おりもの(帯下)の異常の鍼灸治療

2020年10月18日

おりもの異常に対する東洋医学的考え方

 

東洋医学では、生殖に関わるのは五臓六腑の『』、『』、『』の機能低下と経絡では衝脈任脈の流れが滞ることで帯下の異常が引き起こされると考えられています。

当院の鍼灸治療

 

当院には女性鍼灸師が在籍しております。女性鍼灸師をご希望の場合にはご予約時にお気軽にお問い合わせください。渋谷院・三軒茶屋院にも女性鍼灸師は在籍しております。

女性鍼灸師も在籍

当院では女性ホルモンの分泌や免疫機能などに大きく関与する自律神経のバランスを機械で測定し治療へ移ります。

自律神経測定

 

 

自律神経の調整施術を行い、全身的な血行を促進し、内臓機能や免疫力を高め、症状が治癒しやすいお身体の状態へ整えます。

また、女性ホルモンは骨盤内の卵巣から出ますので骨盤内血流量が大きく関係します。

骨盤のゆがみや、腰部、臀部の筋緊張が骨盤周りのバランスが骨盤内血流量に大きく影響します。下半身の状態も女性ホルモンに影響しやすいので腰部から下肢に鍼やお灸で刺激を与え、筋緊張を緩め血液循環を促進します。また、東洋医学的観点から脾、腎、肝をはじめとした内臓機能の調整、衝脈、任脈の経穴を取り入れて治療を行います。

おりもの異常の鍼灸治療

 

おりもの(帯下)とは

 

おりもの(帯下)とは女性の性器からでる様々な分泌液の集合体で、子宮内膜の粘液子宮頚管の粘液膣粘膜の分泌物や剥がれ落ちた古い細胞皮脂腺や汗腺からの分泌液などで出来たものです。通常、発育成熟期、月経前後、妊娠初期に量が多くなりますが、このような場合は病として扱いません。

帯下量が多くそのにおいに異常があり、あるいは全身症状を伴うものを帯下病といいます。

 

正常なおりものとは

エストロゲン濃度の正常な変化によっておりものが生じることがあります。

・月経周期中の排卵数日前

・新生児の出生後1~2週間(出生前に母体からエストロゲンを吸収するため)

・女児が最初の月経を迎える前の数か月

・妊娠中

・エストロゲンを含有する薬剤またはエストロゲンの産生を増加させる薬剤(一部の排卵誘発薬など)

 

一般に正常なおりものは匂いがなく、通常は乳白色またはサラサラした透明の液体です。妊娠可能な年齢にある女性では、おりものの量や性状は月経周期とともに変化することがあります。例えば、卵子が放出される月経周期の中頃(排卵期)には、子宮頸管から分泌される粘液が多くなり、サラサラになります。
また、妊娠、経口避妊薬の使用や性的興奮によってもおりものの量や性状は変わります。閉経後はエストロゲン濃度の低下に伴い、多くの場合、正常なおりものの量は減少します。

 

異常なおりものとは

以下のようなおりものは異常とみなされます。

・普通より量が多い(量は個人差が大きいため、普段の自分と比較)

・普通より濃い

・膿のような状態である

・白い塊のような状態である(カッテージチーズ状)

・灰色、緑色、黄色味を帯びた色、血液が混じった色をしている

・いやな匂いがする(生臭い)

・かゆみや灼熱感、発疹、ヒリヒリとする痛みを伴う

 

症状

かゆみ、灼熱感、刺激感、発赤、排尿時や性交時の痛みなど

 

原因

妊娠可能年齢の間は、おりものの原因は膣感染症であるのが通常で最も多いのは以下の3つです。

おりもの異常の原因疾患

 

 

・細菌性膣症

膣内を正常に保つ最近のバランスの崩れや膣内環境の乱れにより発症する疾患です。細菌性膣症に特定の原因細菌は無く、カンジダやトリコモナス以外の複数細菌の異常繁殖が原因で引き起こされます。

 

・カンジダ膣炎

過労や妊娠などによって体力や抵抗力が低下した時に膣に棲んでいるカンジダ菌が異常に増殖して起こります。また、性交渉によっても感染することがあります。
性器が赤く腫れあがり、ただれを起こすこともあります。強い痒みを感じ、チーズや酒かすのような白いおりものが出ることが特徴です。

 

・膣トリコモナス症

寄生虫の一種であるトリコモナスが、主に性交渉によって膣に感染する炎症疾患です。下着やタオル、浴室、便座などを介して感染することもあります。
女性が感染するとまずおりものの量が増えて性器に激しいかゆみを感じます。そのうち、黄色がかっていて泡立った臭いのきついおりものが出るようになります。

 

また、性感染症(淋菌感染症やクラミジア感染症)子宮頸がん、子宮頸管ポリープ、子宮頸管炎、子宮膣部びらんなどの疾患が原因でおりものが生じることもあります。

 

・淋菌感染症

淋菌という細菌による性感染症です。女性は顕著な症状が現れることが少なく、感染から数日後に外陰部のかゆみやおりものの増加が起こる程度なので、感染に気付かず慢性化することがあります。まれにおりものの色が黄色っぽくなることもあります。
また、妊婦が感染すると、新生児の結膜炎を招き、最悪は失明の危険もあります。見過ごすと炎症が尿道や膀胱に広がり、排尿時に痛みを感じるようになります。

 

・性器クラミジア感染症

クラミジアという細菌による感染症で、女性の性感染症では最も多い疾患ですが、黄色のおりものが多少増える程度の軽い症状のため感染に気付かない場合も多くあります。進行すると下腹部痛や性交痛が現れます。
また、不妊の原因となったり、妊婦の場合は胎児が産道を通過するときに感染し、重篤な肺炎や結膜炎を起こすこともあるため注意が必要です。

 

・子宮膣部びらん

子宮の入り口がただれるのが子宮膣部びらんです。おりものが増えたり、性行為の後に少し出血したりします。多くは自覚症状がありません。
びらんがあると細菌に感染しやすくなるため、子宮頸管炎などの原因になることがあります。また、子宮頸がんの初期と症状が似ているので、子宮膣部びらんに似た症状が見られたときには必ず婦人科を受診しましょう。

 

※おりものは女性の健康バロメーター

おりものの状態は健康状態によっても大きく変化するので自分では気づいていない体の不調のサインをチェックするのに役立ちます。
水っぽくて白いおりものが多く出るときは、胃腸が弱っており体がむくんでいる状態で、おりものに透明感がなく足腰がだるい時は、腎臓が弱っている状態。黄色でねばねばとしていて、臭いやかゆみがあるのは、免疫力が弱り雑菌が増殖しているから。赤っぽくて若干臭いが強いときはストレスが溜まっている証拠。また、水気も量も極端に少ないおりもののときは、体内の水分が足りずに乾燥していることが原因です。

 

性感染症のリスク因子

 

通常、膣は常在細菌によって感染症から守られています。これらの細菌は膣内の酸性度を正常範囲に維持しています。膣の酸性度が低下すると、膣内の防御機能をもつ細菌が減少し、有害な細菌が増加します。以下のような場合では有害な細菌が増殖しやすくなり、膣感染症のリスクが上昇します。

・抗菌薬の使用(防御機能を持つ細菌を減少させることがあるため)

・膣内に経血、または精液がある(膣内の酸性度を低下させるため)

・衛生状態が悪い

・頻繁な膣洗浄(膣内の酸性度を低下させるため)

・妊娠

・糖尿病

・取り忘れたタンポンなどの異物

 

などがあります。

 

 

西洋医学的治療

検査として、おりものを顕微鏡で確認したり、性感染症の菌やウイルスについて検査を行い、必要があれば消毒や薬を使用して治療を行います。

 


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 12:02 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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