バセドウ病の鍼灸治療

2018年10月19日

バセドウ病の当院に対する鍼灸治療

バセドウ病の鍼灸治療は、その方によって様々な症状が出るためその症状に合わせた施術を行っていきます。

特に当院では、バセドウ病の目に関する疾患に力を入れて成果をあげています。眼球突出の場合は、眼窩組織に炎症が起きているため、炎症を早く収めるような鍼通電療法お灸療法を行っていきます。

バセドウ病の鍼通電治療

 

バセドウ病の鍼灸治療

 

その他、複視やドライアイ、目の充血症状、眼精疲労などの症状も行っております。

複視の鍼灸治療について
ドライアイの鍼灸治療について
眼精疲労の鍼灸治療について

目の症状以外にも東洋医学的観点により、五臓六腑のどの部分が異常を起こしているのか診断して正常に戻すような施術や自律神経のバランスを整える全身調整施術も併せて行っていきます。

バセドウ病自律神経調整鍼灸治療

 

当院では、環境の変化や過度なストレスがバセドウ病を起こす引き金となり得るということから自律神経バランスの乱れもバセドウ病の発症に影響を与えていると考えております。そこで当院では、初診時に自律神経測定器で自律神経のバランスを測定してから施術していきます。

 

 

 

バセドウ病とは

 

バセドウ病は、自己の持つ免疫機能が自分自身の細胞を外的をみなして攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。バセドウ病では、通常よりも多くの甲状腺ホルモンが甲状腺より分泌されることで体に様々な症状を呈します。

甲状腺は、首の前面に位置しておりのどぼとけの少し下に位置します。甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌するのが主な役割で、甲状腺ホルモンは食物から取り入れられた栄養素を体の働きのために使えるようにエネルギーに変えて新陳代謝を促進する重要な役割があります。

甲状腺ホルモンは血液中に多くても少なくても体に悪影響をもたらすため、血液中の甲状腺ホルモン量は通常一定に保たれるように脳の下垂体という部分で制御されています。

下垂体からは、甲状腺刺激ホルモンという物質が分泌されてその量によって甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの量を調節しているのです。

バセドウ病では、下垂体からの甲状腺刺激ホルモン分泌がなくても甲状腺が常に刺激されてしまい、甲状腺ホルモンを過剰に分泌されてしまう状態です。

それにより体に様々な症状が出ます。甲状腺ホルモンは代謝を促進する作用があり、バセドウ病では、それが過剰な状態となるため

 

・動悸

・汗が出やすい

・疲れやすい

・体重減少

・食欲が旺盛となる

 

 

などの症状が出ます。その他甲状腺ホルモンは筋肉や神経系の亢進状態をまねくため、手の震え怒りっぽくなるといった症状が出ます。

 

 

バセドウ病の目の症状

バセドウ病で、忘れいけない症状としまして目の症状があります。甲状腺ホルモンが目の周囲の筋肉を刺激して炎症をおこして目に様々な症状を呈します。

・眼球突出

眼球が収まっている眼窩組織の炎症によって、外眼筋や眼窩脂肪が腫れあがることで眼球が前に押し出されてしまって眼球が飛び出して見えるようになってしまいます。眼球突出は比較的に若い方に多く見られます。それは年を重ねるごとに眼窩内組織は硬くなりやすく、眼球が前に押し出されても眼球が突出することがされにくくなるからです。

・眼瞼後退

甲状腺ホルモンの過剰分泌の影響からまぶた部分の筋肉が異常収縮を起こしてまぶたが吊り上がったような状態となります。症状が強く出るとまぶたを閉じにくくなったり、眼球が突出しているかのように見えます。

・複視

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて炎症反応が出ることで眼球運動をつかさどる外眼筋の働きが低下して焦点が合わすことが難しくなり、物が二重に見える複視の症状が出ます。外眼筋は、上直筋・下直筋・上斜筋・下斜筋・内側直筋・外側直筋の6つの筋肉があり、それらの筋肉が協調運動することで焦点が合うのです。一つでも筋肉に不具合が生じてしまうと物が二重に見えてしまいます。バセドウ病による複視の症状は、中年以降の方に発症しやすいと言われています。
複視の鍼灸治療について

・視神経障害

その他、炎症による目の充血やまぶたを開閉する筋肉の衰弱によりまぶたが完全に閉めることが難しくなり、ドライアイやまぶたが閉まりにくい状態で周りに余計な負担がかかることで眼精疲労の症状も出やすい状態となります。
ドライアイの鍼灸治療について
眼精疲労の鍼灸治療について

 

※自律神経の乱れ症状も
自律神経とは、内臓の機能や血流など自分の意識とは無関係に働いている神経です。ホルモンの分泌も自律神経が深く関係しています。そのうちバセドウ病のような甲状腺ホルモンの過剰は、自律神経のうち交感神経の活動を高めてしまう危険性もあります。動機や倦怠感、震えやイライラ、便通異常なども自律神経が乱れることで起こる原因になってしまうのです。症状が進行すると不眠やパニック発作など日常生活に大きな影響を与えてしまう睡眠障害やうつ病、パニック障害へと悪化してしまうこともあります。
バセドウ病にかかってしまったら仕事内容や生活習慣などを改善していく必要もあります。過度なストレスや不規則な生活習慣は症状を悪化させてバセドウ病だけではなく二次的な疾患も併発してしまわないように注意しなければいけません。

 

バセドウ病の原因

 

バセドウ病は、比較的若い世代の女性に多く発症すると言われています。日本人では役1000人に5人ほどの割合で発症しているという統計があり、その中でも女性の方が男性よりも4倍以上罹患率があがります。

バセドウ病は、自分自身の細胞を攻撃してしまう自己抗体が作られて甲状腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つと考えられています。自己免疫疾患には様々な症状があり、よく知られている関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどがあります。

 

その他バセドウ病は、遺伝的要因や免疫状態の悪化・ストレス過多状態なども影響すると言われています。体の抵抗力・免疫力が低下していたり、仕事や家庭などでの過度なストレスが引き金となり、発症してしまう危険性もあるのです。

 

西洋医学的治療

 

・平滑筋の緊張を抑える

眼窩後退の原因は過剰な甲状腺ホルモンが平滑筋を刺激する事です。そのため平滑筋の働きを抑えるα遮断薬の点眼や筋肉を弛緩させるボツリヌス毒素の注射を行います。

 

・眼窩組織の炎症を抑えて内圧を下げる

眼窩内圧の上昇を引き起こす眼窩組織の炎症はリンパ球の作用によるものと言われています。これに対しては今のところ次のような対症療法が行われます。ただ、炎症の発生には自己抗体の影響が強いため甲状腺摘出手術などによって甲状腺ホルモンだけでなく、自己抗体も正常レベルに下がる事で眼窩組織の炎症も和らいでいきます。

 

・抗炎症薬による薬物療法

炎症反応や自己抗体反応を抑える作用を持つステロイド薬を点眼、服用したり、眼球周囲に注射します。炎症が強い時には入院して薬を点滴する事もあります。炎症が軽いものであれば非ステロイド性消炎薬を使います。しかし、これらの治療は炎症が起きている時でないと効果がありません。

 

・放射線治療

眼窩組織に向けて少量の放射線を当てて炎症反応の引き金であるリンパ球を破壊し、炎症を鎮める方法です。この治療法も炎症が起きている時でないとあまり効果がありません。放射線治療の副作用としてこめかみ辺りの脱毛が起こることがありますが、数カ月すると元に戻ります。

 

・眼窩減圧手術

眼科を構成している骨の一部を削り、眼窩内部のスペースを拡大する事で内圧を下げる方法です。他の治療を行っても眼球突出が改善せずに角膜や結膜などに重い症状がある時や眼窩内圧の上昇で視神経障害の後遺症が心配される時にこの手術を検討します。合併症で複視になることがあります。

 

執筆者

清水大地

眼精疲労専門の鍼灸師

資格
はり師
きゅう師

2008年
鈴鹿医療科学大学鍼灸学部 卒業
卒業後2年間北京中医薬大学に留学。日中友好病院にて多くの臨床経験を積む
2011年
おおうち総合鍼灸院に勤務。眼科鍼灸の確立
2014年
中目黒にて東京α鍼灸整骨院を開院
2016年
渋谷α鍼灸整骨院を開院
2018年
三軒茶屋α鍼灸院を開院


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 09:07 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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