2018年10月1日
お灸は温熱で血行を良くして、患部を治す事や、経絡経穴に使用することで自然治癒力を高めたりします。
経穴の中には特効穴があり、下痢を止めたり、便秘を治したり、ものもらいに効いたりと色々あります。
症状を和らげることや症状に即効したり、人の自然治癒力を上げることで健康的な身体を作ってくれる作用があります。
怪我や炎症にも効果的です。
炎症部にお灸をすることで
身体がお灸の熱さで火傷した!と思い、患部に白血球を集めて炎症を治します。
昔はわざと火傷させて膿んだことで身体の毒素が出すという治療法もありましたが
今は科学的に調べられて、火傷させなくても効果がでることがわかってきており、より効果的な治療が施されるようになってきました。
このような過程で、当院でのお灸療法も火傷をしないように施術します。
しかしながら個人個人で肌の強度は違います。少しの熱さでも火傷しやすい方や、凄い熱さでも火傷しにくい方までいますので、施術する際に施術者が熱さを伺いながらお灸をします。
病院でもお灸を勧めるところもあります。
逆子治療にはお灸が有効的です。逆子は、身体の冷えが原因で赤ちゃんが正しい位置から逆さまになって固定された状態のものです。
東洋医学では身体の下半身が冷えて起こるためと考えられており、足の特別な場所にお灸をすることで、下半身が温められて赤ちゃんが正常な位置に戻ってくれる治療法です。
松尾芭蕉とは日本人なら誰もが知っている昔の有名人です。
松尾芭蕉が旅を続けられたのも、足にある足三里という経穴にお灸をしたからと言われています。
女性は冷え性・むくみ・生理痛・便秘・下痢など様々な症状に悩まれる方が多いです。
これも下半身にある経穴を使うことで治療できたり、症状を緩和させることができます。
女性ホルモンは下半身の冷えに大きく関わってきますので、お灸の温熱療法で改善されると悩むことも少なくなると思います。
今はお灸が市販で購入することができますので
ご自宅でセルフケアもできます。
簡単なせんねん灸から煙がでないお灸やアロマの匂い付きのお灸まで簡単に購入できますので、治療院に通うことが難しい方はご自身で調べて経穴にお灸をしていただくと良いと思います。
ただし施術者が患者さまの身体をよく診た状態でお灸を施術した方が効果がありますので、
お悩みされている方や辛い方は治療院にて専門的にお灸施術を受けられた方が良いと思います。
Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 07:49 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)