腎炎の鍼灸治療

2018年12月21日

 

腎炎とは

腎臓の糸球体に炎症性病変が起こる疾患の総称。遺伝性の有無により遺伝性腎炎と後天性腎炎に分けられ、障害部位により糸球体腎炎、腎盂腎炎、経過により急性と慢性に分けられます。病気の主体が腎臓にある場合は「原発性」、原発性の糸球体腎炎は

 

腎炎の原因

糸球体腎炎には様々なタイプがあり、それぞれの症状には大きな違いがあります。その中でも代表的な疾患を取り上げます。

・急性糸球体腎炎(急性腎炎)

糸球体の炎症を起こす病気です。一般的に4歳~10歳位の子供に多く発症し、特に秋から冬に発症しやすいといわれている病気ですが、中には成人や高齢者でも時々みられます。

溶血性連鎖球菌などによる細菌感染が主な原因です。扁桃や皮膚の炎症がきっかけで起こります。

扁桃や喉の炎症が治ってから一週間から二週間後に血尿やタンパク尿、むくみ、全身倦怠感、高血圧などが出現します。

 

・慢性糸球体腎炎(慢性腎炎)

慢性糸球体腎炎とは単一の疾患ではなく、多くの疾患の総称です。

糸球体の炎症が少なくとも一年以上持続するものをいいます。

免疫反応の異常や凝固系の異常、高血圧などによるものが多いといわれています。

血尿、蛋白尿、高血圧、むくみ、めまい、肩こり、頭痛、倦怠感などの症状を引き起こします。

若年成人の腎臓病では最も多く、透析導入の原因として糖尿病性腎症の次に多い疾患です。

・IgA腎症

日本人に多い腎炎で大人から子供までみられます。抗体の一つである免疫グロブリンAが糸球体に沈着する慢性糸球体腎炎の代表的な疾患です。未だに病態は不明ですが、腎臓そのものの異常よりも腎臓外にあることが想定されており、主にI gAの産生系に関わる異常が指摘されています。

ゆっくりと時間をかけて腎機能が低下するため大部分は無症状で、健診などにおける尿所見異常で発見されることが多いといわれています。

 

・ネフローゼ症候群

大量の蛋白尿と低蛋白血症(低アルブミン血症)が特徴で尿中に漏れるタンパク質が大量になり、血液中のタンパク質が少なくなることで顔がむくみひどくなると全身にむくみが生じます。また、血液中の悪玉コレステロールが増えたり、血液が固まりやすくなったりします。このような状態をネフローゼ症候群といい多くの慢性糸球体腎炎でこのような症状がみられます。

 

・急速進行型糸球体腎炎

血尿、蛋白尿を伴い糸球体腎炎の中で最も重篤な経過をたどります。腎機能が数週間から数カ月で低下します。症状としてだるさ、むくみ、微熱、咳、息苦しさなどがみられることがありますが、ほとんど無症状な場合もあります。

 

 

・腎盂腎炎

腎盂とは腎臓と膀胱の接続部分のことで、腎臓で作られた尿を集め、尿管を経由し膀胱へ送り出す働きをしています。本来健康な人には膀胱から尿管、腎盂には最近は存在しません。これは、尿管が膀胱に入る部分に逆流防止機能があることにより尿が腎臓へが逆流することはなく、また、尿により洗い流されるためです。

それが何らかの原因により細菌が侵入し炎症を起こすのです。

腎盂腎炎は細菌感染によるものですが、最も多い病原菌は大腸菌でおよそ90%にも及びます。尿管を通じますが、膀胱炎を発症したからといって必ずしも腎盂腎炎になるわけではなく、腎盂腎炎を併発するには様々な誘発因子があります。

 

尿路通行障害

尿道カテーテルの留置(前立腺肥大、腫瘍、結石など)

解剖学的異常(馬蹄腎、膀胱尿管逆流症など)

妊娠

免疫力の低下(糖尿病、ステロイド治療、抗がん剤治療など)

 

 

腎炎の症状

 

・悪寒
・発熱
・嘔吐
・背中や腰の痛み

背中の痛みの鍼灸治療について

腰痛の鍼灸治療について

 

 

西洋医学的治療

問診、血液検査、尿検査やエコー、レントゲン、CT、などの画像検査が行われます。

腎盂腎炎の治療は主に抗生剤の投与が主体となります。

その他、結石を出すための点滴や痛みに対し鎮静剤を用いることがあります。また、敗血症などの重篤な合併症を生じた場合には全身管理を含めた集中治療が必要になります。

 

腎炎の東洋医学的考え方

腎炎は中医学的に「淋証(りんしょう)」に属すると考えられており、五臓六腑の「腎」、「膀胱」、「脾」が関連しています。

肝気鬱滞

精神的ストレスなどにより肝が損傷され疏泄機能が低下し、気滞によって熱が体内で生じ、(気は停滞すると熱化する性質がある)その熱が体の下の方へ集中することで膀胱の気化作用を阻害する

膀胱湿熱

脂っこいものや辛い物、甘いもの、味の濃い物などの過度の摂取や、飲酒過多によって湿熱が形成され膀胱に注がれ阻滞することにより膀胱の機能低下を起こすと考えられています。

腎陽虚

先天的な虚弱、老化、慢性病などにより腎の気が消耗して腎に病変が現れます。

 

 

当院での腎炎に対する鍼灸治療

当院の腎炎に対する鍼灸治療は、東洋医学的な観点より主に五臓六腑の『』『』『膀胱』に関するツボを用いて改善をはかっていきます。

腎炎に対する鍼灸治療

 

また、内臓の働きは自律神経の働きが主っている部分が大きく自律神経が乱されてしまいますと内臓の働きも低下してしまいます。当院では、自律神経を測定してその方に合わせた施術を行っていきます。

 

腎炎の自律神経調整治療

また、背中や腰の痛みなど出ている症状に対してもそれぞれにアプローチをしていきます。

 

腎経に対する鍼治療


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 15:10 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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