結膜炎の鍼灸治療

2019年9月25日

結膜炎とは

結膜とは上下のまぶたの裏側と、白目(強膜)の表面を覆っている半透明の膜で皮膚に似た構造をしています。

細かい血管が豊富に存在し、リンパ組織という免疫反応(体が異物に対して反応すること)を起こす組織があります。また、目の表面は涙によって常に潤されており粘膜としての性質があります。

結膜は直接外界と接しているので、様々な病原物質にさらされやすい環境にあります。結膜炎には感染で起こる細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎、アレルギーで起こるアレルギー性結膜炎など様々な種類があります。

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・細菌性結膜炎

原因

原因となる細菌には、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、レンサ球菌、淋菌(りんきん)緑膿菌(りょくのうきん)など、様々なものがあります。

症状

細菌の種類によって多少異なりますが、粘性の黄色みがかった目やにが多く出て、流涙が起こります。重篤な場合には、細菌性角膜潰瘍(さいきんせいかくまくかいよう)が出来て激しい眼痛を起こしたり、菌血症(きんけつしょう)や髄膜炎(ずいまくえん)などの全身の病気に至るものもあります。

 

 

・ウイルス性結膜炎

原因

アデノウイルス、エンテロウイルスなどのウイルス感染で起こり、様々な種類の結膜炎があります。

 

 

・流行性結膜炎(はやり目)

感染力が強く、昔から一般的に「はやり目」と呼ばれているものです。アデノウイルス(8型、19型、37型、54型など)の感染で起こり、感染してから1~2週間遅れて症状が現れます。突然目に何か入ってるいるかのようにゴロゴロしたり、充血、まぶたの腫れ、たくさんの目やにや涙が出て眼痛を伴うこともあります。10日ほどしてから角膜に炎症が起こり目がかすむこともあります。

 

 

・咽頭結膜炎(プール熱)

アデノウイルス(3型、4型、7型など)の感染で起こります。夏かぜとして流行することがあり、プールなどで広まることが多いためプール熱とも呼ばれています。
白目の充血や目やにといった目の症状は流行性結膜炎より弱い反面、のどの痛みや39度前後の発熱などの呼吸器系の症状がみられます。

 

 

・急性出血性結膜炎

エンテロウイルス(70型)やコクサッキーウイルス(A24変異型)などエンテロウイルスの仲間による感染で起こります。感染から一日で症状が現れ、充血、目やに、異物感などが出現し、結膜下出血が起きると白目が真っ赤になるためこの病名が付いています。

 

 

・アレルギー性結膜炎

アレルギーとはある特定の物質に対して過敏に体が反応することをいい、原因となる物質が体に入ると、かゆみや充血、眼の異物感、目やにや涙が出るなどの症状が起こってきます。

最近の報告によれば、日本では全人口の約15~20%がアレルギー性結膜炎を有していると推定されています。アレルギー性結膜炎は一年を通して起こる場合(通年性)と、ある季節にだけ起こる場合(季節性)があります。

原因

通年性のもので多いのはダニやカビ、ハウスダストです。その他イヌやネコの抜け毛やフケなどがあります。また、季節性の原因の代表はスギ、ヒノキ、ブタクサ、イネなどによる花粉が主です。

 

西洋医学的治療

細菌性結膜炎の場合

病状から、炎症の原因となっている菌を推定して適応した薬剤が用いられますが、通常は色々な種類の細菌に有効な抗生物質の点眼薬や軟膏が用いられます。

抗生物質使用の際は点眼薬を用いるのが基本ですが、淋病やクラミジアが原因になっている場合は内服薬の追加が必要です。

 

ウイルス性結膜炎の場合

ウイルス性結膜炎の場合、結膜の細胞のウイルスを効果的に排除する薬剤は有りませんが、不快な症状を和らげるために炎症を鎮める効果のある非ステロイド性抗炎症点眼薬やステロイド点眼薬が用いられます。

また、抵抗力が落ちている結膜に細菌が感染しないように予防的に抗菌点眼薬、抗生物質の点眼薬が使用されることがあります。

 

アレルギー性結膜炎の場合

アレルギー性結膜炎の治療は基本的に薬物療法になります。治療には抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、メディカルエディエータ遊離抑制薬)が主に使われます。

重症の場合にはステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬を使用する場合もあります。また、目薬だけで症状が改善しない場合抗アレルギー薬を内服することもあります。

 

 

当院での鍼灸治療

疲労やストレス、生活習慣の乱れなどで自律神経のバランスが乱れていると、免疫力が低下して細菌やウイルス感染を起こしやすくなったり、症状が長引いたり、免疫機能が乱れてアレルギー症状が起こりやすくなります。

そのため、当院では最初に自律神経測定器にて自律神経のバランスを測定し、お身体の状態を把握した上で治療へ移ります。

内臓機能や全身の血液循環、免疫機能などを司る自律神経系の調整施術を行うことで、自然治癒力を高め症状が治癒しやすいお身体の状態を整えます。

また、目へと続く動脈が圧迫を受けやすい首や肩周囲の筋緊張の緩和と、目の周囲の重要なツボに鍼やお灸で刺激を与え、血液の循環を促進し抗炎症作用を促すことで、結膜炎の症状を和らげ、治癒を促進する作用を促します。

結膜炎の鍼治療

 

 


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 18:40 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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