や唇は消火器とその機能を表しやすいと言われています。食べ過ぎたり、飲み過ぎたりした翌日に口まわりに炎症が出ていたなんて経験もまさしくこの相関関係をよく示しています。
顔の気になる部分でも内臓の状態が描写されていておこることもあるのです。ですから顔だけでなく五臓六腑や自律神経を整える全身治療もすることが、より美しさを引き出すということにつながるのです。
中国では美容鍼灸科というものがあり、古くから日常の中に浸透していました。
世界三大美女の一人、楊貴妃も美容鍼を愛用していたと伝えられていて、3000年前よ2023美の悩みに答えてきた歴史があるのです。
東洋医学の考えの中に、健美(健美)という考え方があります。
真の美しさは健康の上に成り立つものであるという考え方で
美しさ・健康は表裏一体の関係で、内面的にも外面的にも美しい
ことが真の意味で美しいと言えるのです。
美容鍼の施術では、顔周りに鍼灸を行っていきます。
美容鍼を希望される方が、一番気になるところに対しては入念に施術して
いきます。
・顔周りのたるみが気になる方
・ほうれい線がきになる方
・肌質や肌荒れが気になる
・しわ・しみが気になる
・顔の左右差が気になる
このようなところが気になるところでいえば多いです。

美容鍼は本当に効果的なのか?と思う方もいると思いますので、そこの部分もお話させていただきます。
凝った表情筋はほぐし、使わなくて緩んだ表情筋は引き締めていくのです。
30代 女性
同僚に顔が疲れていると指摘されたことがきっかけで美容鍼に興味をもった。
確かにここ数年で目のくま、ほうれい線などが濃くなった気がしていて、マッサージなどをしてみるもののあまり変化がわからない。
1日中パソコンかスマホを見ているので目も重い状態が続いている。
顔の疲れをなくし、血色のいいお肌になりたい。首肩のこり、頭皮の硬さも慢性的に感じている。
当院の治療
触診したところ首肩のこりがかなり強く血行不良がみられる。
首肩のこりは目のまわりの血行不良にも繋がるためクマができやすくなり、また、
頭皮の硬さは顔全体のたるみを引き起こすため、ほうれい線が目立つようになる。
そのため顔だけでなく首肩など身体全体のケアをしている必要がある。
まずはうつ伏せで首肩、背中のツボを用いて全身のキン肉の緊張の緩和をはかる。
その後仰向けで顔と頭に鍼をして、顔の血流改善を目的に鍼通電療法を行った。
美容鍼灸は最初につめて施術をすると効果が現れやすいので、3日おきの施術をすすめた。
◇1回目◇
施術後は身体が軽くなり目がぱっちり開くようになった。
ほうれい線はまだわからないが目のまわりの血色はよくなりクマは少し薄くなった気がする。
◇2回目◇
前回同様、施術後はすごく楽になり、顔全体がゆるむ感じがする。
◇3回目◇
以前まで夕方以降は頭痛がでていたが、鍼灸を今週は一度も頭痛がなかった。
頭皮もゆるんできているのかもしれない。
目の疲れも軽減している。
◇4回目◇
同僚に顔がシュッとしたと言われた。
余分なむくみが取れて、ほうれい線も以前より気にならなくなっている。
◇5回目◇
目の調子がよく、クマも化粧で隠れる程度にまで改善した。
今後はペースを週1にのばして続けていきたい。
症例2
40代 女性
美容鍼の存在は知っていたが、中々勇気がでないままいたが、夫がこちらの院にお世話になっており、症状も順調に回復していると聞き、良い機会だと思い来院。
肌のくすみとたるみが一番気になっている。おでこのシワが年々増えてきた気がするので、このシワもなんとか食い止めたい。
美容の他にも、慢性的に肩こりや眼精疲労があるので、一緒に治療できるのであればお願いしたい。
当院の治療
治療と美容の両方がご希望でしたので、触診時に固くなっていた首、肩周りや足のむくみも同時に治療を行いました。
特に首の固さはお肌のくすみや、フェイスラインのたるみに関係する部分です。首の血流が悪くなるとお肌の調子も悪くなるのと、リンパの流れも悪くなりむくみやたるみの原因の一つになります。そのため、首周りの筋緊張を緩める治療も行っていきました。
美容鍼では、肌のトーンアップやたるみ改善は一回の治療で変化を感じれると思います。ですが、効果自体は数日でもとに戻ってしまうので、継続が必要とお伝えしました。
治療経過
◇1回目◇
治療後の鏡をみた時に明らかに顔が小さくなっていて驚いた。
◇2回目◇
数日でたるみは戻ったが、翌日の朝の顔と肌が今までと違って嬉しい。
◇3回目◇
化粧ノリが良くなった。友人から肌質の違いに気づいてもらえた。
◇4回目◇
小顔になる日数が増えた気がする。
◇5回目◇
慢性的だった首周りの固さがなくなってきた。
Q.顔に鍼を刺していたくないのですか??
全く痛みがないというわけではないですが、とても痛いというわけでもないです。
鍼の刺激が心地よく感じるという方もいますので個人差は多少あります。
表情筋が凝っていたり、老廃物が溜まっていたり、乾燥していたりする部分は痛く感じやすかったりするケースが多いです。
Q,安全ですか?血はでないですか?
使い捨ての美容鍼用の鍼を使っていきますので安全です。
美容鍼灸学のカリキュラムを履修しており、知識や技術も豊富ですので安心して受けていただけます。
血はほとんど出ませんが、ごく稀に出血することはあります。
大量に出血があるということはありませんからご安心ください。
Q,副作用はありますか?
化粧品を使って肌にアプローチする、美容外科的にメスをいれる、というわけではありませんから副作用という観点からみればかなり少ないと言えます。
刺鍼で100%内出血を防ぐことは残念ながらできません。鍼灸による内出血は通常数日~二週間ほどで消えていきます。これは身体のどの部分に関しても言えることです。
強いていうなら鍼を刺すという特徴上、内出血が起こることがあるくらいでしょうか。基本的に副作用はないと言えるレベルです
Q,女性の先生に施術してもらうことは可能ですか?
女性鍼灸師が在籍していますから、予約の際お申しつけください。
Q,男性でも施術してもらえますか?
営業マンの方や接客業の方などが身だしなみの一つとして受けられています。
男子の方でもお気軽にお申しつけください。
近年の鍼灸美容鍼灸において、美容鍼の施術方法・施術料金・時間・効果も含めて
様々です。当院では身体のことを含めてお顔の気になる部分や患者様のWⅰshを大切にしています。お顔のこの部分をもう少し良くしたい♪たるみを解消したい♪
身体やお顔の症状でも少しでもお役に立てればと思います。
睡眠は一日の疲れを取るために必要なことですが、寝不足や睡眠の質が下がることで心身に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
・倦怠感
・胃腸の不調
・やる気の低下
・うつ症状
・肩こり
・腰痛
・頭重感
・めまい
など、多岐にわたり様々な症状の原因になります。

睡眠の質の低下は、不規則な生活習慣が続いたり、慢性的な精神的ストレスにより自律神経が乱れる事が原因で起こります。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経で成り立っており、お互いが必要時にバランスを取って働いています。交感神経は体を活動的に働かせ、心を高ぶらせる役割があり、副交感神経は精神をリラックスさせ気持ちを落ち着かせる、また疲れた体を回復させる役割があります。睡眠中は副交感神経が働くことでぐっすり寝れる事ができるのです。
自動車で例えると交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキのようなものです。
しかし、夜更かしをして不規則な生活習慣が続いたり精神的ストレスを受け続けると、夜に働かなくてはいけない副交感神経が働く事ができず、その代わり交感神経が働いてしまい心身が興奮状態になるためなかなか寝付けないという事が起きてしまいます。眠りについたとしても副交感神経が十分に働いていないために質が低下してしまいます。
・生活習慣の乱れや夜更かし
生活習慣の乱れは体内時計を乱してしまい、体内時計が乱れると睡眠リズムが狂い睡眠障害の原因になります。
・無呼吸症候群
睡眠中に上気道が狭くなったり一時的に閉塞したり、延髄の呼吸中枢の異常によって正常な呼吸ができないことで起こります。中枢性のものははっきりとした原因はわからないですが、閉塞性のものは肥満による首の脂肪の圧迫や先天性による舌や扁桃、アデノイドの肥大や顎が小さいための舌根沈下が原因と言われています。
・パソコンやスマートフォンの使用
パソコンやスマートフォンを長時間使用したり、就寝前に使用することで交感神経が働いてしまい、逆に質の良い睡眠を促す副交感神経の働きが悪くなります。
人間の体は元々、太陽が昇ると交感神経が働いて日が沈んで暗くなると副交感神経が働いて眠りにつくのが自然体なのですが、パソコンやスマートフォンを夜間や睡眠前に使用する事でタブレットの光が視覚を通して脳を刺激してしまい、昼間と錯覚させてしまいます。そうすると本来副交感神経が働いて交感神経が抑制されなくてはならないのに、夜の時間も昼間と同様に交感神経が働いてしまいます。そのまま就寝すると睡眠の質が悪くなるのは必然的になります。
・ストレス
多少のストレスは問題ないのですが、強いストレスや慢性的なストレスは自律神経が乱れます。ストレスは交感神経を働かせるため睡眠の質が低下します。
・カフェインやアルコールの摂取
お酒が好きな方は就寝前に飲酒することが多いと思いますが、アルコールが体内に入ると肝臓で分解する過程でアセトアルデヒドという物質が発生します。このアセトアルデヒドは毒性が強く交感神経を刺激してしまうと言われています。
また、カフェインは脳を活性化させる作用がありますが、それも交感神経を介して作用するため睡眠の質を低下させてしまいます。
東洋医学では五臓六腑と関連つけて考えていきます。
五臓六腑とは、肝、心、脾、肺、腎の五臓と、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の六腑のことを言います。
これらは現代医学の解剖学的機能の概念ではなく、精・気・血のコントロールといった陰陽五行説の思考に基づいた役割があります。

この中の「心」は精神や意識など精神活動を主ります。この「心」の機能が低下することで、眠りが浅い、中途覚醒、不眠、。寝つきが悪いなど睡眠障害が引き起こされると考えられています。心の機能低下を、心血虚、心陰虚と言います。
また、「肝」は自律神経機能、情緒系の機能を担っており、気をのびやかにめぐらせる作用があります。この「肝」の機能が低下すると、精神的に不安定になりイライラするといった感情が出現しやすくなります。精神的ストレスが発生すると自律神経や情緒系機能に影響し抑うつや緊張状態を起こします。これを肝気鬱血といい、不安感、緊張感、焦燥感による不眠の原因になります。肝の機能低下は、肝血虚、肝陰虚と言います。

病院や睡眠専門クリニックでは、精神を落ち着かせるために鎮静剤や抗不安薬といった薬物療法を行うことが多いです。また、認知行動療法や睡眠習慣の指導、など薬に頼らない治療や、無呼吸症候群の場合は睡眠中に口に装着したマスクから気道へ空気を送ることで気道の閉塞を防ぐ方法が用いられます。
当院での睡眠に対する治療は自律神経の調節を重視しております。
また、心経、肝経、腎経を使用して五臓六腑を整え、失眠という良い睡眠を促すツボも鍼やお灸で刺激をしていきます。
睡眠の質が低い方は首肩のコリや腰が辛いという方が多いのが特徴です。触診をしていきコリや張り具合を確認し、筋緊張を緩和させる施術も同時に行っていきます。
①就寝前に白湯、生姜湯を飲んで体を温める
②湯舟に入りゆっくり体を温める
③入眠時間、起床時間、朝昼晩の食事時間を毎日一定にする
⓸就寝前のパソコンやスマートフォンの使用、アルコール、喫煙は避ける
⑤日中に適度な運動をする
⑥午前中に日光を浴びる
⑦就寝前にストレッチをして体をほぐす
症例 1
70代 男性
60代から睡眠の質の低下を感じるようになった。入眠に時間がかかり、中途覚醒は3回ほどある。熟睡感がなく、昼寝をしてしまうこともある。しっかりと睡眠が取れた感じがしないため、身体はだる重く、足を動かすのも辛く感じる日もある。なるべく日中に1度は外に出て散歩を行うように心がけている。
施術
加齢とともに、自律神経の調整能力は低下し、睡眠ホルモンの分泌も低下するため、どうしても睡眠の質は低下してしまいます。自律神経調整施術をメインに、睡眠の質を促す「失眠」「百会」「上星」といったツボを用いて施術を行っていきました。
来院頻度は一週間に1回。
一〜三ヶ月
施術後は足取りが軽くなる。睡眠はあまり変化がない。
四〜七ヶ月
寝付きが以前より良くなった。睡眠サイクルが乱れていたのが、同じ時間に眠れるようになった。体が疲れにくくなり、外出するのが億劫じゃなくなった。
八~九ヶ月
以前より連続して眠れる時間が伸びている。1、2回は中途覚醒がある。
入眠も安定している。
十ヶ月以降
中途覚醒が減り、睡眠は5〜6時間連続して眠れている。
整形外科でレントゲンなどの検査をしてもわからない首から肩・上腕にかけての不調は頸肩腕症候群の可能性があります。
頸肩腕症候群の鍼灸治療はWHO(世界保健機構)で適応疾患として認められています。
WHOの鍼灸適応疾患について←
当院の頸肩腕症候群に対する鍼灸治療は、まず首肩部分の筋緊張の緩和と鎮痛効果を目的に施術していきます。

痛みや筋肉の緊張が強過ぎる場合には、鍼通電治療も併用して行っていきます。

その他、頸肩腕症候群でも自律神経測定器を用いて自律神経の状態を把握して自律神経の状態も整えていく場合もあります。頸肩腕症候群の症状は、多岐にわたり自律神経失調症状と切っても切り離せないためです。
現代のストレス社会において多くの方は、活動神経である交感神経過亢進状態にあるといえます。当院では、そういった方のためにはりやお灸の刺激でも心地よい刺激を心掛けて施術にあたらせていただいております。

痛みなどの症状の強い首肩付近の施術はもちろんのことお腹や背部も施術することにより身体全体の調子が整い、症状回復の手助けとなります。
首や肩の症状と合わせてうつ病・自律神経失調症・睡眠障害・更年期障害などでお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。
東洋医学では頸肩腕症候群は体の外から邪気を受けるため発症するものと中医学でいう「肝」と「腎」が何らかの原因で損傷して働きが弱まって発症するものと考えられています。そういった原因で頸部付近の気血が滞り、それが痛みや痺れの原因となると考えられています。
体の外からの邪気として一番頸肩腕症候群が発生しやすいのは、寒く風のあたる場所にいた時などに体に悪さをする「風寒の邪気」を受けた時です。次いで湿度の高い場所にいて「湿邪」を受けた時などです。
また長い間椅子に座ってパソコンなどの仕事をした時に気血は滞り、それが頸部・肩部・腕部付近であった場合に頸肩腕症候群を発症する可能性が高くなります。
中医学でいう「肝」と「腎」の機能が弱ると全身的に血や体液が不足し、筋肉や骨などの様々な器官に栄養を送ることができず、さらに上記のような条件が加わると頸肩腕症候群がおこりやすくなります。両者の関係は深いので「肝腎同源」とも言われており、「肝」と「腎」の症候が同時にあらわれることが多いです。
30代 男性
もともと肩こりはひどかったが、ここ最近は肩こりがひどく感じるのと同時に首から左背中・左上腕にかけて痛みやだるさが出るようになった。整形外科で検査したところ多少頸部のヘルニアらしき箇所が見られるが、症状が強く出るほどではないと言われた。特に原因は特定されずに湿布薬を処方され、安静にしておくように言われた。
湿布薬を貼り、安静にしていたら症状は落ち着いてきたが、仕事などが忙しくなり安静にできないと症状がさらに悪化し始めた。パソコンでキーボードをうつ姿勢になると左首から左上腕に力が入ってしまい、痛みやだるさを感じて仕事も集中できない状態。ひどいと家で横になっている状態でも症状を感じる時がある。
当院の治療
自律神経の乱れ・交感神経の過亢進などにより、血流が滞り痛みやだるさを生じさせている可能性があるので自律神経測定器で自律神経の状態を計測してから治療に入りました。
1.仰向け施術
自律神経の調整、左頚部前部・左肩・左上腕の筋緊張の緩和を目的に施術。痛みや筋緊張の強い部分には鍼通電・お灸療法を積極的に用いました。
2.うつ伏せ施術
特に肩甲骨回りに固結部が見られたためその部分を集中的に施術していきました。
3.ストレッチ整体
鍼灸施術で筋肉がゆるんだところでストレッチや整体をします。そうすることでさらに効果が期待できます。
治療経過
◇1回目◇
治療後以前は横になっている時もつらい時があったがそれはなくなった。治療後、体が軽くなったと感じる
◇2回目◇
以前はパソコン作業をして10分程で左腕や肩がつらくなったが1時間ほどで症状を感じるようになってきた
◇3~4回目◇
仕事が忙しくなり、長時間無理な姿勢を取ってしまったため次の日に症状悪化。しかし、痛みやだるさは一日ですぐ引いた
◇5回目◇
仕事をしていない時は症状を感じることがなくなった。仕事を2時間以上休まず続けているとつらくなってくるが休憩をはさむと症状は感じにくい
症例 2
30代 男性
デスクワークのため、普段から首肩のコリに悩まされてきたが、ここ最近になってコリが酷くなり、重だるい感覚が強くなってきた。酷い時は痛みも感じる。
首を動かしたり、肩を回したりすると多少楽になるが、動き始めは柔軟性が低下しているためか動かしにくい。デスクワークは短くても1日8時間行っており、夕方以降になると首肩が辛くなってくる。
以前はひと晩寝たり、休日を挟むと回復することが多かったが、最近では休んでも回復できなくなってきた。
天気が悪い時や忙しい時は、頭痛が起きることもあり、仕事もパフォーマンスが低下する。
当院の施術
まず、自律神経測定器で自律神経の状態や血管の状態を確認していきました。
夕方測定したのにもかかわらず、交感神経の値が高く、リラックスさせる副交感神経の働きが悪い状態でした。
交感神経は血管を収縮させる作用があり、筋肉の血流が悪くなる事で筋肉の柔軟性を低下させてしまいます。慢性的に交感神経が優位な状態が続くと、筋肉のコリに繋がってしまいます。
この方の場合、デスクワークによる姿勢の問題と交感神経の高まりによる2つの要因がおよぼしていると考え、自律神経の調節を目的とした施術と筋緊張緩和を目的としたトリガーポイントへの刺鍼を行いました。
治療経過
◇1回目◇
少し軽くなったが、また時間と共に戻ってきた
◇2回目◇
まだ辛さがある。低周波鍼通電法に切り替える。
◇3回目◇
筋緊張が和らぎ、症状が軽減してきた。
忙しいとまた辛くなってくるが、以前ほどでもない。
◇4回目◇
ほとんど気にならなくなってきた。
現在もメンテナンスのため通院中。
頸肩腕症候群とは、頸部になんらかの異常があって神経や血管が圧迫されて、頸部から肩・腕・背部にかけての痛みや異常感覚を訴える疾患の総称です。
頸肩腕症候群は、整形外科的疾患の変形性頸椎症や頸椎椎間板ヘルニア・胸郭出口症候群などを除外した、検査などで病因が特定できないものをいいます。検査などで病院が特定できないということで「頸肩腕症候群」と診断されたなかには、自律神経失調症・局所血流の異常・不安症・うつ病・更年期障害・末梢神経炎・寝違え・脊髄疾患・片頭痛・メニエール症候群・顎関節症などの多数の疾患が混在しているものと推定されます。
歴史的にキーパンチャーやタイピスト・電話交換手などの上肢を繰り返し使う業務に従事する人に多く見られ、後頭部・後頸部・肩部・上腕部・手・手指のいずれかあるいは全体にわたって「こり」「しびれ」「痛み」「鈍痛感」などの不快感を職業性の「頸肩腕症候群」として産業医療の分野で確立してきた経緯があります。
しかし疾患の概念や病態生理が十分に確立されておりず、労働基準法などの中で用語だけがひとり残存している感があります。ことにこのような後頸部から肩や上肢に至る症状を訴える場合には、それ以外にも心因性因子の関与や自律神経失調による関与が濃厚な場合が少なからず混入しています。
☑肩こりがひどく、デスクワークをしていると頸肩がつらくなってくる
☑肩から腕にかけて重だるさを感じる
☑腕や手指に痺れを感じる
☑後頭部や側頭部に締め付けられるような頭痛を感じる
☑腕や手指の冷えを感じる
☑手の力が入りにくい
広い意味で頸肩腕症候群は、頸部から肩や腕にかけての痛みや異常感覚を訴える場合に頸椎椎間板ヘルニアなどの整形外科的疾患を除外した、検査などで病因を特定できないものが頸肩腕症候群と言われており、これといった病因は断定できませんが、パソコンなどを座って作業する労働者に多いと言われております。かつてはキーパンチャー病と呼ばれたものも頸肩腕症候群の一種であり、現在ではパソコン病やVDT病とも呼ばれています。
頸肩腕症候群は、若年層から起こり、男性より女性のほうがかかりやすいとされています。
頸肩腕症候群では、下記のような状態や生活環境で起こりやすくなります。
・オーバーユース
特にパソコン作業でのタイピングやスマホ操作での親指操作である程度以上の力を入れて手指の筋肉を動かしすぎているとだんだんと筋疲労が起こってしまいます。すると手指の動きが鈍くなりさらに痛みや痙攣などの症状が出てきます。筋肉は小さい筋肉ほど疲労が溜まりやすく症状が出やすくなります。
・不自然な姿勢
パソコンをしている姿勢では頭部は前傾となり腕は前に突き出す姿勢のため猫背のようになってしまい背部や頸部に負担がかかることで頸部や肩部の筋肉に疲労が溜まり、過度な筋緊張や痛み症状が出やすくなります。
その他、職場特有の無理な姿勢が原因で頸肩腕症候群となることも少なくありません。じっとした姿勢が長時間続くと静的緊張といって極端に血流量が減ってしまい、筋肉に必要な酸素や栄養素が不足してしまいます。
・精神的な疲労による自律神経の乱れ
精神的な疲労による自律神経の乱れが頸肩腕症候群の原因となることがあります。特に仕事中では自律神経のうちの交感神経の活動が活発になります。交感神経の活動は血管や筋肉を緊張させて筋肉の動きを良くしますが、その状態が長く続いてしまうと血流は悪化してコリの原因や痛みの原因となり得ます。
その影響が普段使いすぎている筋肉に出てしまい頸肩腕症候群の症状が出てしまう場合があります。
頸肩腕症候群は突発的にかかるわけではなく、日々の仕事の姿勢や生活習慣が頸肩に負担をかけて積み重なったものが頸肩腕症候群としてあらわれます。よって日常生活で頸肩に負担をかけすぎないように注意することが症状改善や症状予防につながるのです。
・パソコン作業の際は1時間に10分ほど休憩を取る
・長時間同じ姿勢を避ける。
・頭をあらゆる方向にゆっくり曲げていき首の筋肉をストレッチする。
・腕を伸ばしたまま手首を曲げて腕のストレッチをする。
・一日の中で趣味の時間などリラックスできる時間をつくる。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好医院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
下肢にはいくつもの重要な経脈が走行しており、その中でも特に「脾」と「肝」の経脈がシンスプリントと深い関わりを持っています。
また、東洋医学では骨は「腎」が司っており、ストレスや栄養不足が続くと腎の機能が低下し、骨に異常をきたすと言われています。
シンスプリントは脛骨周りの筋肉の疲労が原因になるので、直接硬くなっている筋肉に鍼を打ち緩めていきます。

また、鍼やお灸には抗炎症作用もありますので、痛みの出ている付近に鍼やお灸をし炎症を抑えていきます。さらに、いち早い回復を目的とするため、自律神経治療を同時に行い自然治癒力を高めていきます。

その他、臀部や腰部の筋緊張が見られる方が多いためうつ伏せでそれらの筋肉も緩めて下肢への負担を和らげていきます。

シンスプリントとは、運動時や運動後に足の脛骨の内側に痛みを生じる疾患で、陸上競技やサッカー、バスケットボールといったランニングやジャンプをすることが多い競技に発症しやすく、特に中学高校の新人選手といった競技を始めたばかりの人に好発するスポーツ障害の1つです。
主なシンスプリントの症状は脛骨の内側、脛に沿って下1/3の所に発生する痛みで、軽症の場合運動時のみ痛みが起きますが、重症化すると運動後にも疼くような痛み続き、炎症による腫れや熱感を伴います。そこからさらに悪化すると、疲労骨折へつながることもあります。
また、シンスプリントによる痛みをかばう事により、膝や太もも、腰にも負担が掛かり他の症状を併発する原因にもなりますので、しっかり完治させることが大切です。
シンスプリントは急激な運動量の上昇により起こるのですが、ランニングのように地面を後ろに蹴り上げる動作を行うと、足首を底屈させる後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋といった脛骨に付着する筋肉が収縮します。
急激に練習量を増加することでそれらの筋肉が疲労していくと、筋肉の収縮が強くなります。その際、筋肉の収縮により付着部である脛骨の骨膜が強く引っ張られ骨から剥がれようとします。その剥がれようとした所が傷ついてしまい炎症を起こしてしまうのです。
練習量の上昇以外にも、クッション性がなかったり、足に合わないランニングシューズを履いている、コンクリートやアスファルトで走り込みをしている、筋力不足、筋肉の柔軟性の低下、偏平足、回内足などがあります。
回内足とは、ランニングの着地の瞬間に足首が内側にグニュっと倒れこみ、捻じれる現象の事で、特にアスファルト等地面が硬い所でのランニングは回内足の大きな原因になります。
ランニングの着地は、ケニア人やエチオピア人のエリートランナーに多いつま先付近の前足部で着地する「フォアフット」、足の中足部で着地をする「ミッドフット」、かかと付近で着地する「ヒールストライク」といった3種類の走法があります。
その中で日本人で一番多い走法が、かかとから着地するヒールストライクと言われています。ヒールストライクは、かかとの真ん中から着地をしたら、重心は足裏の外側→母趾の付け根にある母趾球の順で素早く移っていきます。
土のような地面が柔らかい所では、着地して重心が足裏の外側に移った瞬間に接地面が外側に沈み込むため、足底の角度が水平になり、足首のねじれは適度に抑えられますが、アスファルトのような地面が硬い場所では、足の外側は沈みこまないので足首の回内が強く起きてしまいます。
シンスプリントの原因の1つでもある後脛骨筋は、脛骨から足首の内側を通過し足底に付着します。足首の回内が起きるたびに後脛骨筋が引っ張られ、付着している脛骨の骨膜も強く牽引され炎症を起こすのです。
病院では主に練習量の制限やアイシング、ストレッチなど早期に自然治癒させるための指導を行います。必要に応じて鎮痛剤を用いることもあります。
また、疲労骨折とシンスプリントを判別するためにMRIによる画像診断を行います。骨の異常はレントゲンでは写らないので、MRIで骨折の有無を確認していきます。ここで、痛みがあるのに骨折していない状態であればシンスプリントと診断されます。
痛みが強い場合はランニングなどの運動は必ず中止してください。
軽度のシンスプリントなら軽い運動をしながらでも回復できますが、痛みが強い場合我慢して運動してしまうと、疲労骨折に移行したり炎症部分が拡大することで悪化し回復が遅れてしまいます。
また炎症を抑えるためにアイシングが有効になっていきます。
痛みが治まってきたら少しずつ運動を始めましょう。
ジョキングを再開する場合は、アスファルトやコンクリート、体育館の床といった固い所ではなく、芝生のような足場の柔らかい所から始めていきましょう。
シンスプリントが完治するまでの期間は人によっても様々ですが、症状が軽ければ数日、重ければ数か月かかる場合もあります。また、完全に治りきらない状態で故障する前のような運動をすると、治ったと思ったらまたぶり返すというような事もあるため、根気強く治療していくことが大切になっていきます。
シンスプリントが完治したかどうかを確かめるには、
1. 走っても痛みが出ない
2. 100Mダッシュをしても痛みが出ない
3. 全力で走っても痛みがでそうな怖さがないか
です。
シンスプリントの治療症例
症例1
20代男性
大学で陸上競技の長距離をしている。
急激に練習量を2倍に上げたため、左の脛の骨が痛みだした。
最初は気あまり気にしていなかったが、数日そのまま練習を続けているうちに歩行しても強い痛みが出るようになった。幹部は、足首からすぐ上の脛骨部で少し腫れていて熱感や圧痛もある。
後脛骨筋や腓腹筋の緊張が異常に強い。
現在は、左足だけではなく右足も痛みが同様にある。
当院の治療
脛の痛みの原因が後脛骨筋や腓腹筋の強い緊張による骨膜への負担であるため、後脛骨筋の付着部や腓腹筋に刺鍼を行い、さらに電気刺激を与えて筋緊張の改善を目的とした施術を行った。また、炎症を抑えるために患部に直接お灸をした。
治療間隔は2日~3日に一回のペース。
◇1回目◇
施術直後は痛みは少し軽減した。
しかし、まだ疼くような痛みは続いている。
◇2回目◇
まだまだ痛みがある。
◇3回目◇
腫れは少し引いてきた。
◇4回目~6回目◇
歩行時の痛みが軽減した。
◇7回目~11回目◇
腫れは完全に引いて、短時間の軽いJOGなら痛みが出ない。
◇12回目~15回目◇
少し速いスピードで走っても痛みが出ないが、30分以上走ると少し痛みが出る。
◇16回目~20回目◇
強度の強い練習でなければ痛みは出ない。
症例2
10代女性
中学校のクラブ活動でバスケットボール部に所属しており、今年の春に入学と同時に練習に参加している。
練習に参加してから半年経っところで、練習後に左足の脛の内側部分に違和感が出現し、押すと痛みがあるのに気が付いた。
翌日の練習中に痛みが強くなり、数日気にしないで練習を続けいていたら、ジンジンした痛みが増してきた。
近所の整形外科に受診したところ、脛骨過労性骨膜炎と診断された。
練習にも慣れて自分のスキルアップを自覚始めてきたところだったので、早期に本格的な競技復帰を目指したく当院を受診した。
当院の施術
来院初日は、ランニングやジャンプ動作で痛くなるが、歩行時も少し痛む状態でした。
患部は足首に近い場所で脛骨の内側面に圧痛があり、後脛骨筋が過緊張を起こしていました。患部は若干熱を帯びていたため、セルフケアとしてアイシングを指導しました。
鎮痛、筋緊張の緩和を目的として、患部付近の後脛骨筋の硬結に刺鍼し、そこ電気を流す低周波鍼通電法を、患部には炎症を抑えるためお灸を行っていきました。
施術間隔は2~3日に1回ペース。
経過
◇1回目◇
まだあまり変わりなく痛みがある。
◇2回目◇
歩行時の痛み少し軽減した。
◇3回目~5回目◇
歩行時の痛みはかなり軽くなった。
安静中のためランニングやジャンプによる痛みはわからない。
◇6回目~8回目◇
歩行時の痛みは完全に消失した。
まだ不安があるため走ってない。
◇9回目~11回目◇
試しに100メートルだけゆっくり走ってみたが、痛みは出なかった。
◇12回目◇
軽いジョキングを行えるようになった。痛みはなく問題なく走れる。
◇13回目◇
少し速いぺースで走ってみて痛みは出なかったが、次の日は少し痛くなったため。一時ランニングを中断した。
◇14回目◇
早いペースで走っても問題なく走れた。
施術間隔を少しづつ伸ばしていき、状態に合わせて練習に復帰した。
清水大地

資格
はり師
きゅう師
2008年 鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年 おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年 中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年 渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年 三軒茶屋α鍼灸院を開院
当院の片側顔面けいれんに対する当院の治療は、第一に顔面部・頭部の筋肉の緊張を和らげます。目の周りや顔の筋肉を緩めることで症状緩和につながります。

また、自律神経を整えることにより、疲労やストレスの緩和もはかります。

片側顔面けいれんとは、顔の片側の筋肉が自分の意思に反してピクピクとけいれんを起こす病気です。
はじめは目のまわりのけいれんから始まることが多く、徐々に額や頬、口、あごにまで広がるのが特徴的です。
症状の進行はゆるやかですが、放置して自然に治ることはありません。
症状が強くでると顔がキューッと突っ張って歪んだ状態になったり、筋肉の麻痺が生じることもあります。
特に50〜70歳の中高齢者の女性に多く発症します。
また、仕事などで緊張やストレスがかかる場面で症状が強く出ることが多く、日常生活にも支障をきたします。

片側顔面けいれんは神経血管圧迫症候群のひとつであり、脳の深部で顔面神経が血管の圧迫を受けることが原因であると言われています。
多くの場合、高血圧や動脈硬化により脳の血管が神経を圧迫することで神経に興奮がおこり、顔のけいれんやゆがみとして現れます。
また、ストレス過多な状態は交感神経が活発になりますので、神経が興奮し、よりけいれんを引き起こしやすくなります。
症状の悪化を防ぐ方法としては、
・顔に冷気が当たらないようにする(冷やさない)
・十分な睡眠をとる
・ストレスを避ける
・禁酒
・禁煙
などが挙げられます。
50代男性
15年前に右目の下あたりがピクピク痙攣するようになった。範囲は徐々に頬や口まで広がり現在は右側全体に痙攣がある。脳神経外科で顔面神経の圧迫箇所が見つかり注射治療をするも特に変化はない。手術も提案されたが抵抗があるため鍼灸治療を試してみたいとのことで来院された。
1日8時間ほどデスクワークをしており首・肩こり(特に右側)が慢性化している。
首の付け根は雨の日など気圧の変化があるときは頭痛が出る。
人前で話すときに症状が出てしまうことがストレスになっている。
当院の治療
自律神経測定器の結果によると交感神経がかなり優位な状態であることが分かった。
常に神経が過敏になっているため、副交感神経を高め、リラックスできる治療を行う。
側頭筋や胸鎖乳突筋も右側のみ硬結があるため筋緊張の緩和を目的に鍼と灸を行った。
また、慢性的な首・肩こりも症状の原因になるため、全身治療によって症状緩和をはかった。
経過
◇1回目◇
治療後、痙攣の引きつり方が弱まった。
3日後にはもとに戻った。
右肩のこりは軽減した。
◇2回目◇
1回目同様、引きつりが弱くなり5日ほど調子がよかった。
◇5回目◇
痙攣はあるが引きつる感じの痙攣はなくなった。
肩こりも気にならない。
◇8回目◇
回数を重ねるごとに痙攣の回数も減っている。
家族からもかなり減ったと言われた。
◇15回目◇
雨の日など体調を崩しやすいときは痙攣が出るが、普段はあまり気にならない程度にまで回復。
今後は施術間隔をあけて治療を続ける。
40代女性
右目下から頬の部分にかけてピクピクと痙攣する症状でご来院。発症して3ヶ月ほど。病院ではMRIの検査を受けたが、特に脳の障害はみられなかったとのこと。
健康診断では、血圧は高くなく、脂質異常は指摘される程度でいつも健康と診断されていました。
3ヶ月ほど前から主に右目下のピクピクとした痙攣が気になり始めて今では1時間に4〜5回程度の頻度で5分間ほど継続する痙攣に悩まされている。病院では、特に治療法は提示されずに葛根湯を処方されて目の酷使を避けるように指導されたのみ。
なにか他に対処法はないかと検索をかけてみたところちょうど当院のホームページを見つけて鍼灸治療で以前腰痛が軽快したことがるので、鍼灸治療には抵抗がなかったため当院にご来院されました。
痙攣は仕事中など集中状態のときはあまり気にならないが家族との食事中や下を向いて顔を洗うときやお風呂に入っているときに必ず発症していた。
問診では仕事や家庭でのストレスも多く、自律神経も乱れがちではとご本人的にも感じておられたため自律神経測定器で測定の上、全身の自律神経のバランスを整える調整施術も行っていき、主に右目周りや右頬中心に鍼やお灸の施術を行っていきました。
経過
1回目の施術後、当日と翌日は痙攣の回数が激減。あまり気にならない状態だったが、時間とともに徐々に痙攣の回数が増えていってしまった。施術3回目辺りまではそのような状態で施術後数日は状態良くなるが戻ってしまう。
4回目以降右目周り中心に鍼通電治療を導入。鍼通電治療を開始して2回ほどで痙攣の回数が1日に2〜3回ほどになるまでに改善。日を追うごとに良くなっていきました。
8回目の施術後、仕事にも支障をきたすことなく、日常生活も普通に過ごすことができるようになったので治療を終了した。
40代 女性
1ヶ月ほど前から左顔面部の痙攣がでるようになった。慢性的な舌の痛みと左側頭部痛にも悩まされている。
顔面部は左のほうれい線から鼻の横、目頭にかけて、時々ピクピクと痙攣する。側頭部は、触れるとピリピリと痛む時がある。右側の舌は違和感とジンジンするような痛みがある。側頭部と舌の痛みは、意識をしなければ、気にならない。
病院の検査の結果、特に問題は見つからなかった。歯医者も受診したが、口腔内の問題もなかった。
不安感が強く、自律神経の乱れも気になるため、当院へご来院された。
施術
1ヶ月前に引っ越しや職場が変わるといった、環境の変化があり、普段よりストレスを感じやすく、心身ともに緊張状態が続いていた。
環境の変化により、自律神経のバランスを乱し、交感神経が優位な状態が続き、顔面の筋肉のけいれんを引き起こしたと考えられる。そのため、自律神経を整え、副交感神経を働かせる施術を行いました。また、側頭部や舌の痛みも、時期によって気になる時と気にならない時があることから、自律神経の乱れによる血行不良や神経伝達の不具合によるものと考えられる。
全身的な自律神経調整施術と、顔面部の血流改善を目的に顔面部の経穴に鍼とお灸を行った。
来院頻度は1週間に1回。
一回目
施術後は、身体が緩む感覚があり、リラックスできた。
二回目
顔面の痙攣の回数が減った。
三回目
仕事で緊張するような場面以外では、顔面が痙攣することはなくなった。
四~六回目
顔面の痙攣は1日1回程度に減った。側頭部と舌の痛みも程度がマシになってきた。不安感が軽くなり、以前より気持ちが明るくなった。
七回目
顔面の痙攣の症状はでなくなった。側頭部や舌の痛みはまだ少し気になる時があるが、以前より楽になった。
・肝うつ
東洋医学ではストレスを発散させるのは五臓の「肝」(肝臓)の働きと考えます。
過剰なストレスで肝が弱ると、ストレスを発散できずけいれんが起こりやすくなります。
また、筋肉は肝が蓄える「血(けつ)」の栄養によって養われるため、肝機能が低下すると筋肉の状態が悪くなりけいれんを起こすこともあります。
・血虚
けいれんは無意識に筋肉の収縮が続いている状態です。
筋肉は「血(けつ)」の栄養によって養われるため、体内の血が不足すると筋肉の状態も悪くなり、けいれんを引き起こします。
また、血には気持ちを落ち着かせる鎮静の働きがあります。
そのため血が不足すると精神のたかぶりを抑えにくくイライラやストレスからけいれんを起こしやすくなることもあります。
・瘀血
片側顔面けいれんは動脈硬化により顔面神経が圧迫されて起こるとされています。
東洋医学では動脈硬化につながる要因を「瘀血」と考えます。
瘀血の原因は食の不摂生、ストレス過多、疲労だと言われています。
瘀血改善には十分な休息とストレス発散が大切です。
・眼瞼けいれん
まぶたがけいれんする、眩しくて目が開けられないなどの症状がみられます。
両目のまぶたにのみ発症し、範囲は広がりません。
・チック症
頻繁なまばたきやしかめっ面などの症状がみられます。
小児期や青年期に多く、自分の意思で一時的に症状を抑えることができます。
部位は移動します。
・眼瞼ミオキミア
片目のまぶたが一部ピクピクけいれんする症状がみられます。
数日から数週間で自然に消えます。
私たちの体内の環境を一定に保つ働きをするのが、自律神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなり、私たちの意思と関係なく呼吸や心臓の拍動・血圧・体温などを調整しています。
この2つのバランスが崩れると、全身疲労感・頭痛・肩こり・めまい・便秘・下痢・動機・食欲不振・異常発汗などのさまざまな症状があらわれます。
片側顔面けいれんの特徴である目の周りや顔の筋肉の不快症状も、自律神経が乱れることででることがあります。
過度なストレスは自律神経が乱れる原因にもなりますので、日頃のストレスケアが重要です。
・趣味の時間をつくる
・しっかり休息をとる
・湯舟につかる
・深呼吸をする
・適度な運動をする(軽いジョギングなど)
などリフレッシュすることを心がけましょう。

・のみ薬
症状が軽度の場合、薬で経過をみます。緊張がきっかけで起こることもあるため、鎮静薬や抗不安薬を内服します。
・局所注射治療
けいれんのある部位に注射をし、一時的に筋肉を麻痺させてけいれんを和らげる治療です。効果は3~4か月持続し、症状が出現したら再度うつ必要があります。
・手術
薬物療法がうまくいかないときは、異常な動脈と神経との間に小さなスポンジをおく手術が行われます。
スポンジをおくことで神経の圧迫がなくなり徐々に症状が改善しますが、治癒率は100%ではなく、わずかなけいれんが残る場合もあります。
更年期障害と聞くと、女性で閉経後の前後にホルモンバランスが崩れ様々な不調があらわれるものというイメージを持たれる方が多いと思いますが、実は女性だけでなく男性にも起こることがあります。
この男性更年期障害は日本でも十数年前から知られるようになりました。医学上はLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれています。

男性更年期障害は加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の低下によって引き起こされます。
男性と女性の大きな違いは女性の場合は閉経前後10年間に起きることが多いのに対して男性は環境による影響が大きく、ホルモンの減少する時期や期間、程度においてかなり個人差があることです。
発症するのは概ね40歳以降が多いですが、中には30代の方もあり、逆に60歳~70歳になって初めて発症する方もいます。一般的にテストステロンの量は10代前半から急激に増え始め、20歳頃をピークに年齢とともになだらかなカーブを描いて減少していきます。
しかし、何らかの原因でテストステロンが急激に減少してしまうと、体はバランスを崩し様々な不調を引き起こすのです。テストステロンを減少させる要因はいくつかありますが、その代表的なものがストレスといわれています。
テストステロンは大脳の視床下部からの指令によって主に精巣で作られますが、心理的ストレスを長く受け続け、交感神経が優位の状態が続くと大脳から「テストステロンをつくるな」という指令が出されてしまうのです。
男性の50~60代に患者数が多いのは加齢によるテストステロンの減少に加えて、職場でも家庭でもストレスの多い時期だからと考えられています。
男性ホルモンは全身に作用し、筋肉や骨を強くする、性機能を正常に保つ、判断力や理解力などの認知能力を高める役割などがあり、低下すると様々な症状が現れます。
症状は身体症状と精神症状に分けられます。
身体症状は、朝立ちの消失や勃起不全(ED)といった男性機能の低下がまず挙げられます。
その他にものぼせ、多汗、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み、筋力や骨密度の低下、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿など、
精神症状としては、不眠、イライラ、性欲減退、集中力や記憶力の低下などとともにうつ症状が出る場合もあります。
さらに、男性更年期障害になるとメタボリックシンドローム、心筋梗塞、脳梗塞やがんなどの生活習慣病のリスクが高まることもわかってきました。このことからテストステロンというホルモンが男性にとっていかに幅広く大きな役割を担っているかがわかります。
・頭痛の鍼灸治療について
・めまいの鍼灸治療について
・耳鳴りの鍼灸治療について
・頻尿の鍼灸治療について
・不眠症の鍼灸治療について
・EDの鍼灸治療について
診断は問診と血液検査によって行われます。問診では、心身にどのような症状が出ているか、性機能の低下が無いかなどを確認します。血液検査では男性ホルモンが十分に分泌されているかどうかを調べます。血液中のフリーテストステロンの値が8.5pg/mL未満で、心と体の症状が強い場合男性更年期障害と診断されます。
男性ホルモンの値がそれほど低くない場合や、症状が軽い場合は、漢方薬や症状の応じた薬を使って治療していきます。うつ症状や不安症状など、精神症状がある場合には抗うつ薬、抗不安薬などを使うことがあります。また、男性ホルモンが低下すると骨が弱くなってくるため、骨粗鬆症薬を使うこともあります。さらに勃起力や性欲が低下するなどの性機能に関わる症状がある場合は、ED治療薬が処方されます。
男性ホルモンの値が著しく低下して、症状が重い場合は、男性ホルモン補充療法を行います。ただし、テストステロンを補充すると、精子を作る機能が抑制されて、男性不妊を起こすおそれがあります。そのため、将来子供を希望する場合にはhcgホルモンでテストステロンの分泌を促します。
中医学では男性更年期障害は、女性と同様に「腎」機能の低下「腎虚(じんきょ)」が基礎にあると考えます。東洋医学における「腎」とは西洋医学の腎臓の働きである尿の排泄機能だけでなく、生殖、発育機能も持ち合わせています。
加齢、ストレス、食生活の乱れ、運動不足など様々な要因が「腎」の機能を低下させると考えられています。腎虚の症状は頭、耳、下半身に現れやすく、物忘れ、抜け毛や白髪、聴力低下、足腰のだるさ、腰痛、頻尿、生殖機能の衰えなどが挙げられます。
また、中医学では「肝腎同源」といわれている通り五臓六腑の「肝」と「腎」は互いに相互し合う関係であることから、「腎」の機能向上には「肝」の機能を高めることも重要と考えられています。
当院では自律神経測定器で、まず患者様の自律神経のバランスを測定し、お身体の状態を把握した上で治療に移ります。
ホルモン分泌や内臓機能、免疫力に大きく関わる自律神経の調整施術と、東洋医学的観点から五臓六腑の腎、肝の機能を補うツボ、気や血を補うツボを用いて治療を行います。また、更年期障害の方は現れる症状も様々なため、それぞれ症状に合わせたツボも用いて治療していきます。
