卵管炎の治療

2018年10月10日

卵管炎に対する当院での鍼灸治療

 

当院では、自律神経測定器で自律神経バランスを測った後にその方その方に合ったオーダーメイドの施術を行います。自律神経を整えることによって、人が本来もっている自然治癒力を高めることができます。

卵管炎の鍼灸治療

 

仕事、家事、人間関係によって強いストレスを受けると脳にある自律神経中枢が乱れます。

乱れた自律神経を整えることで身体が疾患を治そうとする状態になります。そこから疾患事に合わせた治療を行うことで効果が上がります。

鍼灸治療には自律神経を整える効果があります。小一時間程、全体治療と症状に合わせた治療を行うことで治療後には身体が温まる感覚や全身が緩んだ感覚などの効果を実感していただけると思います。

自律神経には交感神経と副交感神経の二種類あります。肉体的、精神的に無理をしすぎてストレスが溜まると交感神経が優位になり血管が過度に収縮し血行が悪くなり低体温を招きます。

低体温を引き起こすと免疫力の働きが低下し、病気にかかりやすくなってしまいます。逆にメリハリのない生活パターン、運動不足や肥満などリラックスしすぎると副交感神経が優位になります。

副交感神経が優位になると血流は良くなるのですが、過度な血管の拡張は動脈と静脈の血流のバランスを崩し逆に血行が悪化させてしまう場合もあります。

このため交感神経優位の場合と同じく低体温となり免疫力の低下を引き起こします。このように自律神経と免疫は深い関わりがありますから自律神経のバランスを整え、免疫力を高める事により治癒を早める効果が期待できます。

また、腹部周囲、骨盤周囲のツボを用いて鍼や灸の刺激を与える事で骨盤内臓器の血の巡りを良くし、炎症の治癒を促進させます。

 

卵管炎のうつ伏せ鍼灸治療

治療期間は症状の重度によって異なりますが、初回から5回くらいまでを1クールと考えます。1クール目は、3~4日をおきに来ていただくのが理想です。1クールの治療を行うと効果がでてきやすいです。1クール後に再度自律神経測定器で計測して自律神経の返還を確認します。

体質改善がなされていくと治療効果がでてきやすくなります。自律神経が整い自然治癒力が高まりますと治癒に向かう体質になります。治療効果が出始めましたら、徐々に1週間に一度、2週間に一度と来院間隔を広げて治療していきます。

 

東洋医学

東洋医学では、子宮を胞宮や女子胞などと呼びます。この胞宮は脾胃に深く関係します。特に腎と深く密接に関係するため腎の機能を高める治療が必要になります。腎は先天の本であると同時に元気の根であり、性を蔵し、人体の成長、発育、生殖を主ると言われています。腎精が血を作る元であり、月経や妊娠の基盤となっていることになります。

 

卵管炎の治療方針は、主に腎・肝・脾胃の機能を高めることになります。

卵管炎の下肢への鍼灸治療

 

 

卵管炎の鍼灸治療症例

30代 女性

20代前半の頃に一度卵管炎にかかり、激しい下腹部痛と嘔吐症状などつらい目に合った。その時は、抗生剤などで症状は治まったが、たまに下腹部に鈍痛を感じる事があった。30代となり出産をした後にまた激しい下腹部痛が襲い、その時も卵管炎と診断されて抗生剤で症状を治めたが、ときおり下腹部の鈍痛や腰痛を感じるようになった。

生理前は特につらい。病院で検査を受けたが細菌など卵管の異常は見られなかった。常に鈍痛、体調が悪くなると強い痛みを下腹部に感じるためこの痛みを少しでもやわらげたいと当院にご来院された。

治療
まず自律神経測定器で自律神経の状態を測定してから、自律神経の状態も整えつつ施術していきました。主に腹部と腰部に通電気療法を用いて鎮痛効果をねらって施術して改善をはかりました。

◇1回目◇
治療後、下腹部の鈍痛は半分ほどになった

◇2回目◇
痛みで眠りが浅かったのが治療後ぐっすり眠れたと喜んでおられた

◇3~7回目◇
腰痛も次第に改善。ここ最近痛みなどで体調もすぐれなかったが、体が軽くなった。下腹部の痛みもほぼ感じない程度になった。

 

卵管炎とは

卵管炎とは、卵巣と子宮をつなぐ部位に炎症が起こることです。骨盤内臓器で最も炎症を起こしやすいです。卵管は女性生殖器の一つで、卵子を卵巣から子宮に運ぶ左右一対の管です。

卵管は、輸卵管やラッパ管とも呼ばれます。骨盤内臓器で最も炎症が起こりやすいので女性であれば誰でもかかる可能性があり、不妊や子宮外妊娠にも繋がる可能性があります。卵管炎は隣接する卵巣や卵管膜などに波及することもあり、骨盤内腹膜や肝周囲まで発展する可能性がある怖い病気です。このような周囲の臓器が炎症を起こすことを子宮付属器炎と言います。

炎症の原因は大腸菌淋菌ブドウ球菌嫌気性菌などの感染です。クラミジアなどの性感染症もあります。出産した際に子宮口が広まっている状態の時、タンポンなどの生理用品を不衛生に使用している時、生活習慣が乱れて免疫機能が衰えてしまっている時などに感染しやすくなります。

感染は膣や子宮の粘膜を伝って上行性に感染することが多いです。結核菌などでは病巣の肺から血流によって卵管に下行感染することもあります。

卵管炎は性交に活発な女性にも多いため、性交時にはコンドームを正しく使用するなども予防の一つとして大切です。

卵管炎は卵管の通過性を悪くすることがあるため不妊の原因になることがあります。炎症によって卵管の先が閉じてしまい、卵管で受精することができなくなります。また、卵管の途中で着床してしまうこともあるため卵管妊娠になる可能性がでてきます。卵管炎になると卵管妊娠異所性妊娠を引き起こしてしまうことになります。

症状がわかりづらいのに深刻な後遺症を残す可能性があるため定期的に検査を受けるなどして予防することが重要です。

 

 

卵管炎の症状

卵管炎は炎症が軽度の場合ですと症状がでにくいです。そのため過去に気づかないうちに卵管炎になっていることもあります。性感染の場合などで子宮頚部に起こった場合では多少おりものに変化がある程度です。

症状は急性か慢性もしくは炎症の強さで異なります。だいたいの場合は、下腹部痛を伴いおりものの量が増えること発熱などがでます。炎症の範囲が腹膜や膀胱周囲まで及んだ場合は悪心嘔吐排尿痛肛門周囲の痛みなどがでます。

 

急性期 

急性期の症状は、38~39℃の発熱、下腹部の痛み、腹部膨満感、悪心、嘔吐などがみられます。以外では、おりものの増加や膿性のおりもの、性器出血が見られる場合もあります。菌力が強いため発熱と下腹部の痛みは必発症状です。子宮頸部の移動痛や筋性防御、反跳痛が生じることや、性交疼痛、排尿障害が起こることもあります。

慢性期 

慢性期の症状は、急性期のように強い痛みなどはありませんが、周囲との臓器の癒着による生理不順のような月経障害や下腹部の不快感、腰痛、排尿痛、排便痛などがあります。また、症状が強く急性発症したものや慢性に経過した卵管炎の中にはしばしば卵管や卵巣に腫瘍ができてそれを摘出しなければならない事があります。クラミジアなどの感染症の場合は、最初から慢性期のような症状が出る場合もあるため自覚症状が乏しく発見に遅れることがあります。

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Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 17:03 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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