脚気に対する鍼灸治療

2020年4月10日

脚気とは

 

脚気は偏った栄養状態などによるビタミンB1不足で末梢神経障害や心疾患を起こす病気で、末梢神経障害は乾生脚気、心疾患症状は湿性脚気と2つに分類されます。

 

 

脚気に対する当院の治療

 

 

鍼灸では、脚気によるそれぞれの症状緩和を目的とした治療を行っていきます。

食欲、倦怠感や、動悸、むくみといった症状は自律神経と深い関わりがあるため自律神経調節治療を行っていきます。

それと同時に、動悸には心臓に関わるツボ、食欲不振には胃の働きを調節するツボ、むくみに対しては血管運動の活性化を目的に電気鍼などといったそれぞれの症状に合わせて施術を行っていきます。

また、脚気八処の穴という脚気に効果がある八つのツボに鍼やお灸で刺激をしていきます。

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脚気の原因

 

 

脚気はアルコールの依存症や妊娠中、栄養の偏った食生活を続けている事で、ビタミンB1不足になり発症する病気です。

 

 

 

脚気の症状

 

 

初期の段階では、倦怠感や食欲不振、疲れやすいといった症状が現れ、次第に手足の感覚が感じにくかったり力が入りにくい、言葉を発しにくい、意識障害、焼けるような痛み、筋力低下といった神経症状や、動悸や下肢のむくみといった心臓に関わる症状が出現します。

さらに進行すると、心不全を引き起こす事もあります。

 

また、神経に異常が出るため、膝の下を叩くと足が跳ね上がる膝蓋腱反射が起きなくなるのも特徴の1つです。

 

 

 

 

 

 

ビタミンB1の働き

 

 

ビタミンB1は別名チアミンといい、8種類存在するビタミンBの中の1つです。

ビタミンB1は、食べ物から摂取した炭水化物からATP(アドノシン三リン酸)を作り出す役割があります。ATPはエネルギーの放出や貯蔵、代謝や合成に重要な物質になります。

ビタミンB1は白米やパン、砂糖といった糖を分解するのに必要で、そのため不足するといくら糖質を摂取してもエネルギーに変えることができず、乳酸や疲労物質が蓄積し疲れやすくなってしまいます。

 

また、ATPは神経伝達物質でもあります。

我々の神経はニューロンという神経細胞が1つ1つ組み合わさって構成されています。それぞれの間には小さな隙間があり、ニューロンからニューロンにATPが放出され神経の信号が伝達されていきます。しかし、ビタミンB1が不足すると神経伝達物質のATPが作り出せなくなり身体に神経系特有の障害が起きたり、精神も不安定になりやすくなり、イライラや集中力の低下といった症状が現れます。

 

 

 

脚気の病院での現代治療

 

 

脚気はビタミンB1不足になることで起きるため、内服薬の服用か点滴によるビタミンB1の補充を行います。

脚気の発症リスクが高いアルコール依存症の場合は禁酒の指導、アルコール依存以外にも妊娠中や偏った食事をしている場合は意識的にビタミンB1を多く含む食事の指導を行います。

 

 

ビタミンB1を多く含む食材

 

・豚肉

・大豆

・ウナギ

・ナッツ類

・たらこ

 

なお、これらの食材は加熱した方がビタミンB1の摂取量は増えると言われています。

 

 


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 15:40 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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