モートン病に効果のある鍼治療

2019年5月10日

モートン病の鍼灸治療

モートン病の方は足のアーチが崩れてしまっているケースが多くありますので、足の矯正も大きなポイントになります。

そのため腰部、臀部、大腿部、下腿部などの重要なツボに鍼やお灸で刺激を与え骨盤や股関節、膝関節、足関節のバランスを整えたうえで患部の治療に移ります。

モートン病のうつ伏せ鍼灸治療

神経の圧迫の軽減や組織の回復を促進させるため足部の筋緊張の緩和と血液循環を促進させる施術を行います。また、場合によっては痛みの強い部分に鍼に微弱な電気を流すことで鎮痛効果を促していきます。

お灸には炎症を抑える抗炎症作用があることが特徴です。モートン病に対しましても痛みの強く出ている炎症部位にお灸を施すことで炎症を抑え症状を緩和させていきます。

モートン病の鍼通電治療

合わせて内臓機能免疫機能全身の血流などを司る自律神経を整える施術も取り入れ、体の自然治癒力を高め、体の全体的なバランスを整えます。

 

モートン病の東洋医学的考え方

中医学では関節痛や神経痛など体の痛みを総称して「痺証(ひしょう)」と呼びます。

「痺」は詰まって通じないという意味を持ち、体外の風や湿気、乾燥、寒さ、熱などの自然の変化でこれらに対応できなくなることや、貧血、過労、老化などにより代謝が落ち、血流が悪くなったり、ストレス、コレステロール、中性脂肪、高脂血症などの余分なものが体内に溜まって「痺」を起こすと考えられています。

足部の経絡として足の陽明胃経足の太陰脾経足の厥陰肝経足の太陽膀胱経などがあります。それらの経絡が弱っている可能性もありますので脈診や腹診から診断して弱っている経絡のツボを多く用いて施術を行っていきます。

 

モートン病とは

モートン病は、足の甲から足先もしくは足裏の足先端の方へ及ぶ神経痛のような疼痛知覚障害が生じる疾患です。

その病態は、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靭帯(深横中足靭帯)のすぐ足底部を通過するため、この靭帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害で、圧迫部の近位には仮性神経腫という有痛性の神経腫が形成されます。

中年以降の女性に多く発症し、足の指の第3趾(し) 、4趾に好発します。

第3、4趾間には内側足底神経と外側足底神経が合流しているためストレスがかかりやすく神経の肥厚神経腫が出来やすいという解剖学的特性が原因と考えられています。

モートン病の原因

 

モートン病の本質的な原因はまだはっきりとは解明されていませんが、普段の生活で足に繰り返し生じる負担が主な原因と考えられています。

・ハイヒールの常用
・幅の狭い靴や底が薄くて硬い靴
・硬い地面や床の上での運動
・中腰やつま先立ちが多い作業

 

などが原因になることがあります。槌趾変形(マレット指)がある場合にも同様な姿勢で生じやすくなります。

また、足のアーチの崩れや、体の重心の歪み(股関節や膝関節の歪み)なども(扁平足)ふくらはぎの筋肉が過度の緊張状態となり、足底のアーチが低下しモートン病に繋がる一つの原因と考えられています。

 

症状

体重をかけると足の第3趾~4足趾間や第2~3足趾間の刺すような痛み、灼熱感、しびれ、けいれんなどが趾の間や足底の盛り上がった部分に起こり、歩くと強くなります。

痛みは強いことも少なくなく、時には下腿まで及ぶこともあります。また、障害部位は2-3、4-5足趾間に及ぶこともあります。立ち止まったり、靴を脱いだりすることで痛みは軽減します。

 

西洋医学的治療

 

診断は障害神経の足趾間に感覚障害があり、中足骨頭間足底に腫瘤とティネルサイン(神経障害部位をたたくとその支配領域に疼痛が放散する)があれば診断は確定できます。

また、足趾を背屈するか、つま先立ちをさせると痛みが強くなります。確定診断としてX線(レントゲン)検査、筋電図検査、MRI検査、超音波検査などを必要に応じて行います。

治療として一般的に保存療法が基本となります。自分に合ったインソールや中足骨パッドを作り足にかかる負担を軽減したり、炎症を抑えるためにステロイド注射を行うことがあります。

保存療法で改善しない場合は手術療法が選択されます。痛みのある神経の近くの靭帯を切り、神経にかかる圧力を軽減させます。また、神経腫が大きい場合は取り除くという方法もあります。

 


Posted by 中目黒の鍼灸院 東京α鍼灸整骨院|眼精疲労 at 18:58 / 院長コラム コメント&トラックバック(0)

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